ヤマザキマリのレビュー一覧

  • パスタぎらい(新潮新書)
    世界を巡っていろいろな経験と食事をされてきた著者の文章は単純に面白く興味深く読むことが出来ました。
    ワインに対する思いや病人食に関する話は、私にとってとても新鮮でしたし人に対して暖かい気持ちを持つことが出来ました。
  • 望遠ニッポン見聞録
    おもしろい!日本を卑下するわけでも、イタリアとか海外を賞賛しすぎるわけでもなく、ただただ愉快な視点から日本と海外とを比較してクスクス笑いながらも感心させられます。
    他の著書も是非読みたい!
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
     ヤマザキマリの著書を水風呂に浸かりながら読み了える気分は格別。
     高校を中退してフィレンチェに絵画留学と聞くと、えらく優雅に見えるけど、苦学に苦労を重ねたのだなぁ……。
     並の女性なら餓死か自死ではないだろうか。

     帰国してからは札幌テレビに顔を出していたという。おぉ、STV。私が札幌に残ってい...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    ご存じ、ヤマザキマリさんの一番の出世作。

    「最初は2巻程度」の構想だったようだけど(ほんとの最初は、1話読み切りのつもりだったらしい)、6巻で完結となった。

    もともとはどのくらいの構想だったのか、まあ古代ローマと現代日本を行き来する軽いコメディーだったのかも知れないけど、両者の意外な共通点をあぶ...続きを読む
  • プリニウス 4巻
    フェリクスの魅力爆発の第4巻。当時の軍団上がりの典型的な人ってこんな感じなんじゃなかろうかと思わせる。
    ウェスウィオスやポンペイなど、歴史を知る我々は先がわかっているが、それを予測しようとするプリニウスに感服。
  • プリニウス 1巻
    プリニウスの人となりがわかる第1巻。なかなかの変人ぶりだが、知識欲が旺盛でさまざまなことに興味を持って知りたいことに突き進んでいく姿に共感する。こんな風に生きられたら面白いだろう。まずは、自己紹介的な始まり。
  • プリニウス 5巻
    火山の噴火や地震、津波など、日本との共通性がまじまざと感じられる。特に東日本大震災や津波の被害、熊本の震災や西日本豪雨での被害など、記憶に新しいため、この自然の力に興奮するプリニウスの気持ちがわかる。
  • プリニウス 3巻
    ウニコルヌスやマンティコーラースなど架空の動物の影に怯えるシーンから、逆にその時代のリアリティを感じさせる。ローマが徐々に落ちていく時代を反映するかのようなくらい一冊。
  • テルマエ・ロマエ 5巻
    ルシウスは、彼を追って宿に乱入した馬のハナコをなだめ、鐙もつけずに馬を乗りこなします。そんなルシウスの姿に、さつきは彼がほんとうに古代ローマ人なのではないかと考えるようになり、ますます惹かれていきます。

    さつきの想いに気づいた彼女の祖父の鉄蔵は、ルシウスがどんな男なのか見るためにやってきます。こう...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    古代ローマ帝国の浴場建築家のルシウスが、浴場の水流に飲み込まれて現代日本の風呂へとタイム・スリップするという物語です。

    ルシウスは、「平たい顔族」の風呂の文化から学びとったことをローマに持ち帰り、次々に革命的な浴場設計をおこなって、ついにハドリアヌス帝の浴場設計を手がけるに至ります。

    本書のおも...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 4巻
    第4巻には、本作のヒロインが登場します。

    アエリウス・カエサルが突然死去し、ルシウスは気を落とすハドリアヌス帝を励まします。そこでまたしてもとつぜんに、ルシウスは現代日本の温泉宿に飛ばされます。皇帝の身を案じるルシウスは古代ローマに戻ろうと、何度も温泉にダイブしますが、どうしてももどることができま...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 2巻
    古代ローマからとつぜん現代日本に飛ばされてしまう、浴場設計技師のルシウスの物語の第2巻です。

    妻に逃げ出されたルシウスが、「金精様」を祀る儀式のただなかに飛ばされてしまう話や、入浴のマナーを知らない外国人に迷惑する日本人とローマ人の話、病に倒れたハドリアヌス帝の命を受けて、跡継ぎのルキウス・ケイオ...続きを読む
  • モーレツ!イタリア家族
    欧州旅行でマルコ爺さんと知り合い「絵描きならイタリアに来なきゃだめだよ」しかも高校在学中に「いつになったら来るのだ!」と誘いの手紙…さすがに彼ではなく孫と結婚「日本人」が一口にキャラを限定出来ないように「イタリア人」も著者の夫君のように謙虚で物静かな方もいるが、そのファミリーは…。夏休みにファミリー...続きを読む
  • イタリア家族 風林火山
    エネルギッシュでユーモア溢れるヤマザキマリさんとイタリア人の旦那さん、その家族との生活が描かれたエッセイコミック。
    生きざまが激動&独特すぎて、自分が抱えてた困難なんてたいしたことないかもと思えてくる。大変そうなのに笑えます。
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
     お金という価値観をどう持つか、非常に考えさせられた。
     この本読んだあとに、インド映画(パッドマン)を見たら似たようなことを考えさせられた。
     これは今自分に与えられていることだ(お金という価値にとらわれるな)というメッセージなのかもしれない。啓示か?

     作者の強さに励まされた。すごいですよ、こ...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 2
    うんうん、テルマエ・ロマエみたいな感じね……と高をくくっていたらてっ、手塚治虫?!手塚治虫?!(大事なことは2回)油断できない第2巻でした。
  • 女神的リーダーシップ ~世界を変えるのは、女性と「女性のように考える」男性である
    <女神的リーダーシップ 未>

    今、世界各国で求められるリーダー像は旧来の、一元的で直線的な男性的なリーダーシップではなく、共感性や柔軟性があり、利他的で他人の話を聞く女性的なリーダー像である。

    これらが重要視されるようになった背景には、世の中が複雑化し、異なる業種のチームワークが欠かせなくなった...続きを読む
  • 望遠ニッポン見聞録
    世界各地を転々としてきた筆者だからこそわかる日本の良さや変なところを書いたエッセイでとても面白かった。
    私が一番驚いたのは欧米人にしゃがむ習慣がないということだった。
    このように様々な文化の違いを知れて自分の視野が広がったと思う。
  • オリンピア・キュクロス 1
    『テルマエ・ロマエ』の二番煎じと言われても、これはこれで面白い。やっぱり、タイムスリップって楽しいね!
  • 【カラー版】ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論
    ハプスブルク、ブルボンときて次はルネッサンス。フィリッポ・リッピは面白かったが、知識不足から次第について行くなくなった。イタリアに行く前にもう一度じっくり読まなきゃです。