ヤマザキマリのレビュー一覧

  • テルマエ・ロマエ 4巻

    ヒロイン

    頭が良くてラテン語が話せて古代ローマに詳しく、しかも美しいとかいう
    冗談のようなヒロインが突然登場。しかしルシウスはローマに帰れなくて・・・。
    次作プリニウスの話もちらほら。
  • テルマエ・ロマエ 6巻

    完結

    まさに愛は時空を超える展開。
    さつきにとっては日本を、故郷を捨てることよりもルシウスが大事だったのだ。
    こうして産まれた子が続編につながるわけですね。お疲れ様でした。
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    傑作

    風呂文化に共通点を見いだし、古代ローマと現代日本を
    つないでしまうという発想に改めて脱帽。
    ローマの風呂文化は考証されているのだろうが、繋がった後には
    全部ぶっ飛ばしたギャグになってしまうこの思い切りが面白いのだろうな。
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)
    知らず知らずのうちに自分も飽食でわがままになっていたなぁと考えさせられた。空腹と貧乏は本当に最高の隠し味だと思う。

    旅先ではその土地のものを、そして日ごろは住んでいる環境のものを味わいたいし、生まれ育った環境や文化の味を大切にしたいなぁと思う。

    美食と金銭価値は決して結びつかないというのはその通...続きを読む
  • 歩きながら考える
    前著「たちどまって考える」同様に、コロナ禍に
    おいて書かれたエッセイです。

    しかし今回はコロナ禍であるため日本に留まり、
    執筆されたので、コロナから抜け出しつつある
    日本人に対して「いつまでも下を向いていないで
    次のステージへ行こうよ」とエールを送る内容に
    なっています。

    普段はイタリアと日本を...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    何回でも面白い

    映画は見たんです。面白かったので何回も。
    そしてふと思ったのです。そういえば原作は読んでなかったな...と。
    やはりあの映画の面白さは、この最高に面白い原作があってこそですね!
    大分時が過ぎたのでこの漫画に表現された現代日本はちょっと懐かしい雰囲気です。でも、それがまた良いんです。
    あー、温泉行きた...続きを読む
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリさんの本を読むたびに自分の悩みがちっぽけなものに思えるし、視野が広がって気持ちが楽になります♡
    やっぱり怖いもの知らずで勢いのある10代のうちに様々な経験をしておくことが大切だと思う。
  • 人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話
    人間は知性で自分たちの命を特別なものであり、尊く貴重なものと捉え、この地球上で最も優れた種族という意識を持っているが、地球という惑星からしてみれば私たちはその他の生物と全く同等であり、知性があるからといっていつまでも子孫を存続するにふさわしい生物という待遇を受けているわけではない。それを理解しておけ...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 ナショナリズム
    100分de名著シリーズ、コンパクトに物事の争点が把握できるので(深さとか、広さについて異論はあるでしょうが)、いいですよね。「ナショナリズム」という概念、私には、なかなか把握の難しい代物で、理解するためにいろいろと試行錯誤が必要でした。まだ、考えはまとまっていないものの、この一冊は、視点を与えてく...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    今読んでも面白い。風呂への執着がローマ人にも、と考えると、気持ちよさの追求は世界どこでも変わらないのかも、と。
  • 妄想美術館
    三美神の彫刻がちょっとウフフって感じと、かわよって感じが混ざってて、面白かった。二人の話は面白いなぁ。なんか、私二人の話をその場で見ているような気持ちになった。
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて
    人間も虫や他の動物たちと同じで、生まれた時から死に向かって歩いている。広い宇宙から見れば、私の命も虫の命も同じ一つの命であり、それがいつかなくなるのは自然なこと。だからこそ命は尊いものであり、今生きているのだから精一杯に生を全うしようと思えた。
    大切な人との別れは辛いものだし、自分がいつか死ぬのも想...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    ちょっと一風変わった母親を持った身としては、分かりみが深すぎて、抱腹絶倒しながら読むことを禁じ得ない、しかも本当に、愛に溢れた書。

    普通の人と違うことをするから、変人扱いされることが多いんだけど、変わらぬ自分なりの信念を持っていて、愛情は誰よりも深い。
    あとがきで、少し認知症が進行してきたから、こ...続きを読む
  • 扉の向う側
    イタリアのみならず世界の何カ国かで暮らした経験で培われた感性をみって表現された文を楽しみました。同じものを見てもそれを言葉にするには豊かな人間性と語彙力が必要だろう。いつもながら自分の単純な言葉しか持っていないことを思いやります。それにしても出会った人たちの人生が様々なことに驚きました。日本はまだま...続きを読む
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)
    書店で平積みされているのをたまたま見かけ、イタリア人のマッシさんが紹介していた本だなと手に取ってみたら、数日前に読んだ「ラテン語で世界はできている」の著者ラテン語さんと対談していた方だと気づく。実は「テルマエロマエ」の作者さんであるということも知らなかった。

    イタリア人が食に強いこだわりを持ってい...続きを読む
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)
    食べ物、家族、海外の食、色々興味深い楽しい本でした。ヤマザキさんのお母さんの、暮しの手帖のくだり、何となく気持ちがわかる私です。少ししたらもう一度読もうと思います。
  • 猫がいれば、そこが我が家
    他者をどれくらい慮れるか、
    それが人間であろうと動物であろうと、
    つまり利他性こそが人間という生体の成熟を意味するんじゃないだろうか

    ヤマザキマリさんの
    夫、ベッピーノさんの言葉だ。

    シリアでロバの死骸が路上に放置されていたのを見て、呟いたそうだ。

    荷物を運べなくなったから
    捨てる。人間の役に...続きを読む
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)
     「テルマエ・ロマエ」からのファン。漫画も最近作は既視感があるので、エッセイの方が面白い。毎日新聞の書評欄に紹介されていたので、即購入して一気読み。 
     前作「パスタぎらい」同様に世界の食文化を題材とした比較文化論。どのエピソードも面白いし、文章もとても上手。ヤマザキマリのお母さまがすばらしい子育て...続きを読む
  • たちどまって考える
    コロナ禍におけるイタリアと日本の考え方の違いについて主に書かれていた。心の奥の方では分かっていたけどあえて触れてこなかった日本人の特性のような部分をズバズバと話していた。日本人の性格を批判されているようにも感じたが、その通りだと感じることが多かった。ただ、これで悲観的になるのではなくいろんな国の特性...続きを読む
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)
    P236
    あとがきより

    貧乏だからといって、まずいものしか食べられないということはない。味覚というのは想像力の力を借りさえすれば、いかようにでも美味しさという幸福感を与えてくれる。

    イタリアでのド貧乏学生時代は、お金も食べるものも、無くなり絶望的な状況に陥ったことが何度もあるが、そんな時にやっと...続きを読む