【感想・ネタバレ】扉の向う側のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月04日

イタリアのみならず世界の何カ国かで暮らした経験で培われた感性をみって表現された文を楽しみました。同じものを見てもそれを言葉にするには豊かな人間性と語彙力が必要だろう。いつもながら自分の単純な言葉しか持っていないことを思いやります。それにしても出会った人たちの人生が様々なことに驚きました。日本はまだま...続きを読むだ人種が一様なのでここに出てくるような人生を歩んでる人は少ないかもしれないと思いました。

0

Posted by ブクログ 2024年05月04日

挿画付きのエッセイ集。絵が文章をより良いものにしている。人との縁は、何処にでも有るんだなあ。結構淡々とした文章やエピソードが好きで、ヤマザキマリさんの本はよく読んでいるが、装画・挿画付きのこの本が一番のお気に入りだ。

0

Posted by ブクログ 2024年04月06日

面白かった!
ヤマザキマリさんは、テルマエロマエを一巻だけ読んだだけでしたが、原田マハさんとの対談を読み、博識とさっぱりとした人となりを感じ、興味を持っていた。
この本を読んでびっくり!
これほどまでに世界を股にかけた人生だとは!
原田マハさんとの対談で、中学生でヨーロッパ一人旅をし、10代でフィレ...続きを読むンツェに留学していたことを知り、驚いたが、イタリア人と結婚し、イタリア国内はもとより、シカゴだったりポルトガルだったり…その先々で友人ができて交流しているヤマザキマリさんはものすごく魅力的な人なのだろうな。
息子さんも世界転校って。笑
世界転校のプロですね。ベテラン。
それにしてもマリさんも息子さんたちも何ヵ国語話せるのだろう…英語が苦手すぎる私には羨望の限り。

0

Posted by ブクログ 2024年04月01日

象の灰皿
本文より
私は狭いシートに座ったまま、体を屈めてしばらくの間誰にも気がつかれないように、黙って泣いた
私も同じように泣いた

0

Posted by ブクログ 2024年02月02日

マリさん、たっくさん経験してるなぁ。この経験はすごいな。自分の経験を本にするって、憧れる。自分でもこっそり書いてみたくなるな。絵日記みたいだった。

0

Posted by ブクログ 2024年01月31日

イタリアを中心に有名無名の芸術家との出会いを辿る旅、、をGoogleアースを片手に楽しんだ。人の死にも苦労にも優しい眼差しが向けられていた。
人と分け隔てなく関わり、常識に縛られない作者の人柄に好感を持った。

0

Posted by ブクログ 2024年01月08日

ヤマザキマリさんが出会う人がそれぞれ個性的で魅力的。出会いを肥やしに書く文章がおもしろいです。

ヤマザキマリさんの出会いを引き寄せる力、たくさんの出会いを経験したからこその度胸、心を開いて向き合ってみるしなやかさがかっこいいです。
私の心の中の扉を開けるように日常の出来事や出会いを経験し、選択し、...続きを読む受け取りながらこれからも生きていくのだなと思いました。

0

Posted by ブクログ 2023年12月30日

「ハルさんの葉書」が読みたくて買った。北海道に生まれ育っているので、ヤマザキさんの描写がとっても胸に刺さる。樺太生まれのハルさん。私の祖父も樺太生まれだった。終戦時、樺太から命からがら北海道に引き揚げて来たという人が、沢山いる。そんな背景も合わせて読むと余計に心に沁みた。

0

Posted by ブクログ 2023年12月20日

世界中の様々な人の人生が綴られていた。ご近所さんを含め色んな人の人生に触れることは視野が広がりそう。

0

Posted by ブクログ 2023年12月14日

大抵のエッセイは、読んでいるうちに飽きてしまう。ところが、これは、ぶっ飛んでいる。様々な価値観の人と触れ合うのは、なかなかであろう。

0

Posted by ブクログ 2023年12月12日

今までのエッセイとは一味違うエッセイ。
著者自身の絵が文章に添えられていることの存在が大きい。

今までは面白く捉えていたことも、このエッセイではどれも異国の中で経験した重みを感じる。

過去に出会った人たち、たとえ一度きりの人でもこんな印象深く表現できるなんて!おこがましいけど、本作で著者の深さを...続きを読む改めて知った。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月16日

幼い頃からの異文化交流にただただ圧倒されたエッセイ。

14歳での一ヶ月も掛けたドイツ・フランスへの一人旅。それが実母からの勧めというから驚き。一人で降り立ったフランスの空港には、迎えに来るはずであった母の友人は来ないし、フランスからドイツへ移動する際には老齢のイタリア人陶芸家に付きまとわれるしで、...続きを読むもうなんだかすごい体験。これらの偶然の出逢いも必然的なものにしてしまうのはヤマザキさんの秘められたパワーなのかも。

高校時代には実母から、高校をやめてイタリアに留学したら、と勧められ高校を中退し単身イタリアへ留学する。ヤマザキさんのお母さんの影響力ったらない。

一番好きなエピソードは『アントニアとマリア』。
ヤマザキさんの義母アントニアはとてもエネルギッシュな女性。それに対する義父の母マリアはとてもシリカルな女性。ひとつ屋根の下で、水と油のように正反対な2人はアグレッシブな攻防を日々繰り広げる。「お互い気を許し合っているわけではないが、気遣いが無いわけでもない」不思議な関係がなんとも魅力的に私の中に残った。

日本は自分の故郷でありながら、「帰り」という言葉の指す先にあるのは日本ではない、というヤマザキさん。そんなヤマザキさんの世界に向けたどこまでも冷静な視線に、ヤマザキさんと年齢も近いというのにまだまだ狭い箱の中でジタバタもがく自分を歯がゆく思う。

ハードな内容と対極にあるような、ヤマザキさんのお洒落で穏やかな挿し絵がとても魅力的。このクールな挿し絵が巧くマッチして、エッセイ全体をいい塩梅に鎮めている。

0

「エッセイ・紀行」ランキング