【感想・ネタバレ】最終便に間に合えばのレビュー

あらすじ

OLから造花クリエーターに転進した美登里は、旅行先の札幌で七年前に別れた男と再会する。身勝手と独占の欲望にさいなまれた苦々しい思い出は、いつしか甘美な記憶にとってかわり、空港へと向かうタクシーの中で美登里を誘ってくる男に、彼女は感情の押さえがたい力をおぼえるようになるが……。大人の情事を冷めた目で捉えた表題作に、古都を舞台に年下の男との甘美な恋愛を描いた「京都まで」の直木賞受賞二作品ほかを収録する充実の短篇集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

直木賞受賞作、短編小説である。すべてが、主人公の心模様を描いている。それが、恋愛であったり、人間関係であったり、興味をそそる内容だ。そして、読み終わりはどれも何となく女心が恐ろしく感じる。

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2016年09月15日

Posted by ブクログ

作品に登場する主人公のほとんどが第三者からの評価が悪い男と付き合っていたり、結婚していたりした。「恋は盲目」がしっかり描かれていた。

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2022年10月31日

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直木賞受賞作品である「最終便に間に合えば」と「京都まで」を収録。
全5話の短篇集。
エンジェルのペンは作家のお話は
小説なんだけど何故かリアル。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

女のキモチを知り尽くしている女。聞いただけでゾクっとして後ずさりしてしまいそう。著者の作品のイメージは男にとって脅威そのものだとそういう予感がしていたのでずっと本棚で熟成させておいた。知りたいけど知りたくない。知りたくないけど知りたい。けだし時の流れははやいもの。この漬物はよくツカットル。

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2011年09月15日

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おもしろかったが、内容に共感したり登場人物に感情移入するほど自分はオトナではなかったような気がする。

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2022年07月07日

Posted by ブクログ

直木賞受賞作品含む短編5作品収録
いずれも女性が主人公で男女のお話でした
いろんな形の男女の絡みでどの作品もそれなりに
楽しめました

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2022年04月06日

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なんか、すべらない話見てる時に小藪の話を聞いたダウンタウンの松本さんが「お前の話はおもろいけど黒い」っていってたのをこの本読みながら思い出した。まさにぴったり。

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2015年03月15日

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ネタバレ

林真理子さんの短編集。直木賞作品。
先日他の一冊を読んだ時には、えっ?直木賞作家でしょ?って思ったのだけど読みやすいからつい再チャレンジしてしまいました。
でもチャレンジしてよかった。こっちのほうが面白かったです。
しかも1988年出版っていうからすごい。負け犬ブームのだいぶ前じゃん(笑)
バブルな雰囲気も意外と好きだったりして。。

こういう気持ちわかる、こういう男いる、こんな女知ってる・・・見栄やプライド、意地に埋もれたダメダメな男女の話だけど、どこかしら共感できちゃう。
難しい本読みたくないなあというときや、残業帰りで疲れてるときでもスルスル読めます。
通勤片道で1話いけるっていいよね?!

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2014年01月22日

Posted by ブクログ

個人的には『京都まで』が好きです。三十代の女性の閉塞感や切実さ、対照的に日常から解き放たれたときの開放感が、ひしひしと伝わってきます。冬の京都の身を切るような寒さの描写も、小説の切迫感を増していると思います。

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2012年03月12日

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今読むと中途半端に時代を感じてしまう。その当時に流行小説として読むか、もうあと何年かしていい具合に熟成したのを読むほうがよかったかも。

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2011年11月15日

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ネタバレ

一話目の「最終便~」にむかついた。面白かったからむかついた。
こういう駆け引きは腹が立つ。
京都の若い男の話も面白かった。そんなもんだよなあ。

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2011年08月18日

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直木賞受賞の短編集。男女の機微に鋭い。けど、編集者とか作家とかクリエイター系の人々が多く出てきて、やはり私小説めいてる。そこがいいんだけど、ちょっと食傷気味にも。

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2009年10月04日

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OLから造花クリエーターに転進した美登里は、旅行先の札幌で7年前に別れた男と再会する。空港へ向うタクシーの中、男は昔のように美登里を誘惑してくるが…。大人の情事を冷めた目で捉えた表題作に、古都を舞台に齢下の男との甘美な恋愛を描いた「京都まで」の直木賞受賞2作品他を収録する充実の短篇集。

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2009年10月07日

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林真理子さんの短編小説。『最終便に間に合えば』に出てくる男の人の自己中な態度や頼りない態度がいらいらする感じ(笑)

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2009年10月04日

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