林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ野心の心得
時間は2倍使う
眠ってから考える
運の強い楽しい友達と付き合う
特に鼓舞されたところ!
専業主婦が向いてる人は自己顕示欲の少ない人
中年になって爆発する可能性あり
子どもを持った女性が働き続けることはとても大変です。しかし、仕事を続けていれば、「生活力」という体力がつくから、たいていのことには堪えられるようにもなってくる。
人間が成長するのは、なんといっても仕事だと思うんです。仕事とは、イヤなことも我慢して、他人と折り合いをつけながら自己主張していくことでもある。ずっとその試練に立ち向かい続けている人は、人間としての強さも確実に身につけていきます。
家庭生活や子育てで人間が成長するということ自体は否定しません。しかし、それは仕事での成長の比ではない。子どもを生んだ人が「子育てで人間的に成長しました」と言うのは単なる自画自賛だと思いますし、私は信用していません。仕事でイヤなことにも堪えていく力を鍛えていれば、子どもが泣いたくらいでうろたえない人間力は自然に身についているのです。
世の中は理不尽なことで溢れていて、自分の思い通りになることなどほとんどありません。だけど人間は努力をしなければならない。それを社会で働くことで学んでいる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段女性作家の本はあまり読まないのだが、この本は読んでいてとても面白かった。何より作者の発するエネルギーに圧倒されてしまった。ややその時代特有すぎる考えや、時に露悪的に書きすぎな部分も感じたものの(ただ、この作者からすると、いずれの要素も当然だと思う。)、文章で人を殺すかのような迫力・凄みはなかなか余人にはまねのできない領域に達していると思う(「人生の折れ線グラフの下部のあたりで出会った男」なんて表現、どうしたら思いつくのだろう、、)。
この本の興味深い点はやはり主人公であり、実質的には作者本人でもある存在の強烈なキャラクターだろう。自分が美人ではないことへの強烈なコンプレックスを下敷きにしながら、まるで山賊の親分のような野心・出世欲・エネルギーといったいわば「男性的」な要素(「男の運を吸って生きていく女」)、周囲の目を異様に気にしてブランドを愛するいわば「女性的」な要素が、時に矛盾しながら時に重層的に彼女の行動ないし人生をかたどっていく。さらに、一歩引いた冷静・客観的な第三の視点が存在し、時にえぐるような残酷な文章を紡いで、自他問わず傷つけてゆく。そして、ここまではある意味作者の計算した面白さだと思うが、さらにこの本を面白くしているのは、どうしても文章から醸し出す、本人でさえ気づいていないのではないかと思わせる本人の異常性だろう。例えば、本作では都合が良い男として長年作者と付き合った男性が登場するが、主人公は、彼の目の前で、今付き合っている男がいかに素晴らしいかをことあるごとに力説する。この行為について、作者は、その男を嫉妬で苦しめたいという感情もあるが、単に「身内的な」男に対して自分の喜びを伝えたいだけだと説明する。ちなみに、この暴挙は、主人公が結婚するときにも行われる。この本のタイトルが、「私はいかに傷つき、いかに戦ったか」というのは正直冗談としか思えない。この人が、今は日大の理事長をやっているのだから人生とは面白いなあとつくづく思ってしまう。
この本の読み方として、もちろん前時代的な価値観が支配する当時において、あえて「女性的」な感情を赤裸々に発露することで、女性のエンパワーメントになったというものがあるだろう。その読み方が間違っているとは思わないし(タイトルもそのようなにおいがする)、結果としてはそのような機能を果たしたことは否定できないと思うが、如何せん作者個人の個性が強すぎる。同じ女性でも、理解できない部分は多いのではなかろうか。
ただ、いずれにせよ、とても面白い本だった。 -
Posted by ブクログ
久々に著者の小説を読んだ気がした。
脚本家の沢野瑞枝、バブル期を描くドラマを依頼され
当時のことを振り返りつつ現在の生活の中で建築家の高林と年下にイケメン俳優との間でとまどう37歳の瑞枝の真面目でありながら奔放な瑞枝に読んでる私まで振り回されたよ。
でも当時のバブルはほんとにすごかったんだね。
狂ってた時代ともいえる。
この小説は23年前に書かれたものとして、中堅の脚本家がドラマ一回で80万か、10回連読となると800万すごっ!
まっおいといて…とにかく瑞枝はモテモテで前半のあの記者会見で嫌な質問をした記者をびしっとたしなめてくれた久瀬聡がのちのち絡んでくると思ったらやっぱしね。
でも彼を選んで良かった。賢い瑞枝はきっと彼と元旦那との間にできた美しい娘の日花里と3人で楽しい(お互い浮気をしなければ)生活が待っているだろうね。
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