林真理子のレビュー一覧
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いじめを誰にもいえずに引きこもっていた我が子。このままでは、80代の親が50代の引きこもりの子どもの面倒をみなければならない8050問題が現実になってしまう。この状況を打開するために父親はいじめた人間を相手に裁判で争うことを決心する。
裁判の準備を進めていく中で、子供が受けたいじめの内容を知り、子供のことを何も知らなかったことを悔いる父。今までの失った時間を取り戻すように、息子に語りかける父。
裁判が終わり、報道陣の前で父親が引きこもりの子を持つ親へ向けて発したメッセージが最高。子供と一緒に戦って下さい。子供を信じて、お前を守ってやれるのは世界中でお父さんとお母さんだけなんだと言い続けて下さい -
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『8050』(はちまる、ごーまる)問題とは、80代の親が50代のひきこもりの子を養うこと。世帯の困窮と孤立で、現代社会の問題となっています。
物語は現実に『8050』というわけではなく、中学時代に壮絶なイジメにあいずっと引きこもり生活を続けている息子を何とかしようと父親が奮闘する。このままでは『8050』になってしまう…その危機を食い止めようとする話だ。
息子の引きこもりの原因は人格を否定するほどのイジメであり、その当時の同級生に対し「復讐したい」という。父親は息子の尊厳のために弁護士に相談し、8年前のいじめを巡る法廷闘争をはじめてゆく…
自分自身を振り返ると、中学時代に気の弱い勉強の不 -
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『平家物語』を治部卿局、清盛、維盛、敦盛、徳子、時子、後白河法皇、義経、阿波内侍、九人の視点から描く。とはいえ、物語の語り手は、立場も時間軸も様々で、明治の琵琶法師、死後の維盛、父の宗盛、時子に使えた女房だったという老女だったりもする。
個人的に好きだったのは、「五、二位尼時子」と「結、阿波内侍」である。この二つの物語は、なぜ戦に敗れ、滅亡した平家の物語が、今に伝わったのかを物語にしている。
「この頃、平家を懐かしむ方々が多くなり、私どもも呼ばれることが増えました。」
(中略)
阿波内侍は泣いた。壇ノ浦以来、これほど激しく泣いたことはない。やっとのことで尋ねた。
「そなたが語ったのは何という -
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めちゃ面白くて一気に読み切ってしまった。
今の夫に不満がある奥さんが、軽い気持ちでダブル不倫を始める。そこから本当に好きな人ができてしまい、離婚しちゃうっていう話だった。
読み手からしたら絶対幸せになれないって分かるのに、作中に滲み出てくる当本人の気持ちがめっちゃわかってしまった。
今の状況(この場合人)に満足できないで、他と比べてしまう。
自分が損しないようにしすぎて、損してるところばかりに目がいってしまう。
自分の欲望に従順すぎて、自分のことしか考えられない。目の前の餌にすぐ飛びついてしまう。
なのに損得勘定に厳しい。ずる賢い。
若い頃、チヤホヤされていたから、自分にはもっといい男が捕 -
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本書は短編2篇によって構成されており、とくに表題の「星影のステラ」にはめちゃくちゃ納得させられました。
この星影のステラは、一人の女性の精神性の向上を
グロテスクなまでに描いていて「大人になるってこうだよな」と現実を突きつけてきます。
ぼく自身の経験でいうと、あれだけ学生の時に仲が良かった友人といつの間にか疎遠になってしまっている。みたいな感じかな…。
成長と決別は表裏一体であり避けられないなと本書をよんで、改めて考えさせられました。
成長と別れは切っても切り離せない。だからこそ尊くて大切なんだなと。
コピーライターでもあり、エッセイストでもあり作家でもある林真理子さんの渾身のデビュ
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