林真理子のレビュー一覧
-
8050問題というよりはその可能性と向き合い方。読者としては、第三者目線なのでもっとこうすればいいのに、そういうところだろうなと問題を可視化してしまうが、果たしてそこに自分がいた場合どうだろうか。父親、母親、息子、姉、加害者、どの立場にいたとしても回避出来ず、同じような思考で行動したのではと、少しぞ...続きを読むPosted by ブクログ
-
順風満帆にみえた家庭で起こった、息子のひきこもり、いじめ問題や家庭内暴力、夫婦崩壊の危機…
80代の親が、50代のひきこもりの子どもの生活を支えるという「8050」問題をテーマに、家族ひとりひとりが思い悩み、もがきながらも前に進んでいく。
少しのボタンの掛け違えで、どんな家庭にも起こり得ることだと思...続きを読むPosted by ブクログ -
読む手が止まらなかった。あっという間の500ページ。とはいっても二日間だが。分かりやすい文章で畳みかけてくれる。考えさせられる。いじめ、引きこもり、結婚、就職、様々な問題がこの小説には含まれている。いわば社会の縮図であり、決して他人事ではない。Posted by ブクログ
-
今年に入って着付けを習い始めたので読んでみました。時代や林さんの経済力もあるけど、着物ってお金掛かるなぁと思ってしまった。
あとがきの、「誰がここまで着物をむずかしくしたのだろうか」に激しく同意。もっと気軽に楽しみたいと思った反面、これを執筆した時の林さんは今の私より年下という事に衝撃。
Posted by ブクログ -
戦争に負け、生まれ育った家と農園が奪われるかもしれない。
必死に家を守るために
愛してもない男性と2度目の結婚をしたスカーレット。
手段は選ばず突き進んでいく···
その2番目の夫にも死なれ、
憎き男、レット・バトラーと再再婚☆
罵り合うことでお互いをさぐりながらも愛を確認しようとする二人。
もう...続きを読むPosted by ブクログ -
戦争により敵に怯え、
厳しい飢えにも耐えることになったスカーレット。
あまりにも空腹のあまり、
泥だらけの傷んだ大根を嚙じるシーンは悲しくてたまらない···
お嬢様育ちのスカーレット。
見た目の美しさもプライドもかなぐり捨てて、
驚異のたくましさをみせる!
息が詰まるような苦しさの中、
なりふり...続きを読むPosted by ブクログ -
敵が間近にせまり、
死の危険を感じながらも
義理の妹の赤ちゃんをとりあげるスカーレット。
恋い焦がれる男性、アシュレの子どもでもある赤ちゃん。
どんな気持ちなのか想像するだけで胸いっぱい···
そして戦火の炎の中、
スカーレットを街から連れ出したのは
大嫌いな男、バトラー。
ムカつくけどかっこいい...続きを読むPosted by ブクログ -
16歳で未亡人、
17歳で母になったスカーレット。
喪服を着ておとなしくする日々。
本当はハデな生活をしたくてうずうず。
そんな彼女に近づくのは、
フェロモン系男子、レット・バトラー。
やたら失礼だし強引なんだけども、
スカーレットは突き放すことができない。
腹立つけど魅力的♡
一方で、スカーレ...続きを読むPosted by ブクログ -
何げなく手にして読み始めた本ですが、あっという間に引き込まれました。読み終わってからフィクションだと分かりました。
不倫という言葉では片付けられない絆を感じました。
Posted by ブクログ -
超有名作『風と共に去りぬ』のリメイク作品。
名作って···正直ちょっと読みづらいイメージ。
しかしこれは凄い。
グイグイ惹き込まれて、
強烈なジェットコースター乗っちゃった感じの高揚感でいっぱい。
ヒロインはワガママ娘のスカーレット。
男性陣を手玉にとるのはお手のもの♪
どんな言葉を口にして、
ど...続きを読むPosted by ブクログ -
実名をあげての、不倫話。田原桂一さんと田原博子さんの画像調べました。ついでに元夫の方も。息子様も。
奇跡の軌跡を林真理子さんに依頼し残した博子さんの物語。倫理観は、どうでもいいか。Posted by ブクログ -
下巻。
イヤッハー!と変な叫び声が飛び出そうになるくらい、なりきりスカーレットはとても楽しかった。
スカーレットの高慢さ。いきなりブチギレたり、その場の思いつきで略奪愛したり、アシュレは自分を愛しているのだと身勝手な妄想を繰り広げたりする。(とはいえアシュレも、欲望と理性の狭間で時々罪な言動をする...続きを読むPosted by ブクログ -
源氏物語を読んだことのない人、大奥とか花魁とか好きな人にはハマる。
源氏物語の原文を読むのはさすがにハードルが高いけど、この作品はすごく入り込めた。
源氏物語にさらに興味が湧いた!Posted by ブクログ -
学校で学んだり、壇ノ浦や那須与一の話は部分部分で知っていたけど、(それでも抜粋とはいえ)改めて全体像を読むことができて、まずは勉強になった。登場人物の立場それぞれに焦点が当たって、とてもやるかたない気持ちと、どこかすっきりとした潔さが伝わってきた。Posted by ブクログ
-
今回も面白いエッセイ。
結婚しているが、たびたび独身男といい感じになりたいと思っていることをちょいちょいネタにして、笑わせてくれる。スマスマのレストランコーナーのゲストになったこと、そして、キムタクとテツオが知り合いってことが印象的だ。Posted by ブクログ