林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
超有名作『風と共に去りぬ』のリメイク作品。
名作って···正直ちょっと読みづらいイメージ。
しかしこれは凄い。
グイグイ惹き込まれて、
強烈なジェットコースター乗っちゃった感じの高揚感でいっぱい。
ヒロインはワガママ娘のスカーレット。
男性陣を手玉にとるのはお手のもの♪
どんな言葉を口にして、
どんな目線を送るのか。
男性をイチコロにするための術を
計算ずくでやってのける彼女は、
まさかの16歳!
加えて抜群のプロポーション。
43センチのウエストって···
赤ちゃんの頭囲くらいなんじゃ?
ふわふわの布地たっぷりのドレスを着て、
優雅にダンス。
テーブルにはたっぷりのご馳走。
まるで夢のような光景。
それがまさかの、
スカーレットが未亡人に。
このときまだ17歳。
ドラマチックな人生の幕開け。
そしてヒタヒタと近づく、
戦争の気配···
あっという間に読み終わり、
次の巻へ! -
Posted by ブクログ
下巻。
イヤッハー!と変な叫び声が飛び出そうになるくらい、なりきりスカーレットはとても楽しかった。
スカーレットの高慢さ。いきなりブチギレたり、その場の思いつきで略奪愛したり、アシュレは自分を愛しているのだと身勝手な妄想を繰り広げたりする。(とはいえアシュレも、欲望と理性の狭間で時々罪な言動をするのが悪い。)
敬愛する「お母様」という楔がなければ倫理観はぶっ壊れていて、タラのためにレットの愛人にもなることも覚悟し、商才ありすぎて夫の反対も聞かずお金稼ぎに邁進する、破天荒なスカーレット。
しかし、大切な母を失い、20そこそこで家族全員を養わなければならない重圧に耐え、もう二度と飢えないという悲壮な決意をもって、絶望の淵から何度も這い上がり、逆境に立ち向かう強さには、感嘆しきりである。
「さぁフランク、潤んだ私のエメラルドグリーンの瞳を見るのよ!」
というスカーレットの台詞がめっちゃかっこよくて、トンデモ続きのストーリーの中でも屈指のトンデモ場面なのだが(金のために妹の婚約者を誘惑している)、フランクだけじゃなくて私も落ちた。
それに本作、ナレーションがとても良いの!
普通に本で読んでも楽しいと思うけど、オーディブル推奨作品。
学生時代に一度目を大久保・竹内訳で読んだときはよくわからなかったレットバトラーの魅力を、大人になってから鴻巣訳を読んだときにはすごく実感したものだが、ナレーター本泉莉奈によるレットバトラーは最高だった。なんで女性ナレーターでこんなにセクシーなの?
「俺は今、本気で君を自分のものにしたいと思っている」
「俺のプロポーズを受けてくれ、スカーレット」
「さぁスカーレット、イエスと言え」
レットの強引なプロポーズにはニマニマしちゃう(ちなみに、2番目の夫フランクの葬儀の日のプロポーズという、これまたトンデモ場面)。
その捻くれた、揶揄と侮辱を絶妙に絡めてくるために直情的で単純なスカーレットにはなかなか伝わらない純粋な愛情には、その後の展開を知っていても「そろそろ気づけスカーレット!!このおばか!!」と思ってしまったり。
もう本当、スカーレットは救いようのないおバカなんですね。。。
おばか!スカーレットのおばか!短気は損気だよ。
決定的にすれ違ってしまう前に、レットの想いの深さや寂しさに気づき、伝えてほしかった。
読み直したら鴻巣訳の『風と共に去りぬ』の感想にもバカバカと書いてたわ。
いや、そんなとこも含めて、大好きだけどねスカーレット!
あぁー、そうそう、一人で出かけて襲われそうになったスカーレットを責めるのは本当にお門違いだよね。襲う奴が悪いし、男らが仕返しに行ったのもスカーレットの意思じゃないのにその責任まで押し付けるとかヒドイ。そこは怒ってもいい。 -
Posted by ブクログ
この一冊を読みながら、過去の自分を振り返る。
そこまでする必要があるかと迷う自分がいたし、実際に他人から「そこまでしなくてもいいんじゃない?」と言われることもあったが、行動に表して良かったと思える。そんな、答え合わせのような本であった。
他人から「そこまでしなくてもいい」と言われたことに対して、そうかなと迷う事もあったが、この本で言語化してもらったおかげで「しない」という選択をした先に想像できるもやもやしたものが単に個人的な不快さから、マナーに関わることであったとも気付かされた。
(なお、そこまでする必要はないと言った方々のその後は仕事の昇進もなく、同じ程度の人間で寄り集まるので今では関わることもなくなった。)
今後の参考にしたいと思うのは、「招待された側とされる側の心がけ」や「時間とお金の使い方」についての考え方。子ども・夫とのつきあい方も大いに頷ける点があり、関係構築で心に留め置きたいと思う。
内容は、すでに自己の中で言語化し理解できている方には必要のないものかもしれないが、言語化できずに悶々とすることがある自分には読んで気付きの多い、大変興味深い一冊であった。
共感と学び、新たな知恵を授けてくれる一冊。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
自分の母親が由美子と同じタイプだったので、私は可奈のような価値観で育ち、けれどある時から自分自身の性格とその価値観が折り合わなくなって、翔のような無気力な人間になってバイトを点々とし、さらに何年も経ったのちに悔しさから珠緒のように奮起して1からやり直し、そんな過去を振り返った現在、父親と同じような考えに至っていたから、とてもリアリティを感じた。
登場人物それぞれが片寄った価値観を持っているけれど、それのどれもが本人の持って生まれた性格や環境や人間関係や時間が作り上げたもので。だからこそ、その個々の作り上げてきた価値観は、このお話の中でイヤな女として描かれてた由美子や可奈ですら、本当は大きな間違いがあったわけではないとは思うのだけど。ハッキリとした悪がなくても、いつか大きな間違いになってしまうことは、人生の中で往々にしてあるよねと。読後、大きく心が動くような感動があったわけではないけれど、じんわりしみじみ考えてしまうような本でした。 -
Posted by ブクログ
「最高のオバハン 中島ハルコ」林真理子原作
いや〜面白かった!!ハルコさん最高!!痛快!!
無償相談万歳!!笑 アキコ先生作画も最高度増し増し!
最終的にいづみとクマちゃんを結婚させちゃうなんて!
ハルコさんに出会えて本当ラッキーだったねいづみ!!
そしてこの最終巻では、相続問題で悩む妙先生に、
「こんな古屋敷さっさと売っちゃったら?」
「惜しいけどなくなっていくものはなくなっていくのよ
世の中にしがみついていいものもあるけどこのおうちは違うわ」
「人生いくつになっても新しい人生に向かって進んでいかなきゃ」
て言い放った台詞が、ガツンときました…!
まったくほんとにそのとおりだ、、、、!!
妙先生のチェリーパイをちゃんと評価して褒めてるとこも好き。
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