ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 生贄探し 暴走する脳
    ヤマザキマリさんの視点って斬新でいつも好き。時々、多文化過ぎたりイタリア人名が沢山出て来て頭がボッーとしてしまうのですが。
  • オリンピア・キュクロス 5
    古代ギリシアと現代日本を行き来する、デメトリオス。 今の日本から、沢山の希望を過去の別世界に持って帰ってほしい。 時代も国も違うのに、架け橋となるデメトリオス。 友人になりたいな。
  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都
    四人の執筆者たちが萩尾望都の作品をとりあげ、その魅力を語っています。また巻末には、「萩尾望都スペシャルインタビュー」が収録されています。

    小谷真理が解説しているのは『トーマの心臓』です。小谷が主要なフィールドとしているフェミニズムとSFという二つの観点から考察をおこない、とくに美しい少年たちの物語...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
    最近の論壇で欠かせない存在のお二人。ネットで暴走する正義中毒などの行動を脳科学とイタリア文化の視点で語る。

    最近良い意味で目立つ出る杭のお二人。脳科学の視点から人間の行動を語る。特にネットの進展、Twitterなど匿名で生け贄を探し叩く。ヒトの集団としての行動の特性なと、協調性、妬み、世間体など。...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
    #生贄探し #中野信子 #ヤマザキマリ #講談社α文庫

    こわ〜いタイトルですが日本社会を客観的に見るのに良い本でした。正義と名の下に攻撃的になるのは心理学的にも歴史的にも事実なのですね。こわいこわい。自分もそうならないようにしないと!!と蛍光ペンでいっぱい線を引きたくなる一冊でした。
  • 望遠ニッポン見聞録
    日本と世界を行き来してるヤマザキさんだからこその、日本をちょっと俯瞰しつつ愛の感じる文でした。イタリア男子のイメージは、確かにちょいワルなある方のイメージでしたが、違うのですねー。
  • たちどまって考える
    パンデミックのため家族の暮らすイタリアと遠く離れ久々母国日本に長く滞在した筆者が、この機に新型コロナで見えてきた日本とイタリア、世界について考える。

    近年海外暮らしの長い作家ならヤマザキマリかブレイディみかこだろう。お二方とも単に欧米礼賛でなく日本の良い所も含めた複眼の視点、炯眼が魅力。

    イタリ...続きを読む
  • パスタぎらい(新潮新書)
    爆笑しながら読んだw

    徹子の部屋で徹子さん相手に圧倒している姿を見てエッセイが読みたくなり読んだ

    美しい都市だと聞いたことがあるので、戦争前のシリアに住んでいたのがとても羨ましい

    イタリアが食に対して保守的なのは知らなかったので面白かった
    日本人の舌の寛容さと節操のなさの表現は的を得ていると唸...続きを読む
  • 世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編

    キューバの人たちの温かさ

    あの「テルマエ・ロマエ」で大ヒットした、ヤマザキマリさんの自伝的マンガ。幼少時の海外へのあこがれから、母子で訪ねた香港、留学先のイタリアからボランティアで行ったキューバでの日々が語られる。革命後のキューバの情勢の不安定さと人々の生活の苦しさ、その中でも明るく生きていく様子はものすごく眩しく強烈だ。な...続きを読む
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    ヤマザキマリさんのエッセイが好きで、たまに読みます。
    生き方についてのエッセイです。お金や仕事とどう付き合っていくかの本。
    やりたい仕事に幻想を抱くのではなく、今いる場所でまずは生きる為に仕事をする(もちろん、身体を壊してまで仕事をしてはいけない。駄目な時はしがみつかずにパッと転がる。それから契約内...続きを読む
  • 望遠ニッポン見聞録
    原研哉の本に書いてあったのだが、世界地図を-90度回転させて日本が一番下に来るようにすると、ちょうどパチンコ台でどのような経路を辿ろうと一番下の穴に玉が入るように、シルクロードやシベリアもしくは東南アジアの海洋経由ですべての文化は日本に自然と伝わってきたのだとわかる。

    そう考えたときに日本文化が様...続きを読む
  • たちどまって考える
    とてもわかりやすい文章ですとんと腑に落ちる内容   日本と西欧の思考の違いなども興味深かったし今この時期に読んでみてよかった。
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!...続きを読む
  • パンデミックの文明論
    久々に歯応えのある本を読みました。タメになります。やっぱり外国から見たら日本て変わっているんですね。
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    テルマエロマエの作者で、様々な国での生活を経験されているヤマザキマリさん。
    波乱万丈な日々の中でも、力強く一歩一歩歩んでいく姿に、仕事やお金に縛られないだけではなく、まさに人生。人の一生はもっともっと様々で豊かであってよいのだと目を開かされた思いです。Girls be ambitious !
  • 生贄探し 暴走する脳
    コロナ禍で発生した正義論、日本人ならではの生贄を作る性質、古代ローマでも同様な関係があったとする斬新な切り口で語るエッセイ
    ヤマザキ氏の夫からみた、海外からみた日本の姿も描かれていて新鮮だった
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    マリさんはすごいお母さんに育てられたんだな、と思った。お嬢様育ちだったが、何よりも大切と思える音楽と出会い、勘当同然でヴィオラ奏者になった、たくましいシングルマザー。
    何よりも好きと思えることに出会えて、そのために強くなれるっていいなぁ。本当に羨ましい!

    イタリアでマリさんが体験して考えたこと。「...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
    ちょうどこの本を読み終わった今、ツイッターである種のつるし上げが起きていて、まさに「正義の振りかざし」ってこういうことだとリアルタイムで実感してます。

    今の時代は誰でも「正義」を振りかざしやすい環境であると知ることができて良かったと思っているところです。

    印象に深かったのは日本ではツイッター利用...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都
    番組を見損なった。萩尾望都大ファンの番組プロデューサー(秋満吉彦)が満を持して放つ100分de名著。番組よりも論者は更に加筆したようだし、論者たちをア然とさせたらしい萩尾望都ロングインタビューも完全版で載っている。番組観なくても、こういうムックで読む方がよっぽど役に立つ。

    【内容】
    『トーマの心...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
    知性溢れた方同士の会話を覗き見した気分。実に知的で羨ましい、、。こういう対話ができたらなあ。中野さん、ヤマザキさんとお話ししてみたいです。そのために磨きをかけとかないと。