林真理子のレビュー一覧

  • 六条御息所 源氏がたり 下

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     六条御息所の視点から描いた源氏物語。下巻は澪標〜幻、そして源氏の君の死までを描いている。六条御息所の視点を借りることで、ただの現代語訳ではない「林真理子としての」源氏物語が良く描かれていたと思う。
     特に下巻は老いの悲しさだけではなく、老いていくことに対する優しさや、人に恋することの切なさや喜びがよく書かれていた。

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    2021年08月09日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    この本絶対女性向けだけど読んでみた。めちゃくちゃ格言ぽいの出てくるし、男の自分でも普通に参考になるし何より面白かった。

    他人のことはあまり考えず、自分のことばかり主張するくせに、会社の社長などのお偉いさんになぜか好かれている中島ハルコ。

    これを読んでいるとスカッとするし、笑えるし頑張ろうって思えます!
    何個か相談として登場人物が中島ハルコに話を持ちかけるんだけど、読者も同様の悩みを持ってる可能性大いにあります!それを中島ハルコが解決してくれます

    林真理子さん好きにはたまらない一冊でした!

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    2021年08月01日
  • 下流の宴

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    めちゃめちゃ毒毒してましたwこれどちらの側も理解できるし、難しい。自身はかなり努力してきて中流の家庭を築いた由美子からしたら、努力することを知らない玉緒のような田舎の家庭をバカにしたくなるのかもしれない。玉緒の家庭からしたら自分たちの生活がいわば当たり前で翔との結婚を認めてくれない由美子は大層意地悪な親に映っただろう。見返しに玉緒が医学部受験を始めたのに対して翔の気持ちが逆にどんどん離れてしまったのはもうなんとも言い難いほど切ない。結局誰が正しくて誰が間違いなのかとかなにも言いようがないけど、個人的には人には人の暮らしがあって、当人はそれで幸せで満足しているのなら、人を見下す権利はない。たとえ自分がどれだけ努力してその地位を築いていたとしても。
    あと、単純に子育てって難しいんだなと思ったw

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    2021年08月01日
  • ハイパーミディ 中島ハルコ 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    すごい勢いの人

    林真理子の作品を東村アキコが漫画化した作品。
    あるライターが出会った強烈な女社長のマダムとの日々を描いたお話の第一巻。

    主人公はフードライターをしている菊池いづみ。
    6つの雑誌に掲載している一応売れっ子の部類に入るライターだが原稿料は安いし本を出してもたいして売れない。
    なのにも関わらずパリの取材が自腹旅行。
    しかも泊まるホテルを進めてくれた編集長の経費の使い込みが発覚したせいで本人は左遷だしいろいろ頓挫しそうな取材だった。
    キャンセルしよう思えばできたのにいづみはしなかったのだ。
    ある理由があって自腹を切ってでもパリに来たかったのだ。
    朝食を食べようとホテルを出るいづみはある日本人の女性から声をかけられた。
    少し話しただけでも押しのすごさのわかる強烈さの彼女はホテルの朝食が高いことを愚痴ってきた。
    そこからいづみが外のカフェで朝食をとろうとしていた事を知ると彼女も同行。
    そしてカフェで彼女が美容関係の情報を扱っているサイトの社長であることを知る。
    彼女がライターであるにも関わらず自分の事を知らないことに驚くハルコ。
    そしてこんな高いホテルにどうしていづみが泊まっているか不思議に思うのだった。
    いづみは10年ほど不倫をしているが入ってきた父の遺産の幾分かを不倫相手に貸してしまったのだ。
    その後相手は自分にあまり会おうとしない。
    そのことを知ったハルコはある案を出してきたのだった。

    とても強烈なマダムとの出会いでいづみはこれからどうなっていくのか続きが楽しみ。

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    2021年08月01日
  • 白蓮れんれん

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    林真理子さんの作品はどれも好きなんだけど歴史ものも良い 何年も前に買ってなかなか手が出なかった本 白蓮の瑞々しい美しさや人間臭さ、か弱そうでいて意外な力強さ 当時の女性の生き方としては世の中をさぞ驚かせたんだろな

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    2021年07月23日
  • 正妻 慶喜と美賀子(下)

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    正妻というタイトルなので慶喜の正妻の一生を描く作品かと思ったら(確かにそうなんだけど)妾から描く章もあったりします。慶喜という捉えどころない男は名君だったのか卑怯者だったのか、主に二人の女性から語られる感じです。ちょうど、今、真剣に見ていないけど「青天を衝け」と同じ時代を楽しく読むことができました。
    上巻は江戸に嫁に行くまでで、京の街や大奥のことが珍しくも面白く描かれており、妾の章になってから一気に政治色が色濃く出てきます。時代的にもそうあったのでしょうけど、うまく色分けされていている感じでした。

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    2021年07月22日
  • コスメティック

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    ✳︎
    コスメティック
    林真理子

    『主人公が、あなたに似てるのよ』と、親友に言われて読んだ本。
    おっかなびっくり読んでみたが、やはりわたしは主人公・沙美にシンパシーを感じてしまった。さすが親友。出会わせてくれて、ありがとう。

    主人公が化粧品PRの仕事にのめり込む様は、
    見事だった。
    徐々に人間の欲望、独特な女の欲望がむくむくと膨らんでいき、破裂する寸前ーーぎりぎりのところで保たれている理性。
    林真理子の描く女は、うっとおしいほど生々しいのだ。小説からその息づかいを感じるほど、リアル。そして未だ見ぬ自分を言葉にして、写し出してくる。

    沙美は、この仕事の中に、自分の達成したい欲望のためであれば、泥まみれになることができる自分を見つけたのだ。
    それほどまでにこの仕事、というよりはこの仕事に誇りを持っている自分を愛している。
    自己愛に塗れているとも捉えられるし、なんて野心的で傲慢なのだと見える部分もあるだろう。

    本書が書かれたのは2002年。日本でやっと、男女の共同参画社会について叫ばれ出したところだ。
    こんな女は、バケモノ扱いだったに違いない。

    沙美の姿は、
    『女が、性欲も出世欲も野心もないなんて、誰が決めた?』という、林真理子からの挑戦状だ。
    女が作る女の社会で自らの欲望を曝け出す女の姿を、社会に突きつけた。

    女の欲望には際限がない。
    出世もしたい、あの子に勝ちたい、生涯のパートナーが欲しい、でも縛られるのは嫌だ…

    沙美は、現代における源氏物語、宇治十帖に登場する浮舟のようだ。
    ああでもない、こうでもない。
    薫でもない、匂宮でもない。
    そんな、何も決められない自分と、男に決めてもらえる自分、何でも自分で決めたい自分が常に交錯している。

    でもそれが人間なのだろう。
    どんなに辛くても、この商談は絶対にモノにしたい。ここで負けたら、わたしは終わりなのだ。
    わたしは、子供を産むのだろうか。産めばキャリアの階段から転落したあの人みたいになるのではないか?
    そんな不安が常につきまとうリアルさもそこにはある。

    しかし、わたしは思う。
    もう、自由になっていいのではないか。今は女の生き方は、もっと自由であって良いはずだ。
    もし、もっと『わたしがわたしであるために生きる』ことができたなら。
    男とか女とか、産んだ産んでないとか、仕事してるしてないとか、そんなことで価値を測るのはもうやめる時がきたのではないか。
    でも、それでも仕事を愛している自分を、どうしようもなく愛してしまう自分もいるのだろう…

    沙美の姿に自分を重ねながら、わたしがわたしたらしめる感情や、もう手放すべき感情がふつふつと湧き出た一冊だった。

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    2021年07月18日
  • 銀座ママの心得

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    2021年58冊目。
    そうそう、年齢を重ねると「故郷」が心に染みるんだよね。
    「最初の一歩」の最後の言葉。
    『自分は人のために役立っているという思いは、いちばん自分を力づけてくれるもの。』この言葉に力をもらった!

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    2021年07月11日
  • 私はスカーレット 4

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    スカーレット、友だちにはしたくなきけどいざという時はほんとに頼れる。
    好きでもない、むしろ嫌いな恋敵のメラニーの赤子を取り上げ、北軍が迫る中アトランタをあとにし、産後間もないメラニーと赤子をを連れてタラに無事にたどり着くとは。
    レットバトラーは途中で彼女を見放して行っちゃうし。
    這々の体で辿り着いたタラはには、最愛の母エレンが病死しており、気が抜けた(呆けた?)父ジェラルドと病に伏してるふたりの妹と黒人の使用人の数人がいるのみ。
    そしてあの緊迫感あふれる北軍の兵士を射殺する場面も。
    映画では、馬小屋かどっかだと思ってたけど、タラの屋敷の中(キッチン)だったのね。
    この長い小説の中ではこの4巻はある意味、クライマックスといってもいい。
    アシュレは、帰ってくるけど、およそ使えない男だし、
    それでもスカーレットはまだ目が冷めない。
    メキシコへふたりで逃げましょうなんていってるよ。
    失念してたけど、”ウィル・ベンティン”というタラに辿り着いた義足の兵士、この男性がアシュレと違って、実質的な仕事は何でもできてスカーレットたちを助ける、こんな素晴らしい人出てきたっけ?
    まぁ、ともかくスカーレットがアシュレを「私があなたを幸せにする」と誘ったとこで5巻へ続く。
    一気に読みたくなるわ。

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    2021年07月10日
  • フェイバリット・ワン

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    面白くて一気読みをしてしまった。
    デザイナーとして社会で始めた女の子が、仕事や恋愛様々なことを経験していく話。
    思っていたものよりもドロドロで、キラキラした世界と現実のコントラストが描かれていた。
    いろんな手法で新しい世界を知って努力してる姿は格好良く、自分の人生は自分で選択できるんだと改めて実感した。
    ラストが衝撃すぎた。

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    2021年07月02日
  • ハイパーミディ 中島ハルコ 4

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    最終巻。一見傍若無人に見えつつも自由でパワフルな主人公・中島ハルコが悩んでいる人たちの背中を押し、関わった人間が新しい道を切り開いていくきっかけにもなるラストでした。

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    2021年06月21日
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう

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    1982年、林真理子さんのデビューエッセイ
    まったく飾らず女のひがみやっかみをあけすけに生々しくつづった作品。長いツイッターを読んでいる気分w
    彼女の弱くて強い感受性豊かな表現にとても惹き込まれる作品…じゃないかしらん。

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    2021年06月19日
  • 我らがパラダイス

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    介護しなくてはならない家族を抱えた高級老人ホームで働く3人の女性たち!それぞれが追い詰められていく中で、彼女たちは、その格差に立ち向かう
    !その中でホームの人々との繋がり、老いたる親の最後の住処はどこに?
    富める者にしか安らかな老後は過ごせないのか?
    現代を写すリアルで笑える介護コメディ‼︎
    自分の身にも起こりうるだけに、怖い話!

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    2021年06月17日
  • マリコ、炎上

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    2021年54冊目。
    『ハッピーバースデー』より。
    「お母さん、私を産んでくれてありがとう。そして大切に育ててくれてありがとう」…私はすべての子どもたちに、将来こう言って欲しいのである。この言葉に共感した。
    ネットで大炎上したエッセイも追記がなければ炎上したと分からなかった。ネットはいったいどこを切り取りどんな文章だったのだろう。ネットニュースを鵜呑みにするのは怖い事と改めて知った1冊。

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    2021年06月15日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    ネタバレ

    知人が、このドラマが面白いと紹介していました。
    ドラマが終盤だったので、見ていません。

    書店に立ち寄った際に、この本を見かけたところ、林真理子さんの著書。それは、面白いに違いない!



    2021/9/26長女に送る。

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    2021年06月13日
  • 着物をめぐる物語

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    着物にまつわる11の短篇エッセイ。私は着物の知識はないが、一気に読み終えてしまった。着物には呪う力、怖しい執念とか、女は着物に踊らされ、狂わされるなど、まるで薬物に溺れるかのように、魔物のような人を夢中にさせる力があるのだろうか…。怖いけれどのぞいてみたい、不思議な読後感だ。

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    2021年06月09日
  • 正妻 慶喜と美賀子(下)

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    ボンヤリとしか理解していなかった「尊王攘夷」、この本を通してやっと理解できたような気がする。聡明であるが一筋縄ではいかない慶喜は、優れた開国論を心に秘め、攘夷など非現実的だと思いながらも、幕府と朝廷の板挟みに苦しむ。その一方で、女好き、多趣味で好奇心旺盛な一面も併せ持ち、天才なんだか、嫌な奴なんだか分からないが、冷徹な判断力があり、名君であったと思う。隠居後、慶喜は美賀と一緒に暮らしたが、お妾さんと同居なんて、いまの時代じゃ考えられない。

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    2021年06月01日
  • 正妻 慶喜と美賀子(上)

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    今年の大河「晴天を衝け」は、主役の渋沢栄一以上に、慶喜と美賀が面白い。林真理子著の時代小説は初めて読んだがとても面白かった。幕府と朝廷の関係、公家の生活なども興味深く描かれていて、京言葉が心地よい。幕末の騒乱に翻弄された美賀の結婚生活はドラマチックにスタートしたが、辛い体験を重ね精神的にタフに、大人の女性として成長していく。続きが気になり連日寝不足になった。

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    2021年06月01日
  • 野ばら

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    渡る世間は鬼ばかりと基本一緒  

    凄い良い意味でイライラする

    良い意味で人の嫌な部分を満足させてくれる作品

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    2021年05月28日
  • 着物の悦び きもの七転び八起き

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    成人式や結婚式、特別なシチュエーションでしか着たことがなかった着物。ひょんなことから着物に興味を持ち、林真理子の着物のエッセーを読んでみた。失敗したり恥をかいたりしながら着物にのめり込んでいく著者の様子が面白可笑しく、一気に読み終えた。
    箪笥の肥やしと化した着物を、また着てみようかなと思う。

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    2021年05月22日