林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
30歳を越えると、学生時代の友人でも随分境遇が変わってくる。
同じ教室で笑い合っていたのに、気付けば共通の話題が減ってきたりして。
今回登場する二人の女性は、ともに34歳。短大時代の同級生です。
片や早くに結婚し、二人の子持ち。
片やイラストレーターとして活躍する独身。
交互に描かれる二人の物語は、思わず唸りたくなるくらいにおもしろくて、苦いものがありました。
私は結婚しているわけではないし、かといってバリバリのキャリアを築いているわけではないから、どちらつかずですが、一歩違えばどちらかの人生を歩んでいたのかも、と思うくらい少しずつどちらの心境もわかる気がします。
恋に生きる主婦絵美子は -
Posted by ブクログ
ラブストーリーをどう語るのか、これは愛を自由に語ることができるようになった現代小説において、頻出のテーマといって良い。普通は生きている二人が障害を乗り越えながら結ばれる姿を描いていく。セシリア・アハーンなら、そんな安易な書き方はしない。
最愛の人を亡くしたホリーが、彼への愛を再確認しながら立ち直っていく物語。「手紙」がこの小説の重要な着想になっているのだが、筆者は、この10通の手紙に、愛を再確認するツールであり、加えて舞台を廻していく装置としての役割を担わせている。そして彼女を取り巻く家族や友人たち。静かに彼女をいたわりながらも、彼らなりの人生の渦に主人公を巻き込んでいく。そういうインタラク -
Posted by ブクログ
小説の素晴らしいところの1つは、自分の知らない世界を見せてくれるところだと思います。
本書の主人公は、プロの愛人。
お金持ちの人たちが作り出す煌びやかな世界と、自分とは全く違う価値観の人々に触れられておもしろかったです。
中村うさぎさんが素晴らしいあとがきを書かれてるんですが、私も主人公には1ミクロンも共感できずに、とはいえ、その確固たる価値観に圧倒させられました。
人の価値観は、若い頃の環境に影響される部分が多いと思いますが、若いうちから愛人として囲われている彼女の価値観が本当に独特で。
愛人とは、いわば妻のいる人とお付き合いするということですが、魅力的な男性に女性が集まるのは当然のこと -
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百蓮は凄い
TV小説はみてなかったが世田谷の病院に飾られた百蓮の書と百蓮の伊藤家の居室の素晴らしさに百蓮に興味が湧いて読んだ。
林真理子氏のコピーライターの感性が光る題名と引き付ける筆力で読む気にさせる。
百蓮が、あの時代人妻でありながら身分も年齢も越えて恋愛を成就出来たのは驚異だが、心中ではなく生きる道を模索する強さが凄い。
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