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長い旅を終えた一行は、帝都ローマの深い闇の奥へ――。爆発寸前の鬱屈を抱える皇帝ネロと一触即発の緊張関係が続くプリニウス。彼が居を構えるテヴェレ川の向こう岸は、腐乱死体が転がり、酔漢と売春婦が往来する魔窟のような場所だった。夜の街を徘徊し、“粛清”を繰り返すネロ、持病に苦しむプリニウスとその好色な主治医、謎の美少女娼婦に一目惚れするエウクレス……魔都の闇に交錯する人間模様を色濃く描く、待望の第2巻!
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Posted by ブクログ
これはもしかして私の願いのすべてをかなえてくれる連載になるかも。 ローマの日常を生きた人々の話が、歴史的偉人の人生とリンクし、そして現代や地域を超えた類推と対比をもたらし、 最後には大きな悲劇で収斂する。 1ッ間で皇帝ネロと将軍ヴぇスパシアヌスにヴェスヴィオス火山が出てきたからには大河になるんだ...続きを読むろう、とは思っていたが、コルブロのパルティア戦役も出てきた。これはユダヤ戦役も当然出てくるし、あとはどこかでオトとガルバも出てくることになる。 塩野本を除いて、この時代を日本語の物語にしようと思った人がかつていただろうか?なんか、すごく貴重なものを見せられている気がする。
暴君と言われるローマ皇帝ネロが登場。奔放なプリニウスどの関係、作者のイマジネーションも相まって人物が深掘りされ、ますます面白くなってきましたね。ローマ市内の描写も圧巻です。
舞台は帝都ローマへと移り、緻密な描き込みに拍車がかかる。漫画としては少々読みにくく感じるほどだが、繰り返し見て味わうには適している。 皇帝から娼婦まで多彩な人物が続々と登場し、ストーリーも込み入ってきた。気楽に読み流せる作品ではない。
皇帝の真情せまる訴え、部下の大活劇、次のコマに登場するなり全く別の事を考えてるプリニウス、すごい外し芸で笑った。大友克洋や上條淳士らを思い出させる背景画描写の徹底も、設定や物語の一部になり特にプリニウス邸なんか実に魅力的。
気の弱そうなネロ。 彼がお忍びで通う聾啞の娼婦プラウティナ。 彼女に懸想したのは、プリニウスの書記エウクレス。 だんだん面白くなってきたぞー!
うぉぅ!ますます面白い!高度に発達した都市ローマの描写がまず面白い。インスラ(アパート)の三階より上に住みたく無い!とか。パニス(パン)の種類とか。 そしてネロ!ネロに対するプリニウスの評価が、物言わぬ周囲の人間たちの思いを表している。混迷する政治。繊細なネロはその空気を感じてますます捻れていく。...続きを読む助けて!ネロは心中でプリニウスに訴えていたのではないか。 水道管の技師の出てくるくだりも面白い。本作では珍しいアクションシーンと、ローマの下水道技術の話。のみならず文明論にも発展。フェリクスの嫁も10年前は技師の孫娘みたいに可愛いかったのかなあ…。 それにしても、ここまで画面の描き込みが濃厚なマンガは昨今珍しいのでは。先日読んだ「ガイコツ書店員の本田さん」もなかなかの描き込みで感心したが、古代ローマの社会や生活を忠実に描くって並みの仕事じゃ無いよね。ホンマ尊敬する。 プリニウスの書斎に踏み込んだシーンには震えた。NHKの博物学や美術系ネタの番組の、メインのブツを出す瞬間の演出で脳内再生された。無音でドーンと写して、一拍おいてからナレーション。あの呼吸。あと壁の絵や彫刻がすごく気になる。隅々まで手を抜かない、大変な作業をむしろ面白がっている様が凄い漫画だ。 ツボなセリフもたくさんあった。ヤマザキ氏お得意の庶民の言葉、空気を読まない事実を突きつける言葉の数々。「ユピテルに尻の穴狙われてんのか?ボウズ!」「胸やけがしてるんだ。血を見たから…」(これは発言者を知ると面白い)「メスというのは基本的に夏に欲情するそうだが、ローマは間もなく冬だ…今貴様がいなくなっで彼女は大して困らないはずだ!」「まぁ〜あんた童貞でしょ!初々し〜、見てよこの汚れのない白目!」などなどまだまだたくさん。面白い…
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