林真理子のレビュー一覧
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化粧品PRの仕事に精を尽くす女性の物語。
華やかな業界の世界の裏側がリアルに描かれていて面白かった!
特に印象に残ったのがこの言葉。
「仕事のために寝ることと、好きになった男がたまたま権力を持っていたことと、その境いめはどこにあるのだろうか」
そしてもう一つ。
「女性には二通りあることが分かりましたよ」
「仕事と寝ることが出来る女と、出来ない女です」
「仕事と寝る女」。
寝る仲になった男の欠点には大体目を瞑ることができる。仕事も、愚痴や文句を言いながらも結局は惚れているからやる。
恋愛なのか打算なのか、その境界は案外曖昧なのかもしれない。
この比喩表現はさすが林真理子さん。
男に -
Posted by ブクログ
麻也子の自分以外の人を道具のように扱う表現がとても嫌だったが、元より不倫など自分の都合でしかないものであることを作者が表現しているのだと感じた。初心な不倫など求めること自体が可笑しい。どこまで行っても決して満たされることのない劣情の原因に気づくことはないだろう。自分もそうならないように戒めたい。
自己中心的な欲望の先に幸せはないことを、冷徹に突きつけられた。不快な読後感こそが、人間の業の深さと向き合うための鏡なのだろう。他者を尊重することの大切さ、自分の欲望に溺れることの虚しさを、反面教師として学んだ。ただし、それを実践できるかは別である。 -
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下巻からは、さらに南北戦争が激しくなり、レッドバトラーと恋に落ちる模様が描かれます。
女性がこんなにも強く、したたかに生きる事が出来るってすごい!!と心から感動。
しかし、アシュレの気持ちが忘れられず、好きでもない人と結婚したり、タラの家を守るために他の人とも結婚し‥。波瀾万丈な人生です。
スカーレットと反対に、メラニーの善良で真っ直ぐな性格が作品を引き立てています。それでも優しく敬い、人々に温かく接する‥だけでは生きていけない。子供を育てられない。土地を守れない。皆に嫌われても構わないと奮闘するスカーレットは強い女性です。
守るものがあると、人って強くなれますね。
この性格が仇となって似 -
Posted by ブクログ
世界的な名作『風と共に去りぬ』を、林真理子が主人公のスカーレットを一人称にして新たに訳したのが本書です。
スカーレットはお嬢様育ちで、黒人の奴隷もいて何不自由なく生活しています。気が強く、わがままな性格ですが、とても綺麗で魅力的です。17歳ほどの年齢もあり、世間知らずのお嬢様で生きています。
「こんな私に恋をしない男の人がいると思う?」という自意識過剰がすごい!でも、それに合う取り巻きの男性がたくさん存在します。しかし、スカーレットが唯一愛してるアシュレは他の女性と結婚することに‥。
世の中上手くいかなし、恋って面倒ですね。
ただの恋愛小説ではなく、戦争が迫る恐ろしさをジワジワと感じら -
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なんといっても、私のモットーは、「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、 やらなかったことの後悔は日々大きくなる」です。
やってみる価値がある、面白そうだと思ったことは、恥をかいてでも、とりあえずやってみる――正確にいうと、恥うんぬんを考える前に行動してしまっているわけですが。
取り返しがつかない、という意味では、やったこともやらなかったことも同じです。やってしまった過去を悔やむ心からはちゃんと血が出て、かさぶたができて治っていくけれど、やらなかった取り返しのつかなさを悔やむ心には、切り傷とはまた違う、内出血のような痛みが続きます。内側に留まったままの後悔はいかんともしがたいもので -
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私はバブルの恩恵を全く受けてない下の世代だが、バブルの残り香がうっすら漂っていた時代の空気は知っているので本書を読むと何処か懐かしいような気持ちになった。しかしながら、話に出てくるお金の額が桁外れに大きいものだから現実感が全く湧いてこない(笑)。
「アッコちゃん」の愛人生活は思わぬ妊娠→結婚によって一旦は終止符が打たれるのだけど、丸く収まる訳がなかった!たとえアッコちゃんが「普通の幸せ」を望んだとしても、相手が誠実なエリートサラリーマンだったとしても、彼女には勤め人の妻は務まらなかったと思う。その美貌ゆえに結婚後も周りがほっておかないだろうし、ご本人の性格的にもいつの間にか危険な香りがするほ
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