あらすじ
コンビニのバイト帰り、気が付くと事務所机の前にいたコウジ。そこで『魔法少女』としての資格を持っていると言われ、突然異世界に送られてしまう。やってきた異世界で、コウジはきらびやかな魔法少女たちに囲まれていた。――なぜか、おじさんの姿のままで!さらには、四十五人の王子が序列に従って魔法少女から『自分の運命のパートナー』を見つけ出すという。自分が余り物になると確信していたコウジは自分を選ばなくてはいけない王子に内心同情していたのだが、コウジを選んだ王子はなぜか彼にベタぼれ。かつ、とある過去があるようで――「よくぞ女神の召喚に応え異世界よりやってきてくれた。我が運命のパートナーよ」スパダリ王子のもとで、まさかのいちゃらぶ生活! しかも魔法少女として戦う準備はXXX!? WEBで大人気の異世界BL、ここに開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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Posted by ブクログ
二十歳を過ぎてコンビニのバイト帰りに突然異世界に召喚されたコウジ。
45人の王子のパートナーになるべく、45人の魔法少女の一人として召喚されたらしい。
おっさんの姿で。
しかも魔力接続の方法がアレって…おっさんにナニするつもり?
王位の序列順だったのが番狂わせで良かった。と思いきや、特異な王子がコウジを選んでたらどうなるところだったのか。
まぁ一途で執着質なジークならなんとかしちゃうんだろうけど。
このジーク、最初からコウジしか見えてません(笑)もう最初から。(順番通りに選んだとしてもコウジを選ぶんだろうなぁ)
あまたの魔法少女たちをずんずんやり過ごしてストレートにコウジの元に向かう姿は本当にニマニマしてしまいます。
溺愛はこうじゃなきゃ。
そんな二人の魔力接続のやりとりは何とも大人なやりとりですが毎日ってところが、年下の若さ故のエネルギーですよね。っていうか、他の選択肢を試すつもりはなかったな…ジーク…。
一つだけ難点があるとすれば、コウジの喘ぎ声の表現(しょうもないことですみません)ジークの精力的な勢いを感じるのですがより生々しい感じがしました。お好きな人にははまるかも?
ジークに選ばれたくてコウジにきゃんきゃん言ってきた魔法少女たちを黙らせるシーンの爽快さとか、ジークがコウジに執着の元となるシーンで、子供ながらも大人びているジークが言葉もつたなく「ああ…やだ…」と言うシーンはどんなシーンよりも胸が痛みました。私の一番好きなシーンです。
個人的に好きだったのは第二王子と第四十五王子のパートナー、シオンとマイアですね。
対局のタイプですがどっちも一生懸命で素直で可愛かった!
44+1
コンビニ店員の青年がかつての自分が作ったキャラクター(おじさん)の姿で異世界転生するという、なんともややこしい設定の作品。しかも『魔法少女』枠の1人として、異世界の王子様とパートナーになって世界を救う役割を果たさなければなりません。
突っ込みどころ満載な気もしますが、読んでみたらなかなかの面白さ。ちなみにおじさんがフリフリドレスを着て魔法少女をするわけではないので、その点はご安心ください。
キラキラの魔法少女の群れに黒スーツのおじさんが1人。この『魔法少女』の対極にいるようなダークヒーローっぽいおじさんがファンタジーな世界で良い味を出しています。特に戦闘シーンがカッコいいです。
本編はきれいにまとまって終わっていますが、一部問題が先送りされたところもあるので続編があると嬉しいです。
読みやすい
転生前は若者なのに過去の自分が作ったチートモリモリな厨二病設定そのままで転生して自分をおじさんおじさん連呼するのが面白かったです。
魔法少女45人っていうのも斬新。
展開が早くて読みやすかった。
ジークのブレない溺愛も良い。
表紙イメージから中々インパクトのある絡みだな、と思ったけど挿絵がなくて幸いだったかも。
WEB小説もまだ連載中みたいなので続きが楽しみです。
※今作は綺麗に完結してますので続きもの詐欺にアレルギーのある方もご安心を!
Posted by ブクログ
魔法少女として召喚された少女たちの中に何故か一人おじさんの「コウジ」が。
くたびれた無精髭のおじさんで、と始まりから本人が「おじさん、おじさん」と突っ込んでいるのが面白かった。
コウジというキャラが生まれた原因も。
45人の王子の中で一番カッコよく英雄と呼ばれる第3王子のジークにパートナーとして選ばれあれよあれよと抱かれてしまって。力を分かち合うための行為だから仕方ないかと思いながら共に厄災を倒すために闘う事で次第に気持ちが、となるのが良かった。
ジークが何故コウジを選んだのか。
厄災の正体は。
そしてコウジの決断はetc.
色々と謎があり、ラストに全てが明らかにされた時には胸がスカッとして気持ち良かった。
そしてジーク、スパダリなんだけどワンコな面があるのが可愛かった。
ジークのコウジへの愛、さそれに答えたコウジのジークへの愛し、とにかくカッコ良かった。