ウェイティング・バー

ウェイティング・バー

690円 (税込)

3pt

3.7

「女は、怖い」のではない「怖いから、女」なのだ。(酒井順子「解説」より)
脛に傷もつ男女におとずれる恐怖の瞬間。

結婚式が終わった夜のバー。披露宴の司会をした美女とグラスを傾けながら、花嫁を待っている。
「あの時もそうだったわね」
親し気なふたりの会話はやがて、決して花嫁に知られてはならない過去の妖しい秘密に触れて――。
表題作など、10篇を収録した傑作短編集。

解説・酒井順子

*本書は1997年に文藝春秋より刊行された文庫『男と女はいつも怖い 怪談』のタイトルを変更した新装版です。

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ウェイティング・バー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    大人の泥沼愛憎劇、面白かった。90年代からすでにブランド品にハマったり、パパ活に手を出していくようなことがあったのか。

    0
    購入済み

    バブリー

    2020年05月19日

    最近の著書かと思い購入したが発表は80年代後半から90年代初めての短編だった
    懐かしいバブル時代を感じさせてもらった

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月01日

    解説によると、「女」という団体は世界最大の秘密組織であり、
    そんな秘密組織にとってこの本は、
    会報であると同時に、男性に対する詳細な密告書なんだそうです。
    ほんとにね、そんなかんじ笑
    とってもおもしろいよ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    帯に書いてあった「女は怖い」ではなく「怖いから、女」なのだ。と言う言葉に惹かれて読んだ。
    幽霊よりもなによりも、生身の女は怖い、、、
    そんな気持ちになるような怖い話がたくさん。
    各話は短いので読みやすかった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月10日

    まだ携帯電話が無い時代の、男女の恋の駆け引きが次々と。
    SNSなんかなくったって、人は手紙によって不倫をばらしているし
    ストーカーも登場すれば、あざと可愛い女の子に喜んで騙されてしまう男たちもいる。
    な~んだ・・・時代が猛スピードで変わったなんて言ったって、人間のやってることは変わってないじゃないの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月28日

    女性が男性との関わりにおいて心に秘める本音や、自分の目的を達成するためにつく嘘、裏切りなどを書いた短編10作を集めた本。
    短編である為か、林真理子が得意とする上質などろどろは不足するが、身近にいる女性たちが陰で思ってそう、やってそうなことが描かれており、ある意味よりリアルでどろどろしているとも言える...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年05月23日

    【1.読む目的】
    •真面目な本や自己啓発系の本ばかり読んで、少し窮屈で苦しくなってきたので、息抜き。

    【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
    •時代が違うのね、と途中で気づいた笑。(1988年〜)
    •一方、時代が違うのに人間の心理は大きく変わらんのだな。

    【3.感想】
    •林真理子の本、あら...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月14日

    *結婚式が終わった夜のバー。花婿が、披露宴の司会をした美女とグラスを傾けながら、花嫁を待っている。「あの時もそうだったわね」。親し気なふたりの会話はやがて、決して花嫁に知られてはならない過去の妖しい秘密に触れて――(表題作)。脛に傷もつ男女におとずれる恐怖の瞬間をとらえた、10の傑作短篇集*

    19...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年01月11日

    林真理子らしさ満載の短編集。
    どの話も人間ってこういう嫌らしい部分あるよね…となるものばかり。
    林真理子の人間観察眼と表現の的確さに痺れます。
    「靴を買う」は1989年の作品にも関わらず、内容は正に現代のパパ活女子たちの心理を描いたような作品。
    時代は変われど、人間の欲や自意識はあまり変わらないのか...続きを読む

    0

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