ioさんのレビュー一覧
レビュアー
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美しき家族愛
待ち焦がれた続編です。
妊娠中のミラと国王としての激務の中で妻を心配するヴォルフラム、隣国に嫁いだ姉を心配するセシル、そしてラオネン病の子を持つ家族。
どのエピソードも微笑ましかったり感動的だったりと読み応えはたっぷりなのですが...。
婚約しても相変わらずなオルシス様とアルバくん。元々BL味の薄い作品でしたが、もはやBLではなく家族愛の物語ですね。
そしてまた続きが気になるところで終わってます。この物語がどんな展開を経てどんな結末に落ち着くのか、全く先が読めません。
この作品に関してはBLを忘れて純粋に物語を楽しむのが吉ですね。
続刊、楽しみに待っています! -
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敗退続きでハッピーエンド
最後の最後まで王子説得バトルに敗退し続けてしまった主人公ノワール。その結果のハッピーエンド。彼等の幼少期から成人までを見守った一読者としても感慨深いものがあります。
聖女が転生者でこの世界を乙女ゲームの舞台と信じて疑わない設定はもはやテンプレですが、シリアスなシーンを挟みながらも終始コミカルでテンポの良い物語でした。ラスボス不在となってしまったクライマックスで突然登場したプチラスボス。『誰?』と思ったのは私だけじゃないはず。そんな粗さ...というか突っ込みたくなる部分もちょこちょこありますが、それも含めて面白かったです。このプチラスボス、なかなか可愛らしかったですし。私もソーセージパン、好きで -
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普通の大学生に戻りたい?
異世界に召喚されて勇者を勤めあげた主人公が現代日本に戻ってきてからのお話。元の時間の元の場所に戻ってきたものの、異世界で過ごした3年分の違和感は拭えないようで...。
ナチュラルに魔法を使ってしまったり、事故に遭った女の子をこっそり助けたり...と、戻ってきてからも勇者のよう。事故の被害者を救助するよりもスマホでの撮影を優先するモブや加害者へのささやかな嫌がらせは溜飲が下がる思いでした。人命救助最優先です!
それにしても勇者のステータスそのまんまで戻ってきた主人公。果たして『普通の大学生』に戻れるのでしょうか?
続きが楽しみです! -
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律くん最高!
あー、もう律くんが最高!
加勢家の跡取りに...と律くんを望む祖父に対してのお断りの一言が『ごめんね。ボク「うりきれ」なの』...って、きっぱり断りつつも優しい言葉選びがエクセレント!
他にもいくつもの名言がちりばめられています!律くん語録がほしい!
そして同性カップルが法的に家族になる方法として大我が提案した方法。家族に理解がないと難しい方法ですが、『同性婚が認められた日本』というフィクションにしなかった作者様に敬意を表します。
これで完結とのことですが、まだまだ律くんの成長を見守りたい!晴れて『家族』になった彼等の今後のエピソードもぜひ読ませていただきたいです。 -
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とにかく痛快!
オルフェの快進撃が続きます。痛快です!
誰もいなくなった屋敷にポツンと残されてもなおまるで懲りていないフェランドの悪事全てが明かされるのは、もう少し先になるのでしょうか。
いよいよオルフェと身分を得たアレッシオが領地に戻ります。
少しずつ甘いシーンも混ざりだしましたが、相変わらず健全でBL味は薄いまま。だけどそのほの甘さがまた良いんです!
でも。
気になるのは子猫な悪魔との『約束の日』。
あの子猫な悪魔が契約通りにオルフェの命を奪う展開になるとは思えないけれど。
その日を越えて甘々なハピエンを迎えられることを祈りつつ、続刊お待ちしてます! -
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BL味は薄いけど面白い
BL味は薄めです。が、面白かったです!
『立派な人』の皮を被った暴君な父親に下剋上する期限つきのやり直し人生。
少しずつ味方を増やしていくオルフェは賢い少年ですが、ちょっぴり抜けた部分もあってなんとも可愛らしい。ひたすら耐えるwwアレッシオが気の毒になっちゃいます。
カースト上位の友人たちや専属メイドも魅力的なキャラクター揃い。
設定の分かりにくさや学園のシーンが多いせいかアレッシオの『チート』ぶりがあまり感じられないのは惜しいのですが、テンポのよい文体で綴られた物語は面白くて、続きがとても楽しみです!
実は大分前に試し読みしてた作品でした。が、その時は登場人物の名前がイタリア風なのでなぜか -
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幸せな溺愛甘々物語
序盤から溺愛一直線な、幸せで甘々な物語です。
波乱もピンチも極わずか。そのぶん平坦で物語の奥行きは浅めです。冒頭で突然現れた主人公のヒジリに敵意剥き出しだった青年執事ジョーイが絆されていくエピソードとかあれば良かったですね。
異世界の物語とはいえ肝心のお菓子作りの腕前を披露する前にお店を出すことを提案されるなどリアリティーには欠けますが、素直で可愛らしくて天然ピュアなヒジリは好感が持てます。
さらにランハート様の溺愛暴走ぶりにブレーキ役のグレイグさんのご苦労が忍ばれたりとメインキャラクターそれぞれの視点で進む物語は十分魅力的。
王妃様による暴走気味な閨教育、ファンタジーすぎる出産シーンなど突っ -
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ネタバレ 購入済み邪神討伐、そして...
あらすじに『邪神討伐』とあったのでもしや完結かと大慌て。普段やらないのですがあとがきを先にチェックして、どうやら続編がありそうだと一安心してから読み始めました。
さて、この巻では大きく2つのびっくりポイントがありました。
ひとつは聖女エレノアの恋のお相手。
そしてもうひとつはジュスタンの婚約。
どちらもびっくりはしたものの、自分的には納得です。聖女エレノアの方はとにかく甘々ムードで、ジュスタンの方はなんともまあ微笑ましい。双方、お似合いかと思います。
そうそう、この巻で一番良いとこ取りだったのはリュカですね。
これまで名前は出てきてもエピソードらしいのはジュスタンが実家に帰った際に顔を合わせた -
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不器用×鈍感の契約から始まる恋
悪役令息を物語通りに勤めあげないとループする...という設定で始まった物語。さて、どこへ向かうのかと思ったら、その先には素敵な恋物語がありました。
生真面目故に不器用なカーティス様と空気を読むのは長けているのに自分への好意には鈍感なダリル。そんな2人を後押しするツンデレなカイル少年が可愛くてたまりません。周囲に心を閉ざしたカイルが少しずつダリルに懐いていく様子が可愛らしく、『一生分の誕生日プレゼント』として父とダリルの結婚=ダリルと家族になりたいと望んだカイルが切なくも愛おしいです。
カイルのための契約結婚という形をとってはいるものの、カーティス様は既にダリルにベタ惚れ。カイルにも読者にも一目 -
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期待を裏切らない読み応え
待ってました!
いよいよクライマックスとのことでしたので、まずは『完結』の表示があるかどうかを確認しちゃいました。どんなに長い物語でもいつか完結するものですが、ファンとしてはできるだけ長く続いてほしいもの。とりあえずまだ続きそうなので一安心です。
序盤は物語の行間を埋めるアーロンとスザンヌの婚姻にについてのエピソード。更には暗殺者アンのエピソードもあり、物語の奥行きはより深いものになりました。
なかなかしぶとい皇帝との一進一退の攻防はドキドキハラハラの連続!期待を裏切らない読み応えです。
そしてとうとう入れ替りの真相が明かされましたね。ああ~、そういうことかぁ...と納得はしたものの、シュルツ -
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ネタバレ 購入済み一期一会の異世界転移物語
主人公は流行りのラノベなど読んだことがなさそうな高齢女性、屋台のおでん屋を営む春子さん。突然の異世界転移にも動じず、しっかりおでんを商う肝っ玉がエクセレントです。
毎回同じ世界の違う場所に突然現れ、人生に迷ったり行き詰まったりする異世界の人々におでんを振る舞う春子さん。差し出口を挟まず説教するでもなく、客の会話や独り溢す愚痴を聞き、ただ相槌を打つ無愛想な春子さんの屋台は、いかにも居心地が良さそうです。
時に彼女なりのアドバイスをすることもありますが、辛辣ながら押し付けがましくない春子さんの言葉はストンと腑に落ちることばかり。
そして春子さんと出会った人々が、まるでパズルのように組みあって、春子 -
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ネタバレ 購入済み主人公に共感できない
試し読み部分(聖域で一人暮らし~グリフォンに連れられて街へ向かうころ)は面白いと思ったのですが、途中から主人公に寄り添えなくなりました。
生産系チートや魔法系チートは良いとして、主人公が殺人に罪悪感を覚えないところがとても気持ち悪かったです。特に騎士団の件は残虐非道な上に身勝手が過ぎます。これでは主人公が魔王のようです。
主人公が常に正義であるべしとは思いませんが、平和な日本から命が軽い世界に転生した以上は現地の人よりも命の重さを知る人であってほしかったと思います。あまりにも倫理観の欠如した主人公に共感できなくてチート無双の面白さが雲散霧消。残念。 -
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ネタバレ 購入済みお兄ちゃん力上昇中
ジュスタン団長のお兄ちゃん化が加速しています!どうやら第一王子殿下にも慕われてしまった模様。人たらしお兄ちゃん、さすがです。
そしてジェスのお母さんであるジャンヌとドワーフたちが仲間入り。物語は新たな展開を迎えるわけですが...。
ジュスタン団長、なんと前世の弟と再会します。事故の時に助かってなかったのが切ないです。さらに転生のタイミングが違ったらしくジュスタン団長よりも年上になっている弟くん。
感動の再会シーンの絵面が微妙ですね...。
ところで、ラノベらしいワクワクドキドキが魅力の本作ですが、結構な飯テロ作品でもあります。兄弟の思い出のロールキャベツ、美味しそうです!
ジュスタン団長 -
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ヤサシイセカイ
個性的な絵柄に個性的な世界観の作品。難解な部分もあり、好き嫌いは別れそう。
ですが、とても優しい世界の作品でした。
変態オタクにまで優しい木綿くんが尊いです。握りつぶしたメモの方を残しても良かったのに。
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後半が物足りない
『悪役令息』のアベイルと不本意ながらその護衛役になったカイン。
巷の噂とは異なるアベイルの素顔を知り、少しずつ距離を縮めていく2人。領地の人々とも関わるようになりこれから領地経営が軌道に乗るかと思った矢先、残酷な事件が起こります。それを機に領地を追われての逃避行。
ドキドキハラハラのドラマチックな物語に思えました。
『悪役令息』の断罪劇が児戯に思えるほどのどん底から、アベイルとカインがどう逆転していくのかと思ったのですが...。
次の行には簡潔にアベイルの死が綴られておりました。
えっ、なんで?何があったの?
戸惑いつつ先を読み進めると場面が変わり、そこは悪役令息の断罪の場面。
タイムリ -
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最高かよ!
巻を重ねる毎に『最高!』を更新していく奇跡のコミカライズ作品!
原作小説も良かったけれどこちらはもっと素敵です。理詰めで犯人を追い詰めるセイさん、ピンチに機転を利かせるユアちゃん、セイさんを守ろうとするアレシュ様。そしてユアを背に庇うユーリ様。みんな、本当に素敵です!
そしてすごく良かったのが物語序盤からのノルベルト視点エピソード。可愛くてクスッと笑わせてくれるノルベルトらしいエピソードの中に、国王の庶子として生まれながら貴族家の養子となった彼の複雑な思いを窺わせる場面もあり、物語に更なる奥行を持たせてくれています。
巻末のアレシュ様とセイさんのクッションエピソードの続きも、によによが止まらな -
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脇役たちが魅力的
これは早いうちから物語の先が読めてしまいました。好きな作者様の新刊だったので期待したのですが、ちょっと残念。
とはいえ、ケサラン&パサラン、アンタス、一角兎など人外の脇役たちはすっごく魅力的でした!
時にコミカルで可愛らしく、時にまるでヒーローのようにリヒトを守る彼等の存在があってこその作品です。
ヴィクトールのちょっぴり変態チックな執着愛も、彼等の存在の前には若干霞みます。
本編そっちのけでヴィクトール&リヒトと人外脇役たちとの可愛くて楽しい日常の様子を愛でていたかったです。番外編とかありませんか? -
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ハピエンまでの道中が辛すぎ
新刊の発売予告があったので前巻を読み返し、なかなか面白かったな...と期待していた続刊でした。
が。
オウジュンがほんっとーにクソ野郎でして。もう読んでいて胸糞悪いなんてもんじゃなくて。
オメガバースの苦手なところを凝縮したようなエピソードの連続に途中で読むのやめようかと思ったほど。
折角買ったんだし...と気を取り直して何とか読了。
ニコラとの関係が良くなったこと、ニコラにもフェリクスにも愛する人ができたことなど良かった部分ももちろんありますし、最後には幸せな未来を予感させるエピソードもありますが、そこまでの道中が重たいなんてものではなくて...。
いやぁ、しんどかった!
波乱万丈もドキドキ -
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平穏な幸せファンタジー
なんとも優しい物語でした。立場は違えど『人を癒す』仕事に誇りを持つアルドとニコラ。お似合いです。
可愛くて芯の強いニコラが素敵。謙虚なところも好感度高いです。アルドが惹かれる気持ちが良くわかります。
物語は波乱もなく、とても穏やか。アルドと王女殿下との結婚の噂があったりしますが、切ない思いをするのはニコラだけ。読者にはアルドと王女殿下が友人であることがすんなりと明かされてしまうため、読者は切ないハラハラ感を味わうこともありません。
ニコラの申立てを切欠にその立場を追われたアルドの元上司からの報復があったりすることもなく、王宮という慣れない場所でのニコラの仕事も順調。同性との恋愛が少数派な世界観 -
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迷作ふぁんたじーww
タヌキ、可愛いですよね。リアルタヌキがご近所さんだったことがあるので、その可愛らしさは重々承知。
...ですがBLとの相性はいかがなものでしょう?
昭和から令和を生き抜いた化け狸ジローがBLマンガの世界に転生。しかも覚醒までの繋ぎの浮遊霊たちが問題人格だったため、周囲から嫌われ憎まれた状態での覚醒。
元飼い主のフトシ氏が神(研修中)となってジローくんを人間に転生させてくれたようですが、これ、ジローくんにとってご褒美になってます?辛うじて『人間に転生』だけはジローくんの希望をクリアしているものの、それ以外はできればご遠慮申し上げたいくらいの条件の悪さです。
なんてハードモードな転生!
それでも元 -
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さあ、3倍返しだ!
...というところで次巻に続く。
原作ファンなので続きの物語を知っていますが、それでも続刊が待ち遠しいです!
サフィラス、パーシヴァル、アウローラの友情物語が眩しい本作。原作を踏襲しつつBL風味を原作より増したところが素敵です。
パーシヴァルのスパダリ予備軍な感じが最高ですね!
サフィラスは華奢な外見ながら中身(フォルティス)が豪快で男前なタイプなのでなかなか甘い雰囲気にはなりませんが、巻末の番外編ではなんとも可愛らしい姿を見せてくれました。原作の行間でこんなことが...と、1人によによ。
まあ、本作健全なので可愛らしいだけなんですけども、そんな2人の発展途上ぶりも本作の魅力ですから。
そして -
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優しく温かいオメガバース
すっごく面白かったです!こんなオメガバース作品、初めてです!
小学生αが加害者で中学生Ωが被害者。加害者は被害者に接近しないように海外暮らし。第二性犯罪の加害者と被害者として出会った2人の15年後の物語です。重苦しい設定なのでシリアスでデリケートな物語を想像しますが、むしろ爆笑ポイント多めでコミカルな作品になっています。何回吹き出したことやらww
αたち(透麻と灯莉のお父上)の暴走っぷりに対する灯莉の突っ込みは読者の思いそのまんま。特に透麻と灯莉が直接顔を合わせない序盤は灯莉パパの息子を想うが故のゆえの暴走(迷走?)が笑いを誘います。
その後もアプリの操作で出てくる確認メッセが芸細過ぎたりと灯 -
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後味が悪いハピエン
メインストーリーの第1部とその続編の第2部。どちらもタイムリープものです。
17回もの試行錯誤の末にたどり着いたハッピーエンドは正にパーフェクト。
感動の余韻に浸りつつページをめくるとそこには『第2部』の文字がありました。
第2部はいきなりレオンが亡くなっているというショッキングなプロローグ。
タイムリープでレオン生存時まで戻って物語が進みますが、『ミニスカメイド服』の裏にあるものがヘビーで重苦しいので読み進めるのがしんどかったです。
第2部も物語自体はハピエンなのですが、後味が苦いです。
好みの問題ではありますが、個人的には第1部で完結の方が良かったです。 -
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色々あっさりなのが惜しい!
大正時代を思わせる雰囲気の和風ファンタジー。好みな世界観の作品で期待したのですが、ちょっぴり物足りなかったです。
浅葱が里に連れていかれ、屋敷の使用人である妖たちに仕事をもらい打ち解けていく様子は『千と千尋の神隠し』を思わせて楽しげです。
良い雰囲気でしたが、細かな設定が分かりにくい上に中盤から後半にかけてがサクサク進み過ぎ。タイトルにある『時間稼ぎ』は全く必要ないし、肝心のメインストーリーがあっさりしていて盛り上がりに欠けるように思えたのが残念。
人の身でラストバトルに参加していた大嗣ももっと活躍させてあげてほしかったですし、浅葱の生い立ちが明かされるシーンもその後の祝言もなんかあっさりでし
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