林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。
紅茶専門店「青(ブルー)」の女主人にハウスマヌカン、モデル、ニュースキャスター、スチュワーデスなどが恋愛・人生相談のような愚痴のような話で進む形の連作短編集。
女主人は否定もせず言葉にしないが、案外批判的だったり醒めた目で見ている。
「女の子たちは・・・戦うことを嫌うの。最後までしたくないの。彼女たちは、いつも自分は可愛らしくしたままで、手を下さないの。」という女主人の言葉が印象的。
悪者になりたくなくて、嫌われたくなくて、はっきり言わなかったり曖昧に済ませたりする人のほうが、実は信用されてなかったり、嫌われてたりするものだ。
2012.9.1
とても面白かった。
南青山にある紅茶専 -
Posted by ブクログ
大好きな作品♪読んだ後、悲しくて切なくて優しい気持ちになります。不倫物ですが、私の中ではピュアな恋愛小説です。
主人公の映子に思いっきり感情移入して一気読み。気付いたら涙が止まらなくて…。
友達やお姑さんなど嫌な部分も見え隠れしますが、実際にいそうな人ばかり。そして渡辺さんとお姉さんに出逢えた事、一生忘れない思い出。最後に言ってくれた様に、渡辺さんが卑怯な人で本当に良かった。本気で好きなのに拐おうとしなかったのは、映子の事を大切に考えてくれていたからでしょう。そんな風に心から誰かに想われてみたいものです。
最後の最後に、映子の旦那様の株が上がってのラスト。後味良くって爽やか♪ -
Posted by ブクログ
11の短編の中で、ハッとした文章に出会った。
『織り姫さま』という話にある“上布は若い女には織れぬ”というくだりである。
越後上布という布が外車が一台買えるくらい高価なものとは知っていたが、
老齢の織り子さんが極寒の季節に夜を徹して織り上げていくという。
越後の冬である。しかも夜。その寒さは尋常ではないだろう。
しかし冬の間に織り上げなければならない理由があるのである。
ここに収められた11の短編に込められた女の業や執念と、
着物という伝統文化の織りなす綾。
着物を創る者、買う者、売る者‥それぞれの人間模様が、
林真理子さんの熱を帯びた筆致で描かれていて惹きこまれる。
読み終わった後、タンス -
Posted by ブクログ
強くおもうと、それが本当に思えてくる。ユリ子の言葉は冷静に考えたら明らかにおかしいにも関わらず、周りの人を納得させてしまう。宗教とユリ子は通ずるものがある。しかし、いざとなるとうちとは関係なかったことにしてくれと突き放す宗教より、一緒に死体を食べましょうと言ってくれるユリ子の方が頼もしく、歪んでいるが愛情を感じた。
好きな文章。
「オレの話すことを全部自分の中に吸収してさ、しばらく黙っていることあるじゃん。そしてさ、自分の中で何か言ってんだよな。オレ、ああいう時、この女、なに考えてんのかなあって思ってた。美果ってさ、ひとりで考えて、ひとりで答え出して、人のいうことなんか聞かないじゃん。オレが
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