配信予定・最新刊
作品一覧
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5.0全1巻550円 (税込)2021年から2023年までにサイト発表及びアンソロジーに寄稿した18編を纏めた短編集です。 一作品7000~50000文字の、全44万字を収録。 未発表作もあります。 【作品一覧】 ◆淫らな聖者は愛に溺れる ◆営業は団地妻に美味しくいただかれました ◆営業さんのお仕事 続・営業は団地妻に美味しくいただかれました ◆エンキョリレンアイ ◆青くて脆い~サソリはオリオンを手放さない~ ◆無垢な天使は穢される~ある伯爵と執事の淫らな関係~ ◆柴犬転生~撫でるな危険~ ◆召喚された魔王は性奴隷にされました ◆甘い吐息に惑わされた新米秘書は魅惑のパンツを貪る ◆レプリカ ◆あいつと出会ったのは、俺が柴犬に追いかけ回されて半泣きになっている時だった ◆競り落とされた兎は侯爵様の性奴隷 ◆敗国の王子は二人の王の愛に啼く ◆スナイパーは死神と愛を知る ◆錦上添花 ◆狼と七匹の子ヤギ ◆ただ貴方に生涯を捧ぐ ◆二人のエグゼクティブと妖艶フォーク ※本作は椎名サクラの個人誌作品の電子書籍版となります。
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-全1巻220円 (税込)お家没落で、借金のかたとして宗明(むねあき)の妾となった肇(はじめ)。 陰間でも二十歳までしか売れないと言われる二十歳に間もなくなろうとしているときに気付いてしまったのだ。 宗明に心を寄せていることに。 ――知らぬままが良かったと口には出せぬ。あの人を知らぬまま誰彼構わずに抱かれた方が良かったなどと言いはしない。 けれどと思う。 気付かねば良かった。陰間なら薹が立った頃になって気付きたくはなかった。 自分があの人を慕っていることなど、知らぬままでいたかった―― 肇は宛がわれた小さな家で、彼を想って死のうと心に決めるのだった。 貸金業の社長×元公家の子息 ※本作は椎名サクラの個人誌作品の電子書籍版となります。
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5.0全1巻660円 (税込)両親を亡くし村の外れに住まう紀之介(きのすけ)は幼い弟妹を育てるため、権力者である岩下にその身を差しだしていた。 岩下の息子である秀雄(ひでお)は、夏期休暇に田舎に帰ってきた際、父が紀之介を抱くところを見てしまう。泣きながら男を受け挿れる姿と健気に弟妹を育てる姿、そして時折遠くを見て涙ぐむ紀之介に恋心を抱いた秀雄は、一度だけ彼を抱く。 「いつか助けてやる……それまで辛抱しろ」 「貴方様も岩下様から咎を受けます……恐ろしいことをされます……もうお放しください」 「嫌だ……お前が欲しいのだ」 必ず助けると誓い、帝都の大学へと戻っていった秀雄は、紀之介を助け出すため、秀雄は力をつけるべく友人と会社を立ち上げた。 約束から十年、紀之介を助け出すことができた秀雄だが、その頃には父の手によって男に抱かれなければ取り乱す身体となっていた。 村の権力者の息子×両親を亡くした兄妹の長男 ※本作は椎名サクラの個人誌作品の電子書籍版となります。
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3.51巻660円 (税込)園池悠は絶望していた。住み込みで働いていた職場が倒産したのだ。高校卒業とともに上京してまだ3か月。ブラック企業で働き詰めだった悠には土地勘もなければ帰るべき家もなかった。途方に暮れ、公園で一晩過ごそうと腹をくくったその時、酔っぱらいに声をかけられる。端正な顔立ちと逞しい体躯という威圧感のある容姿に反して人懐こい男は、優しく悠に話しかけ自宅へと招いてくれた。翌朝、家主の男より先に目を覚ました悠が礼として朝食を作ると男は大感激。「住み込みの家政婦として働かないか」と悠にとっては願ってもない提案をしてくる。こうして、この男・野宮俊輔の住み込み家政婦となった悠は、俊輔との同居生活の中で様々なことを知っていく。家族、家庭というものを知らない悠にとって俊輔との生活は温かく、幸福そのものだった。家庭とはこういうものなのだろうか、と嬉しく思う悠だったが、どうやら俊輔には悠とは少し違った感情があるようで……。
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4.41巻1,430円 (税込)東京、新宿二丁目のとあるバー。そのカウンターに座り、K大学に通う大学生・山村朔弥は数ヶ月間の出来事を振り返っていた。初めてできた恋人の言いなりになり、あっという間に捨てられた情けない自分。自暴自棄になった朔弥は、いっそのこと誰かに弄ばれたいと考え一人慣れないウイスキーを呑んでいたのだ。そんな彼に声をかけてきたのは、上品で見目麗しい男・倉掛柾人。なんと彼は会社役員で、朔弥のことをずっと想っていたとか! 疑いつつもその真っすぐで優しい眼差しに惹かれ、一夜の情事だと覚悟して柾人についていった朔弥。しかし、朔弥の想像とは異なり、柾人はただ優しく朔弥を包み込んで『恋人になってほしい』と告げて、溺愛しはじめて――? 溺れるほどの優しさと淫らな激しさが止まらない――! スパダリ会社役員×地味系大学生の一途な濃密ラブ・ロマンス! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
ユーザーレビュー
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購入済み
引き出しの多さに脱帽
なんとも盛り沢山な短編集でした。作者様の引き出しの多さに脱帽です。
異世界転移、獣人、神話、ファンタジー、リーマン、童話、ケーキバース...。作品はバラエティに富み、シリアスからコメディまで取り揃えてあって、甘さも様々。
ひとつひとつの作品が短編とは思えないほど充実しているので、読み応えがあります。
大満足の一冊です! -
購入済み
切なく耽美な名作
なんという完成度の高さでしょうか。
明治から大正にかけてという時代設定。田舎の村で土地の権力者の慰み物になることで幼い弟妹を辛うじて養う美少年 紀之介。耽美の世界です!
濃厚なエロスに目が行きがちですが、紀之介と弟の諍いや長年の性的虐待で心が壊れてしまった紀之介が秀雄の愛に戸惑いながらも少しずつ回復していく様子などが丁寧に描かれています。
秀雄が迎えに行くまで10年は長過ぎやろとか突っ込みたい部分も無くはないものの、まるで長編映画を観たような満足感の作品です。
受けがものすごく可哀想な目にあうので苦手な方もいらっしゃると思いますが、不遇な人生を送った少年がようやく愛を知る物語でもあります。かな -
ネタバレ 購入済み
愛されなかった
6歳で両親と死別して、引き取られた祖母からは何年間も「身体的虐待」と「精神的虐待」を受け
それを諭す人も庇う人も聞いてくれる人もなく
さらに学校へも行けず虐待してきた祖母の介護も背負う
働きはじめた会社は給料すら払わず「パワハラ」「暴力」で搾取する
本当に「たまたま」野々宮社長と「公園で出会った」ことで「住む家、食べる楽しさ、褒められる喜び」を知る
さらに「愛される」恋も知る
ただ相手にはマイノリティを隠すため「契約結婚する婚約者」がいただけ
そりゃ何も言わず逃げるわ「遊ばれた」思うよ、悠なら。
もう少し悠の気持ちと心を癒して欲しい
あまりに、辛すぎたよいままでが。
幸せにして、愛されることも -
Posted by ブクログ
【離れてしまったら死んでしまうと思うくらい、私のことを愛してくれないか(柾人)】
エロス度★★★★★★★★★★
柾人と朔弥が紡ぐ恋物語・・・開幕♡
年の差・スパダリ攻めが美味しい。
おやおや、朔弥は冴えない大学生どころか男を惑わす天然な魔性ですよね。
自分の容姿に無頓着で有能なのに自己肯定感が極端に低い・・・自分の魅力に気付かない朔弥に柾人がヤキモキするのも頷けます。
柾人に愛されても消えない朔弥の不安。
どんなに朔弥を愛してもさらに囲い鳥籠に閉じ込めたくなる柾人の激重な愛と束縛。
2人して愛が激重で本当にお似合い・運命の番としか思えないカップルでした。
愛し合う場面もガチな濃厚・糖