映画化もされた大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』の作者が、古今東西の「いい男」たちの魅力を語り尽くす!
古代ローマ、ルネサンス、そして現代。先進的な文明や数々の芸術作品を生んだエネルギッシュな時代には、いつも知的好奇心あふれる熱き男たちがいました。ハドリアヌス、プリニウス、フェデリーコ2世(フリードリヒ2世)、ラファエロ、そしてスティーブ・ジョブズ、安部公房。共通するのは、既存のあり方に捉われず、新たな次元を切り拓いたボーダレスな男たちであるということです。彼らの魅力を語るうち浮かび上がるのは、負けず劣らずボーダレスに生きてきたヤマザキさん自身の半生。次なるルネサンスの種をまき、時代を切り拓くためのヒントが詰まったパワフルな一冊です。ヤマザキさん直筆イラストも多数収録!
Posted by ブクログ 2016年01月16日
タイトルにある男性論に留まらず、女性論、そして現代日本人への問いかけまで。興味深く、共感する部分も多い一冊だった。特に、外に出ようという部分。
ヤマザキマリさんの言うように、周りに影響されることのない、自分の「核」のような部分を持ちたいとも思う。そしてその土台はこれまでの人生で少しずつ積み上げられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月17日
ヤマザキさんの男性のタイプはまさに私のタイプ。変人だけど、頭かキレッキレな男性のオンパレードで、読んでいる時間は胸のワキワキメキメキ感が止まらなかった。男性論もよかったが、最後に出てくる女性論も面白い。近年の凄まじい女性の処女性崇拝思想が、自分自身には違和感ありまくりだったが、ただ単に男性だけの課題...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月13日
『テルマエ・ロマエ』の作者が(たぶん)語っている一冊。ただし看板に偽りありだ。この本は「男性論」としてしまうには惜しすぎる。男性について論じてもいるけれど、女性についても論じているし、そんなの超越して、人間とはどうあるべきかということを、若いうちに日本を飛び出し生きてきた視点で語っているところに価値...続きを読む