【感想・ネタバレ】フェイバリット・ワンのレビュー

あらすじ

23歳の夏帆は、弱小ブランドで働くファッションデザイナー。幼い頃から夢見てきた仕事だったが、どこか中途半端でもどかしい。気になる若手芸人との関係も思うようには進まない。そんな時、先輩に誘われ、新しい会社に移る。そこでパリコレの刺激を受け、一流のものを知ることで、いつしか自分の中の野心に気付く。仕事の成功も本物の愛も、自分で掴みとる! 共感を呼んだ話題の長編小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

23歳のデザイナーが野心を持ち、仕事も恋愛も邁進する話。
働く女性として共感出来ることもあれば、私の知らない上流世界にワクワクさせられる。
読んだ事のない刺激的な本だった。
「1流には限られた人しかなれないが、1流を目指して頑張れば2流になれる」という中谷さんの言葉が1番好き。
上流の芸術やファッションについても軽く触れられていて、1流世界の最低知識も学べて面白い。

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2020年01月04日

Posted by ブクログ

面白い。やりたいことがなかった女の子が少しずつ知らなかった扉を開ける。開ければ開けるほど前に前に進みたくなる。それには手段は選んでられない。こういう風に生きた方がきっと後悔はないんだろうな。と今一歩、踏み出せない自分と比較する。止まらなかった。

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2017年03月28日

Posted by ブクログ

高校生の時に1度読んで社会人になった今もう一度読み返してみたが、全く違う読後感だった。
高校生の頃はアパレル業界の知識はほとんど無かったけど、今はアパレル業界で働いているので、共感できる所もちらほらあった。

私は今夏帆と同じ25歳だけどデザイナーになるという夢をこの年で叶えていてすごいなと尊敬する反面、仕事を成功させるために自分はここまですることはできないし、やりたくないなと思った。

何かを得るためには何かを失うということを現実味のある伝え方をしてくれる1冊だなと思った。

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2025年01月02日

Posted by ブクログ

物語だから…で区切らない
同世代だから刺さった
社会人になると未来の範囲が狭まる感じがするけど
主人公みたいに大きく行動できたらいいな

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

めちゃめちゃ林真理子さんらしい1冊。
ちょっと状況が変わると気持ちも変わってしまう、女子にありがちの「流されてる」感がたまらなく面白い。周りから見れば何故その行動を取るのか意味が分からなくても、本人は必死だったりするもの。
主人公がこれからまだ迷走しそうなところで物語が終わるのもいい感じでした。

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2023年06月21日

Posted by ブクログ

頑張るお仕事小説!
というイメージで読み始めるとギャップを感じる。

ただのお仕事小説ではなく
もっとドロドロとしている。

夢はあって行動力はあるけれど
不倫、愛人、二股と異性関係が絡むことによって
応援したい気持ちが揺らぐ。

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

面白くて一気読みをしてしまった。
デザイナーとして社会で始めた女の子が、仕事や恋愛様々なことを経験していく話。
思っていたものよりもドロドロで、キラキラした世界と現実のコントラストが描かれていた。
いろんな手法で新しい世界を知って努力してる姿は格好良く、自分の人生は自分で選択できるんだと改めて実感した。
ラストが衝撃すぎた。

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2021年07月02日

Posted by ブクログ

夢を追う女の子の話
私には夢がないからどこか他人事のように感じる話だったけど、ところどころ出てくる描写が「普通の20代の女の子」のそれであって、生々しくてリアルだった。
夏帆のように大きな夢がなくても、恋愛と仕事で悩むのは20代女子にとってあるあるなんじゃないかなぁ
結局何が幸せなのかは読み終わってもわからない

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2020年06月21日

Posted by ブクログ

かわいい表紙に惹かれて購入。

仕事をがんばる女性の話かと思いきや、ラストにかけてのドロドロの恋愛模様に惹き込まれた。
裏切られた。おもしろかったあ。
若くて純粋な主人公が新しい世界を知って変わっていく様子がリアル。

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2018年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

林真理子らしい話。
ただ最後に夏帆が気にかけるのが 自分を守ってくれたやっと手に入れた恋人ではなく 自分を傷つけようとした別れた恋人だったのが なんだか腑に落ちない。まとまりつつあった話の最後に えー なんでそっち?とアタマにハテナマークが出たところで とーとつに終わるのがなんとも…。
たしかに 自分のせいで大変なことになったって気持ちはわかるけど でもまず思いつくのが病院に行くことじゃなく 警察に行くことっていうのが なんとも不可解。まぁ 最後の二転三転ぶりを見てると それが夏帆らしい発想なのか…。

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2018年01月07日

Posted by ブクログ

最近の尻切れトンボ感が多い氏の作品の中では、納得の尻切れ感。業界もののなかでも秀逸。いつも感じる古臭さは感じなかった。

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2017年03月21日

Posted by ブクログ

才能もルックスも恐らく中の上ぐらいの若き服飾デザイナー夏帆が、恋愛や仕事を通してワンランク上の世界の人々と出会って刺激を受け、上昇志向と野心に目覚めていく話。林真理子さんならではの人間観察力に満ちたリアルな登場人物たちと会話、夏帆の迷いや決意、良いところ嫌なところにも共感しつつとても面白く読めた。「勉強の応援をしてくれる」お金持ちの中年男性との付き合いなど、自分が中年になった今となってはラッキーな夢物語!とすんなり受け止められる(笑)。夏帆の若さゆえの強引さや身勝手さにお灸を据えるかのようなエンディング、これにどう対処して乗り越えるかで、夏帆のこの先の大人力が決まってくるのだろうな。

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2021年10月17日

Posted by ブクログ

若い女性が奮闘していく物語。
結末がなんとも言えずほろ苦い…苦しい。

文章の表現力がかわいらしくてとっても好き。
キラキラとドロドロがぐねっと
混じり合っていて夢みたいなのに
現実感がすごい物語だった。

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

国内の弱小ブランドで働く駆け出しのファッションデザイナー、夏帆23歳がこの物語の主人公です。

様々とな男性と関わる中で、時に利用したり本気で好きになったりを繰り返しつつ、仕事も挫折と成功を繰り返しながら進んで行きます。

主人公が素直で正直な面、色々な場面で悩み葛藤する部分は共感出来ますが自己中心的な行動や友達を利用する場面ではうんざりさせられます。

そしてやはりラストはありがちな結末ですが… 。
因果応報、と言ったラストに納得。
主人公には共感出来なくても、夢中になって読めた面白い作品でした。

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2021年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

木曜日までに十グラムでも痩せる。
二回パックをする。
社販でもう一枚服を買う。
そう決めたとたん、ふわふわした空気は一層濃くなった。
(62-63pより引用)

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2020年12月13日

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