林真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
下田歌子さんという明治時代に生きた実在の人物が描かれた小説。
伊藤博文、乃木希典、明治天皇など、数々の有力者との浮名を流し、挙げ句の果てに、新聞に連載記事が掲載されるという、本当にあったとは思えないような本当の話がベース。
そのスキャンダルにも興味があるが、林真理子さんの小説での描き方、テクニックも興味深い。下田歌子本人ではなく、関係のあった人々の目線での下田歌子が表現されているため、実在する人物なのに、どこかあやふやな人物に思える。
男尊女卑の時代に、高い地位を得て、そして世間から叩かれた女性。新聞記事に振り回されたのは、下田歌子本人だけでなく、周りの人々も含まれる。ぐいぐい引き込まれる -
Posted by ブクログ
再読。
紅茶専門店「青(ブルー)」の女主人にハウスマヌカン、モデル、ニュースキャスター、スチュワーデスなどが恋愛・人生相談のような愚痴のような話で進む形の連作短編集。
女主人は否定もせず言葉にしないが、案外批判的だったり醒めた目で見ている。
「女の子たちは・・・戦うことを嫌うの。最後までしたくないの。彼女たちは、いつも自分は可愛らしくしたままで、手を下さないの。」という女主人の言葉が印象的。
悪者になりたくなくて、嫌われたくなくて、はっきり言わなかったり曖昧に済ませたりする人のほうが、実は信用されてなかったり、嫌われてたりするものだ。
2012.9.1
とても面白かった。
南青山にある紅茶専 -
Posted by ブクログ
大好きな作品♪読んだ後、悲しくて切なくて優しい気持ちになります。不倫物ですが、私の中ではピュアな恋愛小説です。
主人公の映子に思いっきり感情移入して一気読み。気付いたら涙が止まらなくて…。
友達やお姑さんなど嫌な部分も見え隠れしますが、実際にいそうな人ばかり。そして渡辺さんとお姉さんに出逢えた事、一生忘れない思い出。最後に言ってくれた様に、渡辺さんが卑怯な人で本当に良かった。本気で好きなのに拐おうとしなかったのは、映子の事を大切に考えてくれていたからでしょう。そんな風に心から誰かに想われてみたいものです。
最後の最後に、映子の旦那様の株が上がってのラスト。後味良くって爽やか♪
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。