林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃめちゃ毒毒してましたwこれどちらの側も理解できるし、難しい。自身はかなり努力してきて中流の家庭を築いた由美子からしたら、努力することを知らない玉緒のような田舎の家庭をバカにしたくなるのかもしれない。玉緒の家庭からしたら自分たちの生活がいわば当たり前で翔との結婚を認めてくれない由美子は大層意地悪な親に映っただろう。見返しに玉緒が医学部受験を始めたのに対して翔の気持ちが逆にどんどん離れてしまったのはもうなんとも言い難いほど切ない。結局誰が正しくて誰が間違いなのかとかなにも言いようがないけど、個人的には人には人の暮らしがあって、当人はそれで幸せで満足しているのなら、人を見下す権利はない。たとえ自分がどれだけ努力してその地位を築いていたとしても。
あと、単純に子育てって難しいんだなと思ったw -
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すごい勢いの人
林真理子の作品を東村アキコが漫画化した作品。
あるライターが出会った強烈な女社長のマダムとの日々を描いたお話の第一巻。
主人公はフードライターをしている菊池いづみ。
6つの雑誌に掲載している一応売れっ子の部類に入るライターだが原稿料は安いし本を出してもたいして売れない。
なのにも関わらずパリの取材が自腹旅行。
しかも泊まるホテルを進めてくれた編集長の経費の使い込みが発覚したせいで本人は左遷だしいろいろ頓挫しそうな取材だった。
キャンセルしよう思えばできたのにいづみはしなかったのだ。
ある理由があって自腹を切ってでもパリに来たかったのだ。
朝食を食べようとホテルを出るいづみはある日本人の女性から声をかけられた。
少し話しただけでも押しのすごさのわかる強烈さの彼女はホテルの朝食が高いことを愚痴ってきた。
そこからいづみが外のカフェで朝食をとろうとしていた事を知ると彼女も同行。
そしてカフェで彼女が美容関係の情報を扱っているサイトの社長であることを知る。
彼女がライターであるにも関わらず自分の事を知らないことに驚くハルコ。
そしてこんな高いホテルにどうしていづみが泊まっているか不思議に思うのだった。
いづみは10年ほど不倫をしているが入ってきた父の遺産の幾分かを不倫相手に貸してしまったのだ。
その後相手は自分にあまり会おうとしない。
そのことを知ったハルコはある案を出してきたのだった。
とても強烈なマダムとの出会いでいづみはこれからどうなっていくのか続きが楽しみ。
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Posted by ブクログ
✳︎
コスメティック
林真理子
『主人公が、あなたに似てるのよ』と、親友に言われて読んだ本。
おっかなびっくり読んでみたが、やはりわたしは主人公・沙美にシンパシーを感じてしまった。さすが親友。出会わせてくれて、ありがとう。
主人公が化粧品PRの仕事にのめり込む様は、
見事だった。
徐々に人間の欲望、独特な女の欲望がむくむくと膨らんでいき、破裂する寸前ーーぎりぎりのところで保たれている理性。
林真理子の描く女は、うっとおしいほど生々しいのだ。小説からその息づかいを感じるほど、リアル。そして未だ見ぬ自分を言葉にして、写し出してくる。
沙美は、この仕事の中に、自分の達成したい欲望のためであれば、泥まみれになることができる自分を見つけたのだ。
それほどまでにこの仕事、というよりはこの仕事に誇りを持っている自分を愛している。
自己愛に塗れているとも捉えられるし、なんて野心的で傲慢なのだと見える部分もあるだろう。
本書が書かれたのは2002年。日本でやっと、男女の共同参画社会について叫ばれ出したところだ。
こんな女は、バケモノ扱いだったに違いない。
沙美の姿は、
『女が、性欲も出世欲も野心もないなんて、誰が決めた?』という、林真理子からの挑戦状だ。
女が作る女の社会で自らの欲望を曝け出す女の姿を、社会に突きつけた。
女の欲望には際限がない。
出世もしたい、あの子に勝ちたい、生涯のパートナーが欲しい、でも縛られるのは嫌だ…
沙美は、現代における源氏物語、宇治十帖に登場する浮舟のようだ。
ああでもない、こうでもない。
薫でもない、匂宮でもない。
そんな、何も決められない自分と、男に決めてもらえる自分、何でも自分で決めたい自分が常に交錯している。
でもそれが人間なのだろう。
どんなに辛くても、この商談は絶対にモノにしたい。ここで負けたら、わたしは終わりなのだ。
わたしは、子供を産むのだろうか。産めばキャリアの階段から転落したあの人みたいになるのではないか?
そんな不安が常につきまとうリアルさもそこにはある。
しかし、わたしは思う。
もう、自由になっていいのではないか。今は女の生き方は、もっと自由であって良いはずだ。
もし、もっと『わたしがわたしであるために生きる』ことができたなら。
男とか女とか、産んだ産んでないとか、仕事してるしてないとか、そんなことで価値を測るのはもうやめる時がきたのではないか。
でも、それでも仕事を愛している自分を、どうしようもなく愛してしまう自分もいるのだろう…
沙美の姿に自分を重ねながら、わたしがわたしたらしめる感情や、もう手放すべき感情がふつふつと湧き出た一冊だった。 -
Posted by ブクログ
スカーレット、友だちにはしたくなきけどいざという時はほんとに頼れる。
好きでもない、むしろ嫌いな恋敵のメラニーの赤子を取り上げ、北軍が迫る中アトランタをあとにし、産後間もないメラニーと赤子をを連れてタラに無事にたどり着くとは。
レットバトラーは途中で彼女を見放して行っちゃうし。
這々の体で辿り着いたタラはには、最愛の母エレンが病死しており、気が抜けた(呆けた?)父ジェラルドと病に伏してるふたりの妹と黒人の使用人の数人がいるのみ。
そしてあの緊迫感あふれる北軍の兵士を射殺する場面も。
映画では、馬小屋かどっかだと思ってたけど、タラの屋敷の中(キッチン)だったのね。
この長い小説の中ではこの4巻はある意味、クライマックスといってもいい。
アシュレは、帰ってくるけど、およそ使えない男だし、
それでもスカーレットはまだ目が冷めない。
メキシコへふたりで逃げましょうなんていってるよ。
失念してたけど、”ウィル・ベンティン”というタラに辿り着いた義足の兵士、この男性がアシュレと違って、実質的な仕事は何でもできてスカーレットたちを助ける、こんな素晴らしい人出てきたっけ?
まぁ、ともかくスカーレットがアシュレを「私があなたを幸せにする」と誘ったとこで5巻へ続く。
一気に読みたくなるわ。
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