【感想・ネタバレ】【全1-7セット】白猫は宰相閣下の膝の上【イラスト付】のレビュー

あらすじ

森の魔法使いの弟子・スピカは、白い耳と短い尻尾を持つ猫の獣人だ。誰もが彼を子どもと言うけれど、ちゃんとした大人である。そんなスピカはある日、優秀だが王さまと不仲だと噂の若き宰相・シルヴィの秘書官として働くことになった。働き詰めで苦労性な宰相閣下を幸せにするため、今日もスピカは奮闘中!――だけれど、実はスピカには誰にも言ってはいけない、お師匠さまからの任務があって……。「スピカは人間になって宰相閣下の伴侶になります」「……うん?」不憫なエリート宰相が天然な猫獣人に振り回される、ファンタジックなほのぼのラブストーリー!

※こちらは単話1~7話のセット版です。重複購入にご注意ください。

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指定席は膝の上

傍若無人...いえ、天真爛漫でマイペースなスピカがとにかく可愛いです。
どんなに美しく描いても、『恋愛』には多少の欲が絡むもの。
自らを『シルヴィの伴侶』と言ってはいるものの、スピカの想いには『自分を選んでほしい』『自分を幸せにしてほしい』というような欲を感じません。
もしかしたらスピカは恋愛とは何かさえ知らないのかもしれません。

ただひたすらにシルヴィが大好き。

スピカの想いはそれに尽きるのでしょう。そのピュアすぎる想いが尊いです。
コミカルな雰囲気で進んでいく物語ですが、クライマックスはかなりシリアスでドラマチック。悪役の最期はなかなかエグいですし。
そんな中、物語の要である森の魔法使いの登場で元のコミカルな雰囲気に戻ります。そして幸せな結末に。大人になってもスピカの指定席は宰相閣下の膝の上です。
番外編も面白可愛い勘違いエピソードで楽しませていただきました。
欲を言えば...。
フリージア姫がなかなか楽しいキャラクターだったので、彼女とレックスの恋物語も読んでみたかったです。『舞踏会で相手を探すもん』と言っていた彼女。釣れた魚が大きすぎてビビりまくったのではないかと思います。

#笑える #ハッピー #シュール

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2025年06月28日

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