ヤマザキマリのレビュー一覧

  • パスタぎらい(新潮新書)

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    このあとの『貧乏ピッツァ』の方を先に読んでいるものだから、かぶる話もなくはなかったんだけどね。とはいえ、料理とヤマザキ氏の生活史のエピソードをからめた文章は、やっぱり楽しいね。自分の経験では、スイスに行ったときにいただいたチーズサンドを一口で戻しそうになった経験があり、決して相いれない味覚があるのは敬虔のあるところ。それでも、いろいろな味覚体験をみるとなんか楽しそうだったね。

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    2024年01月20日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    よく聴いているラジオに著者がゲストで出ていて、話の内容も話し方も面白かったので、読んでみた。

    自分の人生を綴りながら、お金や仕事について書いている。

    一見、破天荒な人生である。14歳で1ヶ月も海外1人旅とか、17歳で絵画を学びに渡伊とかは、普通の親の元に生まれていたらできなかったことだろう。そこで多様な価値観を受け入れる人生観ができて、語学が身について人生の幅が広がって現在に至るのだから、良くも悪くも親ガチャはある。
    組織に雇われて働いたことしかない者からしたら、働き方の考え方についてはそのまま同意できる訳でもないが、広い視野を持つことは必要である。

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    2024年01月18日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    ヤマザキマリ氏による、お金と仕事にまつわるエッセイ。
    ヴィオラ奏者である母のこと、貧しかったこども時代、イタリア留学、恋人の借金返済地獄、鬱、妊娠と出産、別れと再婚、タレント的な活動、漫画家デビュー、テルマエロマエの大ヒット、映画化原作料と炎上、過労による休止、最新作プリニウスのこと、夫と息子のこと、などなど。
    もともとパンクが好きだったという著者。人と同じが嫌だという考えもあり、とにかく波瀾万丈の生き方である。それだけで、まずおもしろく読める。
    また、どん底を経験したからこそ言える力強い励ましと、俯瞰的で楽観的な見方。恥ずかしい思いや惨めな思いをしなければ人は学ばないという話も、実感がこもっ

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    2024年01月11日
  • 扉の向う側

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    ヤマザキマリさんが出会う人がそれぞれ個性的で魅力的。出会いを肥やしに書く文章がおもしろいです。

    ヤマザキマリさんの出会いを引き寄せる力、たくさんの出会いを経験したからこその度胸、心を開いて向き合ってみるしなやかさがかっこいいです。
    私の心の中の扉を開けるように日常の出来事や出会いを経験し、選択し、受け取りながらこれからも生きていくのだなと思いました。

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    2024年01月08日
  • たちどまって考える

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    考えるにも土台が必要だと感じました。様々な経験と知識、知性がなければ、状況を客観的に比較したり俯瞰して分析できない。独りよがりの考えに固執してしまう。不安に対処するにも同じことが言えると思います。コロナの時、自分は何をしていたか?韓国ドラマを見るためにネトフリに登録したことを思い出し、今更ですが、今後は読書の時間をもっと増やすと決めました。

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    2024年01月06日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    読んで、おだやかな気分になれる本だった。死とか老いとか、わりとネガティブに遠ざけたくなることがらについて、たんたんと受け入れるというかなぁ。正直、最初のうちはなんとなく読みづらかったんだよ。なにか、読み進めるのに抵抗があるというか。ひっかかる気分について、自分のなかでためつすがめつしてみると、内容に対して表現が直球で向かってくる気がして、鼻白んでいたのだろう。読みながら、もう少し迂回した言い回しって、できないものか、なんて自分の中で思った後で、あぁ俺はこういう話はもっと遠回しに行ってほしい、って思っていたことに気づいたんだね。でも、内容自体がべつに迫ってくるような激しさがあったわけじゃない。む

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    2024年01月06日
  • 歩きながら考える

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    パンデミックに奪われた、これまでの自由。でも、たちどまったままではいられない。先行き不透明な世界で、私たちはどう生きていけば良いのか? 「旅する漫画家」による、自分の足で歩き続けるための実践的指南書。

    いろいろ考えさせられた。

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    2024年01月01日
  • 妄想美術館

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    面白かったです。
    博識のお二人だからこそできる妄想がすごく面白かったです。
    ウッチェロは知らなかったのですが、ファンになりました。聖母子像、最高!大阪のおばちゃんとふざけたガキンチョって感じがクセになる。ビリケンさんのような赤ちゃんのキリストが3Dのように飛び出てくる感じ。
    お二人のウッチェロ愛がひしひしと伝わってきました。
    やっぱり絵っていいなぁ。

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    2023年12月29日
  • ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

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    mixiがはやっていた頃のインターネットのブログ感が、懐かしく、ヤマザキさんの奮闘振りとともに、一気に読んでしまいました。

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    2023年12月10日
  • 別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる

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    ネタバレ

    「ゲゲゲの謎」という映画が流行っている昨今、水木さん入門書として良い、というトゥートを見かけたので購入。
    水木さんの漫画・人生に自分の語りたいことをおっかぶせている様子も、後半ちょっと散見されるが、水木さん本人のおおきさが上回って語りきれない感じなので、たしかにかえって入門書としてはよかったと思う。わたしの手元にはいま「総員玉砕せよ!」があって、このあともしかしたら「のんのんばあとオレ」を買うかもしれない。
    嫌いだというのに人間中心主義(ヒューマニズム)の夢を見てしまいがちだったのだが、そこに、人間もひとしく生きて死ぬだけという価値観をぽんっと放り込んでもらったので、ちょっと読み返しながら自分

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    2023年12月10日
  • パンデミックの文明論

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    ネタバレ

    日本では若者と高齢者が交流する場がないというのは確かにそうだなと思いました。
    イタリアでは年齢層ごとの雑誌がなく孫と同じ雑誌読むとか、ホームパーティーにおばあちゃんが普通に参加するとか。いいなーと思いました。
    交流があれば、選挙のシニア票とかももしかしてバラけないかなと思ったり。

    民衆の検閲というパワーワードも印象的。

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    2023年11月28日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    読んでいて穏やかな気持ちになった。

    マリさんも母リョウコさんも、エネルギーに溢れた生き方をされているのに、それを読むと明日への活力をもらえるというより、老化も死も避けられないものなのだから、抗わずにそのまま生きてよいのだと安心感をもらえる。
    自分の存在価値など求めずに、ただ生を全うするだけでよいと言ってもらえ、肩の力が少し抜ける。とは言え、家の外に出るとまた力が入ってしまうのだろうけど。

    小学生の頃、母や妹相手に、身近な親戚のお葬式を振り返ったり、死について話すと縁起でもないと嫌がられたことを思い出した。
    人間はいつかは死ぬもの、どうやって死ぬかはどのように生きるかと同義だと思っていたし、

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    2023年11月24日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    「ヤマザキマリは一代にしてならず」「この親にしてこの子あり」という感じの本であった。
    リョウコさんはすごい人だった。世間や周囲にとらわれず、自分の信じた道をまっすぐ生きる強さ、潔さ。真似はできないにしても、何かに行き詰まった時は、リョウコさんを思い出したい。

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    2023年11月23日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    力強い物語?エッセイです。
    疲れたとき、ヤマザキマリさんのエッセイを読むと、自分ってまだまだだな、と勇気を与えられます。

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    2023年11月13日
  • テルマエ・ロマエ 3巻

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    古代ローマの浴場技師ルシウスが現代日本で色々学んでいくコメディ作品の第3巻。
    それだけ現代日本の浴場・温泉文化が素晴らしいということで、せっかく今の日本で暮らしているのだから、もっと温泉文化を堪能しなければ…と思わせてくれました。

    地方の温泉街のおみやげ屋さんとか屋台とかって怪しいモノ…というイメージだったけれど、それらを素直に楽しむルシウスを見ると、それはそれとして楽しむべきものと感じたよ。

    金閣寺の良さとか、何やら比較文化でとらえると、日本文化の良さを再認識できるのですね。
    日本に生まれたから今生では日本を極めれば良いや…と国内旅行主義になっていたけれど、たまには海外に行くのも良いのか

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    2023年11月12日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    しょっぱなからリアルな男根信仰(子孫繁栄の意味があるのは日本も含めて世界どこも同じ)とか、それを象った「ティンティナブラム」とか、ちょっとお子ちゃまやピュアな女子には絵面的に難しいところから始まり、このまんがが単なる古代ローマ浴場技師の日本タイムトリップ物語ではないことを感じさせられました。
    阿部寛さん主演のコメディ映画とは違って、主役のルシウスが奥さんに逃げられていたりとかもね。

    考えてみれば古代ローマは多神教で、キリスト教がなかった時代は一夫一婦制でガチガチな男女の「倫理」で縛られておらず、性に対してもかなりおおらかな文化が世界各地に根付いていたのですね。
    今でも東北には混浴の温泉もある

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    2023年11月12日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

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    阿部寛主演で映画化された古代ローマ×日本の温泉文化=パラダイスを描いた作品の第1巻。
    しょっぱなから全裸のおじさんが表紙で、古代ローマとキリスト教文化が入ってくる前の日本のおおらかさを表現しています。

    古代ローマの浴場技師がどうして日本にタイムスリップしてくるのか、どうして古代ローマに戻れるのかの詳しい説明はないのだけど、古代ローマ人と日本人が温泉・入浴をこよなく愛していることをわかりやすく教えてくれました。

    とにかくこの本を読むと狭い自宅のお風呂に温泉入浴剤を入れて入るよりも、ちゃんとした露天風呂がある温泉に行きたくなります。
    コロナやらインフルエンザがもうちょっと落ち着いたら、近場の箱

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    2023年11月12日
  • 人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話

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    ニコルさんのエピローグを読むまで、この本が幸福論についてのものだということを忘れていた。
    とにかく、2人の教養の高さ、しかも絵画や本についてだけではない、文化や生命、精神論まで及ぶものに圧倒された。

    読後の反応として正しいのかわからないけど、とにかく無性に美術館に行きたい。
    ここで「正しいのか」なんて考えることは、マリさんの言葉を借りると「バカバカしい」に違いない。
    現在開催中の「永遠のローマ展」、仕事や家庭があって行けないだろうなと諦めていたが、行きたい!何百年、何千年経っても、人間の行動や思考はそれほど変わらないということを、目と耳と鼻で思いきり取り込んみたい!

    特に自分を肯定してくれ

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    2023年11月10日
  • パンデミックの文明論

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    ヤマザキマリと中野信子の対談形式の文章
    コロナ禍で会話した内容を文字起こししたようになっている

    発売されたのは2020年8月20日
    確かにあの頃は真っ最中でもあり、徐々に何かが分かりかけてきた時期でもありましたねぇ

    パンデミックが歴史的にどう影響を与えてきたのかという縦軸と、洋の東西を横軸に語られる影響
    文化的な背景、国民性による対策の違いなど

    こういう軸で語られる知識人の対談は面白いですよね

    目次
    第1章 コロナでわかった世界各国「パンツの色」
    第2章 パンデミックが変えた人類の歴史
    第3章 古代ローマの女性と日本の女性
    第4章 「新しい日常」への高いハードル
    第5章 私たちのルネッ

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    2023年11月08日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    「老い」や「死」について考えさせられる。
    ヤマザキさんのようにはできないと思うけど。
    「あたかもよくすごした1日が安らかな眠りを与えるように、よく用いられた一生は安らかな死を与える」
    そもそもよくすごした1日というものがあまりないのでそこからか。
    良き人生を。

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    2023年11月04日