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Posted by ブクログ
[期日](2025.03.06・日)
[書名] 『着物の悦び』
[著者]林真理子
[出版]光文社(カッパハードカバ:①-135)
[要旨]
・著者独特の"毒放射"はあるものの、
"着物大好き"感に溢れた本。
[感想]
・着物センスは呉服店選びから。
・著者のイメージからは意外な
オーソドックス主義。
・"着物を着こなすには、
教養が要る"
という指摘に納得。
・"着物の格"
は、必ずしも価格と比例しない。
・後半、呉服商への講演会で、
結構毒を吐いてるのが痛快。
[総評]
◎"着物は着たい"けれど値段が高い
この命題に対する一つの答えは、
一生賭けて行う、
服飾・歴史・人生感の勉強。
◎"着物素人"なりの
着物の付合い方が分かる。
◎自分も趣味で着物を着る身としては、
この本は着物辞書である。
匿名
着付を習い始めたので勉強にと買ってみました。
展示会の撃退方法など役に立ちそうなこともありました、、思うことはいろいろありますが、
まぁ、お金のある方はぜひご参考にどうぞ、という感じです。
Posted by ブクログ
筆者が単衣の長襦袢の話をしていたが、お茶会では先生方から単衣の下は絽の襦袢で構わないと言われてかれこれ20年、わざわざ単衣用を誂えたことはない。麻を合わせても注意されたことはない。もしかするとお点前さんになれば何か言われたかもしれない。現代だと長襦袢は白ならお茶会でそこまで厳格な決まりはないと思う。
時代によって着物の解釈も変わりうるというのは筆者の実感として語られていたが、そういうことなのだろう。
越後上布のくだりの「これをまとうには、私にはまだ多くのものが不足していると思う」というのは自分にも当てはまる。とっておきの着物はTPOにもこだわりたくなる。結果、箪笥にしまわれることになるのだ。
展示会のお話は興味深かった。いろんな失敗をしても展示会に行って着物を買う林さんはメンタルも経済力も逞しい。一方私は押し売りに近い販売員さんに辟易して、それ以来着物はすべてネット通販で購入している。あれこれ見れないのは残念だけど、思考を奪われるのは御免被りたい。訪問着から大島、結城などの紬、ポリの着物までネットで幅広く手に入るので、また筆者が着物のエッセイを書くならネット通販についても書いてほしいなと思った。
Posted by ブクログ
林真理子といえば、着物に日本舞踊にお茶にと、そのドハマリぶりはワイドショーネタになることも多いほど有名で、本書にもあるようにアンアンの着物特集などにもよく記事を書いているほどだ。その林真理子のきものについてハマっていく様子を書いた本がこれ。着物について書いてある本を20冊ほども読んだけど、ええいちっとも役に立たないじゃないかと、三十路過ぎて成人式程度の着物経験しかない著者が、同じような境遇の女性にもわかるようにと、とても具体的にわかりやすく書いてある。いまは相当な着物ブームで若い女性も中古などでわりと気軽に着ているが、当時15年ほど前は、かなりもがいたと見える。しかしその中で自分なりのポリシーを貫き、ルールをつくり、スタイルを確立していった道筋は、いま着物であれこれ思案している人には非常に役にたつ。個性という考え方も勉強になった。「私らしく」というひとりよがりは、思想の問題でなく、色彩の問題でまるっきり綺麗でなくなるというくだりだとか。それと、真っ先に出てくることばにあった「知識ではなくセンス」というところ。やっぱり難しい!と思ったが、初心者には励みにもなることばだった。経済的には足元にも及ばないので、指をくわえてみるばかりだが、それはそれで楽しめる。
★コラム担当★ぴっぴ
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