林真理子のレビュー一覧

  • 突然美女のごとく
    エッセイって 小説よりずっと作家の好きキライがはっきり分かれる気がする。
    文書が好きかってこともあるけど 結局はそのひとが好きかってとこにも通じる気がするから。
    林真理子は小説ももちろん好きだけど 数少ないエッセイも好きな作家さん。当たり外れも少ないし。まぁ 同じパターンの話も多いけど それはそれで...続きを読む
  • フェイバリット・ワン
    面白い。やりたいことがなかった女の子が少しずつ知らなかった扉を開ける。開ければ開けるほど前に前に進みたくなる。それには手段は選んでられない。こういう風に生きた方がきっと後悔はないんだろうな。と今一歩、踏み出せない自分と比較する。止まらなかった。
  • 最終便に間に合えば
    直木賞受賞作、短編小説である。すべてが、主人公の心模様を描いている。それが、恋愛であったり、人間関係であったり、興味をそそる内容だ。そして、読み終わりはどれも何となく女心が恐ろしく感じる。
  • 本朝金瓶梅 お伊勢篇
    時代小説は苦手ですが、これはサクサク読めました。
    下ネタ満載ですが、いやらしさはありません。
    なんだか笑えちゃうんですよね。そこが林真理子ワールドかも。
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう
    ◆28歳で、この文章力、この物言い。
    ズバズバと容赦なく切り込む。ルンルンと人生を闊歩する。その姿に脱帽です。

    同じ物書き、同じコピーライターとして、こんなに悔しいことはない。
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • ミルキー
    女って怖い、なんて滅多に思うことないけれど、この短編集は本当に怖い。ぐったり疲弊した。さすが林真理子すごい!
  • anego
    <megukoの感想>
    2007年に篠原涼子主演でドラマになった原作本。
    ドラマは見ていなかったので、内容が同じかどうかは分からなかったけれど、どうやら違うよう。ドラマでは、後半の不倫からのドロドロの展開はなかったみたい。

    主人公の奈央子は、偶然にも今の私と同じ32歳、独身。

    仕事、恋愛、結婚、...続きを読む
  • 悲しみがとまらない 恋愛ソング・ブック
    「悲しみが止まらない」「シングルアゲイン」「オリビアを聴きながら」「愛が止まらない」「恋一夜」「DEAR FRIENDS」「瞳が微笑むから」「抱いて・・・」「告白」「水に挿した花」「ジュリアン」「駅」
    をモチーフにした12編の短編集。

    面白かった!!
    林真理子さんが描く若い女性を主人公にした恋愛...続きを読む
  • 本を読む女
    日本史やってないから時代背景が絡む話はなるべく避けてるんだけど、これはすごく自然に読めた。
    主人公の生き方も感じ方も、結婚への憧れと仕事の狭間で絶望しそうな今の私と全く一緒じゃないか…。しかもそれでも約20年前に書かれたものとは。いつの時代も女性が悩み苦しむことなんて同じという。これは作者が巧妙と言...続きを読む
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう
    これほど「身も蓋もない」エッセーを、1980年代に世に出された林真理子先生。ますます尊敬の念を抱いた。今2014年になったって、酔ってたってなかなか口に出来ないようなネタを、赤裸裸且つわかりやすーーーく描写なさっていて、何度も心から笑った。一般の女性なら(モテナイ女だと自覚している人もしていない人も...続きを読む
  • ミカドの淑女
    下田歌子さんという明治時代に生きた実在の人物が描かれた小説。
    伊藤博文、乃木希典、明治天皇など、数々の有力者との浮名を流し、挙げ句の果てに、新聞に連載記事が掲載されるという、本当にあったとは思えないような本当の話がベース。

    そのスキャンダルにも興味があるが、林真理子さんの小説での描き方、テクニック...続きを読む
  • anego
    何年か前にTV化されたのは知っているが、観ていない。その時、タイトルからOL生活の中でガンガン働き頼りにされる主人公の痛快劇と誤解した。
    読んでみると、意外にドロドロした男女関係物語で、30代女性の結婚観や怖い人間模様だった。林さんの小説は、「不機嫌な果実」「満ちたりぬ月」しか読んだことはないが、ド...続きを読む
  • 「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした
    林さんの本は初めて見たのですが、とても面白かった(笑)
    エッセーはあまり見たことがなく、正直どんなものかよくわからなかったのですが、テレビなどでの露出も多い林さんの話は何かすんなりと入ってきたような気がします!
  • 本朝金瓶梅 西国漫遊篇
    まったくもって、ただただ、あきれるほどの、娯楽もの!艶笑ものがたり。
    何かを求める必要なんてない!
    ひたすらに楽しもう!
    苦笑いも含めて、笑いながら。

    林真理子、いいね。
    このシリーズを書くときには、きっと林真理子は、江戸時代の町中、長屋住まいの売れないので仕方なく艶物を書いている芝居書きになりき...続きを読む
  • 美女入門
    毒舌なエッセイである。たぶん、好き好きなのだろうが、私は好きである。ファッションやエステ、芸能ネタを基準にいろいろ語っていて面白い。大胆な文章で有名人の名前入りだから、なお一層ヒットした作品なのかもしれない。
  • anego
    なんて女を振り乱した作品だろう。
    そして、私はホントにナオコの
    考え方、プライド、時には男に溺れたり、意地悪を言ってみたり、落ちてみたり、突っ込んでみたり、この行動がもうよく分かる。笑
    男女差別するわけじゃないけど、女ってなんでこう、、男がいたらそれが中心となって、普段の生活がサブみたいになるんだろ...続きを読む
  • 満ちたりぬ月
    友情とは何か。ライバルにもなり、心の支えでもある。そんな事を考えながら読んだ。
    好きな人と結婚をし、子供が二人、なのに満たされない日々にピリオドを打ち離婚をした絵美子。仕事一筋で結婚をせず若い彼氏をもつ圭。同級生で古い友人同士だが、圭は絵美子を妬ましく思いながら友人づきあいをしていた。一方、絵美子は...続きを読む
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか
    女性が強欲であることは下品であるように見られる。
    たしかに上品さは感じない。
    けれどもこれが強く生きていく上で、必要不可欠なものかもしれない。