ioさんのレビュー一覧
レビュアー
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楽しい作品
この巻は、長い物語の序章に当たるようです。少年たちの可愛らしい成長記録になっています。BL色はまだ薄く、ひたすら可愛らしいのみです。オメガバース設定ありの作品なので苦手な方はご注意ください。
類似作品も多いため、なんとなく既視感のある部分もありますが楽しい作品です。続きを楽しみにしています。 -
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優しい物語
とても優しい物語だと思います。主人公の少年が王様に物語を語るという設定の小説を他にも読んだことがありますが、この作品はとても良かったです。
不幸な境遇にもかかわらず働き者で素直なアーシェ。後宮の下働きとして働きながら得意の物語で寵妃方に可愛がられ、やがてラシード王の癒しになっていきます。
第一寵妃マアディンがすごく懐の深い人で、素敵な女性です。後宮ものだと主人公が寵妃に意地悪されることか多いですが、この作品ではそんなことはありません。アーシェが可愛がられていたこともありますが、ラシード王のお人柄によるところもあったのではないかと思います。
物語の最後に、ラシード王とアーシェが生涯を共にしたこと...続きを読む -
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そろそろクライマックス?
ドラマチックなシリアス展開の巻です。ローレン王子にダニエル王子の最期をを告げるシーンはグッと来るものがあります。
この巻まで読んできてもラエルが皇帝を愛しているというのが不思議です。皇帝がラエルに惹かれ執着しているのは分かります。でもラエルは『一夜買われる→監禁拘束される→しつこく追われる』という状況でなぜそうなった?としか思えないのですが...。
そしてラエルが転生者という設定はどこで効いて来るのでしょう?
そろそろクライマックスな様子なので続きが気になります。 -
合間のギャグが...
シリアスな展開の合間に入るギャグ要素は好みが別れると思います。
前巻のラストでラエルが一服盛られたかと思ったら、まさかの砂糖たっぷりだったとか。そしてこの先はコメディに振れるのかと思ったら実はラエルに警告するためだったようで、物語はシリアスに展開...。
私が好きな要素は少ないのに、どうしても続きが気になる本当に不思議な作品。 -
クーラー
本作を読んだのが夏だったので、共感するのはルージュでした。文章からジルクが作ったクーラーがどんなものか分かりにくかったのですが、挿し絵を見て納得。スポットクーラーのような形状なのですね。
それにしてもジルクは本当にマメ。家事も自分が快適に過ごすためなら苦にならないのでしょうね。こういう世界の貴族やお金持ちだと家事は使用人の仕事なはずですが、他人に家事を任せて自分が快適に過ごせるクオリティに達していなかったりしたら嫌だし、だったら自分で満足のいくようにしたいのでしょうね。
人生の全てを自分クオリティで生きる。うらやましい気もします。でも、毎日忙しいだろうなぁ。 -
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タイトルと構成に違和感
物語は切なくて好みだったのですが、タイトルに違和感がありました。これは第4話以降のタイトルとしては適切ですが、第3話までは別のタイトルが良かったかと思います。
私的には第4話以降の物語が好き。時代設定は未来なはずなのにレトロなヨーロッパといった雰囲気で、切なさマシマシ。
最後ハピエンになっているようですが、ロミオの所有権がどうなるのか気になってしまいました。 -