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“仕事と寝ることが出来る女”の生き方に、憧れと嫉妬が止まらない!
広告代理店から化粧品会社のPR担当に転職した沙美。
人々を美しくし、心を躍らせる化粧品ビジネスの裏側は、華やかなものではありませんでした。
雑誌に商品を掲載してもらうための媚び諂い、異性からの好意を利用した仕事の成り上がり、同僚との足の引っ張り合い…。
仕事で結果を出すためには手段を選ばないことが当然とされる世界観に圧倒されます。
「美容雑誌などで心ときめいた商品の裏側は、こんなことになっていたのかも…!」と、商品に対する気持ちが、いい意味でも悪い意味でも変わります。
そして足を引っ張られながらも、仕事も恋も妥協せず突き進む沙美の成長に感化されること間違いなしです!
Posted by ブクログ
化粧品PRの仕事に精を尽くす女性の物語。
華やかな業界の世界の裏側がリアルに描かれていて面白かった!
特に印象に残ったのがこの言葉。
「仕事のために寝ることと、好きになった男がたまたま権力を持っていたことと、その境いめはどこにあるのだろうか」
そしてもう一つ。
「女性には二通りあることが分かりましたよ」
「仕事と寝ることが出来る女と、出来ない女です」
「仕事と寝る女」。
寝る仲になった男の欠点には大体目を瞑ることができる。仕事も、愚痴や文句を言いながらも結局は惚れているからやる。
恋愛なのか打算なのか、その境界は案外曖昧なのかもしれない。
この比喩表現はさすが林真理子さん。
男に負けたくないと意気込みながらも、純粋な恋に憧れることもある。パートナーからの心ない一言に涙する日もある。
なんやかんやでパートナーはコロコロ変わるし、弱っているときは流されてしまうこともある。
俗っぽいなと思いつつ、正直少し自分を重ねてしまった(私もです( ◠‿◠ ))
こういう人間くささが、この作品の魅力なんだと思う。
女性としてのしたたかさや狡さの描写がとても印象的だった。
久しぶりに人が○なない小説を読んだ( ◠‿◠ )
仕事頑張ろう。
Posted by ブクログ
1999年に発行された本にも関わらず、2021年の32歳の私の心にもブッ刺さる素晴らしい小説でした。
東京女子図鑑とかも大好きな私からしたらめちゃくちゃハマる。何回も読みたくなる。
こういう人生歩みたかったと思う、出産予定日。笑
まぁまず職種が全く違うし地方に住んでる私はこうなれるはずもないけど、仕事で爪痕残したいと思って産休もなるべく短くして入った。こういう女はくだらないと思う人は多いだろうし、今の若者はもっとゆったりした考え方だからどんどん古くなっていくんだろうなと思うけど。多様化だから何が正解なんてないんだけど、私は仕事より家庭重視の人とは価値観が合わないかな。
幸せの形は人それぞれだけど、頑張ろうて気持ちになれる小説な気がします。
Posted by ブクログ
何度目かの再読。
三本の指に入るくらい好きな小説。
90年代の話なのに全く色褪せていないのがすごい。
お化粧の話ってなんでこんなに心が躍るんだろう!
沙美みたいに勝気で上昇志向の強い女性に憧れるけど、
自分はこんな女性に絶対なれないと大人になった今なら分かる。
いつまでも憧れだから、この本が好き。
この先も何度も読み返して
その度にこの世界観に惚れ惚れするんだろうなあ。
「平べったい顔で肌の綺麗な日本の女は、自分の顔をキャンバスに見立て、自由に絵を描くことが出来る。その出来具合、色の加減、線のひき方ひとつで個性という新しい美を手に入れることが可能なのだ。だから日本の女たちはこれほど化粧品に夢中になっていくのである。」
超分かる。
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