あらすじ
ステーキ！ 唐揚げ！ 川魚の塩焼き！
特別な料理は要らない。これは、“男飯”なのだから。
小学校からの幼馴染であるアラサー男の北山、東、西田は、『勇者召喚』で異世界に召喚されるが、鑑定の結果、三人は勇者ではない判明し、城から放り出されてしまう。慣れないサバイバル生活を余儀なくされる三人だったが……これが意外と面白い！お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に、三馬鹿は今日も狩りをする。
感情タグBEST3
ほのぼのの中にアツさがある
他所のタイトルを出すのは無粋かと思いますが、「素材採取家の異世界旅行記」が好きな人は好きでしょう。
3人ともキャラ分けはしてあるのに、アツさが変わらない。
人としてこうありたいと思えるような本でした。
戦闘面でチート要素は強く出ていますが、アレを食べているからかどうなのかは未知。
このまま続けば来年ごろにはアニメ化するだろうな～、今後新刊でるたびに上位どころか1位になりそう。
読んでみて、徳はすれど損することはない一冊だと思います。
他の異世界召喚勇者の話とはひと味もふた味も違った！いや～、面白い。
剣術も柔術もやったことなければそりゃあタコ殴りにもなるでしょうよ。
元ネトゲ大好き社会人っていうのも良かったです。
それにしても、これまでどんだけ日本人が召喚されたんですかね。
異世界に飛び込んで調味料に一切困らなかったってのはあまりないし、
それらがその世界で異世界（日本）の技術として認識されているなら
彼らが日本からきた人ってのもわかりそうなものなのに。
これから先、どこかで出会いがあるのかな？
続きも楽しみです。
食欲増進効果有りにつき注意
これぞ『飯テロ』という感じの作品ですね。いやぁ、面白かった！
北山、西田、東の幼馴染み3人組にそして奴隷少女の南ちゃんを加えて東西南北。上手いこと設定したものです。
よくある異世界もので言うところの『冒険者』を『ウォーカー』と称するのが独特ですが、彼等の行動はほぼ『狩人』もしくは『猟師』。狩って、採って、調理して、食べる！！『食べることは生きること』を全力で体現する彼等に心からのエールを！！
この世界では『呪われている』と言われ誰も食べない魔獣肉をガッツリ食べている3人組。パーティー名が『悪食』とは言いえて妙です。
そして彼等の行動が少しずつこの世界を変えていきます。
召喚した彼等を『役立たず』と早々に見切って追い出した王様たちですが、いつか後悔する日がくるかもしれませんね。
とにかくめちゃくちゃ面白かったので、続きを追いかけたいと思います！
Posted by ブクログ
北山、東、西田は、突然、異世界に召喚されるが、鑑定で勇者ではないと判明したとたん、城から即追放。
城を出る前に王女らしき少女からこっそり手渡されたマジックバッグを手に、アドバイスされたウォーカーギルドでウォーカー登録をする。
ウォーカーとは冒険者のようで、この世界の常識もよくわからないまま、とりあえず、魔の森に向かった3人は、慣れないサバイバル生活を開始するが。
お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に、3人は魔物を狩って狩って狩まくる。
一本気でガキ大将的で料理上手な北山(こーちゃん)、薬草魔獣を端から覚える知識の西田、体も大きく格闘技の経験もあるけど繊細な東。
小学校からつるんでいる3人はネトゲを楽しんでいる最中に、突然召喚されて、放り出される。
あまりにも無防備な3人にヒヤヒヤしつつも、勢いが良くてついつい読んでしまう。
少年ジャンプ的な台詞が急に出てきたりで、ひゃーと思ったりもするけど、こーちゃんの作る男飯が美味しそうで、ワイワイと食べるのも楽しそう。
漢だね！三馬鹿トリオ！
三人揃ってバカなサバイバルをする痛快メシテロ活劇。
脳筋のわりに統率力はあるし頭も回るし理性的。でも肝心の行動方針がどうしてそうなる！？な野生のおばか一直線。振り回されてそれに染まっていくメンバー。常識破壊される関わった人物たち。
主人公たちは元の世界の常識と転移先の常識の違いに戸惑い悩みながらも（無自覚に）常識外れの我が道を往く、でも野郎どもだから女の子の扱いは全然慣れてなくて･･･そのテンポといい意味での漢くささが小気味よいです。
ちなみに男飯と題打つわりに出てくる料理はなかなかテクい。でも美味しそうだから許しちゃう！
シリーズ作品レビュー
