林真理子のレビュー一覧

  • 我らがパラダイス

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    介護の問題をかかえている中年女性3人の
    お話でした
    3人の状況から始まって
    3人が高級介護施設で働き出会い
    そこでの出来事などの物語でした
    中盤から、そんなことしたらあかんって
    ことがはじまり終盤にはエスカレートし
    さらにとんでもないことまで起こり
    ちょっとぶっとんだ物語で楽しめました
    ドラマ化されたのは知ってましたが
    ドラマも見てみたかったです

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    2026年02月06日
  • 星影のステラ

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    2つの短編がまとめられた本。
    1つ目の「星影のステラ」が記憶に残った。
    田舎から都会に来て、初めて見る都会の人間を
    崇拝し、時を経るごとに普通の人だったことに気付く感じ
    小学校1年の時に、6年生の男の子に公園で
    遊んでもらった時のこと思い出した。
    当時は年上の人と遊んでいることが誇らしかったけど
    6年生になった時、1年生と遊ぶ彼を思い出して
    変わった人だったんだと気付いた時と同じ感覚

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    2026年02月01日
  • ミカドの淑女

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    下田歌子さんと平民新聞の書くスキャンダルが、帝を含む様々な人の視点から描かれる話。

    まずは明治時代の宮中の描写に驚いた。袴に白化粧、平安時代の流れのまま存在しているようだ。この宮女たちは昭和の時代になったときに消えていったのだろうか。

    下田歌子さんは学生時代にレポートのテーマにしたが、その際は良妻賢母を育てていることの是否を分析した。この本は単純に日本を良くしようという下田さんより、人間としての生々しさがあった。

    そして、こんな小説は戦前は世に出ることはなかっだろうと想像させるのも面白い。

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    2026年02月01日
  • 野心のすすめ

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    ネタバレ

    野心の心得
    時間は2倍使う
    眠ってから考える
    運の強い楽しい友達と付き合う

    特に鼓舞されたところ!
    専業主婦が向いてる人は自己顕示欲の少ない人
    中年になって爆発する可能性あり

    子どもを持った女性が働き続けることはとても大変です。しかし、仕事を続けていれば、「生活力」という体力がつくから、たいていのことには堪えられるようにもなってくる。
    人間が成長するのは、なんといっても仕事だと思うんです。仕事とは、イヤなことも我慢して、他人と折り合いをつけながら自己主張していくことでもある。ずっとその試練に立ち向かい続けている人は、人間としての強さも確実に身につけていきます。
    家庭生活や子育てで人間が成長するということ自体は否定しません。しかし、それは仕事での成長の比ではない。子どもを生んだ人が「子育てで人間的に成長しました」と言うのは単なる自画自賛だと思いますし、私は信用していません。仕事でイヤなことにも堪えていく力を鍛えていれば、子どもが泣いたくらいでうろたえない人間力は自然に身についているのです。
    世の中は理不尽なことで溢れていて、自分の思い通りになることなどほとんどありません。だけど人間は努力をしなければならない。それを社会で働くことで学んでいる。

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    2026年01月31日
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

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    ネタバレ

    普段女性作家の本はあまり読まないのだが、この本は読んでいてとても面白かった。何より作者の発するエネルギーに圧倒されてしまった。ややその時代特有すぎる考えや、時に露悪的に書きすぎな部分も感じたものの(ただ、この作者からすると、いずれの要素も当然だと思う。)、文章で人を殺すかのような迫力・凄みはなかなか余人にはまねのできない領域に達していると思う(「人生の折れ線グラフの下部のあたりで出会った男」なんて表現、どうしたら思いつくのだろう、、)。
    この本の興味深い点はやはり主人公であり、実質的には作者本人でもある存在の強烈なキャラクターだろう。自分が美人ではないことへの強烈なコンプレックスを下敷きにしながら、まるで山賊の親分のような野心・出世欲・エネルギーといったいわば「男性的」な要素(「男の運を吸って生きていく女」)、周囲の目を異様に気にしてブランドを愛するいわば「女性的」な要素が、時に矛盾しながら時に重層的に彼女の行動ないし人生をかたどっていく。さらに、一歩引いた冷静・客観的な第三の視点が存在し、時にえぐるような残酷な文章を紡いで、自他問わず傷つけてゆく。そして、ここまではある意味作者の計算した面白さだと思うが、さらにこの本を面白くしているのは、どうしても文章から醸し出す、本人でさえ気づいていないのではないかと思わせる本人の異常性だろう。例えば、本作では都合が良い男として長年作者と付き合った男性が登場するが、主人公は、彼の目の前で、今付き合っている男がいかに素晴らしいかをことあるごとに力説する。この行為について、作者は、その男を嫉妬で苦しめたいという感情もあるが、単に「身内的な」男に対して自分の喜びを伝えたいだけだと説明する。ちなみに、この暴挙は、主人公が結婚するときにも行われる。この本のタイトルが、「私はいかに傷つき、いかに戦ったか」というのは正直冗談としか思えない。この人が、今は日大の理事長をやっているのだから人生とは面白いなあとつくづく思ってしまう。 
    この本の読み方として、もちろん前時代的な価値観が支配する当時において、あえて「女性的」な感情を赤裸々に発露することで、女性のエンパワーメントになったというものがあるだろう。その読み方が間違っているとは思わないし(タイトルもそのようなにおいがする)、結果としてはそのような機能を果たしたことは否定できないと思うが、如何せん作者個人の個性が強すぎる。同じ女性でも、理解できない部分は多いのではなかろうか。
    ただ、いずれにせよ、とても面白い本だった。

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    2026年01月16日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    表紙、タイトルと「父さんと死のう」という物々しい煽り文の帯に惹かれて購入。
    救いようのない引きこもり問題がテーマと思いきや、溌剌とした弁護士と共に息子が過去に受けたいじめの証拠集め~裁判を起こすストーリーだった。
    重たい話が個人的な趣味だったので「なんか思ったのと違ったな」と感じたのが正直なところだったが、中弛みもせず読む手が止まらない、これはこれで面白い作品だった。
    主人公は、典型的な昭和の男~嫁に子育てと自分の親の介護フルベット、そりゃ熟年離婚になるだろうと。

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    2026年01月15日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    楽しいしエンターテイメントなので深く考えずに一緒に笑うための一冊。まあ何はなくとも、女性が自由になるにはダメ男から離れて生きるしかない。そのためにはやっぱり経済力。

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    2026年01月15日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    人に勧められて読んだ本。けどタイトルから重そうな小説だと思ってしばらく読んでいなかったが、いざ読んだら思ってた感じと違いスルスルと読んでしまいました。
    家族の正解はたくさんある、自分が悪くなくてもハズレを引いてしまうこともたくさんある…心が軽くなった部分もある作品でした。

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    2026年01月11日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    読みやすくて一気読み!!!
    いやいやお父さんそれはあかんやろ、、と思うシーン何回もあったけどそれも愛やなと思った!

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    2026年01月08日
  • ロストワールド

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    久々に著者の小説を読んだ気がした。
    脚本家の沢野瑞枝、バブル期を描くドラマを依頼され
    当時のことを振り返りつつ現在の生活の中で建築家の高林と年下にイケメン俳優との間でとまどう37歳の瑞枝の真面目でありながら奔放な瑞枝に読んでる私まで振り回されたよ。
    でも当時のバブルはほんとにすごかったんだね。
    狂ってた時代ともいえる。
    この小説は23年前に書かれたものとして、中堅の脚本家がドラマ一回で80万か、10回連読となると800万すごっ!
    まっおいといて…とにかく瑞枝はモテモテで前半のあの記者会見で嫌な質問をした記者をびしっとたしなめてくれた久瀬聡がのちのち絡んでくると思ったらやっぱしね。
    でも彼を選んで良かった。賢い瑞枝はきっと彼と元旦那との間にできた美しい娘の日花里と3人で楽しい(お互い浮気をしなければ)生活が待っているだろうね。

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    2025年12月21日
  • 皇后は闘うことにした

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    貞明皇后など、戦前の皇族を取り上げた短編集。いずれも結婚をめぐる話である。
    いずれもあっさりとした話ではあるのだが、読み応えがあり、面白かった。これはあくまでも小説だが、皇族も生身の人間だということを感じさせられた。

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    2025年12月21日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    経営者として成功した女社長が主人公の短編小説集。

    本作はとにかく彼女のキャラクターがすべてです。

    こんな人が実在したら世の中がもっと明るくなるかも。
    自立心が強く、自由奔放、これでもかと自慢話が飛び出すのに、それが嫌味でなく憎めない。気に食わないことには歯に衣着せぬ物言いでストレートな批判(時には非難めいた)を口にするのに、なぜか説得力がある・・・。強烈です。

    どのエピソードも思わずプッと噴き出してしまう内容で、読者の心も明るくしてくれます。気分を上げたい時におススメします。

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    2025年12月16日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    母ちゃんにも父ちゃんにも姉ちゃんにもほんまにイライラさせられるけど、これがまたリアリティがあって一気読みだった
    イジメって絶対に無くならないけど、した事の責任は絶対に取らせて欲しい

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    2025年12月05日
  • 不機嫌な果実

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    ネタバレ

    11/18-11/25楽しいことなんて何もない。最初だけ楽しくてすぐつまらなくなってしまうのだから。という最後の台詞が印象的だった。ラストが予想外だった。もっと上手くやるのかなと思っていたから。大恋愛ってなんでしょうね。

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    2025年11月25日
  • 皇后は闘うことにした

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    林真理子の皇族シリーズ、母との会話のネタになって良き。昭和10年代の母はよく皇族ネタを知ってる。昔のゴシップのネタだったのかな。昔皇室アルバムも見てたしな。

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    2025年11月15日
  • マリコにもほどがある!

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    頭空っぽにしながら読めて、そういえばそんな事あったな、と思える楽しいエッセイ本。
    真理子さんの意見に全て賛同できる訳じゃないけど、著者本人もご自身の考えを書かれているわけで押し付け感がないから、本当に読みやすい。

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    2025年11月04日
  • 私はスカーレット 2

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    アシュレが自分を好きと思い込んでいるイタいスカーレット、鈍感力発揮しまくりのメラニー、スカーレットが自分のことを好きだとわかってメラニーのことを頼むアシュレ、となかなかに若い3人がいるから、レットの大人の対応が、すごくカッコよく見える。
    といっても、スカーレットがだんだん大人になっていってるのが、感じられる2巻でした。

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    2025年10月16日
  • 小説8050(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ページ数多いのにあっという間に読破
    自分が親になり、子供が人生に悩んだ時、
    支えてあげられる親になりたい

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    2025年10月12日
  • 私はスカーレット 1

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    恥ずかしながら、風と共に去りぬは、読んだことも無く、映画もうろ覚え。読みやすそうな林氏の訳本に手を出してみましたが、確かに面白い。スカーレットみたいな人、近くにいたら、ムカつくかもしれないけど、見てて飽きなそう。メラニーもいい。鈍感力が素晴らしい。
    アシュレ好き好きいってるだけの1。若いって良いなって思う。

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    2025年10月08日
  • 不機嫌な果実

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    正直麻也子になってみたいかも思ってしまった。
    自分の意思を曲げずに生きて、自信に満ちあふれてるのって憧れる。。
    一方、読み進めるうちに、麻也子が結局満足できないのはなぜか、という点はと考えさせらた。欲しいものを手に入れても心から満たされるとは限らないという気持ちかな。
    自由でありながらも、承認や共感を求める気持ち、そして孤独や葛藤があるからこそ、満足は簡単には訪れない。彼女のように欲望に際限がなければ満たされることはないんだろう。

    あと母たちの描写がリアルで、思わず痺れた。

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    2025年10月02日