林真理子のレビュー一覧

  • 下流の宴

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    自分自身が、地方からそこそこの私立大へ上京した経験があり、いわゆる“中流”から、離婚してシングルマザーになった“下流”へ落ち、そして今また再婚し“中流”へ戻りつつある——
    そんな人生を歩んできたからこそ、この物語の描写が驚くほど解像度高くて驚いた。
    主人公の由美子のような人に気に入られる娘時代を過ごし、離婚後には珠緒のように見下される経験もしてきた私には、登場人物の階層感が痛いほどリアルだった。また、子育てでも、そこそこ進学校のそこそこの成績だった我が子だから、安心していたら、思ったようにならない我が子の受験。その受験の解像度も高いので、できたら彼の大学受験前に読みたかった本であった。。

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    2026年09月27日
  • フェイバリット・ワン

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    林真理子にしてはそこまでドロドロしたものではない。デザイナーとして成功していく夏帆の恋愛やキャリアアップにあたっての人間関係が描かれている。努力も必要だが、やはり人生には運や野心が必要であることを再認識した。仕事を頑張りたいと思う若い女性には良い作品かも。

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    2026年09月24日
  • 80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間

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     本書は、70代や80代において筆者が感じたスマートなお金の使い方や、健康との向き合い方、人との付き合い方を、エッセイ風に書いている。年を取ったらどのように生き、どのように振る舞うべきだという押しつけがましさがなく、一人の大人が日々の出来事に対してどのように感じているかが書かれていて、他人目線の価値観が分かる内容であった。小難しいことが書いてあるわけではないので、流しながら読み進められ、日常的なふとした立ち居振る舞いに対して、このように考える人もいるんだと自分を客観視するきっかけを与えてくれるような本で、とても参考になった。

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    2026年09月22日
  • 80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間

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    旅行中に読み始め、親世代の話かと思いきや、今でも耳の痛いことも…色々改めなきゃーーーとか、ソコ、注目したことなかったわーが溢れる流石の真理子さま観察眼

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    2026年09月12日
  • マリコは国宝を観た!!

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    これまではエンジン01やグルメ・ショッピング、海外旅行に関する話題が多かったように思うが、メインが専ら日大に関することになったので、理事長として毎日さぞかしお忙しく、かつ充実した日々を送られているのだと思う。

    とはいえ、自分が好きな林真理子的手触りというか、林さんらしさは全開で、豊かな気持ちになれるのがとてもうれしい。

    これからも、文化的で上品でエネルギッシュな林さんのエッセイを読み続けたい。

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    2026年09月03日
  • 80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間

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    「ボランティアが喜ばれると思ってはいけない」との話があるが、全く同感である。「全ては自己満足」と考えれば、意が伝わらなくても腹は立たない。杉良太郎の有名な話。「ボランティアは売名行為では?」と記者からのインタビューを受けて、「そうですよ。あなたもよければ数十億円投げ打って売名行為をしたら。」私ゃ年間千円の寄付さえ悩んじゃいました。Wikipediaの寄付も最低金額です。(笑)

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    2026年08月31日
  • 皇后は闘うことにした

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    李王家の縁談のスピンオフ。大正、昭和の時代の宮家の縁談話の短編集。とても面白かった。まだまだ林真理子ヤルナ!という感じでした。

    第1話 久邇宮家の良子は皇太子妃に決まった。久邇宮家の朝融王は色覚異常で、これは島津家から伝わった。そのせいで皇太子妃内定から辞退するようにと山縣有朋から圧力をかけられたが、さまざまな手で阻止して勝ち得たのだ。
    朝融王は酒井菊子と婚約した。皇太子妃成婚。しかし朝融王は結婚したくなかった。間に入った役人たちは困ったが、結局皇太子妃の実家にモノが言えず、酒井家を説得する。あんな男と結婚するくらいなら、別の男と結婚した方が良い。破談とともに別の婚約を発表しよう。前田に嫁いだ。

    第2話 徳川実枝子は慶久を失ってから御後室さまと呼ばれている。慶久は7男だが、なんだかんだで嫡子だった。

    第3話 久邇宮家の鳩彦と稔彦は陸軍幼年学校から士官学校に進む。明治天皇は4人の側室腹の内親王を皇族に嫁がせようとする。鳩彦はのぶこ内親王をもらう。稔彦は聡子内親王をもらって東久邇宮家になる。妻とは心も会話も通じなくてうまくいかない。

    第4話 九条家の節子は皇太子と結婚する。だが皇太子は体が弱く、お子の誕生が危ぶまれていた。皇太子は許嫁がいる伊都子に惚れる。一夫一妻の世である。裕仁が生まれる。

    第5話 秩父宮世津子妃は皇太后を迎える。夫はもう長くなさそうだった。

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    2026年08月30日
  • 80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間

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    50代のいまでももう体はあちこち痛いし
    周りからはなんだか年寄り扱いされてる
    気がするし、もう終わった感が急に強く
    なり、受け入れていくしかないなーなどと
    思っていたところ、YouTubeの対談を見て
    読むことにした
    高齢者の心得的なものが面白おかしく
    書いてあって、あっという間に読めた
    生活のレベルが全く違うので見てる世界は
    全然違うけど老いていくなかでは
    多かれ少なかれ、そういう気持ちになり
    ながら年を重ねていくのだろうか
    そしてまだまだこの先は長い、イタい老人
    にならないように心がけながら、身体が動く
    うちは、働けるうちは頑張らねば

    親の死を無駄にしてはいけないというタイトルのがあった。親の死の前にもっとできたことがあったんじゃないかという後悔について、友達が親もわかってくれているし、親が味わった惨めさや寂しさはいつか自分も味わうものだから親はそれを見せてくれて死んでいくものだ言ってくれて救われたと書いてあった。

    うちの母はもうあまり外出できる体力もなさそうだ一緒にいられる時間はあと数年なのかもしれない。むかし苦労した分、穏やかな毎日を過ごし、病気になってもできるだけ家にいて、もらえたらいいなと思っている。
    でも、それができても、できなくても
    こーゆーことなんだなと思ったほうがいい。
    どうしたら悔いなくできるか、何が正解かなんて、結局誰にもわからない。



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    2026年08月30日
  • 失恋カレンダー

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    読みやすい!
    それぞれの月ごとに異なる主人公の女の子の話が書かれてあった。内容は一昔前という感じだけれど失恋に対して、切なくて悲しかったり、割り切ってスッキリしていたり、いろんなパターンがあって面白かった。

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    2026年07月16日
  • 正妻 慶喜と美賀子(下)

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    幕末が舞台の読みものは色々とあるが、これは歴史書でもなく、やっぱり小説で….。
    とにかく期待通りでした!
    次の大河ドラマにして欲しいぐらい。

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    2026年07月16日
  • マリコ、カンレキ!

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    ルンルンの頃から読んでいる林真理子先生。

    もちろん全作は、読んでいないけれど。

    やっぱり好きだわエッセイ。爽快。痛快。どんなに出世されても、ひとって本質は変わらないなー。って思う。

    夫が昭和っぽいところも。夫婦の上下関係が結婚当初から変わってなくて、人間って。そうだよなーって思う。

    休日気づけばダラダラ、スマホを眺めるより。
    本を読んで、充実した時間が過ごせました。

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    2026年06月23日
  • 皇后は闘うことにした

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    高貴な方々の責務と葛藤が、人間臭い物語として描かれている。
    それぞれの物語に色彩があるように感じた。

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    2026年06月17日
  • 私はスカーレット 上

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    こんな可愛い装丁は見たことなかったです。
    凄く素敵なボタニカルデザインは飾っておきたい程です。
    強烈、爆裂 自己顕示欲の塊のスカーレットの小気味良い事!
    読むのを止められない真夜中に何度笑ったか。
    クラスメイトだったら、私は友人になれただろうか。スカーレットがクラスメイトだったら、なんて凄く面白い。
    鏡をみて、なんて私って美しいの〜
    って言うのは、白雪姫の継母くらいだと思ってた。笑ったね。

    美貌と地位は彼女にプライドと傲慢さと孤立を生むが、戦争を機に一転した生活に見事に立ち向かって行く様は本当に凄かった。
    若い頃、ルーツという黒人奴隷解放のドラマがあった。その時は過酷な運命と人間の醜さを感じたけれど、解放したらそれで幸せっていう訳にはいかないという事が今ならわかる。
    自分が自分である事の意識を持つことがなく生きてきた人に、それを感じられるようにしないといけない。アイデインティの確立。
    解放されて、さぁ自由です。頑張って生きなさいって言われても幸せになれない。
    人間が人間であるために、知性が不可欠なんだなぁと思った。

    今夜はサブスクでスカーレットに会おうと思う。

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    2026年06月16日
  • 皇后は闘うことにした

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    ちょっと!ちょっとちょっと!

    何なのコレ?面白いんですけど?!

    いいの?こんなこと書いちゃっていいの?林さん!



    という訳で、あらすじを



    ◆あらすじ

    「好きでもない女と結婚するのは絶対に嫌だ」「自分たちは宮家に生まれて、あれこれ苦労した」「あの女王さまでは、子どもをお産みになることは出来ないでしょう」――。
     
     さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。

    *

     妹の友人に恋焦がれ、ようやく結婚目前まで漕ぎつけた久邇宮朝融王は、彼女にまつわる“ある噂”を耳にし、強引に婚約を破談にした。その後、別の宮家の子女と結婚したものの……(「綸言汗の如し」)

     徳川家の若き未亡人・実枝子は、喧嘩の絶えなかった夫・慶久が妾との間に遺した子に愛情を注げず苦悶していた。思い起こせば、あの頃は本当に幸せだったのに。(「徳川慶喜家の嫁」)

     まもなく結婚の沙汰が下るのではないかというある日、久邇宮家の息子たちは声を潜めて話していた。「内親王はご免こうむりたい」——(「兄弟の花嫁たち」)

     九条家の子女・節子は15歳の時に嫁いだ。のちの大正天皇の后(貞明皇后)である。夫は妻を顧みないにもかかわらず子ばかりが生まれ、節子は悲しみに歯を食いしばる。(「皇后は闘うことにした」)

     貞明皇后の秘蔵っ子・秩父宮に嫁いだ勢津子もまた、皇后によって選び抜かれた秘蔵の嫁だった。だが、2人の間に子はできず、秩父宮も病を得てしまう。(「母より」)





    え〜、わたくし館なのは林真理子さんの著作を読むのは初めてでございます。

    なぜこの本を手に取ったかと申しますと、わたくしの大好きな番組
    「あの本、読みました?」に凪良ゆうさんが出演されてまして、オススメされてたんですよ、この本を。

    「林さんは、この時代のやんごとなき方々達のプロフェッショナルであられるのでとても読み応えがある」と。

    知りませんでした。そーなんだ。


    林真理子さんは日大の理事長、そして「令和」制定に関わった大物!(Wikipediaより)



    切込隊長 林真理子氏は、凄まじい勢いでやんごとなき方々をぶった斬ります。

    皇族、主に皇子達をけちょんけちょんに。



    そしてこの本は162ページという薄さだったのでサクッと読めました。

    が、しかーし!

    皇族の方々のお名前って難しいね。読めないし覚えられない。



    久邇宮 邦彦(昭和天皇の義父)

    くにのみや くによし


    良子(昭和天皇の后)

    ながこ


    久邇宮 鳩彦(邦彦異母弟)

    くにのみや やすひこ



    もうさ、くにひこ でいいじゃん。

    よしこ にしようよ。

    はとひこ としか読めないじゃん。



    と言う訳で、そのまま読みました。
    そしたらスラスラ読めた♡


    では問題、



    朝融



    何と読むのでしょうか?(^o^)/






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    2026年06月12日
  • 天鵞絨(びろうど)物語

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    ネタバレ

    品子が泰ちゃんの言いなりでイラつきもするけど、泰ちゃんに対してはいじらしいし性格が良すぎないのも好き。岩田さんに自分と同じ思いをさせるところも身勝手でいい。泰ちゃんみたいな男がモテるのは昭和も令和も変わらない。キャラクターも時代設定も好みだからもっと先の話も読みたかった。泰ちゃんは北海道で別の女の人見つけて品子のところには困らない限り戻ってこないだろうな。そして品子もそれは察してそうなのが切ない。どうか子育てに光を見つけて「素敵なおばあちゃん」になってくれますようにと祈るしかない。

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    2026年06月11日
  • 私はスカーレット 下

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    上巻に続いて読み終えました。
    現代の考え方にそぐわないからってことか‥
    それをふまえて当時はこうだったってこと。
    スカーレットは自分の考えを持ったひとつの女性像だと思います。

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    2026年06月11日
  • 私はスカーレット 上

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    昔ー「風と共に去りぬ」映画でみて面白かったなーっていう印象で本を読んだけど、やはり時代背景もあってスカーレットの激動人生は面白い!
    ある意味あのたくましさ憧れ。
    下巻も楽しみです。

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    2026年06月04日
  • 野心のすすめ

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    タイトルに惹かれて読み始めたけど、何度も泣きそうになり、胸を打たれました。

    途中途中で、林真理子さんの行き過ぎた主張もあったのですが、大筋はかなり良かったです。

    大すぎる野心がある。でもそれだけじゃなくて弛まない努力をしている。林さんの本は読んだことがないけど、まずは第1冊目のエッセイから読んでみたいと思いました。

    心にくるフレーズが多々あり、かなりメモをしてしまいました。
    こんな本を読みたかった。
    恥ずかしがらずに、野心を大切にして、努力も続けていこうと思えました。

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    2026年05月28日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    家族のことを理解しているようで理解できていないところがリアルでした。自分自身との戦い、というフレーズが本の内容に良く合っていたと思う。

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    2026年05月22日
  • 四十雀(しじゅうから)、跳べ!

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    ネタバレ

    著者の林真理子さんは名前だけ聞いてあるが何をしている人なのかいまいち分かっていなかった。人間らしいなと思ったのが正直な感想。私もいつまで経っても自分を磨いていきたい。

    コロナ禍のご近所さんたちとの付き合いを「スパイみたいにパッと集まって散る」と表現していたのが面白かった。想像できてふふっと笑えた。

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    2026年05月16日