あらすじ
金持ちなのにドケチな女社長・中島ハルコ第二弾!
ドン引きレベルの傲慢さで、どんな悩みもスパッと解決。
金持ちなのにドケチな女社長・中島ハルコは超パワフルなスーパーマダム。
そんなハルコのもとには、様ざまな悩み事を抱えた人たちが集まる。
恋も仕事もパッとしない菊池いずみもその一人。
ハルコの核心を突く毒舌と正論で長年の不倫生活から脱却した。
最近は、ハルコに何かと用事を言いつけられて……。
肥満に悩む財閥御曹司、夫の浮気に苦しめられる梨園の妻、医学部を辞めた息子の進路などなど。
悩める子羊たちにハルコはどんな救いの手を差しのべるのか?
※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
ハルコさんといずみちゃんの掛け合いが心地よくて、一気に読んでしまった。
ドラマとか漫画とかもあったそうで、全く知らなかったー。
いろいろな悩みにズバズバとアドバイスを入れるのが気持ちいい物語だった。
Posted by ブクログ
ちょっとだけエロの粉がかかっているこんな林真理子さんの作品、ワタシは大好きです。まだまだ読みたいです。なくなった父の妹がハルコさんのような方でそのおばさんを思い描きながらの読書です。
この度母校日大の理事長になられるそうですが、文筆の方もぜひしっかり頑張ってください。ぜひぜひ…
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サクサク読めて、面白い。
筆者自身が何割入っているんだろうと思う。
こんな人、いるところにはいそうと思う。
観察眼と小気味良さ、テンポがいい。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
もともと漫画版を読んでたので違いを楽しめた。
80万の宝石と河豚屋の女将の話は漫画版の方が好みだとは思った。
東村アキコも林真理子もテンポ良くストレスなく楽しく読めるから良い。
Posted by ブクログ
前作に引き続きさらっと、面白く読めた。
前作は特に心に残るものはなかったが、今作の礼子の話に出てきた「ルールを犯したらペナルティが科せられる。これは当たり前の話です。子供にだってこれは通用します」にはとても共感。
ところで、これらの登場人物は全くの創作なのか
それぞれモデルとなった人がいるのだろうか
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いづみに新しい恋人!熊咲産業の庶子で広告代理店勤務バツイチでグルメライターとはいいじゃない、おデブなのがちょっとね、と思っていたら中盤いづみ浮気して不倫してんの!ばかだねぇ、40目前で何やってんのよと呆れてしまった。でも最終的にはハルコに背中を押されて決断した二人、よかったね。ところで2回も空き巣に入られたハルコ、宝石買うより引越なさいよ。
Posted by ブクログ
林真理子さんの中島ハルコシリーズ2です。主人公オバハンの中島ハルコが色んな人の人生相談に乗るオムニバスなんだけど、とにかくズバッと遠慮なく物申すキャラなので、読んでて痛快なコメディ小説です。言うこと為すこと色々大胆で図々しかったりもするんだけど、かなり核心をつくアドバイスを繰り出すので、クスクス笑いつつ、ちょっと身につまされたりもする深イイ感じ。割と薄めでサクッと読めるので、気軽な読書にもってこい。
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面白くて数時間で読めた。
漫画を読む感覚でサラッと読めて、いい気分転換になった。
図々しくて裕福なはずなのに卑しさも感じられるくらいのハルコさんだが、その図々しさを武器に周りの人の悩みを解決していくというストーリーだった。
明るくて悩むより行動派のハルコさんは、読んでいて気持ちが良かった。
また強すぎる個性である図々しさも、主人公がハルコさんに突っ込みをいれながら話が進んでいくので読み手としてはストレス無く読めた。
娯楽要素が強いので他の人にオススメするほどの素晴らしい内容かと言われれば微妙だが、読んで後悔する内容では全く無かった。
面白かった。
Posted by ブクログ
中島ハルコ 53歳 会社経営者 生まれは名古屋で独身 趣味は宝石集め、好きな食べ物は河豚 今回も相手が誰であろうと言いたい放題の中島ハルコ節がさく裂でした。
コンビの菊池いづみの中々の言いたい放題ぶりも健在で読者に変わってハルコをたしなめている感じが痛快です。
各話ごとの登場人物が少なく、会話が中心となり展開するのでストーリーに感情移入しやすく、1話毎に解決して行くので読後感もスッキリします。
ハルコさん、友達になるにはちと大変そうだけど、憎めないキャラで人情味もあり今回も楽しませて頂きました。
Posted by ブクログ
知り合いが多くて、誰にでもずけずけと物を言うハルコ。無遠慮なようだが彼女のアドバイスは的確そのもの。
おばはんだけあって身の丈というものが分かっている。自他を客観的に見ているから的確なアドバイスができるのだろう。
裕福なおばはん、ハルコ。
貧乏な学生の私には別世界みたいだけれど、非日常が小説の醍醐味だからおもしろかった。