ヤマザキマリのレビュー一覧

  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    読書の感覚を取り戻したくて読んだところ、期待通りサクッと楽しく読めた。
    海外好き、ごはん好きにはたまらない一冊。イタリアはじめシリア、米国など海外に長く住んだ著者が出逢った各国の美味しいもの(必ずしも著者の感想は美味しいばかりではないが)、また日本のごはんの素晴らしさなどが語られる。ワインナショナリズム(ヨーロッパ各国の人々は基本的には自国ワインを好む)などは、世界中あらゆる国のワインが街のスーパーにも並ぶ日本と対比すると興味深い。

    0
    2020年12月24日
  • パンデミックの文明論

    Posted by ブクログ

    異なる「場所」からの視点を
    持っているからこそ
    見えてくるものがある

    とても 刺激的で
    とても 考えさせられる
    丁々発止(!)の対話でした

    ヤマザキマリさんは何冊も読ませてもらっているので
    その論旨の根拠も ふむふむ ですが
    中野信子さんは初めてなので
    ほぉーっ
    そんなふうな 考え方もあるのか
    と なかなか興味深く
    次の一冊につながっていきそうです

    0
    2020年11月20日
  • パンデミックの文明論

    Posted by ブクログ

    漫画家と脳科学者という異色だが意気投合しそうな二人が新型コロナをネタにオンラインで緊急会談。
    イタリアと日本の文化・生活様式の人と人とのディスタンスの違いが感染率に現われているのは、そうだろうなと納得する。
    コロナ対応で女性リーダーが注目されたが、男女の問題ではなく、女性でもリーダーになれる実力社会なのかどうかというコメントも印象に残った。
    自粛警察、同調圧力なども日本人のメンタリティだと思うので、自分の考えは持ち、それと異なる意見も否定することなく(対話はしてもいいけれど)、状況に応じた度合いで空気を読むことをしたいと思った。
    20-55

    0
    2020年11月13日
  • たちどまって考える

    購入済み

    佳作です

    読みやすく、わかりやすい、繰り返しの内容もあるが、考えさせてくれる読み物。 
    慌ただしく、忙しない世の中で、こんな時こそ立ち止まって考えてみることが将来に繋がる。

    0
    2020年11月10日
  • イタリア家族 風林火山(分冊版) 【第1話】

    購入済み

    国際結婚の苦労を面白く描く

    ヒット作品テルマエ・ロマエの作者が、自身のイタリア人との結婚生活を描いた作品です。コメディー作家らしく、苦労話を面白く描いており楽しく読む事が出来ます。

    0
    2020年11月05日
  • プリニウス 10巻

    Posted by ブクログ

    #漫画 #プリニウス
    パルミュラの話はこの頃から世界は繋がっていたんだなぁ、としみじみ。面白かったです。ネロ……アケロンの話は久しぶりにゾワッとした。

    0
    2020年10月31日
  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    世界の食文化を紹介するエッセイでは
    ありますが、やはり日本の食の寛容さ
    は世界でも突出しているらしい、と感
    します。

    寿司などの高級食もあれば、ジャンク
    フードとも言えるスナック菓子も種類
    が豊富でとても美味しい。

    スナック菓子はアメリカが発祥である
    にもかかわらず、今や日本の食べ物と
    言っていいです。

    ラーメン、カレーなども説明不要で
    しょう。

    この何でも受け入れて自国の食べ物に
    してしまう寛容さは、外国語の習得が
    苦手な日本人であることの裏返しでは?
    と著者は指摘します。

    せめて「食」だけでも。という考察に
    は納得してしまう一冊です。

    0
    2020年10月27日
  • ルミとマヤとその周辺(1)

    CAT

    購入済み

    ちょっと切なくて懐かしい

    ヤマザキマリ先生と同世代なので刺さります。ご近所との距離感が近くて、プライベートが駄々洩れの時代。景色も小道具も乗り物も記憶が呼び起こされました。あとがきのブランコの乗り方、ちょっと似た事やってました(笑)

    0
    2020年10月11日
  • プリニウス 10巻

    Posted by ブクログ

    いやー面白かった。
    ネロの表情と人間味がすごい。
    家臣がわりと無表情で淡々としてるから余計際立つ。

    ローマ史詳しくないけど、勉強になった。
    この巻が1番好き。

    0
    2020年10月02日
  • 別冊NHK100分de名著 ナショナリズム

    Posted by ブクログ

     とてもいい内容だと感じました。
     私は虫が苦手ですが、内容は文句なく素晴らしいです。

     表紙にある四冊が主軸で、人類の歴史と多くの人々、関連する書籍も紹介されています。

     政治や体制の主義主張などを叫ぶだけの眠たいものを想像していたら、驚くほどに人の持つ陰のような部分を浮き彫りにしていました。
    ・服従したがる本能(生存目的)
    ・強烈な承認欲求
    ・生まれてきた不安
    どれも普段は無視しできる範囲で暮らしています。

     そして、本題の「ナショナリズム」。その生まれ、価値、その危険性にも堂々と切り込んで、具体的に示してくれています。私が常々「ナショナリズム」を唱えるメディアから感じる薄気味悪さの

    0
    2020年09月20日
  • プリニウス 1巻

    賢人になれる気がする

    プリニウスという人を初めて知りました。ヤマザキマリさんの作品でなかったら、一生知らなかったかも。現代科学とは違うけど、昔の人が世界をどのように「科学」していたのか知ることができる良書。なにより、小難しくなく分かりやすいのが良い。プリニウス、眉間にシワの寄ったオジサンですが、憧れます。

    0
    2020年09月11日
  • プリニウス 10巻

    Posted by ブクログ

    作画、話の展開ともに力作。始まった頃にはこんなに長くなるとは思わなかった。
    プリニウスはパルミュラ行ったことあったんか。私も行きたかったな。
    これだと、ポンペイまで随分かかりそう。

    0
    2020年09月10日
  • とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書

    Posted by ブクログ

    著者の哲学を知ることができる。
    男性でもサクサク読める。
    自分らしく生きるとは、自分の考えをもって生きることだと、この本を読んで思った。

    0
    2020年07月27日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

    購入済み

    何度読んでもおもしろい。
    史実に基づいたネタが多いゆえに、あり得ない設定のはずなのに、リアル感が増して面白さも倍増していると感じる。

    0
    2020年07月06日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    購入済み

    初めてみたときの表紙のインパクトは忘れられません。内容もぶっ飛んでいるのに勉強になることもたくさんあり、唯一無二の漫画といってもいいのではないでしょうか。
    おすすめです。

    0
    2020年07月06日
  • テルマエ・ロマエ 6巻

    購入済み

    だいぶ昔に一巻を読んで、続きが気になってはいたものの読むのを忘れていたのですが、ようやく最終巻を読み終わりました。
    豆知識とギャグの割合がちょうど良くてとても良い作品でした。

    0
    2020年07月06日
  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    高価な店で高価な食材を使った料理でなくても、食を楽しむことはできると思える。それは誰でも食で人生を豊かにできるということ。著者の経験談もふんだんに盛り込まれて、美味しく楽しい一冊。

    0
    2020年04月12日
  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリさんのバイタリティは、食に関しても人生に関しても尊敬に値し、憧れます。でも、リアルに身近にいる人だったら、きっと仲良しにはなれないと思う...

    0
    2020年04月11日
  • 【カラー版】ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

    Posted by ブクログ

    まあ、ヤマザキさんが思い切り自分の好みで書いたエッセイかな。ルネサンス絵画の幕開けとして挙げているのがフィリッポ・リッピというのがいい。中世キリスト教絵画の基本のイコン画では、聖母もキリストもあくまで「記号」を意味していて、あいそもそっけもない。ところが、フィリッポ・リッピの聖母子は、一目で現実の女性を描いているのが分かるし、赤ん坊もいかにも乳臭い。というのも、自分の妻ルクレツィアと息子フィリッピーノをモデルにしているらしいのである。フィリッポ・リッピは坊さんのくせに、修道女のルクレツィアに一目惚れして駆け落ちしてしまったといういわくつき。これこそ、ルネサンスという「人間復興」のしるしなのだ。

    0
    2020年03月21日
  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡した漫画家・ヤマザキマリが主にイタリアの食事について語る本。

    一時期、北海道でグルメレポーターをしてただけあり、日本の食事にも非常に精通しており、エッセイとして普通に面白かった。

    0
    2020年03月08日