ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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     国境とは地図上の線に過ぎない——漫画『テルマエ・ロマエ』で知られるヤマザキマリ氏だ。『国境のない生き方』は彼女の半生を綴ったエッセイである。イタリアをはじめ多くの国を渡り歩き母として芸術家として、自由に生きてきたその姿勢は既存の枠にとらわれない強さを感じさせる。
     転じて読者は「常識」とは何かを問い直されるだろう。彼女の言葉は今を生きる私たちへ「もっと自由であれ」とささやく。固定観念に縛られた心に風が吹き抜ける一冊だ。

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    2025年05月11日
  • 座右のラテン語 人生に効く珠玉の名句65

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    ヤマザキマリさんとラテン語さんの対話形式で繰り広げられる名句。
    カエサルやキケロの言葉など奥深く考えさせられるものが多い。ヤマザキさんのエッセイ的な部分もあり興味を持ちながら読みました。
    サバサバしたヤマザキさんと思慮深いラテン語さんが名コンビかな。

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    2025年05月06日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!といううたい文句に嘘はない一冊でした。
    若い頃から海外で暮らしたこと(それもぎりぎりの生活)をおくったことは存じ上げていたのですが、こんなに本を読んでいた方だったとは・・・ごめんなさい。、みくびっていました。
    これからも素敵な作品を期待してます。

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    2025年05月04日
  • 扉の向う側

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    隔月刊誌 「ku:nel」に連載されたもの、全部で28篇。
    これまでの数々の自伝的エッセイの蒸留版とも言える。文章に無駄がなく、構成もすばらしい。それに各篇に添えられた自筆の挿絵が文章を引き立て、文章が挿絵を引き立てる。ヤマザキマリならではの1冊。

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    2025年05月02日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    リョウコが面白い。確かに型破りなんだけど、人に迷惑かけるほどじゃないし、ルール破りまくるわけじゃなし。ちゃんと自分で責任取れるくらいのルール破り教えてくれたなのかな?
    「孫の代まではアタシの責任」
    素晴らしい。
    それにしてもこの母をさらに越えた娘の生き様はもう知ってるけど、妹はどう育ったのか気になる。

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    2025年04月22日
  • テルマエ・ロマエ 3巻

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    話の展開の様式はすっかり定着しましたが、毎回よく考えつくな~と唸らされながら、落ちで浄化されます。毎回カタルシスがあって笑みが残る読後感で本巻も最高でした。

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    2025年04月11日
  • ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

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    あーもう マリさんサイコー
    どんな困難もマリさんの言葉にかかると嫌味じゃないしクスッと笑える
    マンガもエッセーもステキ
    講演会に参加させていただいたことがありますが、おしゃべりも楽しかった
    辛くなった時にまた読んで元気をもらいたい一冊でした

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    2025年04月02日
  • 続テルマエ・ロマエ 2

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    まさかの展開!

    まさかルシウスの息子も日本に行くとは思わず、まさかの展開に驚きました!更にそこでさつきとおじいちゃんにも出会って今後どんな展開になっていくのか楽しみです!

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    2025年03月13日
  • 続テルマエ・ロマエ 2

    購入済み

    ルシウス親子ステキ

    やる気のなさそうな、冷めてそうな息子のマリウスと、相変わらず熱血漢の真面目なルシウスの掛け合いが面白い。
    なんだかんだ言って助けてくれるマリウスがありがたい。
    そしてついにあの人とあの人が!

    #笑える #アガる #アツい

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    2025年03月06日
  • 望遠ニッポン見聞録

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    本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子画伯曰く「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が、自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづった、エッセイ集であります。





    本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。

    もともと自らの「モーレツ家族」の日常をmixiにアップし続け、更新されているブログを拝読させていただく限りでは、筆者の文章は独特の味わいがあって好きです。

    さらに、自身がイラストを描いて

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    2025年03月03日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    マリさんの地球規模の生き方、考え方のちょっとスケールが違う。ヤマザキマリさんってテルマエ・ロマエの人だよな〜表紙もポップでかわいいな〜って軽く読み始めたら全然!!!期待をいい意味で裏切る、自分には全くない人生経験、感覚、多種多様な思想や文学…本書で初めて知った書籍などもたくさん出てきて本当に発見が多かった…!
    限界の寂しさ辛さ孤独を味わった人にしか出会えない芸術と文化があって、それを自分さらなる芸術へと昇華させたんだと納得。人生の谷もこうやって肥やしになっていくんだと思うと、これからなにか挑戦する時に勇気付けられる。
    既に30代で特異な経験もしてない私だが、なにか本当に好きなことに飛び込んで人

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    2025年02月24日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    ほぼ同時代を生きているにもかかわらず彼女の地球規模の肌感覚、三島由紀夫や安部公房論、ルネサンスや南米文学作品に至る教養、自分を客観視できる‘もう一人の自分’をもつ生き抜く力、
    母親譲りの情熱と行動力・・ともかくこんな人がいたんだと、思いっきり親しく話こめたような、もっと話し続けたくなるような人。引き続き対談集エッセイ、あっと肝心のマンガ読んでいなかったのでチャレンジしたい。

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    2025年02月21日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

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    ヤマザキさんの人生体験を踏まえた
    アドバイスがとても率直で的確で
    読んでいてスッキリします。
    手元に置いておき読み返したいと思っています。

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    2025年01月15日
  • たちどまって考える

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    コロナ禍始まってまもなくの行動がままならない時のヤマザキさんの視点がすごい。
    俯瞰して状況をみていて、毎日ただ感染者の増加データに日々震え、感染者の増減に一喜一憂していた自分とは大きな違いを感じた。
    ヤマザキさんは日伊両方での生活をしているのもあり、イタリアで感染が爆発的に増えた一方で、日本の感染が抑えられていたことの背景に文化的慣習や過去の歴史に照らし合わせているところが納得できた。
    空気を読む民族と読まないで、とことん自分の意見をぶつけ合い納得するまで話し合う民族。相反するような民族性の違いについて語られる点が興味深く心に刺さった。
    色々と国の歴史や文化、風習なども織り交ぜヤマザキさんは分

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    2025年01月09日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    著者の考え方にその都度、同調して
    感動を覚えるのは同じ時代を生きてきて
    世代が近いからかもしれない。
    広い世界観で生きている彼女でしか分からない事、表層的な優しさしかない現代の日本、何度も読み返したい本です。

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    2025年01月08日
  • 扉の向う側

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    題名が「扉のむこう側」
    自分のいる場所から扉を開けてみると、色々な人々が居て、日々いろいろな出来事がおきている。

    数えきれない国や地域で生きている人々は、あまり他を知らない。
    私も日本の一部分しか知らないし。

    この本の中で、ヤマザキマリさんは、イタリア、シリア、エジプト、ポルトガル、アメリカ、その他にもたくさんの地域で、生活者として、旅人として
    そこで暮らす人々とのふれあいや、感じた事を、
    魅力的なカラーのスケッチと共に描かれている。

    世の中には、本当にたくさんの考え方や価値観があるけれど、絶対というのは無いのかもしれない、と思った。

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    2025年01月06日
  • 猫がいれば、そこが我が家

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    ヤマザキマリさん、生き方や考え方がかっこいいよなあと。旦那さんや息子さんとの距離感も素敵。
    息子さんが撮った猫の写真がめちゃくちゃ魅力的。猫いいなあ。

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    2025年01月05日
  • ヤマザキマリのアジアで花咲け!なでしこたち アジアで出会った! 人生を変える仕事をみつけた女性たち

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    漫画や写真もふんだんに盛り込まれてて、すごくとっつきやすく、あっという間に読みました。
    内容も世界やアジアの広さや人々の情熱や愛情が感じられて、情凄く良かったです。

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    2024年12月29日
  • 猫がいれば、そこが我が家

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    ヤマザキマリ、と言えば「テルマエロマエ」
    漫画家、と言うイメージが強い。

    物の見え方、感じ方、考え方が地球レベル。
    とにかく、広くて大きい。
    しかし、子供の頃から虫が好きで、その生態をじっと観察するのが大好きで、繊細でもある。

    本書の中で、よくホモサピエンスという言い方をしているけど、ポルトガル、エジプト、シリア、イタリア、などなど生活者目線で、面白いエピソードと共に、各国の人々の特徴が書かれている。

    育った実家でも、イタリアでも、現在も、ずっと猫が一緒。
    家族とは別々に暮らしていても、猫がいないと無理、らしい。
    14歳で初めてドイツフランスへ一人旅。
    それがきっかけで、イタリアへ単身留

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    2024年12月14日
  • 扉の向う側

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    短いエッセイながら、笑えたり、切なくなったり、1つ1つの話が濃い。表現がいちいち良いので、部分的に読み返したりした。ラジオを聴いているような心地よさがあり、読んでいる時からまた読みたいなと思いながら読んでいた。忘れた頃にまた読みたい。

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    2024年12月02日