あらすじ
あらゆる時代の名画が一堂に会する奇跡の迷宮へようこそ
原田マハ『リボルバー』の創作秘話、ヤマザキマリ『テルマエロマエ』誕生の知られざるエピソードも披露!
マハ&マリの好きな美術館、おすすめ美術館、好きな作家、好きな作品など2人のアートの世界にどっぷり浸れる1冊。
アートを溺愛する作家と漫画家の2人が創る究極の美術館とは? 原体験から現在に至るまでのアートヒストリー、偏愛アーティストたちから受けたインスピレーション、小説や漫画の創作のバックステージをまじえ、名画にまつわる裏話、お気に入りの美術館案内、絵画鑑賞の秘訣、画家たちの知られざるエピソードなど尽きぬアート談義。泉のように湧き上がる2人のファンタジーが炸裂する名画のラビリンスに迷い込んでみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私の尊敬する原田マハさんと人生がもう破天荒で憧れるヤマザキマリさんの対談とあって直ぐ買いたかったのですが中々手に入らなくて悶々とした時間が私を含めた3人でお喋りするかのようにあっという間に過ぎ去りました。思い出の美術館や好きな作家ベスト10に見られるマニアックな快楽と情熱からも垣間見られる偏愛。でも伝わってくる永遠に尽きないアート談義もっともっと聞きたかったでした。創作のバックステージこそ違えど名画の裏話、お気に入りの美術館案内、鑑賞の秘訣、画家のエピソードが妄想が妄想を呼び美術館で本物を鑑賞した様な感覚でした。
Posted by ブクログ
アート系作家と漫画家の対談。
面白いです。
良く知られている事ですが、二人とも、いまの職業に至るまでの経緯が、なかなか興味深いんですよねぇ。人生を楽しんでいるというか、謳歌している感じです。
本書のタイトルが『妄想美術館』という事で、最後の方に、それぞれの妄想を活かした美術館構想も描かれていますが、主には、二人のアートに関する思いとか、見方とかの内容です。
Posted by ブクログ
美術にお詳しいおふたりの対談は、美術に疎くても美術に興味を持てる。どんな絵だろう??と調べてみたくなる。美術を鑑賞したいけど、導入に迷ってる人にもオススメしたい。
Posted by ブクログ
原田マハ大先生とテルマエロマエの作者、ヤマザキマリの対談本。
イタリアの美術館や画家が1番多く登場する。
冒頭の大先生の経歴を見て共感する所が多かった。
それぞれ2人の個性が出ていて対談に参加したいと思った。
Posted by ブクログ
二人の会話を読んでいるうちに、美術館に行きたくなる。
講義や細かい解説の形ではなく、この本で教養が深まるというよりは、自分であれこれ妄想を広げながら楽しみを見出すきっかけをくれる本だった。
作品自体についての妄想に留まらず、画家同士が実はこのタイミングで出会っていたかも、こんな話をして、影響をうけていたのかも?という妄想、自分が美術館をつくるなら、、? そうやって好奇心を次々と刺激されて新しい知識も増えていくんだろうなと思った。
メジャーな作品や巨匠にも、有名になるまでの物語があるし、日本ではあまり知られていないアーティストの中にも素晴らしい人がいる。知識があってもなくても、あなたの目で実際に見て自由に楽しんでみてというメッセージを感じた。
妄想の話だけではなく、実物のテクスチャー、飾り方や、他の展示とのバランス、飾ってある場所の雰囲気、美術館のある場所、など
実際に美術館に足を運ぶ醍醐味について語っているところにはとても共感できた。
絵を見るためにわざわざ遠くへ出掛けるのが理解できないという友人に、絵なんてネットとか画集でみれるよ、と言われ返答に困ったが、この本を渡したら少しは興味を持ってもらえるかもしれない。
Posted by ブクログ
原田マハさんの作品はいくつも読んでいるし、ヤマザキマリさんは講演を聴きに行ってほんとに面白かった記憶があり、大好きな2人の対談のため購入。
2人とも美術マニアなんだけど、着眼点が違うというか、「そういうモノの見方をするのか」というのが面白かった。
例えばヤマザキマリさんのウッチェロの話で、「遠近法や理系で物を考えすぎて幾何学模様を絵に入れてしまう」みたいな彼の人となりから美術に反映される考察とか、原田マハさんの風神雷神図屏風で「作者の俵屋宗達はルネサンスを見たに違いない!」という仮説の妄想から歴史を調べて小説ストーリーを作るみたいなのは自分にはできない思考。
作品だけを見るのではなく、その背景を読み取ったり、アーティストのことを思い浮かべる発想力が素晴らしかった。
見てみたい作品が増えた。
Posted by ブクログ
お2人の絵画に対する熱い想いが伝わる1冊。
特にマリさんはイタリア愛が強くて知らない画家の人が出てくるたびに検索していくのが楽しかった。1番好きな絵という書斎の聖ヒエロニムスは私も一瞬にして心奪われてしまった。
マハさんは小説も読んだりしてるので聞き覚えがよくある画家がたくさん出てきてこれはこれで読んでいて楽しかった。
やっぱ美術館っていいよなー、世界中巡りたいなー。
お2人に近い気持ちでワクワクしながら読めた本でした。
Posted by ブクログ
絵画についてよく知らないけど、ヤマザキマリと原田マハの著書は好きなので読んでみた。
全部理解できたわけではないが、彼女たちのアートに対する愛と情熱が伝わって来て面白かった。
写真がふんだんに入っているところが嬉しい。
まぁ、気楽に、好きな芸術家や作品を楽しめたらいいんだな。
Posted by ブクログ
序盤、お2人のハイソサエティな経歴や、紹介されるのが海外の美術館ばかりなのに、世界が違うかも…と少し引きそうになってしまったが、アーティストや作品紹介が始まったら楽しめた。
ヤマザキマリさんが大好きだという『書斎の聖ヒエロニムス』、示唆的で詩的で、色も美しく、シュールレアリズムのような雰囲気もあり、わたしもすごく惹かれた!この絵1枚から、いろいろな物語が生まれそう。
そしてこれまた知らなかった画家、ウッチェロ。『聖母子像』の幼児キリストの顔、これは思わず笑ってしまう。人物よりもボタンを描くことに執着しているのも面白い。この人の絵をもっと見てみたい。
ルソーの『幸福な四重奏』も愛おしい。ルソー作品も美術館で見てみたいなあ。
Posted by ブクログ
ヤマザキマリ×原田マハ
もうそれだけで面白いに決まってる。好きな2人の対談。
あー面白かった。
美術館に訪れたくなる一冊。
マリさんの強烈なウッチェロ推し(笑)
ルソーとモランディを並べるのは確かに面白そう。
Posted by ブクログ
三美神の彫刻がちょっとウフフって感じと、かわよって感じが混ざってて、面白かった。二人の話は面白いなぁ。なんか、私二人の話をその場で見ているような気持ちになった。
Posted by ブクログ
面白かったです。
博識のお二人だからこそできる妄想がすごく面白かったです。
ウッチェロは知らなかったのですが、ファンになりました。聖母子像、最高!大阪のおばちゃんとふざけたガキンチョって感じがクセになる。ビリケンさんのような赤ちゃんのキリストが3Dのように飛び出てくる感じ。
お二人のウッチェロ愛がひしひしと伝わってきました。
やっぱり絵っていいなぁ。
Posted by ブクログ
原田マハさんとヤマザキマリさん(テルマエ・ロマエの作者)が対談形式で美術史や画家に対する妄想を語っている本。
ヤマザキマリさんの経歴は何も知らなかったので興味深かった。今度著書を読んでみたい。
二人ともとても知識豊富で、それに裏打ちされた「こんな美術館(美術展)を作りたい」という妄想が爆発して盛り上がっている様子がわかって楽しかった。
お話しの中で知らなかった画家が出てきたり、その人が描いた絵画の写真もカラーで掲載されていて未知の世界を少し覗くことができた。
あとがきでマリさんが「美術館は、芸術という人間にしか生み出せない創造物を糧に生きてきた様々な人々の魂が集う緑豊かな森のようなもの」という表現をされていたのも印象に残った。
Posted by ブクログ
フランスのマハさん、イタリアのマリさん、という感じでめっさ面白かった!「カノーヴァ ぶつぶつ」を私も検索してしまった。案の定、ギャーってなった。笑
マリさんのメッシーナ、ウッチェロ推しが伝わる。おかげでイタリアの画家が描いた絵についても覗きたくなった。「美術館は幸せになりに行くところ」っていうのがお二方の愛情を感じた。絵を見た時の「なんかいいな」っていう感覚を大事にしたい。
ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクション、、、行ってみたし!
Posted by ブクログ
アーティストたちの血と汗と涙で創り出された美術品たちを観に行きたくなります。ヤマザキさんのイタリア愛が強く、新婚旅行で行ったシスティーナ礼拝堂を思い出したりして本当行って良かったと思えました。欲を言えば、フィレンツェやヴェネツィアの美術館も行きたかった…。
ヤマザキマリさんの漫画読んでみたくなりました…!
Posted by ブクログ
知の扉が開く
ウッチェロ
二人ともさすが知識量がすごくて楽しそう。
地球が小さいし。
知らなかったことでも楽しそうに話されると、興味が湧く。
しかし、基礎知識が少なすぎて半分も理解できなかったから、また賢くなったら再読したい。
自由に想像、妄想すること、って頭の体操的にも良いことだなって思う。
Posted by ブクログ
美術史的価値、という観点から絵を見たことがなかったので新鮮だった。画家のことや美術館のこと、歴史のことなど話があちこち飛んで、読んでいて飽きなかった。久しぶりに美術館に行きたくなった。
Posted by ブクログ
原田マハ先生とヤマザキマリ先生が好きな美術館、おすすめ美術館、好きな作家、好きな作品などを対談形式で語る1冊。私も美術館に行くのは好きだけどそこまで詳しいわけではないので、2人のお話を面白がりながら知識を広げられて楽しかった。人が自分の好きなものを楽しげに語る姿を見るのが好き。こちらもポジティブなものをたくさん貰える気がする。2人の理想の美術館、実現して欲しいなあ
Posted by ブクログ
もっと美術の学があったら面白く読めるんだろうな〜!!と思いつつ、幼い頃から美術に触れてきた人の美術の見据え方はやっぱり参考になる。
未完美術館いいなぁ笑
お恥ずかしながらヤマザキマリさんは初めて知ったが、この人の作品も読んでみたい!
Posted by ブクログ
アートは正直なところよくわからない。
ただ、好きなことについて語り合う対談は、読んでいると、ひょっとしたら自分も好きなのかも、と錯覚してしまう面白さがあった。
錯覚か確かめるためにも、美術館に行ってみようかな。
Posted by ブクログ
原田マハさんとヤマザキマリさんがアートについて妄想を膨らませつつ熱く語り合う本。
どちらもアートへの想いが強いゆえ、かなりマニアックな話も多いが、お二人の好きな画家や作品を知ることができ、アートへの興味がさらに広がった。
Posted by ブクログ
西洋や日本の美術が詳しい人や大好きな人たちにとっては楽しめる作品。
自分はそこまで入り込めなかったけれど、ヤマザキマリさんのあとがきの「作家の人となりの味わい深さがどこからともなく露呈している作品は圧倒的に面白い」という言葉が残っている。
作風や個性はその人がどんな生き方、暮らし方、感じ方をしてるかが滲み出てきて生まれるもののように感じる。
見方まで個性、ぐらいに自分の生き方を楽しみながらものづくりに生かしたいなと思う。
Posted by ブクログ
美術を難しくなく入れる対談。
お二人の観点が少しずつ違っていろんな見方をできる。美術館、行きたいなぁ。
未完の美術館、面白そうだなぁ。