ヤマザキマリのレビュー一覧

  • オリンピア・キュクロス 4
    雷が落ちるまでのところを描き込まないことで、テンポよく時代を行き来できるようになりました。別に不自然な感じもしないで話が進んでいくので、読んでてさらに楽しくなりました。

    デメトリオスとイワヤさん一家とのお付き合いは4世代にも及び、現代側ではあっちこっちを飛びかいます。さらにタクジさんはアテナイに来...続きを読む
  • 妄想美術館
    好きなものをひたすら語っている人の暴走は
    本当に魅力的だわ。
    たとえ分からなくてもわかりたくなるし、
    それでそれで?って相槌を打つ気持ちでするすると読みました。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    人間なんて、地球なんて、ちっちゃいちっちゃい。
    そう、再認識させられた本です。
    私もなんども、動物になれたらなぁ、友だちになれたらなぁ、なんて思ったり、地球から人間がいなくなったほうが、地球にとってはいいんじゃないかと思ったりしていました。
    わかる、わかるよ、と頷きながら読み進めました。

    わたしも...続きを読む
  • 歩きながら考える
    「予定調和」という単語が印象に残った。
    日本に住んでいる人たちは、甘やかされているように思えました。甘やかされて贅沢してるというわけではなく。。
    私が想像したのは、日本人は言ったら(クレーム)言うこと聞いてもらえると思ってそう、という。
    ピーチクパーチク言うだけで、自ら考えて自分のことは自分で責任を...続きを読む
  • イタリア家族 風林火山(分冊版) 【第1話】
    イタリア人一家と暮らしている、からなんとなく想像するイメージを面白おかしくぶち壊してくれます。
    きっとものすごく大変だろうに、楽しく読める話にしてしまっているところに作者さんのパワーを感じます。
  • スティーブ・ジョブズ(5)

    もう

    もうこれは、ヤマザキマリ先生にしか描けません!
    欧米での生活を知り尽くしている方
    そして漫画家ではなく画家としての画力!
    映画ではカットされていたストーリーがてんこ盛り!!
  • ムスコ物語
    数年前、市の講座でマリさんのお話を伺った際、「息子さんは今どちらに?」の私の質問に「ハワイで大学に行っています。」と答えていただいたのを懐かしく思い出しました。あの、デルス君のあとがきがとても素敵でした。マリさん大好きです。
  • 歩きながら考える
    ヤマザキマリさんの前向きな考え方には目から鱗のところが多かったです。
    非常事態の時どのような行動をとったかなど、参考になりました。
    世界的視点で今回のパンデミックを見ているところもヤマザキさんならではだと思いました。

    普通に考えたらただの困難な道も独自の打開策は必ずあるからあきらめずに思考すること...続きを読む
  • ムスコ物語
    破天荒なお母さんの愛情溢れる息子物語。感動しました。子育てに挑む心意気も参考になります。読み返したい本
  • オリンピア・キュクロス 7
    マリさんの思いがガンガン伝わる、熱い一冊。
    最終巻なのが残念。もっと読みたかった。
    でも伝えたいことは全て描かれている気もする。

    単なるタイムスリップマンガではない!とこの一冊のページを捲りながらドキドキ。
    なんとテルマエ・ロマエの世界からルシウスもタイムスリップ!!
    最後は円谷さんや手塚治虫さん...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 7

    深そうだ…

    一読しただけではきっと分かりきらない何かがあるようだ。
    生きる勇気、想像の力、エネルギーの使い方、表現…

    多くのメッセージを含む人間讃歌の漫画だと思います
  • オリンピア・キュクロス 7

    大好きです。

    ヤマザキ マリさんの漫画が好きですが、これまでは紙の媒体で読んでました。今回、デジタル版を購入しましたが、良かったです。これまで登場した主要脇役のみならず、なんとテルマエ・ロマエの〇〇○○まで乱入してきて、流石作者、自由だなぁと思いましたが、大好きなキャラクターなのでOKでした。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    すごい人だなあ。漫画家といえば、締切に追われて仕事場に缶詰になっているイメージなのが、覆された。世界のあちこちで暮らし、何物にも縛られない破天荒な生き方をしている。歴史にも文学にも造形が深いが、理屈ではなく全て自分の経験と感性に裏付けられた、力強い自分の言葉で語っている。場所にも人にも縛られず、時空...続きを読む
  • ムスコ物語
    読んで良かったー、と思えた本。型にハマらない母と息子の歴史に、思わず泣きそうになった箇所が多々あり。最後のデニスくんの文章がまたいい。
  • その「グローバル教育」で大丈夫?
    子育てママ必読って思うくらい、子育てに対して気持ちが前向きになれる対談でした。

    グローバル教育、学歴… そういったプレッシャーから解放されます。
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    「個人の実存」という安部公房の一貫したテーマを、個人と個人以外を隔てる「壁」という切り口で読み解く書評。著者の青年期の境遇が安部公房自身のそれと著作のテーマにシンクロしたということで、読み込みの深さや思索の濃さの度合いが高く、ここまで書物を自分事として読み込むことができれば、読書体験としては最高なこ...続きを読む
  • リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―(とんぼの本)
    今の世で芸術家と呼ばれる巨匠達の職人として修行していた頃のお話しを現代の芸術家が画いた色かたちの美しい本。情熱を感じた!
  • ムスコ物語
    世界引っ越しを繰り返しながら子育てをする漫画家、ヤマザキマリさんの視点で語られる家族の物語。
    既存の概念に当てはめてしまおうとする人間のサガは理解しつつも、この社会にムスコや、自分が適応していくためにがむしゃらに生活していく姿。その中で、練り上げ、磨き固められた言葉の数々。
    共感で頷き、驚きで目を見...続きを読む
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    後半になるにつれ、ヤマザキさんの思いや文章が熱くなってきます。
    胸にグッとくる内容が何度もあって、新書でこんなに勇気が貰える本は初めてです。
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    破天荒な家族の肖像、ってジャンル、大好きなんですよね。
    そんな人がいるんだー、と驚きつつ、なぜか全然関係ない私まで元気をもらえる不思議。
    この本も、とってもおもしろかった。元気もらいました。

    リョウコさん、驚くほどすべてにおいて言動が一貫していて、恐ろしく素敵な方だなぁ。
    夫に先立たれて、一人で子...続きを読む