林真理子のレビュー一覧
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ネタバレ昭和の景気のいい時代といい、葡萄畑が広がる風景といい、
自意識過剰な体格の良い本好きな少女といい、
林真理子の自伝的小説なのか。
葡萄作りの裏側(と言って良いのか…)も地元の人ならではの描写で、
他の小説ではなかなか読めない気がする。
小説の雑誌を買ったり、アンネの日記に憧れて鍵付きの日記帳を使ってたりと本好きとして共感出来るところも。
(アンネは読んでなかったけど…←)
見てはいけないモノを見てしまった衝撃や(勝手に)裏切られたような感覚、
違うグループの女子やいつも一緒にいる友達への嫉妬なんかがいちいちリアル。
この歳になってある程度引いた目線で読めるから、
面白いと思えるのかも。
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者にとって42歳は特別な年齢のようだ。前にも主人公が42歳だったはず。アナウンサーという特別な職業で業界の裏が垣間見れたり、やはり華やかな日常が別世界のようにも感じられた。
そこに大学時代の男友達、女友達の話や、痴情のもつれなども加わり読み手を飽きさせない語りはさすが。
後半、結局一番いい思いをしてるのは美季子だと思っていたら…
彼女の人生後半がどうなるのか含みをもたせての完結。
賢一は可哀相だけど、全ては自ら招いた運命で。
多恵の身になるとそれもなんだか…
誰が一番幸せになった?と問われても答えが見つからない。
今後の人生にかかっている、と思わせられた。
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Posted by ブクログ
大正時代に活躍した俳人、柳原白蓮の半生を描く時代小説。白蓮こと燁子は、天皇陛下の従妹、ただし妾が生んだ子であった。淑女になる教育は受けさせてもらえるが、16歳で嫁がされ、子をなしたのちすぐに出戻った。本書は、東京で生まれ育った燁子が九州の豪商と再婚するところから始まる。
再婚した2まわりも年上の夫の伊藤は、大金持ちだが愛人がたくさんいて、妾が生んだ養子や手伝いも同居し、複雑な親子関係に燁子は悩む。九州で他の文化人婦人たちと交流を続けるうち、埋めようがない空虚さに気づいてしまい、ふとしたきっかけで知り合った、東京の若い学生と恋に落ちる。小説の後半は、ねっとりとした官能小説のようだ。
彼女の境遇は -
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働く女が主人公の小説って、なんて気持ちがいいんだろう…
働く女、最強説!!
出てくる男は、男女差別の考え方をもつ人ばかりだけど、そんな環境にも負けずに頑張れる女性って本当にかっこいいです。
今現在、化粧品のPRのお仕事をしているので、すごく同意できる部分が多くてそんなところも読んでいて楽しかった。
少し今から比べたら古いかなっていう記述もあったけれど、主人公沙美の強さなんかは、今の女性たちもの通じるものがあるよね。
”自分は一万五千円のもんつけてる、自分はそれだけの価値がある女だっていう思いが、女を綺麗にするんと違う”
"あのね、私みたいな勝気な女に、責任あるポジションを与えて -
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私には子育ての経験はないが、介護の経験はある。
といっても、祖母の介護を母を手伝いながらやっていた程度なので、あまり大きなことは言えないが。
でも介護の大変さはわかっているつもりだ。
子育てと違い、終わりが見えない介護。
終わることを考えるのは不謹慎なようで口にするのも、憚れる。
子供は日々成長するが、お年寄りは現状維持ができればベスト。基本は昨日よりも今日、今日よりも明日、具合は悪くなっていく。。。
林さんの小説からも、そんな介護の大変さが読み取れた。
でも、面白い。思わず、ニヤリと笑ってしまう。
私も高齢の両親を抱える立場、これからどうなるんだろうと思いつつ、はちゃめちゃ、ドタバタで対処 -
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ルンルンを買ってお家に帰っていた林さんも
とうとう介護小説を書く様になられたのですね。
根っからの恋愛小説家だと思っていた林さんだったけれど、ムムム・・・これは面白い。
これからは老人・介護問題小説家として活躍して頂きたいものです。
介護の何が辛いのか、読んでいてヒシヒシと伝わって来ました。
大好きだった親が壊れていく。どうして齢を重ねるという当然の現象で人間の尊厳を損なうような扱いを受けなければならないのか。
女性に社会に出て働けという割に、介護が押し付けられているのはどういうことなのか、、、
こういう事態が起こらないように介護保険というものが出来たんじゃなかったっけ?!
介護のことはあま -
購入済み
読みたかった着物のはなし
着物は好きでよく着ますが、織りや染めについては不勉強でした。
そんな、着物にまつわる短編集はとても面白かったです。
越後上布がどうできるのか、とか…
でも、女性は着物に情が移ってしまうものなのだな、と全ての物語を通して感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白い。冒頭から、知られざる禁中の描写に興味をそそられ、明治天皇を二人称とする恭しい文体の軽妙さに感嘆する。この華麗で含みのある文章は女性ならでは。誰もが(天皇でさえも)時勢の剛流に飲み込まれていく明治日本が描写される。
終わりには、明治天皇と皇后の対比を元に、物語の主題が明治時代の女性と男性の戦いの構図だったことが明かされる。しかし女性軍の矢面に立った下田歌子の目的地が元いた宮中に戻ることとは、なんてスケールの小さい話ではないか。と思うけれど、それは時代が違うからこそ。作中の伊藤博文は女は結局自身の足元しか見ることができないと揶揄するが、女性が家庭から離れることをできなくしたのは男性
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