林真理子のレビュー一覧

  • 私はスカーレット 1
    読みやすいことは読みやすいんだけど、それがかえって物足りなくなり本家(?)の多少難解なものを読みたくなるという不思議な作品。でもそれもマリコさんの狙いかもしれない。
    スカーレットを「パリピ」と称するにはマリコさんの文章には気品がありすぎてやや浮いちゃう感じ。しかし何せ読みやすいので流れるように読みな...続きを読む
  • ハイパーミディ 中島ハルコ 1
    面白くてあっとゆうまに読み終えました!こんなにはっきりと物事が言えるハルコさんがカッコいいです。素敵な女性です。
  • 野心のすすめ
    これからについて沢山考えなければいけないのに、今のわたしにはそれに見合った知識や経験がない。けれど、この本に出会ってしまった!なんて運がいいんだろう!
  • ハイパーミディ 中島ハルコ 1

    スカッとしました

    ブレない女性はすごい。会社を切り盛りしているような女性は我が道を行く方が多いのだと思うけれど、臨機応変に考えを改めることも素早い。たとえばういろうの会社の長男。会ってみたらすごい美形。即座に考えを変えてしまうのだもの、すごい。東村先生の最新の恋愛漫画にはまっていて、その間にちょこちょこ他の作品を読ま...続きを読む
  • 正妻 慶喜と美賀子(上)
    将軍徳川慶喜の正妻である美賀子の視点で描かれた幕府崩壊にいたるまでの歴史小説です。大河ドラマの渋沢栄一をみているとき、このお姫様についてとても気になり、この本をみつけて読んでみました。

    慶喜との表面的なことだけでなく、内面について描かれているため興味深かったです。上巻を読みきったとき、すぐに下巻が...続きを読む
  • 李王家の縁談
    林真理子は小説家として一流である。私の一流の定義はまず文章がこなれていること。次にストーリーがリーダビリティに富むこと、言い換えれば、早く次のページが読みたくなること。この作品もいずれの要素も満たしている。
  • 李王家の縁談
    面白かった~。
    戦前の皇族の方々の考え方には、感心させられます。
    そして最後に強く感じたのは、こんな考えの方々の中に飛び込んでいった美智子上皇后様のこと。たしか当時は世界的に見ても、民間から皇室に嫁がれるのは珍しかったはず。
    そうやって道をきりひらいて行かれたんだな、感じました。
    美智子上皇后様のこ...続きを読む
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう
    1982年に出されたエッセイ
    まさにヒガミ、ネタミ、ソネミ。
    そして自意識の高さ。
    意地の悪さ。あいつ嫌いってことをこんなにハッキリ言っちゃっていいの?てくらい言う。
    性に対するあけすけな興味。
    成金。お金と名声が好き。

    だけど、それを隠すどころか、自分も同じように、人に嫉妬されたい、憎まれるほど...続きを読む
  • みんなの秘密
    林真理子のこの手の話はもはやおとぎ話のような。今は色々アウトな男女格差。仕事に打ち込みながら女遊びもして一人前なサラリーマン。ステータス上々な伴侶を得て悠々暮らしながら女としての不満を募らせ不倫に走る専業主婦。
    数珠繋ぎでみんなの秘密に触れていく短編が、林真理子好き読者の興味をそそるワイドショー的小...続きを読む
  • 奇跡
    林真理子先生の平易な文体と、近年メディアに表出される時の穏やかな物腰には、感服しております…

    この作品ははじめフィクションだろう、また、直近で読んだ先生の「愉楽にて」に象徴されるような、アッパーな階層の人たちの色恋ごとの創作作品だろう…という下衆な期待で読み始めた自分を、最後まで読んで溢れる涙と共...続きを読む
  • 白蓮れんれん
    昔見た朝ドラ『花子とアン』を見ていた頃に本当は読みたかったが、なかなか機会がなく読めていなかった。

    燁子の記憶の中に東洋英和女学院時代の記憶が頻繁に出てきて、本当に楽しかったのだなと思う反面、愛のない結婚をした彼女の辛さがよく伝わった。
    慣れない土地で、女校長になるはずだったのにそもそも学校もなく...続きを読む
  • 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!
     ちょっとだけエロの粉がかかっているこんな林真理子さんの作品、ワタシは大好きです。まだまだ読みたいです。なくなった父の妹がハルコさんのような方でそのおばさんを思い描きながらの読書です。
     この度母校日大の理事長になられるそうですが、文筆の方もぜひしっかり頑張ってください。ぜひぜひ…
  • 葡萄が目にしみる

    今を客観的に共感できている

    主人公も感情の起伏はあるが
    どちらかといえば
    良くコントロールされている。
    主人公は良くも悪くも
    とっぷりと深く経験することから
    免除されていて
    それでいて
    自分と周りの
    幸不幸を客観的にとらえ
    深く共感できる性質なのだろう。
    直接経験がたとえ乏しくても
    ずいぶんと洞察に富んで...続きを読む
  • 野心のすすめ
     林真理子さんが2013年に出された一冊。現代女性に是非読んでいただきたいと思う一冊でした。
     林真理子さんらしく、ありのままが書かれており、痛快でした。お仕事をまだまだ頑張りたいと思っている女性達に是非読んでいただきたいです。
     多様化される現代の生き方の中で、自分の生き方を考え直すきっかけになり...続きを読む
  • 葡萄物語
    普通に泣いた。感情移入した。
    映子の全てが切なくて自分だと思うと辛すぎだ
    あと、渡辺さんと結ばれるときの描写が素敵だった、、私も自分を綺麗だと自信をもてるぐらいにしてくれるオトコにであいたいんですが。

    こんな切ないドラマチックな恋をすることは多分ないだろうけど、恋愛をする限りどうしようもなやりきれ...続きを読む
  • 白蓮れんれん
    白蓮のイメージが変わった!
    孤独の切ないイメージだったけど
    意外と図太く幸せを追い求めて、、
    本物の恋文が載ってたのがよかった❤️
  • 白蓮れんれん
    なんて素晴らしい!!
    いちいち言葉選びが美しい。

    どうして幸薄いひとの恋愛はこんなにもドラマなんだろうか、いや幸薄じゃないとドラマな恋愛はできないんだろう。

    何はともかく私は久保博士とのときの恋愛描写が素敵だと思った。こんな男もいるのかと、その気づきが、今まで抑え込まれていた感情が爆発しそうでし...続きを読む
  • 不機嫌な果実
    ともすれば退屈な展開になってしまいがちなストーリーを、一気に読ませる感じに仕上げるのは、流石林真理子先生、という感じがした。女の生々しい感情を文章に表現させたら、この人に叶う人はいないかも。主人公の生々しくてリアルな向上心や人間としての嫌らしさも、清々しく描かれている。決して応援したくなる主人公像で...続きを読む
  • ハイパーミディ 中島ハルコ 2
    サクサク進むし、絵は綺麗だし、内容はスカッとするし、あっという間に読み終わってしまった。
    もっとハルコさんがバッサバッサと切っていく姿が見たい。
  • 西郷どん! 前編
    西郷隆盛の生い立ち〜2度目の島流し(沖永良部島)までが描かれている。今まで日本史をあまり知ろうとしなかった事に後悔。
    愛加那との出会い、結婚の話が特に好き笑

    後編が楽しみです。