あらすじ
3000万PVの異世界グルメの新境地。読めば食べたくなる。そして作りたくなる。食の可能性が迸る!
料理人志望の青年・東朱里が異世界にトリップしたところから物語は始まる。
朱里を拾ったのは、傭兵団の団長、ガングレイブ。
雑用として傭兵団に身を寄せる朱里は、徐々に料理の腕を振るうことで自らの存在価値を高めていく。
傭兵団の各隊長たちは一癖も二癖もある人物揃いだったが、朱里は料理を通じて彼らと心を通じ合わせていった。
発明を手伝い、剣の悩みを聞き、恋の後押しをする……。
少しずつ、朱里は傭兵団の仲間たちに認められていく。
しかし、朱里はまだ知らない。
自分自身が英雄として語られる存在になることを。
川井 昂(カワイコウ):広島県在住。本作にてデビュー。
四季 童子(シキドウジ):『異世界迷宮でハーレムを』(ヒーロー文庫)、『フルメタル・パニック!』、『セブン=フォートレス』、『モンスターコレクション』などのイラストレーションで知られる人気イラストレーター。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
料理人志望が異世界トリップ.
で,傭兵団に拾われてそこで料理番をすることに.
傭兵団が美味い飯を食って元気になって
大活躍するんだけど
その大活躍部分はあっさり流す.
何故かって?
傭兵団が活躍する場所は戦場で
活躍するってことは敵軍をバッタバッタと薙ぎ払うってことで
それは戦記物のしごとだからね.
そうじゃなくてコレは料理番の話だから.
で,料理を作りつつ
その合間に分子化学の話をしたりして
傭兵団の戦力強化とかも….
彼は知らない.
その発想を得たことで傭兵団の敵対勢力の
戦死者数が増えたことを.
悲しいけどコレって戦争なのよね.
味方の使者が少ない.
ソレでいいじゃない.
のちに栄達した,的な話が多いんだけど
コレ傭兵団の主要メンバーの話が終わったらどうするんだろ?
私,気になります!
できれば1回で。
異世界転生ものでお料理チート。好みの組み合わせなのですが、シュリ視点の本編の後に別キャラ視点の同じエピソードが続くため、同じ物語を2回読むことになってしまい退屈してしまいました。
視点が変わることで物語の奥行きが広がることもありますが、本作ではちょっと冗長な印象なのが残念。
むしろ転生前の『お料理バカ』なシュリのエピソードが面白かったので、そっちメインで読みたいかも。
Posted by ブクログ
訳もわからず異世界に放り出された現代人が、料理の腕で大活躍、ってもうそんな設定見飽きたわっ。(^^;
ただ、当事者の視点と後世の歴史家の視点が両方語られるってのは、良い工夫だと思いました。
なんといっても、しあわせな結末が約束されているのは、読んでいく上での安心感が違います。(^^
当事者視点も更に料理をつくる側と振る舞われる側の視点で語られていて、最初はくどいなぁと思いましたが、重層的ところが効果的で好印象です。
魔法関係の設定も、割と独自色が出ていました。
類書と比べてテクニックで一歩ぬきんでている感じ。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
異世界に転移し、傭兵団の料理番として生きる東朱里の話。
朱里が料理し、料理から何かを得て開眼し後の世に名を残す傭兵団の誰其。このパターンを繰り返していくが、いいな~と思う面と違うだろ~と思う二面性に気持ちが別れる。
朱里の一言で家庭で役立つコンロを作りましたと、手榴弾もどきの人殺しし兵器を作りましたが同列で語られてて、結論いい話だな~ってなると、反発する。