ヤマザキマリのレビュー一覧
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漫画家と脳科学者という異色だが意気投合しそうな二人が新型コロナをネタにオンラインで緊急会談。
イタリアと日本の文化・生活様式の人と人とのディスタンスの違いが感染率に現われているのは、そうだろうなと納得する。
コロナ対応で女性リーダーが注目されたが、男女の問題ではなく、女性でもリーダーになれる実力社会なのかどうかというコメントも印象に残った。
自粛警察、同調圧力なども日本人のメンタリティだと思うので、自分の考えは持ち、それと異なる意見も否定することなく(対話はしてもいいけれど)、状況に応じた度合いで空気を読むことをしたいと思った。
20-55 -
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佳作です
読みやすく、わかりやすい、繰り返しの内容もあるが、考えさせてくれる読み物。
慌ただしく、忙しない世の中で、こんな時こそ立ち止まって考えてみることが将来に繋がる。 -
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国際結婚の苦労を面白く描く
ヒット作品テルマエ・ロマエの作者が、自身のイタリア人との結婚生活を描いた作品です。コメディー作家らしく、苦労話を面白く描いており楽しく読む事が出来ます。
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Posted by ブクログ
世界の食文化を紹介するエッセイでは
ありますが、やはり日本の食の寛容さ
は世界でも突出しているらしい、と感
します。
寿司などの高級食もあれば、ジャンク
フードとも言えるスナック菓子も種類
が豊富でとても美味しい。
スナック菓子はアメリカが発祥である
にもかかわらず、今や日本の食べ物と
言っていいです。
ラーメン、カレーなども説明不要で
しょう。
この何でも受け入れて自国の食べ物に
してしまう寛容さは、外国語の習得が
苦手な日本人であることの裏返しでは?
と著者は指摘します。
せめて「食」だけでも。という考察に
は納得してしまう一冊です。 -
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ちょっと切なくて懐かしい
ヤマザキマリ先生と同世代なので刺さります。ご近所との距離感が近くて、プライベートが駄々洩れの時代。景色も小道具も乗り物も記憶が呼び起こされました。あとがきのブランコの乗り方、ちょっと似た事やってました(笑)
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Posted by ブクログ
とてもいい内容だと感じました。
私は虫が苦手ですが、内容は文句なく素晴らしいです。
表紙にある四冊が主軸で、人類の歴史と多くの人々、関連する書籍も紹介されています。
政治や体制の主義主張などを叫ぶだけの眠たいものを想像していたら、驚くほどに人の持つ陰のような部分を浮き彫りにしていました。
・服従したがる本能(生存目的)
・強烈な承認欲求
・生まれてきた不安
どれも普段は無視しできる範囲で暮らしています。
そして、本題の「ナショナリズム」。その生まれ、価値、その危険性にも堂々と切り込んで、具体的に示してくれています。私が常々「ナショナリズム」を唱えるメディアから感じる薄気味悪さの -
賢人になれる気がする
プリニウスという人を初めて知りました。ヤマザキマリさんの作品でなかったら、一生知らなかったかも。現代科学とは違うけど、昔の人が世界をどのように「科学」していたのか知ることができる良書。なにより、小難しくなく分かりやすいのが良い。プリニウス、眉間にシワの寄ったオジサンですが、憧れます。
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初めてみたときの表紙のインパクトは忘れられません。内容もぶっ飛んでいるのに勉強になることもたくさんあり、唯一無二の漫画といってもいいのではないでしょうか。
おすすめです。 -
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だいぶ昔に一巻を読んで、続きが気になってはいたものの読むのを忘れていたのですが、ようやく最終巻を読み終わりました。
豆知識とギャグの割合がちょうど良くてとても良い作品でした。 -
Posted by ブクログ
まあ、ヤマザキさんが思い切り自分の好みで書いたエッセイかな。ルネサンス絵画の幕開けとして挙げているのがフィリッポ・リッピというのがいい。中世キリスト教絵画の基本のイコン画では、聖母もキリストもあくまで「記号」を意味していて、あいそもそっけもない。ところが、フィリッポ・リッピの聖母子は、一目で現実の女性を描いているのが分かるし、赤ん坊もいかにも乳臭い。というのも、自分の妻ルクレツィアと息子フィリッピーノをモデルにしているらしいのである。フィリッポ・リッピは坊さんのくせに、修道女のルクレツィアに一目惚れして駆け落ちしてしまったといういわくつき。これこそ、ルネサンスという「人間復興」のしるしなのだ。