ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    昔から、大好きな作家の安部公房氏の本
    砂の女・壁・他人の顔・箱男
    一番大好きというか、忘れられないデンドロカカリアクレピディフォリア。
    不条理な感じが忘れられない作品ばかりです。
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    敬愛する作家についての思いの丈を気になる現代作家が語る、当然面白い。
    ヤマザキ氏のルーツや経歴について今まで知らなかったことも多く、そういった側の視点だけでも得るものはあるような。
    一方で、安部公房に限らずとも自分の人生の紆余曲折に沿った作家がいて、「あの作品はこう、この作品はこう’みたいな語りが出...続きを読む
  • たちどまって考える
    ヤマザキマリさんは漫画しか読んだことがなかったので、教養の深さに驚きました。また、イタリアと日本の文化の違い等知らない事も多々あり、自分の捉え方を広げていきたいなと思いました。
    ヤマザキマリさんの本を他も読んでみたいです。
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    おもしろい
    この複雑な地球という惑星で暮らすには、複雑なことや難しいことを「どうすれば分かるか」ではなく「複雑で分からない」と言えることなんだと思う

    巷に溢れてる”個人の能力をいかに上げるか”という言説ではなく。
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    ローマと日本のお風呂の比較

    ローマと日本に共通点がある

    親近感が湧く

    作者がローマ市民目線になりきっていることがすごい
    完全にローマ市民目線だから日本とローマの比較が細かくわかって、楽しい
  • たちどまって考える
    いろんなことを書かれているので、もっと分野を絞ってヤマザキマリさんの考え方が書かれた本を読みたいと思いました。
  • たちどまって考える
    コロナ禍で見つめた日本。

    ヤマザキマリ氏は漫画家である。海外での暮らしが長く、日本を相対化したコメントをよくテレビなどで聞く。コロナ禍でイタリアの家族と会えなかったり海外に出られなかったりというのは聞いていた。さぞかしストレスが溜まるだろうなぁと思っていた。

    この本は2020年に出版された。20...続きを読む
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    一部ネットで嫌われてそうな論客たちからのメッセージ集。みなさん、日本から少しずつ自由が奪われていると危惧している。
    ある一面の行動・発言が切り取られて批判されることが多い方々だが、その考えに直に触れると、国の在り方や自由について真剣に考えているのが分かる。

    例えば表現の不自由展に携わった津田大介氏...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    おもしろかった!
    自分の好きなことを追求し、子供に自分のやり方で愛情を注ぎ、どんどん意欲的に進んで、めちゃくちゃかっこいい。
    自分にエールを送ってもらったような、元気が出る本だった。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ラジオを聞いていて、対話なのに自分の話ばっかりする人だなぁとあまり良い印象なかったけど、この本読んで印象変わった。

    彼女のような青春期をおくった人は一握りだろう。
    どのエピソードも信じられないと思いつつ、メディアで拝見する彼女のイメージとリンクしていくからあぁ、リアルなんだな、この人は本物の文化人...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    文章に勢いがあって、思わず一気に読んでしまった。ヤマザキマリの人生が、世の中の常識にとらわれていない理由がわかる。

    本当に素敵なお母さんだなと思った。
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    ヤマザキさんも公房さんも大好きだが、蘊蓄はゲップかな。本棚の奥から赤線いっぱい引いた箱入りの「箱男」手に取る。「100分で名著」もよかったが、より深まった。コロナ禍、ロシア。社会不安高まっている今こそ公房作品と思う反面、進歩のない人間に自分含めて愛想尽かす。
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    ヴィオラを弾くお母さん  という題名だけで興味を持った本。想像以上にパワフルなお母さんだが、自分の道を突き進む姿に勇気づけられた。
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    漫画家のヤマザキマリさんの安部公房論。彼女の人生とリンクした作品の紹介があります。「砂の女」を始めとして数多くの作品が登場します。
    ヤマザキさんについては、イタリアに住んでいる漫画家という印象ぐらいでしたが、この本を読みこれまでの半生のエピソードにまずびっくりしました。17歳で絵画の勉強のため単身イ...続きを読む
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    「知る」ことで「知らない」では感じられなかった物事が立体的に色彩を持って立ち上がってくる。
    ニュースを見て感想を抱くだけといった姿勢では流れに逆らうことはできないが、思考し行動することは人を新たな場所へ連れて行ってくれる。
    本書では各分野の著名人が各々の視点から考えを述べており、他人の視点、思考、背...続きを読む
  • パスタぎらい(新潮新書)
    ヤマザキマリさんの食にまつわるエッセイ…とでも言いましょうか。

    海外生活が長い山崎さんですが、永く住んでいてもパスタはさほど好んでは食べない、という話に始まって、好きで食べ続けてアレルギーが出てしまった話や、もてなしを断れずに出された料理を食べ続けていたら過剰摂取による食中毒を起こしてしまった話な...続きを読む
  • たちどまって考える
    ヤマザキマリさんの文体が爽やかで気持ちいい。
    今まで当たり前だったものが当たり前でないこと、日常流れていてしまっていったものを、COVID19流行によって立ち止まる機会を得た作者の視点が面白かった。

    やはり人は比較をすることで自分についてを再確認する機会を得るのだと思う。
    また2つを比べることによ...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
     ヤマザキマリさんのお母様、リョウコさんの真摯な生き様に惚れてしまう。
     今からでも、リョウコさんに育ててもらったら、私の人生も大きく変わりそうだ。


    以下、本文引用。

     ありのままに生きていて充足している人は、等身大以上の自分になろうとしない。自分はこうありたい、こういう人間であってほしい、と...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    イタリアと日本で暮らしながら素晴らしい画力とストーリーで楽しませてくれるヤマザキユリさんの母は、あの頃珍しいヴィオラ奏者。人生を楽しもうと思わせる本。
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    帯にもあるが、そのうち絶対「朝ドラ」。ブレないヤマザキさんの芯の強さの原点は、ヴィオラ母さんと暮らしの手帖、花森安治にあったんだ。納得!周りを気にせず、比べず、清々しいほど生きることにまっすぐな母。毅然とした無骨さに惹かれてしまう。「生きることを心から謳歌する大人が家にいるのは、大変頼もしいこと。空...続きを読む