ioさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
この楽しさは予想外
これはちょっと予想外に楽しい作品でした。まさかこんなに自分のツボにはまるとは。
獣愛が行き過ぎて時に...いえ、頻繁に大暴走してしまうニアが面白可愛いです!特に脳内のミニニアたちがなんとも愉快。
そんな暴走☆獣ラヴァーなニアが、実は剣も魔法もかなりの腕前で知識も教養もある『ちゃんとした』王族であるところも素敵です。
美獣人な旦那様のレン様が溺愛するのも分かります。まあ、ちょっと目を離すと色々とやらかしてしまうニアですからね。囲っておかないと危なくてしょうがないかもしれませんが。
効率厨な宰相ラント、ニアの侍従アルエードもそれぞれ魅力的なので、彼らの過去エピソードなども読めたら良かったですね。
これはもう、続編希望です!
ところで。
序盤で文字通り体を張って、絶賛猫かぶり中のニアの癒しになってくれたミル。物語が進むと彼の出番がなくなってしまったのが寂しかったです。 -
ネタバレ 購入済み
バランスの良い作品
嫁いできたものの放置された主人公が、身分を隠して騎士団に入る...という粗筋には既視感がありました。うん、なんかこの粗筋見たことあるかも。そんな風に思ったのですが...。
読み始めたら面白いのなんの!オメガバース作品特有の湿っぽさも感じません。
ちょっぴり口が悪いけれど、頭の回転が早くて芯が強く男前。そんなアルノルフォがとっても魅力的!なんて活きの良い主人公!
オメガだからというだけで見下したり決めつけたりする相手に対して、引かずにやり込めてしまう様は本当に痛快です。可憐な外見ながらも守られるだけではない強さを持つオメガ、カッコいいです!
それだけでもお薦めしたい作品ですが、オメガという枷があってもアルノルフォが望む人生を選べるように心を砕いてくれる、ガブリエレ様の深い愛にも感動しました。
強く優秀なアルファでありながら、言葉が足りなくて肝心な時に誤解されたりすれ違ったり...という恋に不器用な一面もまた愛おしいですね。
リザベッタ様やノエル、ロレンツォなどサブキャラも魅力的。癖の強い王様もね。
コミカルで痛快で、少し切なさを感じるシーンもあり...とバランスの良い作品です。
続編や番外編エピソードの書籍化も、ぜひお願いしたいです! -
ネタバレ 購入済み
タイトルまであと少し(多分)
この新刊を読むにあたって、改めて1巻から読み返しました。
ドキドキハラハラの本編は巻を追う毎に重苦しくなり、『首』のエピソードがメインになるとかなり恐いです。寝る前に読んだら悪夢見そうでしたw
だからこそ。
重くてハードな本編は、登場人物が多く読み応え満点ではあるものの、BLらしさはあまりないよな...なんて思っていましたが。
前言撤回!
この作品、とってもBLです!
可愛らしい幼少期から始まった物語。6巻目に至ってようやく...本当にようやく、アル兄様とエディの想いが通じました。
読み返してみると本当に少しずつ、アル兄様とエディの距離が近づいているのが分かります。
波乱万丈な本編に夢中になっていると見落としてしまいそうな、ささやかなエピソードを重ねて気持ちを育てていく物語だったんですね。
分かりやすくドキドキする恋も素敵ですが、まるでワインを熟成させるように穏やかに育っていく恋を見守るのも好いものです。
空前絶後の鈍ちん且つ無自覚タラシなエディに、ようやくあの台詞を言わせたアル兄様の『誠実な執着』がお見事でした。
困難を乗り越え、これで完結かと思ったのですが、それにしては半端な終わり方。
大団円は続刊に持ち越しでしょうか?
それとも隣国の『首』に『本体』もまだ残っている...ということかも?
どちらにしても、エディが兄様と幸せになるまで、しっかり見守らせていただきます!
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購入済み
今後の糖度UPに期待
少年少女の友情と冒険の物語...っぽかった本作。4冊目にしてようやく本格的にBL小説になってきましたね。パーシヴァルと甘い雰囲気になるより先に『婚約』がくるという、急展開ぶりにちょっぴり驚いております。
でも。
婚約というけじめをつけてからゆっくり気持ちを育てていくのも、生真面目なパーシヴァルと晩生で鈍感なサフィラスには合っているのかもしれません。
それにしても、次から次へと事件が起こり、なかなか穏やかな学生生活を送れないサフィラスとパーシヴァル。そしてアウローラも婚約絡みの夜会で騒動が起こりすぎですよね。ひょっとしたら退屈女神様はそんなところも楽しんでいたりして...?
何はともあれ、物語が続くことは読者にとって嬉しいことです。続刊、楽しみにしています!
(サフィラスとパーシヴァルの糖度UPも期待してます!) -
ネタバレ 購入済み
予想通りすぎて残念
素敵な物語ではあるのですが、ほぼ予想通りの展開で物足りなさを感じました。
プロローグの時点で玲哉が双子の片割れであることは察せられてしまうし、チルの正体も予想通り。更にレナードが玲哉に惹かれていく描写が本編中に見られず、恋の始まりがなんだか不自然に思えてしまったのも残念。
ですが、戸惑いながらも王様の代役を務めあげる玲哉の『火事場のクソ度胸』がなかなかのもの。クライマックスのお説教から我に返って狼狽えるところまで込みで、推せます!
しかしながらこの物語、どうにもキリの悪いところで中途半端に終わっているのが納得いきません。
もしかして、続編への布石でしょうか? -
ネタバレ 購入済み
ハーゲンが浮かばれない気が..
大切な仲間を失った魔王討伐の後日談...なのですが、あまりしんみりした雰囲気はありません。亡くなったハーゲンを悼む描写はあるもののごくわずかです。
物語の軸はお人好しなダニエルが結婚詐欺にあい、更に別の詐欺にもあっているのをエアハルトとエトヴィンが守るエピソードがメイン。ヒロインなダニエルを英雄エアハルトと剣士エトヴィンが奪い合うトライアングルコメディのようです。
魔王討伐の間、互いの熱を発散させるためにダニエルと体の関係があった『親友』エトヴィン、亡くなったダニエルの弟ハーゲンの恋人だったエアハルト。2人ともダニエルに対しての態度がすごく甘いんです。
ダニエルから婚活の対象外と言われてしまったエトヴィンの様子は、どう見てもダニエルのことが好きでたまらない人。
その割に、エトヴィンとの一夜の回想シーンは、甘えねだるダニエルに塩対応なエトヴィンという構図ですし、ハーゲンの死を予測していたダニエルが魔族と契約しているのでは?と疑っています。
一方のエアハルトも、ハーゲンへの愛と守れなかった後悔から『堕落した英雄』になってしまっている...ようなのですが、ダニエルへの態度は恋人の兄に対するものというよりも好きな人に向けるものにしか思えません。
そして何より。
ダニエルがこの世界の『原作者』であったなら、ハーゲンを死なせないために取れる行動はもっとあったのではないかと思うのです。
...ハーゲンが浮かばれない気がしたのは私だけでしょうか? -
ネタバレ 購入済み
甘いだけじゃない!
結婚してからどれだけ時が経とうとも、王弟夫妻の甘い雰囲気は変わりません。相変わらず周囲に砂糖を吐かせ、シロップの涙を流させそうな甘々ぶり...でしたが。
今回は甘いだけではなかったです。
イオシフィナ王女と老いた乳母クロエの共依存は、抜け出そうにも抜けられない負のスパイラル。まるで呪いをかけられたかのような2人に同情する点が全くないという訳でもなかったのですが、いくら言葉を重ねても意味が通じないイオシフィナ王女への苛立ちが大きすぎました。お茶会での王妃様のお説教、たいへん小気味良かったです。(本文からイメージしたよりも、イラストのイオシフィナ王女が可愛くてビックリ!)
でも、シェインはそんな迷惑王女も衰弱したクロエも放っては置けなかったようです。
とはいえこの迷惑王女様と老いた乳母の問題は、落としどころがどうなるのか予想できませんでした。だって、いくらシェインが気にかけても所詮は他人事な訳で。
確かにこの役割はシェインでなければできなかったかもしれません。今回のシェインはランスに内緒でちょっぴり無謀な行動をしますが、今回のランスはそれを頭ごなしに叱ったりはしませんでした。王弟夫妻の関係も、巻を追うごとに少しずつ変わってきているようです。甘さはそのままに、信頼関係ができてきた感じでしょうか?
これまではか弱いシェインをランスがひたすら囲いこんで守っている感じでしたが、ランスがシェインに甘えたり、シェインがランスを守ろうとしたり...と雰囲気が変わってきています。とても素敵なCPになりそうです。
最後に、転地療養のため城を去るクロエにシェインが『お餞別』を用意するのですが、これがとっても素敵なエピソードで。不覚にもそこで泣けてしまいました。
本当に...優しすぎるよ、シェイン。
そんな心優しい王弟妃殿下は、謎の豹獣人ラジーにとって最強の騎士であるランス同様に『面白い』存在になったようで。
これ、絶体フラグですよねぇ?
いろんな獣人の国があるこの世界。別の大陸からのアプローチもあるのでしょうか?
続刊、楽しみに待っています! -
ネタバレ 購入済み
行動半径が広がりました
前巻で完結となっていたので続編が出るとは予想しておらず、嬉しいサプライズとなりました。
久しぶりの誠一郎とアレシュ、聖女優愛とユーリウス様、ノルベルトと経理課の皆さん、イストと何故かそのお守り役となってしまったシグマくんなど懐かしい面々に加えて、アレシュの兄夫妻他新キャラも登場で、物語の奥行きは更に広がりましたね。そして誠一郎の行動半径も広がりました。楽しみが増します!
今回の物語はカミル宰相とインドラーク家の掌で転がされちゃった感がありますが、誠一郎は期待以上の働きをしたのではないでしょうか?振り回されたアレシュが不貞腐れ気味なのが可愛らしいです。誠一郎に対しての過保護っぷりを見ていると忘れがちですが、彼は誠一郎よりもかなり年下でしたね。クールなアレシュの年下らしい一面にによによが止まりません!
今回は『休暇』のはずが一転して『調査という名の仕事』と化してしまったため、誠一郎とアレシュの甘いシーンは本当に少なめ。なんだか既に『永年連れ添った夫夫』みたいな雰囲気で、これはこれでアリではないかな...とも思います。
ただ、アレシュのご両親の登場が終盤も終盤で、誠一郎との絡みが少なかったのは残念でした。その短い中でも再会の約束はしていたようなので、そのあたりのエピソードは今後に期待...ということで良いのでしょうか? -
ネタバレ 購入済み
行間が広すぎたようで
主人公がとある小説のモブに転生した日本人...というのはもはや異世界ものの定番ですが、その小説のメインキャラクター『暁の盟』のメンバーが別の異世界から転移してきた...という、転生&転移が二重になった設定が新鮮でした。
物語そのものは断片的なシーンをつなぎ合わせたようで分かりにくく、かなり説明不足なように思います。物語の行間が広すぎたようで、途中から展開にについていくのが大変でした。
『暁の盟』のレインロード以外のメンバーは初めから少年奴隷のチャシャに同情的ですが、それでも『奴隷』のチャシャが1人で図書館に行ってヴラドと会ったりできるほどの行動の自由を認められるには、余程の信頼関係が無ければ不自然です。そこに至るにはそれなりの時間と数多のエピソードがあったのではないかと思います。
が、そこら辺は割りとサクッと端折られてましたね。その端折られた中にこそ、レインロードがチャシャに激重執着していく途中経過もあったのでは?そのあたりがエピソードで読めなかったのが残念です。
一方、巻末の番外編『コンラッドとバルバロの話』はとても良かったので、こちらが本編の方が楽しめたかも...と思ってしまいました。 -
ネタバレ 購入済み
頼もしすぎる応援団
原作ファンです。コミカライズ版、前巻よりも良くなったように思います。
洞窟での『宿眼』発動シーン、かっこ良かったですね。ギルバート救出のために必死なアルフレッド、そして救出後に男爵令嬢排除のために『報告』をするちょっぴり悪い表情の2人がとっても魅力的でした。公爵様のチョコボンボン休憩もしっかり入ってましたね。細やかなところまでありがとうございます!
この作品、もちろん物語の軸はアルフレッドとギルバートの恋物語なのですが、高位貴族の嫡男同士という立場上困難を極めるであろうその恋路を応援してくれるラグワーズ家のスーパー使用人たちがとっても強力。『若様大好き!』な彼等彼女等は、アルフレッドの気持ちを知り、本当に頼もしすぎる応援団になっていきます。
そのあたり、次巻で読めるでしょうか。
またラグワーズ家は今回登場のお馬さんだけではなく他の動物たちも最強なので、そちらの活躍も楽しみ。『最強のヒヨコ』が見たいです! -
購入済み
この厳しさが新鮮
ファンタジー作品でありながらまるで現実世界のような、『優しくない』物語なのが新鮮でした。主人公のキリ、何しろ手荷物すら持っていない状態からのスタートです。ハードです。
村に出入りしている馴染みの行商人に騙されたキリは当然人間不信気味ですし、周囲の大人も自分が生きることが最優先。明らかに幼いキリが年齢をごまかして冒険者をしていることを察してはいても何も言わないし、積極的に構いもしません。なので、物語序盤のキリは食事も満足に取れません。厳しいです。
それでも、自分の口を自分で養って生きていくために、キリは反省と学びを繰り返していきます。中でもムジナ爺さんとの薬草採取エピソードは秀逸。そしてその結末は号泣必至です。
ラノベとしては地味にも思えますが、骨太で読み応えのある作品です。今後のキリの成長も楽しみです。 -
購入済み
長編Ver.が欲しい!
冒頭のメルとヒースの出会いエピソード(ハンカチのお礼がキス)こそ引いたものの、読み進めるごとにキャラクターの魅力が増していきました。特に噂ほどチャラくなかったヒース。中盤以降の好感度上昇率はNo.1でした。
孤児のメルを養子にした理由が打算ぽかったけれど、養父も義兄も溺愛レベルでメルを可愛がってくれているところも素敵です。『あんなチャラ男にメルはやらん!』っていうところ、もう少し長く読みたかったです。
敵役さんたちやヒース狙いのご令嬢とのアレコレも、行間にはもっとたくさんのエピソードがあったのではないでしょうか?
せっかくの魅力的な物語、これは長編Ver.で読みたかったです。ぜひとも続編を!
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悪役貴族のお父様【電子SS特典付き】
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購入済み
ネタバレ 購入済み最強お父様と子供たち
36年前に転生し、21年前の大戦では国の大英雄となったロベルト。物語はそんな彼がとあるRPGゲームの悪役貴族の父親に転生していることを確信するところから始まります。
大英雄にしてクールなおじさまである主人公ロベルトの心の声がなんともとぼけた雰囲気でとても面白かったです。
物語は息子レオナルドとゲーム主人公アラン、行儀見習いでメイド奉公中のユーリア嬢といった子供世代との現在エピソードがメインです。レオナルドのビフォーアフターも衝撃的ですし、ユーリア嬢も登場時は清楚で可憐だけど実は...。(ぜひとも本編で楽しんでください!)
更にその合間に語られる『ヤングお父様』の過去エピソードも魅力的。1冊で2つの物語を読めた気分が味わえます。
そして。
見事、息子の悪役貴族化を阻止できたロベルトにもたらされたのは、娘の悪役令嬢化を予感させる不穏な情報。
どうやら次は乙女ゲーム世界になるようです。
頑張れ、お父様! -
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ネタバレ 購入済み
今世でも添い遂げてください
輪廻転生ものも多々ありますが、前世がフクロウの番でした...という、なかなか斬新な設定の物語。なぜにフクロウ?最後まで読めば分かるかな?
試し読み増量で途中まで読ませていただきましたが、可愛らしくも初々しい友情と恋情の間みたいな感じがたまりませんね。とりあえず期待を込めて☆×4にしてみました。
今年最後のお買い物リストに加えさせていただきます!
で、買いました。読みました。☆はそのままでいいかな。
輪廻転生ものというわけではなかった模様。フクロウだった前世は2人の記憶の中だけで、ふとした瞬間に思い出す感じ。
じゃれあう2人の様子が前世の名残でなんかフクロウっぽい(給餌行為とか)んですね。その様子を見る限り、前世では翔真くんが雄で千春くんが雌だったのかな。...フクロウ時代もBLだったとかないよね?
そんな感じで、翔真くんの方は早い段階から千春くんを意識しているみたいなんだけど、当の千春くんが鈍いようで2人の関係は長いこと友達のまま。そのモダモダ感がたまらないです!
両思いになってからのイチャイチャもフクロウっぽくて可愛いです!ぜひ今世でも添い遂げてください。
そんな2人のお友達、木田くんが最高。
両片思い状態の2人の間に挟まって、双方に義理立てして奔走して...。めっちゃ良い奴!
そんな彼にももしや前世からのお相手が...?
そんなシーンがチラッとあったので、スピンオフとかあるかな? -
ネタバレ 購入済み
もふもふ好きにお薦め
クズな上官に『囮』として死ねと命じられた主人公が捕虜となって隣国に連れていかれ、捕虜にしては待遇が良すぎるような...?と首を傾げつつも新たな地で居場所を得ていく物語。
前半の『動物の世話』シーンは本当に大変そうですが面白く、彼が持ち前の機転で動物たちに認められていく様子はもふもふ好きには好感度が高いのではないでしょうか。黒狐のエピソードも良かったです。(表紙のワンコは色が違うように思います。作中のワンコは黒では?)
捕虜のはずの主人公がソードマスターであるセイブリアン様に剣の指導を受けるようになり、その指導を思い出して勇気をもらってピンチを脱する...というシーンが2回ありますが、これが若干くどいです。盛り上げどころなんですけどね。主人公が大人なので、なんか気恥ずかしいようにも思えます。彼が10代の少年なら気にならなかったと思うのですが。
セイブリアン様の(同い年の)兄たちも全員は登場していませんし、もしかしたら物語はまだ続くのかな?という気もします。
動物関連のエピソードが良かった作品なので、続きがあるのなら大歓迎です。 -
ネタバレ 購入済み
Gて...
異世界転生ものも悪役令息ものも大好物なので、気がつくと本棚には似たような作品が並んでいます。面白かった作品も残念ながらいまいちだった作品もありますが、この作品は前者。
特に前半の幼少期から少年期にかけてのエピソードが楽しいです。
この世界、迷宮に潜って初心者が討伐する最初のモンスターがなんと『G』!その名の通り、モデルは例の出会いたくないあの虫だそうで。
少年時代の可愛いギア&ロレンスが騎士団の見守り付きでGを狩る...。
そこはスライムとかじゃないんですね。絵面的に大丈夫ですかね?
乙女ゲーム世界の物語なので、後半になるとヒロインちゃんが登場するのですが、前半に原作改変しすぎてヒロインちゃんの影が薄いです。
更にはラスボスのはずの『魔王』なんてもっと影が薄いです。サクッと退治されておしまい。
これはこれで悪くないし十分面白かったとは思うのですが、後半が少し物足りない気がしたのも事実。
前半の『G』のインパクトが強すぎたかなぁ?
更にはラストシーンにチラッと『卒業旅行』『文化祭』なんてワードが出てきましたが、そのエピソードが本編で読めなかったのも惜しいです。それだけキャラクターが魅力的だったということでもあるので、もう少し長くこの物語を楽しみたかったです。 -
購入済み
最強お兄ちゃんの活躍に期待!
原作ファンです。コミカライズ、楽しみに待ってました!ジュスタン団長のイケメンなのに悪役な笑顔、最高です!
そしてヤンチャ坊主連合な第三騎士団の面々。彼らが『団長メシ』に胃袋を掴まれちゃうシーンがあれば良かったですね。ご褒美のパンケーキ目当てに本気を出しちゃうところがなんだか唐突な印象になってしまったのはちょっぴり惜しい気もします。
とりあえず辺境伯領でのエピソードはここまで。キリの良いところで終わってますが、続きが待ち遠しいです。
最強お兄ちゃんと化した転生悪役騎士団長の活躍に期待します! -
ネタバレ 購入済み
シナリオとの最終決戦
卒業考査のお手伝いからの結界襲撃事件に魔導機関車事件、更には過去の重大事件の顛末まで。面白すぎてページをめくる手が止まりません!
そして何よりレイナルドとグウェンの出会いエピソードが査問会での逆転劇に繋がるところ、構成の巧みさに唸らされました。
更には過去の重大事件の真実に『シナリオ』との最終決戦と大活躍のレイナルド。グウェンとの関係も進展しましたし、とにかく面白かったです!大満足!
一方、ルシアとミラード卿が国外追放処分となり旅立って行ったり、ヴァレンダールの大禍に悔いを残すファネル総帥たちのエピソードなど、コミカルさの中にも心に沁みる名シーンもあり、物語の奥行きが広がります。
巻末の番外編3編もそれぞれ秀逸。物語世界を存分に堪能できます。
そういえば、黒幕さんは逃亡したままですね。
レイナルドが本当に『華麗なる退場』ができるまで、まだ波乱がありそうです。
続刊、楽しみに待ってます! -
ネタバレ 購入済み
既視感を吹き飛ばす面白さ
試し読みの段階ではそこまで惹かれるものは感じなかったのですが、読んでみたらものすごく面白かったです!試し読みのその先はまさにジェットコースター。卒業考査のお手伝いがあんなドラマチックな展開になるとは!
転生悪役令息による破滅回避のための原作改変は定番の展開ですし、主人公が転生した世界のことを知らない設定もよくある話。ですがレイナルドが知らないなりに破滅回避のために堅実に生きようとしてきたことで、乙女ゲームでは悪役令嬢だった子達を含め、周囲が幸せになっていることが素敵です。
それなのに『ダメナルド様バイアス』のおかげで数多のトラブルに見舞われる彼が本当にお気の毒。
そんな中でも明るく前向きで情に厚いレイナルドはとても魅力的。乙女ゲームのヒロインちゃんからも『あなたが攻略対象なら良かったのに』と言われてしまうくらいです。
グウェンがまずは外堀を埋めにかかる気持ち、わかります!
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ネタバレ 購入済み
これはBLではありませんね
これは何と言うか...『ポンコツ一家の末っ子に成り代わったらもっとポンコツになった件』...て感じのコメディ作品...というよりもギャグかな?
少なくともBLではありませんね。笑えるばかりでBL要素は非常に薄いです。
主人公ユリスの中身は高校生だそうですが、非常に残念な子です。まるっきり我が儘盛りの5歳児です。徹底的にKYで、アロンをクズ呼ばわりする割に自分も結構なクズっぷりを見せるユリス。もういっそ清々しいくらいww
黒猫になってしまった『本物ユリス』の方がよほど大人びてます。
長兄、次兄にその護衛騎士や従者も含めて、主要な登場人物はみんなどこか残念な人揃い。この大公家大丈夫かな?
あ、そういえば従兄の王太子殿下も似たタイプでいらっしゃいましたね。敢えていうならこの方がわずかにBL風味を醸し出しておられたような...。
ユリスがなぜ『嫌われ令息』になっているのかが本編から読み取れず、更に転生して人柄が変わったこととは関係無しに『愛され末っ子』だったとしか思えない内容なので、このタイトルでは誤解を招きそうです。 -
ネタバレ 購入済み
ドラマのような幸せではなくても
切なげなタイトルですが、物語の極々序盤から『あー、この2人は両片想いだな』と丸分かりでした。なのに当の2人とそのお友達は気づかないんですね。噂話に振り回され、互いを誤解したりすれ違ったりしています。
うーん、若い!
大分擦りきれた大人読者には何とも初々しく思えます。
そんな切なくもどかしい青い恋物語の裏側には、父親がハズレだったために恵まれているとは言い難い少年時代を過ごしたという背景がありました。
そんな少年時代に用意した『秘密兵器』がまさかあの場面で出てくるとは。
実は試し読み段階ではあまり響かなくて購入を先送りしてたのですが、この作者様の構成の巧みさには毎回のように唸らされます。
ドラマのような幸せではなくても、2人で生きていく日々は掛け替えのないものになることでしょう。希望に満ちたラストシーンの美しさに、感無量です。 -
ネタバレ 購入済み
読ませ処が軒並み駆け足
前半がものすごくしんどい作品でした。オメガバースものだとしてもあんまりな、まるで時代劇かと思うような、ものすごく理不尽な仕打ちを受けてしまう楓があまりにも不憫です。途中で心が折れそうになりました。
それでも、理玖と優に助けられ、どん底から少しずつ幸せになっていく物語は感動的で、涙を誘います。
物語の軸が楓と子供たちの関係に傾いているため親子のエピソードが多い印象。ちびっこは確かに可愛いですし、とても『良い話』ではあるのですが恋愛的なロマンチック度はかなり低めなように思えます。
終盤になってようやく物語の軸が『恋』に傾きますが、本作ではオメガバースで定番の『運命の番』設定が出てこないんですね。
兄夫婦が楓にしたことに対する贖罪の気持ちと楓への想いで葛藤する理玖、同じ施設で育った幼馴染みの隼人との再会と隼人からの告白に戸惑う楓...等々。読ませ処は多々あるんですけども。それら全てがバタバタと駆け足で進んでしまった印象なのが惜しいです。 -
ネタバレ 購入済み
荒唐無稽だけど素敵な物語
どことなく昭和の風情が漂うヤクザものですね。『セーラー服と機関銃』を思い出しちゃいました。
人間相手なら怖いものなし、圧倒的に強そうなイケメン若頭 椿さん、実は霊媒体質な上に霊に対してはものすごい怖がりです。
一方、神社の跡取り息子 紬くんは突然やって来たヤクザにビビりちらしながらも、ぶっつけ本番で初めての浄霊をやってのける胆力の持ち主。祝詞奏上シーンは本当にかっこいいです。
そんな2人の恋物語が面白くないはずがありません。ギャップ萌えのダブルです。
椿さんの霊媒体質はかなり重症。動物霊に憑かれてニャンコ化したりワンコ化したり。その度に奮闘する部下の皆さんと紬くん。そりゃ連帯感も生まれますよね。
荒唐無稽かつコミカルに進む物語ですが、その中にはBLらしいエロ甘さもあり、心に沁みる人情話もあり...となかなかの読み応え。
そして優しい結末の先には幸せな未来が待っていそうです。組長さんたちのその後の身の振り方も素敵です。
とても温かい気持ちで読了しました。
素敵な作品だと思います! -
購入済み
試し読みの期待値よりも
これは既存作品にそっくりな設定の物語ですね。VRMMOゲームものでBL。本編の合間にスレを挟む構成はラノベの某作品と似ています。
既存作品との類似性は仕方がないとしても、冒頭のエピソードから主人公トウノはリアルでは事故かなにかで重篤な状態にあり、VR空間のなかで暮らしている...という重くてSFな設定にはやや抵抗がありました。なので失礼ながら当初の期待値は低め。
でも。
読み進めるとなかなか面白かったんです。
読書オタクなトウノが記録や本、石碑などの書き残されたものから謎を紐解いていく物語は良かったですし、『ユヌ防衛戦』もいかにもゲームらしい描写で、ワクワクドキドキしながら読みました。完結していない物語は良いところで終わっていて、続きがとっても気になります。
そんなラノベ的面白さには大満足だったのですが、BLとしてはちょっぴり微妙。
バラムさんとトウノの関係に甘さを感じなかったので、ゲームもののラノベに唐突にBLシーンが差し込まれた感じに思えまして。...違和感の方が強かったです。
バラムさんサイドのエピソードはあったので、彼がトウノを気に入っているのは分かります。が、コミュ障気味なトウノの感情の起伏があまり感じられなかったせいか、訳も分からないまま流されているようにしか見えなくて。
続編ではもう少しトウノからバラムさんへの気持ちが育っているといいな...と思います。 -
購入済み
クライマックスはどこ?
盛り盛りの設定なのに、何故か盛り上がりに欠ける印象の物語でした。
転生者のセルジュ、タイムリープしたライ、そして謎の生き物ニュウ。彼らがどんな旅をしてどんな物語を紡ぐのか、試し読みで期待して購入したのですが...。
おや?クライマックスはどこだった?
...というくらい、起伏を感じないまま読了してしまいました。
特に後半、読者が気になる部分の種明かしがほぼ説明文なのが残念でなりません。
幼いセルジュとニュウの出会いとか、読みたかったなぁ。
他にもサックリと説明調で流された気になるところ、いくつもありました。短くてもそれぞれをエピソードで読ませてもらえたらもっとこの作品世界を楽しめただろうと思うのに。
諸事情あるとは思うのですが、なんとも惜しいです。 -
ネタバレ 購入済み
でろ甘ほのぼのファンタジー
メインストーリーは展開が早くあっさりした印象でした。ドキドキハラハラを期待すると肩すかしをくらいます。
元の世界に戻れないと知った蓮がもう少し落ち込んだり悲しんだりするシーンや王妃として生きることへの重圧に悩んだりするシーンがあった方が良かったかな...とも思います。
そして、蓮の心残りでもあったご両親の件がファンタジーな力業で解決されてしまったのは安直な気がしないでもありません。
それでも。
出会った瞬間から溺愛に走り、えっちい妄想までしてしまうルーファス様がコミカルで、にやけ笑いが止まりませんでした。
溺愛ものは甘いものですが、ひときわ甘さ際立つ本作。もう『激甘』を通り越して『でろ甘』と表現したいほどww
年齢の割に幼い印象の蓮もとにかく可愛らしく、ほのぼのした雰囲気を堪能しました。
書き下ろしの3編は異世界ものらしいファンタジー感の強いお話で、自分的には2話目が一番良かったです。 -
ネタバレ 購入済み
抜群のお兄ちゃん力
悪役令嬢の兄に転生する物語も作品数が多いですよね。この作品も既視感のある設定、既視感のある物語...ではありますね。
前世思い出す→義妹可愛い→可愛い義妹が悪役令嬢にならないように頑張るぞ!...という正に定番ストーリー。
前世でも兄をやっていたお陰でルディヴィスのお兄ちゃん力はすっごく高め。未来の悪役令嬢も攻略対象者たちも、抜群のお兄ちゃん力で包み込んでくれるルディヴィス。そしてみんなのハートを鷲掴み!
きっと前世のクソ妹ちゃんも、なんだかんだ甘やかしていたんでしょうね。
物語はまだ本編前なので、BL味は無し。ひたすら可愛い少年少女のお話になっています。
楽しんで読んではいたものの、テンプレ感は否めないなぁ...と思っていたら。
最後に差し込まれたシャルティ視点のエピソードが予想外。
おー、そうくるか!
これは続きが気になっちゃうぞ。
というわけで、続刊を楽しみに待ちたいと思います!
番外編も可愛くて楽しめる仕上がりです。
このエピソードが本編のあのシーンに繋がるんですね。構成上手さんに拍手! -
購入済み
オメガバースを意識させない作品
オメガバース作品ですが、あまりそれらしくない感じなので苦手な方も読みやすいのではないかと思います。逆にオメガバースがお好きな方には物足りないかもしれません。
人生に躓きながら精一杯生きる勇大とエリートとして傍目には順風満帆な人生を送ってきた北沢。立場も年収も何もかもが違う2人が実はお互いの『ミッシングピース』でした...という、正統派ラブロマンスという雰囲気が素敵です。
更にアパレル店員さんとしてのお仕事シーンの描写が丁寧なのもとても良かったです。
尤も勇大が番ってしまった相手が誰だったかは粗筋から察しがついてしまうくらい、あまりにもお約束な設定ではあります。
それでも、お互いを想うが故にお互いの気持ちを深読みしすぎて幾度も空回る北沢と勇大がなんともいじらしく、切なさを感じるシーンもありまして。なおさら巻末のプロポーズエピソードが光ったように思います。
この2人なら、それこそ死が2人を分かつまで幸せな日々を過ごしていくのではないかなと、素直にそう思えた作品でした。 -
エノク第二部隊の遠征ごはん 7
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購入済み
購入済み予想どおりの大団円
この作品が『男性向けライトノベル』に分類されているのをずっと不思議に思っていました。
特に前巻のラストでメルの元婚約者が登場して以降の展開はなんとも乙女チック。ラストシーンも幸せな結婚で美しく纏まっていて、一般的に女性が好みそうなお話でしたから。
物語の後半は少し自分の好みと異なる展開になりましたが、良い物語でした。
あとがきの作者様のお言葉で『男性向けライトノベル』にそういう流行があったのだと知り、なるほどなぁと思いました。
肩肘張らずに楽しめるライトノベルというジャンルを『男性向け』『女性向け』と区別すること自体が野暮なのかもしれませんね。 -
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ネタバレ 購入済み
もう少しリアリティーを!
いわゆる転生チート系の可愛らしいほのぼのファンタジー。主人公が何度も転生を繰り返していて様々な前世を持っている設定。主人公のチートに理由があるのは好感度高しです。
...なのですが。
ファンタジーとはいえ、せめてもう少しリアリティーのある表現をお願いしたいです。
ビールはホップだけじゃ作れませんから!
ちゃんとビール用の麦も栽培してください!
どうしても気になったそれ以外は、そこそこ楽しく読ませていただきました。
追放されたっぽいオープニングでしたが、実は愛され王子だった主人公。早く父上、兄上と自由に交流できるようになると良いですね。 -
ネタバレ 購入済み
とにかく本編が面白い!
ゲーム世界転生ものも作品数が多いので、そろそろ出尽くした感があるのでは...と思っていましたが、この作品には良い意味で裏切られました。
主人公の1人が二重人格とか、なかなか攻めた設定だと思いませんか?
これって2人なのに3Pってことに...げふんげふん。
実はちょっぴりドキドキしちゃったんですが、天然無自覚ド健全な主人公 ミカくんのお陰でいやらしい雰囲気にはならず、素敵なストーリーに仕上がっております。(...変態兄はとりあえず置いといて。)
何よりも本編が本当に面白いんです!
不遇な状況からの脱却、抗えない『強制力』に引きずられるかのように学園生活が始まり、目指したゴールまであと少しでの協力者の裏切り。更に形を変えてのハッピーエンドという流れはかなりドラマチックですし、その後の顛末まできちんと語られています。師匠たちとの再会エピソードもあって、本当に良かったです!
そして書き下ろしSSがまた秀逸です。
変態兄につける薬はなく、覚悟を決めた女性ほど強いものはない...ということですかね。
コミカルさの中に人生の真理を見たような、そんな読後感になりました。 -
購入済み
少しメリハリがほしいかも
とりとめのない文章は本作の特徴だと思いますが、巻を追う毎にそのとりとめなさがマシマシになった気がしています。
ジーンの日記、もしくはその思考をそのまま読んでいるかのよう。不思議な感覚です。悪くはないのだけれど、少し読みにくい部分があったりもします。慣れですかね?
そして本編はジーンのやらかし日常譚が続きます。顎精霊のエピソードは基本『良い話』なんだけど絵面がどうしても笑いを誘いますww
今回もやらかしの対外的肩代わり役のハウロン、お大事にしてください。特に胃とか。
そういうやらかし日常譚も悪くはないのだけれど、勇者な姉たちはどうしてるのかなとか、ジーンの名付けで精霊たちや神様たちの力関係がどう変化してきたのかも気になるところではあります。
『縁切』の効果でジーンとの再会はなさそうですが、読者としてはそちらの動きもチラッと織り混ぜてほしいと思うんですが。
次巻に期待します。
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