ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリさんについては、すごく頭が良くて、なおかつ(良い意味で)個性的な方だなという印象を持っていました。本書を読んで、生まれ持った資質に加えて、海外での体験や大量の読書が今の彼女を形作ってきたのだなと感じました。環境面においては、(やはり個性的な)お母さんの存在が大きく、ヤマザキさんの個性がス...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    「白鳥の群れが頭の上を飛んでいった、感動的だった。北海道って素晴らしい、やっぱりここに移住してよかったよ」

    そんな時私は

    「北海道、リョウコにパワーを与え続けてくれてありがとう、彼女を支え続けてくれてありがとう」

    私は70歳をすぎた祖母が、中庭の梅の木に止まっていた蝉を素手で捕まえた瞬間を見た...続きを読む
  • ムスコ物語
    ヤマザギマリさんが海外を渡り歩きながら息子さんと過ごす日々を描いたエッセイ。お互いを一対一で尊重しあいながら付き合っている感じが頼もしくて楽しい。子育てっていうより個と個で一緒に生きていくみたいな。とてもパワフル。これでいいんだよなあって思える。息子さんも素敵に育って。カードゲームのくだりとかわかる...続きを読む
  • 歩きながら考える
    『たちどまって考える』があまり、でしたが、せっかくならこちらも、と思って読んだところ、ずっとよかった。

    「人間というものは、『自分とはこういう人間である』と自らが思い込んでいたり、周囲から思われていたりもしますが、そういったイメージに固執する必要はありませんし、むしろ振り払ったほうがいい。そうすれ...続きを読む
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    あまりにも学びの多い本である

    水不足問題
    イスラエル側に収まるように凸凹線が引かれて
    デコのところに井戸がある
    イスラエルの一人勝ち
    古代ローマから続いている
    ヨルダン渓谷は水に恵まれた水源だけれど、
    水を全部吸い上げてイスラエルのテルアビブまで送る水ビジネスをしている

    この構造は、古代ローマか...続きを読む
  • 世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編
    未踏の地シリアについて、垣間見れる

    アラビア語
    フスハー 文語
    アーンミーヤ 口語

    ウマイヤモスク
    Damascus 最古イスラム教の礼拝所

    ヤマザキマリの漫画や本は元気が出る
    マンガは視覚的にも楽しめるので絵が絶妙、
    エッセイなどの場合は文字から息づかいが聞こえてくる
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    非常に可笑しくて素晴らしいです

    既に定評のある人気作ですが、今回が初読です。評判自体は聞いていて、阿部寛さん主演の映画もヒットしていたのも知っていましたしね。
    主人公はローマ帝国の技師で、公衆浴場の建築でも良いアイディアが出ずにクビになってしまったものの、友人に誘われて入った公衆浴場の床下に潜って……なぜか日本の銭湯に辿り着き、...続きを読む
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    今の仕事を辞めようか、悩んでいた。
    仕事内容は自分に合っていないと思うけれど、周りの人たちが良い人たちだから、なんとなく辞めるのは悪いんじゃないかと思っていたけれど、、、
    そんな自分の背中を押すような言葉が文中にあり、「そうだよね、自分に合う場所はきっとある。」と思えた。
  • 世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編
    キューバの暮らしが窺い知れる
    物資不足のため配給制度
    社会主義国キューバ
    資本主義国アメリカ

    ジャーナリスト 兼高かおる
    「80日間世界一周」夢溢れるテーマ曲

    南京豆売り
    キューバの音楽

    ヘミングウェイ 老人と海
    キューバ生活
  • イタリア家族 風林火山
    イタリアの文化をコミカルに、時にシニカルにマンガで読める楽しさがある
    ヤマザキマリのパワルフな人生に触れると
    自分も自然に力が湧いてくる!

    気持ちが晴れるepisode7
    なぜかこのパワー
    加齢と共にグレードを増していくらしい
    ビバいのち!
    彼らからみなぎる若々しい生命力…
    自らの命とエネルギーを...続きを読む
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    ここしかないと思い詰めるから、
    嵐が来ようが、どしゃぶりになろうが、
    我慢するしか選択肢がなくなって、
    つらくなるのであって、なんか違うなと思ったら
    パッと離れたっていい

    義理堅い人だと
    お世話になった人たちを裏切るみたいで、自分だけ離れるなんて申し訳ないと思うかもしれない。でも、あなた自身が生き...続きを読む
  • パスタぎらい(新潮新書)
    パスタぎらい ヤマザキマリ

    テルマエロマエの作者。海外生活が長くイタリアに家族を持つ筆者の食事に関するエッセイ。

    食に対する強い想いがユーモラスに書かれている。
    蛇足だが、や、最後に、という書き出しの1文が度々出現するが、その内容が書き出しに収まらない程奇想天外で滑稽である。それらの書き出しが今...続きを読む
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    この本は「仕事にしばられない生き方」というタイトルから仕事に関する本だと思って読みましたが、マリさんのあとがきによると
    「私がお金とどのようなつき合いを今までしてきたかという内容」だそうです。

    マリさんの仕事遍歴ももちろん書いてありますが、内容としてはお金とのつき合い方だったようです。

    仕事は十...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    最高

    テンポが最高。お風呂技師さんが、日本各地に転生?して見たものを、ローマ帝国で再現するというシンプルな内容ですが、主人公の性格が真面目なのもあって、かなりシュールで笑えます。巻末には注釈コメントもあり、ローマ事情にも詳しくなれます。
  • パスタぎらい(新潮新書)
    今山崎マリさんにはまって色々読んでいるところ。
    食にまつわるこちらのエッセイも、とても面白かった。
    本当にユニークなお人柄。
    そして、とても読書家であることから、文章がとても上手であり、幅広い知識の持ち主であると感じる。
    でもそれをひけらかす感じもないのが、良いです!
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    知の巨人2人が語る、昆虫から勉強することまで。
    養老先生の「バカの壁」にもつながる?思想が面白かった。勉強ばかりすると…が印象的だった。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリさんの本は『歩きながら考える』に続き二冊目ですがこちらの方がダイレクトにひびきました。

    ヤマザキマリさんの半生がぎゅっと凝縮されているのだから当たり前かもしれません。
    これからこの本を読んで社会に出られる若い人が羨ましいと心から思いました。

    お母様はシングルマザーでオーケストラのヴィ...続きを読む
  • イタリア家族 風林火山
    とてもおもしろかった!
    今ヤマザキマリさんに嵌っているのですが、なんというユニークな方なのでしょう。
    お母様もかなりユニークな方のようですので、この方の著書「ヴィオラ母さん」も読んでみたいです。
    それにしてもこのような一見はちゃめちゃなイタリア家族とやっていけるのはヤマザキさんくらいでないと難しいで...続きを読む
  • ムスコ物語
    やっぱり経験が人を成長させ、
    成熟させるのだなと改めて思った。
    なかなかこんな経験は出来ないけど。

    考えが凝り固まってる人が沢山いるなかで、
    色んな考えや価値観を認められる人であることは
    他の人よりストレスが少なく済むんじゃ
    ないかなと思うし、ひとりでも
    生きていけるんだってゆう自信をもてることが...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる
    幼少の頃、テレビで悪魔くんを観て、怖かった記憶があります。水木ワールドの深さを知ることができました!