【感想・ネタバレ】テルマエ・ロマエ 3巻のレビュー

あらすじ

日本の風呂文化を活かし、数々の斬新な浴場を造り出してきたルシウス。特にハドリアヌス帝からの依頼により、次期皇帝候補のアエリウス名義で造った浴場は人気を博した。そんな中、かねてから皇帝に反感を持っていた元老院議員たちは、市民の皇帝人気を裏で支えるルシウスを消そうと陰謀を企てて……!?

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Posted by ブクログ

『テルマエ・ロマエ』の中では、私はこの巻が一番好きです。11~13話の温泉街エピソードは作中最高傑作だと思います。
ルシウスが「皆が平和に暮らせる」案を煮詰めるために現代日本の温泉街に飛ばされますが、まずルシウスの浴衣姿が良いですよね。カラコロカラコロ。
温泉まんじゅう美味しそう。ローマの通貨と両替してくれた男の人たち、いい人ですね。
極め付けは、やっぱラーメンでしょう。絵も美味しそうですが、ルシウスも美味そうに食べますね。
面白かったのは支払いの場面。それはまあ、金色に輝いていて、わざわざ真ん中に穴を開ける手間の掛かっているお金があったら、「価値の高い」通貨に思えるでしょうね。
あと山賊だけでなく、ルシウスに対して害意を抱いていた元老院議員の敵意まで和らげる「湯の力」は偉大ですね。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

話の展開の様式はすっかり定着しましたが、毎回よく考えつくな~と唸らされながら、落ちで浄化されます。毎回カタルシスがあって笑みが残る読後感で本巻も最高でした。

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

コレは、ラオコーンですね。
本来、海蛇に巻きつかれて苦悶している表情のはずですが、お風呂で恍惚のようにも、、??

ヤマザキマリさんのお風呂コラムが、また真面目に温泉街について語っているのも、なるほどと思わせられます。
緊張感も義務感も何もかも弛んで、非日常に遊ぶ温泉街。
人前で裸になるという無防備さにも、意味があるのでしょうね。
そういえば、銭湯も減ってきているし、がやがやした温泉街も少なくなっているのではないでしょうか。

そういえば、以前コレを読んだときに、『与作』(あのサブちゃんの)の唄が頭の中をしばらく周り続けていました。
唄が盛り上がったー、、、、というところで、大爆笑でした。

三巻目では、ひとつのエピソードにページ数を多く割いており、ルシウスの平たい顔族世界への滞在の時間も長くなっています。
それだけ細かいところにも目が向くルシウスですが、そこ?という気になりポイントのズレがまた、おかしいですね。

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2024年09月24日

匿名

ネタバレ 購入済み

勉強になる

本編も『ローマ&風呂、わが愛』も面白かったです!毎回ヤマザキマリさんのローマ知識前回で読んでいて勉強になりました!

#笑える

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2024年04月05日

ネタバレ 購入済み

読む温泉

コンサバティブな趣味の古今東西の設計士による謎の協演!

いつも必死なルシウスの間抜けなシーンが爆笑を誘い、ほのぼのとした気分に。

読む温泉です。

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2021年02月26日

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ハドリアヌス帝に反感を抱く元老院は、民衆の支持を落とすため、ハドリアヌス帝お抱えの浴場技師であるルシウスの存在を抹消しようと策を凝らします。彼らは、ハドリアヌス帝の命令だと偽って、ルシウスを山賊たちの暮らすヴェスビオス火山の裏手の地方に派遣します。さっそく任地に赴いたルシウスは、山賊たちの襲撃を受けますが、そこにはすばらしい温泉が湧き出ることを知り、山賊たちの協力を取り付けて、温泉街の設立を開始します。

さらに、遠征の途上で風呂に入れないことに不平を唱えるアエリウス・カエサルのために木桶の風呂を作って送る話や、現代日本で成金の設計に不満を鳴らす若い日本人の浴場設計師のためにローマ風の浴場設計の手助けをする話が収められています。

表紙のイラストのインパクトが抜群です。

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2019年04月09日

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ルシウス暗殺計画、ヤバ……クなかった。浴場にかける思いが窮地をすくったようだ。2巻のエンディング、どきどきさせ過ぎでしょう(笑)成金趣味の発注者に戸惑うルシウスと現代の技術者の、言葉は通じないのに感覚的に通じ合うシーンが良かった。

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2017年09月01日

Posted by ブクログ

借りたもの。
個人や街の衛生や瘉しとしての風呂・温泉から地域振興としての温泉街の話題に。
命を狙われたはずのルシウスが(全く気付かず)山賊を熱意で説き伏せ村を作ってしまう面白さ。
洗練された美しさと成金趣味の単純な派手さという価値観の対立まで風呂場で起こり、今回は平たい顔族にローマの美意識を伝授するに至ったルシウス!
時代と地域を越えた技師との交流は楽しそうで羨ましい(笑)
しかし、Tシャツの文字からどうしてその部分を選んだのか……
表紙ではまさかのラオコーン像がシャンプーハットしている。違和感が無い!!

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2015年12月19日

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テルマエロマエ3巻になっても、日本の温泉、入浴文化と古代ローマのギャップと気づきあいが、ぜんぜん色あせていないのに、まずびっくり。

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2014年11月18日

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今度は日本の温泉地にタイムトリップしたルシウス。

ラーメンと餃子に震えるほどの感動を覚え、
的当ての商品のぬいぐるみを新しい神に祀り、
日本のパピルスでの紙幣に驚き、千円札の
野口英世に平たい顔族の皇帝を思う[笑]

湯のある場所に諍いごとは生じない。
与作を唄うおじいさんにシンパシーを感じつつ
ヘイヘイホーにわびさびを感じるローマ人。

池の水面に映る月と女神の
神秘的な光景を眺めつつの入浴。いいなぁ~♡

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2013年11月25日

購入済み

風呂に入りたくなる

風呂という共通の文化を持つ古代ローマ人
このマンガを読むと親近感がわきます
なんだかふざけた登場人物逹が笑えます
そして何故か、今、私は風呂に入りたい

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2013年09月18日

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タイトルだけ知っていた「テルマエ・ロマエ」 進められて1巻~5巻を一気読み。

 読み始めて、「なんだ、風呂の話かよ・・・」と思いましたが、すぐに「何だコレ!」に変わりました。
 すごいストーリーですね。風呂でタイムスリップ?
古代ローマと繋がるのか・・・

作者のヤマザキマリ、タダもんじゃねーな。

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2013年07月03日

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相変わらず面白い。やはりスライダーの回は最高に笑えますね。
海外に行くと、日本のあのサーヴィスがここにもあったらよいのにと良く思いますが、お風呂は特にそうですよね。シャワーだけとか、バスタブ内で全て済ますとか・・・イヤだ。 2012年2月11日 初読。
2012年9月29日 再読。

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2012年10月03日

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ネタバレ

ローマに大規模な温泉街を。
構想も壮大になってきた!

ルシウスと日本人。
言葉は通じなくても、気持ちは通じ合っている。

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2024年04月24日

購入済み

成金

成金の趣味の悪さは今も昔もいずこも同じ、という話が面白い。
若い技師との交流の中で出たアイデアで完成した浴場にTシャツから来たオチ。
素晴らしい。

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2024年03月25日

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古代ローマの浴場技師ルシウスが現代日本で色々学んでいくコメディ作品の第3巻。
それだけ現代日本の浴場・温泉文化が素晴らしいということで、せっかく今の日本で暮らしているのだから、もっと温泉文化を堪能しなければ…と思わせてくれました。

地方の温泉街のおみやげ屋さんとか屋台とかって怪しいモノ…というイメージだったけれど、それらを素直に楽しむルシウスを見ると、それはそれとして楽しむべきものと感じたよ。

金閣寺の良さとか、何やら比較文化でとらえると、日本文化の良さを再認識できるのですね。
日本に生まれたから今生では日本を極めれば良いや…と国内旅行主義になっていたけれど、たまには海外に行くのも良いのかも。
まずはパスポートを取ろうかな。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第三巻。
今回は大きく二つのエピソードに分かれて、前半が温泉街を作る話、後半が成金趣味に詫び寂びで対抗する話。後半は珍しくルシウスが教えを与えるほうに回る(もちろんそこで得られた気づきを持ち帰って古代ローマに生かす)。

温泉街のあのゆったりとしたくつろげる感じ、ローマ人にも気に入ってもらえるといいね。

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2023年03月22日

匿名

購入済み

「色」が落ちても「個」が残るというのは、人間に当てはめて考えてみても、ひとつの理想といえるのではないだろうか。
そんなことを想いました。

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2023年03月10日

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面白い。痛快!
雷雨の影響で、飛行機の出発が遅れたが、テルマエのおかげでそれほど苦痛に感じなかった。感謝。

銭湯、行きてぇ!!

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2014年07月31日

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「テルマエ・ロマエ3」4

著者 ヤマザキマリ
出版 エンターブレイン

p81より引用
“ですが世の中には、日常の緊張や様々な義務感から解放されて
伸びたパンツのゴムみたいな精神状態にならないと、欲しいと思
えない「物」というのが存在するということを、温泉街の土産物
は教えてくれます。”

 古代ローマの浴場建設技師を主人公とした、浴場文化をテーマ
にした一冊。
 ある夜、元老院から書状を受け取った主人公ルシウス、向かっ
た先で待ち構えていたのは…。

 上記の引用は、幕間のエッセイでの一文。
どこで読んだか忘れましたが、無駄ほど素敵な物はないというの
は、こういう事なのかもしれません。
 私も旅行で温泉に行ったことはありますが、大抵仕事関係なの
で古いパンツのゴムみたいにゆるみきれたことは無いように思い
ます。一緒に行った他の人から見たら、ゆるゆるなのかもしれま
せんが。一度は体験したいものです。

ーーーーー

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2013年04月29日

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ネタバレ

 期せずしてローマ皇帝のお気に入りとなったため、ついには元老員の陰謀に巻き込まれてしまうことになったルシウス。
 そうとは知らず、危険な場所へ風呂を作りに行き、山賊たちを手なずけて村を作ってしまうところはなかなかに面白いし、これまでとは逆のパターン……つまり「学び取る側」ではなく「教える側」に立ったエピソードもなかなか興味深くて面白い。オススメ!

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2012年10月03日

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今回も文句なしに面白い!温泉街のルシウスに笑い転げた(^o^)♪ 相変わらず平たい顔族の言葉は解っていないけれど、与作を歌ったり、風呂設計士同士で意気投合したり楽しそう(^^)ルシウスはいつも旨そうに何かを食べているから、こっちも食べたくなってくる(^_^;)

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2012年08月04日

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ローマの風呂と日本の温泉どちらがどう影響を受けてるのか?物語としての信憑性はいかんにしても風呂って奥深い。ローマ人にとってラーメンは如何なものか?黄金の浴槽に金閣寺とどすえの彫り物はいいよね。遺跡から見つかればおもしろい。

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2014年01月04日

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おもしろーい。

古代ローマ人がお風呂を通して
現代日本にやってくる!

日本人のことを平たい顔族って読んでるのもじわじわきます。お風呂だけでこんなにバリエーションあるんやなぁ。

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2013年12月17日

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Ⅰ~Ⅲまで読んだ。ハドリアヌス帝の時代の古代ローマで、浴場の設計技師をしているルシウスが主人公。展開が大胆で、ネタも豊富。当時のローマ人の生活や価値観もわかって面白い。

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2020年10月25日

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ネタバレ

1巻の時から
風呂ネタってそんなにないよなぁ・・・。
大丈夫かなぁ。。。
って素人考えで心配していたんですが、
全然大丈夫みたいですw

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2012年06月30日

Posted by ブクログ

温泉街はいいねぇ。無性に温泉行きたくなった。
ローマ時代から現代日本にタイムスリップした主人公が日本の温泉技術を学んでいくという同じパターンで3巻まで来ているが、この調子でどこまで持つのだろうかとちょっと心配になってしまうけどw
いやまぁ、風呂はいいね。

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2012年11月24日

Posted by ブクログ

ジャンルが風呂な訳で近いうちにネタ尽きそう…と不安(未だに)。

日本の風呂の、異国の人の目を通した描写に毎回感心してしまう。それにしてもラーメンって万人受けするのかw

ともかく実写版映画楽しみです(*゜▽゜*)

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2013年01月11日

Posted by ブクログ

●風呂という主題で、ここまで面白い漫画を描けるのすごい。今回、ルシウスは日本の温泉街にタイムスリップ。めっちゃ満喫している。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

 2011年4月24日(日)にローソン木川西店で購入し、同日読み終える。この手の本の宿命ではあるが、初めて読んだときに感じたインパクトはだいぶ薄れてきた感がある。それでもそれなりに面白かった。いま調べてみたら2010年5月17日(月)に第1巻を読んだきり、第2巻は読んでいないようだ。

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2019年01月22日

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温泉街
ラーメンと餃子、貝細工、ぬいぐるみ
木の風呂浴槽
へいへいほぅ〜〜
アウグスタレスの成金趣味 金と神

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2015年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あの傑作ラオコーン像にシャンプーハット被せるってあーた。という表紙へのツッコミで話題になるが、中身はさほどおもしろくない。
これ読んでおもしろいのは、中高年サラリーマンだけなのではと思うのですが…。

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2014年12月02日

Posted by ブクログ

風呂限定のタイムスリップ漫画。古代ローマの生真面目建築士・ルシウスが日本の様々な浴場で巻き起こす騒動と風呂蘊蓄が馬鹿馬鹿しくも心地よい。今巻では温泉街建設やタライ風呂やらが題材。登場人物がみんなあったかいっす。

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2014年06月29日

Posted by ブクログ

昨年映画になったりして一躍脚光を浴びた漫画だけど、なかなか手に取るまでには至らなかったのだが、このたびついに完結を迎えると聞いて、禁断の扉を開いてしまった。

お、面白い!
古代ローマと現代日本とのタイムワープなんて、どう捻ったらそんな設定が出てくるのか。
ヤマザキマリさんに脱帽。

これを読んでふと、古きよき日本の銭湯が淘汰されていくのを、至極残念に思うこの頃。

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2013年09月08日

Posted by ブクログ

3巻では、エピソードごとの尺が長くなって、出会いと交流の描写を深めていますね。温泉街の魅力は再発見でした。でも、最近流行りの個室露天は紹介されていません。ローマに共通性がないからでしょうか?

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2013年07月04日

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