林真理子のレビュー一覧

  • 我らがパラダイス

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    避けては通れない親の介護。介護は優しい人間が負けるのだ。結婚してたって自分の親は見捨てられない。お金がない介護はみじめだ。超高級介護施設で繰り広げられるドタバタ劇に目が離せず一気読み。お金がない人は気持ちで満足させてあげるしかないのに、それは長らくは続かないだろう。老いの格差、介護問題と色々考えさせられる話だった。

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    2023年01月02日
  • anego

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    ネタバレ

    はじめの林真理子の作品
    昔ドラマをやっていたが観てはいなかった。
    30半ばの独身丸の内OLの生活に単純に興味があったので読んでみた。
    不倫などドロドロな部分を描くのがリアルで上手いと思った。
    最後はゾッとした…
    また同著者の作品を読みたくなった。

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    2022年12月29日
  • 下流の宴

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    これまで読んでこなかったようなジャンルだったので、新鮮でおもしろくサクサク読めた。
    個人的には感情が揺り動かされるような感動や学びはなかった。ワイドショーを見てるような感覚で、ほうほうなるほどそういう世界もあるのかという、10歩ぐらい引いたところから本を読むという不思議な感覚だった笑
    これでもかというくらいの人間のエゴや見栄、偏見を見せられつつも、一方で這い上がっていく馬力みたいなのも描かれていて(這い上がると表現してしまっているところが既にこの作品に毒されてしまっているかも笑)、個人的には読んだことないタイプだったのでおもしろかった。

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    2022年12月28日
  • 下流の宴

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    ありそうな話だなぁと読みながらそのリアリティにびっくりした。あなたのためを思っての教育方針、学力での人の見下し、今の時代そぐわないといえばそぐわないけど、それだけの話でもなく。うーん、考えさせられる話だった。

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    2022年12月21日
  • 李王家の縁談

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    全体的にサラッと書かれてるけど、こう、外からの圧力で結婚ってなってそれでも一時些細な事で恋に落ちる瞬間みたいなものが夫婦ごとに描かれているのが愛おしい。

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    2022年12月19日
  • 下流の宴

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    ネタバレ

    多分、発行直後に読み、再読。

    東京の中流家庭としての誇りを持つ由美子。
    高校中退の息子、翔がフリーターの珠緒と結婚すると言ったことで、自分が下流に落ちてしまう、と恐怖を覚える。
    そこで、断固阻止を決意する。
    ずっと由美子に馬鹿にされ続けた珠緒は、私が医者になれば、結婚を認めるか?と啖呵を切り受験勉強を始める。

    中流は、決して上流になれない。
    下流を蔑むことで、プライドを満足させる。
    なんて話だ!と思って読んだのは、発行直後の2010年。
    その時と、12年経過した今では、同じ本を読んでいるのか、と思うほど自分の感じ方が違う。

    幼い時から、母親の価値観が全という世界で育ち、中学受験をして高校

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    2022年11月26日
  • 野心のすすめ

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    現状に満足せず上を目指せ!という強烈なメッセージ。みっともなくても、屈辱的でも、這い上がってきだ経験からのメッセージは強い説得力がある。生き方を考えさせられる。

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    2022年11月21日
  • 次に行く国、次にする恋

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    林真理子さんは、私が多感な中高生だった頃、今で言うインスタグラマーのような流行を作り出すエッセイや小説を書いていらっしゃる方だと認識しておりました。それだけではないんだと思いました。

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    2022年11月19日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    ああ、なるほどと思う。一話がとても短い。読みやすい。本をあまり読まない人に向けて書かれている気がするのでもうちょっと詳しく知りたいとかは野暮かな。

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    2022年11月14日
  • ミルキー

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    知性に対する考察は面白い。バブルから現在にかけて、精神性よりも物質性を重要視する論調が強いと感じる。単純に言えば、「愛よりも金」という風潮である。これは、つまり、知性の劣化である。自分も資本主義的な考えやそれに基づいたコンテンツを浴びて、育ってきた。だからこそ、それを意識し、より精神的な充足を求めていきたい。

    「知性というのは別に高学歴だったり、さまざまな知識を持っていることではない。世の中で起こること、知り合う人物、襲いかかってくる災難に対して、どのような感想を持ち、どのような対処ができるかということなのだ」

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    2022年11月12日
  • 最終便に間に合えば

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    作品に登場する主人公のほとんどが第三者からの評価が悪い男と付き合っていたり、結婚していたりした。「恋は盲目」がしっかり描かれていた。

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    2022年10月31日
  • 聖家族のランチ

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    作者唯一のホラー作品。
    作中で重きを置いているのはディナーなのに題名はランチ。
    ピクニックのシーンのことだって見解が多いけど、『最近の昼食は、夜のコンディションを整えるために食しているのである。』を指してると考えたほうが物語が深くなるんじゃないかな。

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    2022年10月21日
  • 私のこと、好きだった?

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    人間関係がわりとドロドロ。いろんな視点から人間の性や欲望が描かれていて良かった。主人公の強かな女も割と好きだった。内容は全体的に暗くてヘビーだけど、軽く読める。
    女性の心理描写に結構共感できる。

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    2022年10月20日
  • アッコちゃんの時代

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    5月に東京ブラックホールをみて以来気になっていた作品。
    バブルは少しだけ齧りましたが凄い時代でした。

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    2022年10月20日
  • 野心のすすめ

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    私自身がどちらかというと野心家な方だと思うので、共感できる所、勉強になる所が多い本でした。
    ただ林真理子さんの作品で思うのは、自慢話が目立つところ(^_^;)実力があって自信がある方なのだとは思うけど、好き嫌いが別れると思います。

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    2022年10月19日
  • 女の偏差値

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    林真理子先生の美女入門。
    ドレスを買うときのワクワクする気持ち。ショッピングを楽しくしてる林先生の本は、読んでるこちらもショッピングした気になるし、なんだが女子会に紛れんだ心境になります。

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    2022年10月16日
  • 不機嫌な果実

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    男の人はそう違わないと言っておきながら再婚。
    でもそういう、恋愛がないとというか男性が近くにいないと頑張れない女子、というか、男性が近くにいるこそ頑張れる女の人っているんだよなぁ私の近くにも。

    私は男はそう違わないなら面倒なので(笑)もうそれっきりで他のことに時間をかけたいなぁと思っているけども、そういう人だけではないのよね、世の中。


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    2022年10月04日
  • 野ばら

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    お嬢様を書くことが上手な作家。
    贅沢がいけないものであると書いてるわけではないけど、お金持ちでも哀れというか、そういうハズレくじを引くことだって多々あるのよね。

    不倫だったり、結婚したいと思ってた人があっさり他の人と結婚したりとか。

    奇跡を読んでからだったので、なんかだれかの歌舞伎役者のことをイライラして書いてる節でもあるのかな?とか思ったり。。

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    2022年10月01日
  • 奇跡

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    当人同志しかわからない深い愛のはなしを、マリコ先生がまとめた一冊
    「出会ってしまった」二人、
    凡人の理解を超える、選ばれた人同士 なのですね

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    2022年10月11日
  • 野ばら

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    こういう「お金持ち」の世界を描写することにかけては筆者は他の方より一枚上手だとつくづく思う。これを記している2022年9月は、原田さんの「3,000円の使いかた」のような、より大衆向けの著作がもてはやされていることを考えるとなおさらその感が強い。
    まず、キャラクターがそれぞれ確立されている。そして、女と男の関係性が、やはりうまく描かれている。
    この作品を読み、男性の女性に対する扱いも「お金のある人」「女性との出会いに恵まれた人」は、私のような庶民とは異なるのだなあと痛感させられる。

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    2022年09月28日