林真理子のレビュー一覧

  • 不機嫌な果実

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    麻也子の自分以外の人を道具のように扱う表現がとても嫌だったが、元より不倫など自分の都合でしかないものであることを作者が表現しているのだと感じた。初心な不倫など求めること自体が可笑しい。どこまで行っても決して満たされることのない劣情の原因に気づくことはないだろう。自分もそうならないように戒めたい。

    自己中心的な欲望の先に幸せはないことを、冷徹に突きつけられた。不快な読後感こそが、人間の業の深さと向き合うための鏡なのだろう。他者を尊重することの大切さ、自分の欲望に溺れることの虚しさを、反面教師として学んだ。ただし、それを実践できるかは別である。

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    2025年12月22日
  • 野心のすすめ

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    人生に勇気が沸いてくる本。人のせいにせず野心と努力をバランスよく持ち続ける人生を目指したいと心からの思えた。クヨクヨした時に読み返したい。

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    2025年11月29日
  • 不機嫌な果実

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    夫に足りないものを求める不倫関係ではなく、自分の心のままに突き進む麻也子の言動に自分を重ねて読み進めた。ごはんを食べることからすべてが始まると思う。

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    2025年11月24日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読みやすくて面白かった!
    一般的な小説は
    引きこもりを家から出す業者が見つかる→そこからのドラマという展開が多いなか、
    引きこもり業者が見つかる→上手くいかない、弁護士を見つける→上手くいかない、と何度も立ちいかなくなるのもリアルさを感じられて良かった。
    それぞれの性格も分かりやすくてあぁこういう人いるよなぁという感じ。
    それぞれが完璧じゃないのもまたリアルだった。

    場面がリアルに想像できたのでいつか映像化しそうな作品。

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    2025年11月19日
  • 食べるたびに、哀しくって…

    購入済み

    哀しくない。

    林真理子のエッセイーは、くすっと、笑える。楽しい気持ちになれる。グルメの林先生は、食についての知識が豊富。

    #ほのぼの #笑える #癒やされる

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    2025年10月27日
  • 私はスカーレット 下

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    すごく良かった。スカーレット一人称だから、スカーレット自身の思い(と、林氏が感じている思いなのかもしれないが)が、わかりやすい。メラニーのこと、もう少しは理解して、優しくできてればよかったのにな。
    アシュレへの想いは、愛では無かった、と気づくシーンが、私は好き。そこから、いろんなことが壊れてしまうけど、あの時点で、スカーレットはいろんなことを悟るので。
    他の人たちの心情はわからないので、本家も読んでみようと思う。

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    2025年10月26日
  • 野心のすすめ

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     なんといっても、私のモットーは、「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、 やらなかったことの後悔は日々大きくなる」です。
     やってみる価値がある、面白そうだと思ったことは、恥をかいてでも、とりあえずやってみる――正確にいうと、恥うんぬんを考える前に行動してしまっているわけですが。
     取り返しがつかない、という意味では、やったこともやらなかったことも同じです。やってしまった過去を悔やむ心からはちゃんと血が出て、かさぶたができて治っていくけれど、やらなかった取り返しのつかなさを悔やむ心には、切り傷とはまた違う、内出血のような痛みが続きます。内側に留まったままの後悔はいかんともしがたいもので

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    2025年10月08日
  • 皇后は闘うことにした

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    良くわからないうちに、軽やかに読み終えました。
    みんな、正直なんですね。
    後になって色々と思うところが出てくるのではないかと。

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    2025年08月28日
  • アッコちゃんの時代

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    私はバブルの恩恵を全く受けてない下の世代だが、バブルの残り香がうっすら漂っていた時代の空気は知っているので本書を読むと何処か懐かしいような気持ちになった。しかしながら、話に出てくるお金の額が桁外れに大きいものだから現実感が全く湧いてこない(笑)。

    「アッコちゃん」の愛人生活は思わぬ妊娠→結婚によって一旦は終止符が打たれるのだけど、丸く収まる訳がなかった!たとえアッコちゃんが「普通の幸せ」を望んだとしても、相手が誠実なエリートサラリーマンだったとしても、彼女には勤め人の妻は務まらなかったと思う。その美貌ゆえに結婚後も周りがほっておかないだろうし、ご本人の性格的にもいつの間にか危険な香りがするほ

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    2025年08月17日
  • 私はスカーレット 下

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    スカーレットに対して、共感したり、滑稽さに呆れたり、応援したり、尊敬したり。
    いろんな感情を持ちながら読み進めたけれど、読み終えて一週間経ってみると、同じ女性としてたくさんの考え方の機会を与えてくれてありがとう。私も頑張るわ!
    というような、長年の友達に対する親しみを込めた気持ち。

    元気が無くなったり、落ち込んだり、自信がなくなった時はまた読み返そう!!そう思ってます。

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    2025年07月27日
  • 野心のすすめ

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    最近読んだ本の中で、特に刺さった本。
    何か頑張りたい人、また働く女性へエールになる本だと感じた。
    人によっては好みはわかれるかもしれないけれど、エールをもらった。

    今はゆるふわな時代で、熱血っぽさがあると、引いてしまう人も多いかもしれない。

    だからこそ、こんなふうにエールを送れる人って今、どのくらいいるのだろう。





    ・1度でもビジネスクラスに乗ると、ファーストクラスの世界をいやがおうでも目にする
    人の生き方も同様で、ずっと三流のままでは一流の世界を覗くことさえできない


    ・女性は仕事をもって働くべき
    専業主婦のリスクだけではなく、人生の充実感や幸福のために、自分の仕事が積み重なっ

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    2025年07月23日
  • 皇后は闘うことにした

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    天皇家の近代史を垣間見ることができる作品でした。天皇は皇后に支えられて成り立っているのだなと感じました。ある意味では、皇后が天皇家の要だといえるのではないかと…
    天皇家が減っている今だからこそ、もっと時代を遡り、天皇家の始まりから今日に至るまで、通読できればいいのになと思います。
    この思い、著者の林真理子さんに届きますように…

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    2025年07月07日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    ネタバレ

    歯科医の正樹には、中学生から7年間引きこもっている息子・翔太がいる。中学側にはいじめはなかったと言われたが、実際には酷いいじめがあったことが判明。高井弁護士と一緒に、いじめっ子を相手に7年越しの裁判に挑む。


    妻・節子や娘・由依のやり方や考えと合わなかったり、翔太が家の中で暴れたり、正樹が自分を抑えられず翔太に怒鳴ったり、これはもうダメか…と思うことが度々発生する。
    それでも、最後は翔太の「裁判を続けたい」という意志の強さもあって見事に勝利する。

    正樹がイライラして強い口調になって、節子が「あなたっていつもそう」というやりとりやが度々出てきて、読んでいて気持ちのいいものでは無かったが、すご

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    2025年07月03日
  • 野心のすすめ

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    ネタバレ

    将来を具体的に思い描く想像力。私自身も、娘たちにも養ってもらいたい。野心。自分を高めたいという希望。あるよ、ある。
    前に職場から逃げるように転職して本当によかった。
    あれも、「新規まき直し」「人生のリセット」だろう。

    以下はお気に入りの文引用です。
    「ちょっとでもいいから、身の程よりも上を目指してみる。そうして初めて選択肢が増え、人生が上に広がっていくんです。」
    「シビアに将来の自分の姿を見据えながらも、同時に自分を信じて、幸福な自分の未来を想像してほしい。」
    「人生のリセットは何度でもできるんです。でも、自分でないとできない。」
    「自分を信じるということは、他人が自分を褒めてくれた言葉を信

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    2025年07月03日
  • 下流の宴

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    ネタバレ

    おもしろかった。

    自分の息子が高校を中退していても、息子の結婚相手を下に見ている母親。
    身内には甘くて他人には厳しい典型でああはなりたくないと思うけれど、
    自分のことは棚に上げて、というのは、大なり小なりみんな持っている感情なのかもしれない。

    頑張っているタマちゃんを応援してたから、
    ラストは嬉しかった!
    タマちゃんおめでとう!

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    2025年06月08日
  • 不機嫌な果実

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    「私だけが分かってる」っていう、あの陶酔感。世界をちょっと見下ろしてるような感覚。冷静なフリして、一番感情に溺れてるの、自分だって分かってるのにやめられない。

    その気持ちよさ、勝ってる感覚。
    他の人は気づかずに踊らされてるのに、私はすべて分かってる。演じてるってことも、退屈してるってことも、損してるってことも。そのうえで、でもそれでも私が主役って確信してる。


    麻也子って私みたいって思っちゃって、本当に私みたいで、それが1番麻也子みたいな私だなって。

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    2025年05月29日
  • マリコ、東奔西走

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    この本は 10歳年上の方から頂きました。
    こんなに亭主の悪口書いて 呆れちゃうわ!
    なんて言われて 読んでみると
    たいした悪口ではない。
    私の方が よっぽど亭主の悪口をいっている。
    朝ドラの話し 天皇陛下の話し ウクライナの話し
    安倍さん暗殺の話し 歌舞伎の話し
    どれも 共感できるなあ!
    と思ったら 林さんは 私と同じ年でした。
    育った年代が 一緒なので
    そうそう!
    と思うのかもしれません。
    こんなに口うるさい亭主と別れないでいるところも
    同じ世代だからでしょうね。
    もっと若い人なら別れてる。
    健康でエネルギッシュに 頑張ってください。
    もっとおばあさんになっても 書き続けて 
    そうそう!と言

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    2025年05月24日
  • 下流の宴

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    東京の中流家庭の主婦として誇りを持つ由美子。高校中退の息子が沖縄出身のフリーター娘・珠緒と結婚すると言い出し「うちが下流に落ちてしまう」と恐怖を覚え断固阻止を決意する。一方馬鹿にされた珠緒は「私が医者になります」と受験勉強を開始して…。

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    2025年05月17日
  • マリコ、東奔西走

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    とにかく気軽に読めるところがいい。
    なかでも面白かったのは
    真理子さんは日大の理事長ですが、
    キャンバスを見学した時に、展示の説明をしてくれる女子学生にふと尋ねてみた。
    私が誰かしってますか?
    知りません。
    受験生に付き添うお母さんにしては、年くってるし、ヘンに馴れ馴れしいオバさんだと思ったらしい。知名度はまだ低く残念である。

    これからも時々気休めに真理子さんの本を読んでみたい。失礼かな!

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    2025年05月09日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    いじめを誰にもいえずに引きこもっていた我が子。このままでは、80代の親が50代の引きこもりの子どもの面倒をみなければならない8050問題が現実になってしまう。この状況を打開するために父親はいじめた人間を相手に裁判で争うことを決心する。
    裁判の準備を進めていく中で、子供が受けたいじめの内容を知り、子供のことを何も知らなかったことを悔いる父。今までの失った時間を取り戻すように、息子に語りかける父。
    裁判が終わり、報道陣の前で父親が引きこもりの子を持つ親へ向けて発したメッセージが最高。子供と一緒に戦って下さい。子供を信じて、お前を守ってやれるのは世界中でお父さんとお母さんだけなんだと言い続けて下さい

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    2025年04月07日