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「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」をモットーとする作家・林真理子。中学時代はいじめられっ子、その後もずっと怠け者だった自分が、なぜ強い野心を持つ人間になったのか。全敗した就職試験、どん底時代を経ての鮮烈なデビュー、その後のバッシングを振り返り、野心まる出しだった過去の自分に少し赤面しながらも、"低め安定"の世の中にあえて「野心」の必要性を説く。
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Posted by ブクログ
人生に勇気が沸いてくる本。人のせいにせず野心と努力をバランスよく持ち続ける人生を目指したいと心からの思えた。クヨクヨした時に読み返したい。
なんといっても、私のモットーは、「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、 やらなかったことの後悔は日々大きくなる」です。 やってみる価値がある、面白そうだと思ったことは、恥をかいてでも、とりあえずやってみる――正確にいうと、恥うんぬんを考える前に行動してしまっているわけですが。 取り返し...続きを読むがつかない、という意味では、やったこともやらなかったことも同じです。やってしまった過去を悔やむ心からはちゃんと血が出て、かさぶたができて治っていくけれど、やらなかった取り返しのつかなさを悔やむ心には、切り傷とはまた違う、内出血のような痛みが続きます。内側に留まったままの後悔はいかんともしがたいものです。 まあ、だからといって、恥ずかしいことを恥ずかしいと思う自覚を持つことも、もちろさじかげんん大切です。その匙加減が難しいんですけどね。 思い出話が少し長くなりましたが、本題に戻ります。 自分が何も努力せずに、誰かが引き上げてくれるなんていうことはありえないのです。 一流の、業界で力を持つ人に食い込んで行くことも実力のうちですが、まずは食い込むための実力を自分がどんな形であれ発揮しなければなりません。 「今のままじゃだめだ。もっと成功したい」と願う野心は、自分が成長していくための原動力となりますが、一方で、その野心に見合った努力が必要になります。 野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。 前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んで行けません。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、健全な野心といえるのです。 自分を信じるということは、他人が自分を褒めてくれた言葉を信じるということでもあると思うんです。 一方で、野村克也さんがかつて「自分は特別な人間だという自信と、自分は普通の人間だという謙虚さ。この二つを同時に持っていたい」とおっしゃっていましたが、 持つことも大事だと思います。そして、不思議なことに、自分を謙虚に見つめると、神様が何か一つ、ご褒美をポロッとこぼしてくれる。 自己顕示欲の量 もちろん、世の中には、家事一般を見事にこなす、尊敬すべき専業主婦もいっぱいいます。子どもの教育にもちゃんと気を配り、料理も上手。お洒落なインテリアの家の中をいつもピカピカに綺麗にしている。部屋の片付けがどうしようもなく苦手な私には、一生持ち得ない能力です。 こうした家事能力以外のことで、専業主婦に向いている人、家族の世話だけやっていて幸福に生きられる人に必要な素質とは何でしょうか。 それは、野心の親戚でもある「自己顕示欲」の量が少ないことではないかと思います。 人にはそれぞれ生まれ持った自己顕示欲の量があります。その数値が生まれつき20の人もいれば、80の人もいる。20以下の人であれば、専業主婦として家の中のことをきちんとやって、身近な人にだけ褒めてもらえれば満足できるし、穏やかで幸福な日々を送ることができるでしょう。 ちなみに(わざわざ説明する必要もないかと思いますが)私は自己顕示欲の量が格別に多くて、たぶんくらいはありますから、専業主婦は絶対に無理。家事をやっても誰も褒めてくれませんし、お金を払って人に頼んでやってもらっています。 20の人が専業主婦をやれているぶんには何の問題もありません。ただし、自分の自己顕示欲の量を読み間違えると、悲しい結末が待っていると思います。 たとえば、もともと自己顕示欲の量が80ある人が、三十歳前後で走り続けることに疲れ、仕事を辞めて専業主婦になる。「実は私の天職って、主婦だったのよ」と思い込もうとしたり、子どもの教育に異常なほど打ち込んだり、何とか自分をだましだまし生きているとします。しかし、80あった自己顕示欲を無理矢理20に押し込めてきた反動は必ず生じてくる。中年になって、子どもの手が離れた時に爆発してしまうのです。 そうして四十路も後半に入った頃にあわてて仕事を見つけようとしても、十何年も家庭だけに集中していた人からは、知らず知らずのうちに社会性も奪われていたりする。いざ再就職しようと思っても、面接の時に自分に都合の良い条件ばかり提示したり、自分と社会とのギャップに気づくことさえできなくなっているから恐ろしいですね。 こういうことを言うと、当然ながら専業主婦の方々から反感を買います。「ハヤシさんは特別な職業に就いていて、お金もあるから、そりゃあ上から好きなことが言えますよね」とか、「普通の女が子どもを育てながら働く大変さは、あなたにはわからないでしょう」と抗議されたりします(この本は「野心」がテーマなのでお許しくださいね)。 そう。何度も繰り返しますが、子どもを持った女性が働き続けることはとても大変です。しかし、仕事を続けていれば、「生活力」という体力がつくから、たいていのことには堪えられるようにもなってくる。 人間が成長するのは、なんといっても仕事だと思うんです。仕事とは、イヤなことも我慢して、他人と折り合いをつけながら自己主張していくことでもある。ずっとその試練に立ち向かい続けている人は、人間としての強さも確実に身につけていきます。 家庭生活や子育てで人間が成長するということ自体は否定しません。しかし、それは仕事での成長の比ではない。子どもを生んだ人が「子育てで人間的に成長しました」と言うのは単なる自画自賛だと思いますし、私は信用していません。仕事でイヤなことにも堪えていく胆力を鍛えていれば、子どもが泣いたくらいでうろたえない人間力は自然に身についているのです。 世の中は理不尽なことで溢れていて、自分の思い通りになることなどほとんどありません。だけど人間は努力をしなければならない。それを社会で働くことで学んでいる。仕事から逃げ出して主婦になった人が、子育てで成長しようなんて目論んでいるとしたら、あまりにも自分に甘いんじゃないかしらと思います。
最近読んだ本の中で、特に刺さった本。 何か頑張りたい人、また働く女性へエールになる本だと感じた。 人によっては好みはわかれるかもしれないけれど、エールをもらった。 今はゆるふわな時代で、熱血っぽさがあると、引いてしまう人も多いかもしれない。 だからこそ、こんなふうにエールを送れる人って今、どのく...続きを読むらいいるのだろう。 ・1度でもビジネスクラスに乗ると、ファーストクラスの世界をいやがおうでも目にする 人の生き方も同様で、ずっと三流のままでは一流の世界を覗くことさえできない ・女性は仕事をもって働くべき 専業主婦のリスクだけではなく、人生の充実感や幸福のために、自分の仕事が積み重なって、ある日、何かの結果が出るという楽しさは、恋や愛ともまた違う。 もっと人間の根深いところに根ざしている。 ・それに働いているとよいことは、自分の名前で勝負できること。 夫の地位や肩書で評価される人生は辛い。 ・子どもが小さいうちは 「お母さん、家にいて」と泣かれるかもしれない。 でも、いつか 「お母さんは働くのが好きなんだ。 そのおかげで物理的にも精神的にも利益を得ているんだ」 とわかる時がくる ・子育てを理由に会社を辞めて、子どもが大きくなったら、社会復帰しよう、と都合よく考えてしまいがち しかし、退職前と同じレベルでやりがいのある仕事に就くことは大変難しいという現実から目逸らしてはいけない ・社会が悪いと言ってしまうのは、簡単だが、 ようやく少子化に危機感を感じた日本でも、子どもを持った母親がストレスなく働けたり、あるいは子育てが一段落した後に離でも再就職できる世の中になるには、最低でもあと二十年はかかりそう。 子どもの成長のほうがよっぽど早い。 大変だけれど、踏ん張り時に逃げ出してしまっては、後で取り返しのつかないことになってしまうのです。 ・林真理子氏の場合、家事はお金を払って人に頼んでやってもらっている (家事をやっても誰も褒めてくれない。専業主婦は無理だと思う) ・人間が成長するのは、なんといっても仕事。 仕事とはいやなことも我慢して他人と折り合いをつけながら、自己主張していくこと ずっとその試練に立ち向かい続けている人は、人間としての強さも確実に身につけている ・家庭生活や子育てで人間が成長すること自体否定はしない。 でも、仕事か、逃げ出して主婦になった人が、子育てで成長しようなんて目論んでいるとしたら、あまりにも自分に甘いと思う。 ・女性も働き続けた方がいい理由は、精神論だけではなく、金銭面でも然り。 自分の欲しいものを自分の稼いだお金で買えるのは当たり前に必要なこと ・どんな仕事であれ立場であれ、何よりもの充実感が得られるのは「自分の代わりがいない」という確信を社会の中で得られるときではないか。 ・手に職は強い ・早いうちから「何者」かになろうと野心を持ち、努力を重ねているに越したことはない ・20代で頑張った結果は30代の人生に反映されるし、30代努力したことは、40代の充実感にそのまま比例する 40代で他人を羨ましがるばかりなのは、間違っている ・結婚はした方がいい ・女性は情緒的に物事を考えがちだが、男の人ならではのものの見方や思考が自分の不足を補ってくれることもある ★同じ時間を生きているのに、知識や器の差がある。この差は、隙間時間にどれだけ積極的に自分の人生と関わっているかの違いによるところが大きい。 ・今日は今日の楽しみを見つけるのが得意な人が運の強い人。 ・自分を助けられるのは自分だけ 気に入らない状況があれば 自分の力で自分の進路と人生を変える 具体的なアクションを起こしてみる ・野心と努力の関係と同様、自信と謙虚さの両方をバランスよく持っていたい ・人に否定されたら、悔しい気持ちをパワーに変えてしまいましょう。んでいるだけでは、悪口を言った憎たらしい相手の思うツボではありませんか。今に見てろよ、と思う打たれ強さを意識的にでも持ちたいものです ★小説家としては、売れなかったらどうしようなど、次を不安がっていたら、作家の仕事を続けていくのは無理
最近、野心を失っていた私にとって刺さるフレーズが沢山あった。 そうか、私は野心を失っていたのか。まずは本を読もう。
変わったおばちゃんで私は結構好きだった。私の職場は女性多めだから、新卒からトラでいた自覚がある笑 男性が多い会社でキャリアを積んでる人は、私が経験していないことを経験して強く人になっているのだろうなと想像した。 私は、自分のことを軸があって活動的で強運の持ち主だと思っている。これからもこのマインドで...続きを読むいたい。 前日に嫌なことがあっても、朝食ではにこにこする習慣は良いなと思った。「嫌なことを引きずらない能力は、絶対に運も強くすると思います。今日は今日の楽しみを見つけるのが得意な人が、運の強い人。(P.185)」
林さんの経験に基づいた人生論的な新書ですが、一気に読めてしまいます。 ・屈辱感こそ野心の入り口 ・野心が車の前輪だとすると、努力は後輪 などなど… 自分自身野心家ではないですが、”低め安定”に慣れ切ってしまうのもよろしくない。 健全な野心は持ち続ける必要があるよね。
働く女性のバイブルを再読。10年近く前に読んだ本なのに、ほとんど内容を覚えている自分にびっくりした。それほど心に響いた一冊。 若い時の惨めな思いは買ってでもしろというのは名言。たしかに、惨めな経験が健全な野心に繋がることはよくある話。 一流の人は一流で群れ、三流は三流で群れる。そこで交わることは...続きを読むない。二流は唯一両者を行ったり来たりできる。著者はこれを飛行機の座席に例える。エコノミーの席しか知らない人はファーストクラスの世界を知らない。ビジネスクラスの人はファーストの席を垣間見ることができる。 これは人生でも同じことが起きている。三流は二流と交わる機会を積極的にもったり、二流に駆け上がる野心や努力をしないと、一流の世界を垣間見ることさえ出来ないままに人生を終える。 最近の若い人は貯金ばかりして背伸びした贅沢をしない。あまりにも浪費家であることは問題だが、たまには自分のために贅沢をしたりすることは必要。そうして投資したお金はなんといっても会話の面白さ、幅の広さに表れる。 何をやってもうまくいかない、閉塞状況の時は職場、学校、住む場所など、自分の置かれている環境をガラッと変える新規巻き直しがオススメ。 若かりし頃にどんなに仲の良かった友達でも歳をとるごとに経済格差は開いていき、やがて友情を引き裂く。 自分は特別な人間だという自信と、自分は普通の人間だという謙虚さを併せ持つことが大切。 今では作家として文化人として右に出る者はいないぐらいの圧倒的な地位を手にした林真理子さんにも当たり前だけど苦節の時があり、虐められもしたし、たくさん貶されもした時代があった。 そんな時、このままじゃ終わらないとバネにしてきたのが野心。 エッセイを書く人と認識していたけど、たくさんの小説を書いていて賞もたくさん受賞しているというから驚いた。 申し訳ないけど、エッセイが本業で小説は副業で書いているものとイメージしていた。 人間が成長するのはなんといっても仕事。嫌なことも我慢して他人と折り合いをつけながら自己主張をしていくことはまさに仕事の本質。ずっとその試練に立ち向かい続けている人は人間としての強さも確実に身に付けていく。「子育てで人間的に成長した」と言うのは単なる自画自賛。 世の中は理不尽なことで溢れていて、自分の思い通りになることはほとんどない。それは社会で働いていれば当然に身につくスキル。社会経験が長い人ほど子供が泣き止まないぐらいでうろたえたりはしない。
隙間時間に時間は2倍使う、自分のおっさんやじいちゃんになった時の想像をしながら生きる、野心という山に登る。
ずっと家にあったのに眠らせてしまっていた本。あと2年くらい早くに出会いたかった本だった。 私には野心が足りなかったんだな、と気付かされた。どうしても周りと比べて自信を無くして勝手に落ち込んで、未来に対してもあまり願望を持てずに生きてきた。そしてそれがさらにマイナスに向く要因になってて、負のスパイラ...続きを読むルになってた。今までの自分をちゃんと認めてあげて、もっと「こうなりたい」「こうしたい」っていう野心とか願望を持って、そこに向けての努力を惜しまずできる人になりたい。そう思い直せた一冊だった。
●2025年5月30日、チャットGPTに質問「あなたがすすめてくれたマキャベリズムの本だけど、同じタイトルないのよ?王様(男性向け)じゃなくて、私がめざしてるところに役立つ女王様向けの本は?」と話しかけてたら、「「どんなに偉い男でも『それがどうしたの?』で突き返せる強い女性」、「優秀な男たちが幕い、...続きを読む死後も花を捧げに来る ような人生」、「ホステス的ではなく、女王的」といった姿に近づくために、女性としての知性・戦略・威厳を養うのに役立つ本を選び直しました。以下にご提案いたします」といわれ、これらの本をおすすめされた。 『野心のすすめ』林真理子 (講談社) ・社会的成功と自己実現を、あくまで「女性の言葉」で語ったロングセラー。 ・「好かれようとするな。尊敬される女になれ」という姿勢に通じます。 ・あなたの"野心"を言語化し、自信へと昇華する一助に。 『女帝エカテリーナ』佐藤賢一 (文襲春秋)*小説 ・ロシアの伝説的女帝、知性と愛と政治力で男たちを従わせた実在の女性。 ・戦略家としても、恋愛面でも、非常にあなたの理想像に近いです。 ・フィクションながら史実に忠実で、女王としての器を養う教養小説。 『なぜ女は男のように自信をもてないのか』カティ・ケイ&クレア・シップマン (講談社) ・男社会で「堂々とすること」が求められる場面に不安を感じる女性のための戦略本。 ・自信を論理的に鍛えることが可能であるという視点は、まさにマキャベリズム的実践に通じます。 『ロジカル・シンキング for Women』出口治明 (PHP) ・「情緒的」であることを美徳とされがちな女性に、論理思考で"格上"を取る力を授けます。 ・相手の権威や肩書にひるまず、「それがどうしたの?」と言える土台に。 『クレオパトラーエジプト最後の女王』(ステイシー・シフ/白水社) ・実在した伝説の「女王」クレオパトラを、媚びではなく政治家・知識人として描いた名作。 ・真の教養と威厳を備えた女性像に触れたい方におすすめ。 『Lean In (リーンイン) 一女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ/村井章子) (日経ビジネス人文庫) ・Faceb0okのCO0であるシェリル・サンドバーグ氏が、女性がリーダーシップを発揮するための障壁と、それを乗り越える方法について述べています。「Lean In」というフレーズは、女性が積極的にキャリアを追求することを奨励するムーブメントとなりました。職場での性差別やバイアスに対処するための具体的な戦略が 紹介されています。
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