あらすじ
神原想と心、愛の三兄妹の生業は除霊だが、想には祓う力がない。そのため弟妹の除霊を助ける雑用係をしていた。ある日ラブホテルの一室の除霊を依頼された三人はそこで、なぜ死んだかわからないと言う女子大生の霊と出会う。世愛と名乗るその霊を成仏させるため想は彼女と一緒に生前の足取りをたどり始めるが、そこで知ったのは世愛を化け物にしてしまう真実だった!
...続きを読む感情タグBEST3
不器用な強さが尊い
オカルト系アクションマンガ...ですかね。除霊を生業とする神原兄妹の物語です。
化魂となってしまった霊を無力化して回収→成仏させることで除霊する神原兄妹。長男の想は『見えるだけ』と落ちこぼれ扱いだったようですが、実は...というあたりはややテンプレ気味にも思えます。
でも『霊だって元は人なんだから』という想の優しさとその信念のために体を張ってしまう不器用な強さ、そして何だかんだで仲の良い神原兄妹はとても魅力的。(10歳にして長兄の童貞をからかう愛ちゃんのスレっぷりがちょっと心配ですがww)
鈴のように問答無用で人に害をなす霊を切り伏せる姿もカッコいいものではありますが、自らの体を張って化魂と化した元人間を救おうとする泥臭いタイプの主人公である想により魅力を感じます。
とはいえ、物語はまだまだ始まったばかり。
想の能力の詳細、鈴との関係等々...。これからどんどん面白くなりそう。
期待しています!
除霊アクション!
3人兄弟で除霊師、っていう設定がまずなんかかっこいい。1人だけ能力の劣っていると思われた兄に、誰もわからない不思議な力が発現するところから始まる物語展開も面白い。化魂とか魂核など設定も細かくて、作り込みが感じられる。兄の力の不思議が解明されるのが楽しみです。
画力があるだけに
「ドメスティックな彼女」の作者流石景のオカルト作品ということで驚きながら読んでみた。読んだ結果は危惧していた通り、画力があるだけに怨霊などの気持ち悪い造形がかなりリアルでげんなりしてしまった。ストーリー展開もよくありがちな他作者の作品とどうしても似てきてしまっている。
マンガボックスでも読みましたが
残念ながら、類例が多い分野という感じで、この作者らしさがもうひとつ出せていなかったように思います。
凡庸なところに収まってこの作品らしい独自色を発揮することはできていなかったです。他の作品に期待です。