林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1982年に出されたエッセイ
まさにヒガミ、ネタミ、ソネミ。
そして自意識の高さ。
意地の悪さ。あいつ嫌いってことをこんなにハッキリ言っちゃっていいの?てくらい言う。
性に対するあけすけな興味。
成金。お金と名声が好き。
だけど、それを隠すどころか、自分も同じように、人に嫉妬されたい、憎まれるほど妬まれたい、と、そういうモチベーションでいたからこそこうやって仕事で有名になったんだろうな。人との優劣を意識して。
他人がハッキリアイツ嫌いとか、妬みを正直に書いているのを見ると、面白いもんである。スカッとサッパリ。これは80年代でも女の支持を得られただろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔見た朝ドラ『花子とアン』を見ていた頃に本当は読みたかったが、なかなか機会がなく読めていなかった。
燁子の記憶の中に東洋英和女学院時代の記憶が頻繁に出てきて、本当に楽しかったのだなと思う反面、愛のない結婚をした彼女の辛さがよく伝わった。
慣れない土地で、女校長になるはずだったのにそもそも学校もなく、知らぬ間に戸籍には沢山の妾の名前があり、親と子ほども歳が違う。そして伝右衛門の子供を授かることは一生ない。想像に過ぎないが本当に苦しかったと思う。自分よりも下に見ていたはずの同性が自分よりも幸せな様子を見た時の描写では、嫉妬の感情がとても上手く描かれていた。
作中では燁子と伝右衛門はすれ違ってばか -
購入済み
今を客観的に共感できている
主人公も感情の起伏はあるが
どちらかといえば
良くコントロールされている。
主人公は良くも悪くも
とっぷりと深く経験することから
免除されていて
それでいて
自分と周りの
幸不幸を客観的にとらえ
深く共感できる性質なのだろう。
直接経験がたとえ乏しくても
ずいぶんと洞察に富んでいると思う。
今の学校生活の在り方の
ある場合を良くとらえて書いている。
もちろん、今といっても
だいぶ前だろうが。
主人公と岩永、それから祐子とかも
意外な面があって
読むのも面白いし、
人間って多面的だと思うし、
基本的にここに出てくる人は
悪い人ではないようだ。
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購入済み
大好きハルコさん!
もっと読みたい。ハルコさんに叱られたい。恐るべき魅力に溢れたおばさん中島ハルコ。
コミカライズを進めてくれた原作者の林真理子先生にも感謝の傑作です。 -
Posted by ブクログ
好きな世界観。
本書内や書評ではハルコのズケズケ物を言う自分勝手さがクローズアップされがちだけど
読んでいて、ハルコの言動は必ず相手の徳になったり喜ばせるもので相手へのギヴが多いという印象。
だから強引でズケズケ言ってても結果的に人が集うのかと。
確かに現実で上の世代を見てても、相手を喜ばせたりギヴが多い人って人徳あるし結果的に自分に返ってきてる気がする。
「もっとお客を喜ばせるにはどうしたら良いかっていう前向きな事には頭がいかないのね」というハルコのフレーズを見て、あぁやっぱりそういう価値観が根底にあるのねと納得。
小説だし架空人物かもだけど現実とリンクしやすく、こんな人初めて会った -
Posted by ブクログ
がんばる人がんばれない人、っていう対比。わたしはどっちだろうって考えて、どちらにもなると思った。私から見てがんばりすぎてる人を思い浮かべると、たしかに劣等感や責められている気持ち、その人がいることで自分の評価が相対的に下がることへの妬み、少なからずある。逆にもっとがんばろうよとかこうしてみたら楽しいよって言いたくなる人もいる。そういう人とは結局話が合わないし一緒にいると世界が狭まる感覚がある。
この気持ちみんなどう処理してるんだろう?みんな同じような気持ち抱えてるけど隠してるのか、人格者はそうならないのか。
生活レベルのことだけじゃなく、よりがんばりたいっていうのもキリがないよね。がんばっ
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