ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子画伯曰く「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が、自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづった、エッセイ集であります。
本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。
もともと自らの「モーレツ家族」の日常をmixiにアップし続け、更新されているブログを拝読させていただく限りでは、筆者の文章は独特の味わいがあって好きです。
さらに、自身がイラストを描いて -
Posted by ブクログ
マリさんの地球規模の生き方、考え方のちょっとスケールが違う。ヤマザキマリさんってテルマエ・ロマエの人だよな〜表紙もポップでかわいいな〜って軽く読み始めたら全然!!!期待をいい意味で裏切る、自分には全くない人生経験、感覚、多種多様な思想や文学…本書で初めて知った書籍などもたくさん出てきて本当に発見が多かった…!
限界の寂しさ辛さ孤独を味わった人にしか出会えない芸術と文化があって、それを自分さらなる芸術へと昇華させたんだと納得。人生の谷もこうやって肥やしになっていくんだと思うと、これからなにか挑戦する時に勇気付けられる。
既に30代で特異な経験もしてない私だが、なにか本当に好きなことに飛び込んで人 -
Posted by ブクログ
コロナ禍始まってまもなくの行動がままならない時のヤマザキさんの視点がすごい。
俯瞰して状況をみていて、毎日ただ感染者の増加データに日々震え、感染者の増減に一喜一憂していた自分とは大きな違いを感じた。
ヤマザキさんは日伊両方での生活をしているのもあり、イタリアで感染が爆発的に増えた一方で、日本の感染が抑えられていたことの背景に文化的慣習や過去の歴史に照らし合わせているところが納得できた。
空気を読む民族と読まないで、とことん自分の意見をぶつけ合い納得するまで話し合う民族。相反するような民族性の違いについて語られる点が興味深く心に刺さった。
色々と国の歴史や文化、風習なども織り交ぜヤマザキさんは分 -
Posted by ブクログ
ヤマザキマリ、と言えば「テルマエロマエ」
漫画家、と言うイメージが強い。
物の見え方、感じ方、考え方が地球レベル。
とにかく、広くて大きい。
しかし、子供の頃から虫が好きで、その生態をじっと観察するのが大好きで、繊細でもある。
本書の中で、よくホモサピエンスという言い方をしているけど、ポルトガル、エジプト、シリア、イタリア、などなど生活者目線で、面白いエピソードと共に、各国の人々の特徴が書かれている。
育った実家でも、イタリアでも、現在も、ずっと猫が一緒。
家族とは別々に暮らしていても、猫がいないと無理、らしい。
14歳で初めてドイツフランスへ一人旅。
それがきっかけで、イタリアへ単身留