ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話

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    個人的意見になるが、どうも対談本というのは理解しにくいようだ。過去の物・事・人について語り合っている二人の話がかみ合っているのかいないのかよくわからない。もとがオンラインだからなのか編集でカットされた部分があるのかわからないが、二人がそれぞれ言いたいことだけ言っているように思える。たぶん実際に話を聞いていればまた違った感想になるのだろう。そういう意味では最後の七つのヒント部分は理解しやすい。必ずしもヤマザキ氏に全面的に同意するわけではないがいろいろ考えさせられる。そしてこの本を買う大きな理由となったマンガ「美術館のパルミラ」は短いけど印象的。

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    2023年08月27日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    旅行ではなく、一度は日本を出て外国から日本を見ることは私もすごく賛成派。価値観が180度変わる。一度も傷つかず、挫折せず、経験せず、失敗を恐れて安全圏にいると、年を重ねて問題にぶち当たった時そこから脱出する術をなくして壊れてしまう。芸は身を助くとはいうけれど、絵の描ける人は本当に羨ましい。何処へ行ってもそこから会話が生まれるから。

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    2023年08月19日
  • 別冊NHK100分de名著 ナショナリズム

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    4人がそれぞれ一冊ずつ紹介するスタイル。
    アンダーソンという人の想像の共同体が面白かった。

    過去と正しく決別できていないからこそ、未来の日本人に対する無関心がある。

    ===

    第二に、歴史家の客観的な目には国民(ネーション)は近代的現象に見えるのに、ナショナリストの主観的な目にはそれは古い存在と見える。要するに、新しいのに当事者には古く見える。これこそ、ナショナリズムの最もふしぎなところです。


    逆に、ヨーロッパのいずれかの国に植民地化され、まとまった行政単位として扱われたという事実が、結果的に、植民地の人々に「我々 ○ ○人」という意識を植え付ける結果となった、と考えるほかありません。

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    2023年08月18日
  • たちどまって考える

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    リコーダーの「タイタニック」のテーマ曲の動画、チラッと見たような気もするけど、じっくり見た(聞いた)のは初めてで大爆笑した。何か辛いことがあった時はまた見たい。教えてくれてありがとう。

    何度も「人生は思い通りにならない」ということが書かれているのが印象的だった。歳を重ねた今、本当にそう思う。「どんなことでも起こり得る」。「しかし、落ち込み続けることは最終的に時間の無駄であり、なんの解決にも結びつかない」。
    「人生とは目的と計画をもってその通りになるよう全うするのが良い」とまではっきりしたものを持っていたわけではないのだが、「様々な事情でそうならなかったときに、大変な思いをすることに」なった。

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    2023年08月12日
  • 妄想美術館

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    原田マハさんとヤマザキマリさん(テルマエ・ロマエの作者)が対談形式で美術史や画家に対する妄想を語っている本。
    ヤマザキマリさんの経歴は何も知らなかったので興味深かった。今度著書を読んでみたい。

    二人ともとても知識豊富で、それに裏打ちされた「こんな美術館(美術展)を作りたい」という妄想が爆発して盛り上がっている様子がわかって楽しかった。
    お話しの中で知らなかった画家が出てきたり、その人が描いた絵画の写真もカラーで掲載されていて未知の世界を少し覗くことができた。

    あとがきでマリさんが「美術館は、芸術という人間にしか生み出せない創造物を糧に生きてきた様々な人々の魂が集う緑豊かな森のようなもの」と

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    2023年08月03日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    ヤマザキマリさん、こんなに面白い人だと知らなかった!!!
    とにかく視野が広くて本当に国境のない生き方。囲いの外に出てのびのび生きるまでには色んな苦労も悲しみもあっただろうけど、教育や教養や知識と経験で、「知らない、わからない、やったことない、聞いたことない」も全部吹っ飛ばすように受け入れて楽しんで生きているのが最高にタフで素敵でした。

    「生きてりゃいいんだよ」「生きてていいから生まれてきたんですよ」なスタンス、めちゃくちゃ好きだなあ。

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    2023年08月03日
  • プリニウス 12巻(完)

    購入済み

    完結

    記録者「プリニウス」を描ききった本作、10年の連載完結。
    最後の最後は思ったのと違ったけど、なぜベタな終わりでないのかは
    巻末の作者の対談で延べられている。合作というのも挑戦的な試みであったと
    思います。お疲れ様でした。

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    2023年07月16日
  • プリニウス 12巻(完)

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    プリニウス完結!!
    フェリクスさん好きだな~。そして忘れかかっていた船のあの子が登場してくれてよかった!

    巻末のマリさんととりさんの対談。
    お互いはっきり意見を述べるタイプのようなので、毎回読みながらヒヤヒヤしてしていた。
    プロだからこそ、相手に否定されたり直されたりしたら1話で喧嘩別れになりそうなものの10年続いたのはすごい。合作の大変さがよくわかった。

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    2023年07月13日
  • 歩きながら考える

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    コロナが始まってからの世の中をヤマザキマリさんの冷静な視点で考察していたり、家族との関係の変化なども書かれていて非常に興味深く読んだ。日本とイタリアでは文化も違うし、考え方も違うけれど、様々な国で生活をしてきた経験のあるヤマザキさんはどんなことに対しても柔軟な対応をしていて尊敬する。

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    2023年07月09日
  • 妄想美術館

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    フランスのマハさん、イタリアのマリさん、という感じでめっさ面白かった!「カノーヴァ ぶつぶつ」を私も検索してしまった。案の定、ギャーってなった。笑

    マリさんのメッシーナ、ウッチェロ推しが伝わる。おかげでイタリアの画家が描いた絵についても覗きたくなった。「美術館は幸せになりに行くところ」っていうのがお二方の愛情を感じた。絵を見た時の「なんかいいな」っていう感覚を大事にしたい。

    ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクション、、、行ってみたし!

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    2023年07月08日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    ヤマザキマリ氏を知りたくて読んだ。幼い頃の北海道でのお話。漫画も織り交ぜながら。読みやすく楽しかった。

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    2023年06月14日
  • パスタぎらい(新潮新書)

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    イタリアにとどまらず、世界中で食べた物について、高級なものからスナック菓子まで実体験に基づく話はどれも面白かったです。

    ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、と、ヨーロッパの国々の違いについてもなるほど、と思うところが多かったです。

    長くはない、私の海外生活体験からすると、日本食が恋しくなることはなくても、おにぎり1 つとか、かけうどん一杯などといった、「軽く食べる」ことが難しかったなあと思い出します。
    そしてやはり「浴槽」。
    あとがきの、「食事と風呂は人生における二大至福要素だ。」に、強く共感しました。

    バター茶も臓物の煮込みもパスだけど、滋養強壮効果が高いという馬肉には、

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    2023年05月31日
  • 生贄探し 暴走する脳

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    ネタバレ

    ヤマザキマリさんをテルマエロマエの漫画家ぐらいとしてしかしらなかったので、こんなにも知識深く、語る方とは意外でした。
    お二人の話がもりあがってる感じで傍目からみて楽しそう。
    中野さんの、とある言葉があって、そんな視点もって考えているんだ、って驚き。面白い。

    ヤマザキマリさんの5章から、抜粋。
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    本当の孤独というのはそうした生き方のスタイルではなく、他者という鏡に自分が映し出されていないと気づいた瞬間でなければ、実感できないものだと思います。
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    この文章よ、、、

    それは本当の恐怖だよ。恐ろしい。

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    2023年05月28日
  • 男子観察録

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     漫画家ヤマザキマリさんの好きな男たち。ハドリアヌス帝(76年−138年)もいれば、奥村編集長という漫画業界の名物編集者なる人(テルマエロマエの担当者でもあった)もいれば、トムとジェリーのトムまでいる。
     裏表紙の紹介文など読むと「真の男らしさが見えてくる」「新男性論」などとあるので、「男とは…」「男はなぜ…なのか」というような論をぶっちゃうのかなと半ばハラハラ半ば期待したが、あくまで「極私的目線で」(とも書いてあった)の観察録であり、各人への思い入れや、男性に対する個人的な嗜好を熱く語ることこそあれ、傲慢さを感じさせるような“男性論”はなく、良かった。
     ヤマザキマリさんは、テレビでは「舌鋒

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    2023年05月04日
  • 歩きながら考える

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    コロナ禍のために思いがけず東京で長期滞在することになったときに考えていたことがまとめられている。世界各地で生活してきたからこその俯瞰的な視点で見る日本の様子が興味深い。自分で考えることの大切さを考えさせられる一冊。

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    2023年04月14日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    Audibleで途中まで聞いて、サブスクを解除してからも気になっていた一冊。

    趣味の話から現代社会論まで、とても幅が広い連続対談集。養老先生も、ヤマザキさんも、すっごい読書家だ。すごくいろんなことを考えていらして、面白い。

    『考えるのはカッコ悪い』

    とか、

    『賢そうな顔しやがって』

    とか、果ては、

    『暇だからいいわねー。』

    だとか揶揄されるのは、いつから始まったんだろう。この本を読んでいると、考えることを止めたら、人間の一番面白いところをかっぱらわれることじゃないかと感じてしまう。考える材料として、知識は必要なのにそれが悪いみたいな言い草。なんだかものを考えていると悪いみたいな世

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    2023年04月14日
  • テルマエ・ロマエ 3巻

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    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第三巻。
    今回は大きく二つのエピソードに分かれて、前半が温泉街を作る話、後半が成金趣味に詫び寂びで対抗する話。後半は珍しくルシウスが教えを与えるほうに回る(もちろんそこで得られた気づきを持ち帰って古代ローマに生かす)。

    温泉街のあのゆったりとしたくつろげる感じ、ローマ人にも気に入ってもらえるといいね。

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    2023年03月22日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第二巻。
    今回は男根信仰、お風呂マナー、風呂スライダー成功の裏返しの古い銭湯の危機、そして物語のベースは皇帝の苦悩と皇位継承の足音と、ちょっぴり社会派?色もありつつの内容。そんな中、テルマエを軸に大活躍のルシウスは健在。最後現れた怪しい人影に、次巻以降の展開要注目。

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    2023年03月22日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

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    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第一巻。
    古代ローマのテルマエ(大衆浴場)技師ルシウスが、タイムスリップで目にした現代日本の風呂にまつわるetcに驚嘆しつつ再現に挑む姿は、ユーモラスであると同時に、古代ローマの目を通した日本風呂文化論にもなっていて、一石三鳥のおいしさ。
    風呂を通じて共通点もありつつ、やはり違いのある古代ローマと現代日本。現実にルシウスみたいな人と風呂談議ができたなら楽しいだろうなあ。

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    2023年03月22日
  • それではさっそくBuonappetito!

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    キノコ
    ポルチーニ
    日本人は世界の中でも際立ってキノコ好き、
    縄文時代の遺跡からキノコの形をした土製品が発生した

    イタリア人のチョコ好きについて

    ブラジルは、陽気なイタリア人がさらなる陽気さを求めて訪れたくなる国No. 1

    単なるマンガではなく、イタリア、日本、ブラジルの食文化を知れてとても楽しい

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    2023年02月26日