林真理子のレビュー一覧

  • 白蓮れんれん

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    筑紫の女王と呼ばれた柳原白蓮
    落ちぶれた華族で金で炭坑成金の老人に
    嫁いだ
    華やかな白蓮を囲む 伊藤家の生活
    愛人の芸者に産ませた養子養女との生活
    歌を読み、本を出版することから
    若い帝大生を恋に落ちる
    そして世にいう白蓮事件
    700通近い恋文を交わし
    二人の子どもを育て
    慎ましく生活した二人は凄いとしか
    言い様がない
    白蓮の最後まで世話して看取った
    年下の宮崎龍介
    彼も意志の強い両親のもとに育てられた
    筋の通った男だった

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    2023年10月16日
  • 白蓮れんれん

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    やむにやまれぬ恋というものをしたことがない人は、人間というものを本当に理解しているとは言えないかもしれない。

    社会を縛る法規範や世間様のおっしゃるところの道徳観念、「かくあるべき」という常識を超えていかねば成就しえない愛情というものに、心臓をグッと掴まれたことはあるだろうか?

    ダメだと分かっていながらやめられない、それこそ人間らしい人間である。

    一般論から人を糾弾するのは誰にでもできることである。
    良いか悪いかは別にして、柳原白蓮女史は、人にできないことを、すべてをかけてやってのけた。

    私は、そこにしびれる憧れる。

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    2023年10月03日
  • 私はスカーレット 下

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    原作は、読んだことがなく、うっすら内容を知っている程度で読み始めた。自分が大好きで、何もかも思い通りにならないと気がすまない、なんて憎たらしい主人公なんだろう! でも、読み進めるうちに、彼女の強さと傲慢さが、どんどん魅力的になりスカーレットが大好きになった。

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    2023年09月29日
  • 私はスカーレット 下

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    林先生は、スカーレットにこんな話し方をさせるのね、なんて思いながら読みました。
    スカーレットの若さを考えると納得!
    今度は『風と共に去りぬ』、昔の慣れ親しんだ役で読み返したくなりました。

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    2023年09月19日
  • 私はスカーレット 上

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    スカーレットの1人称!
    なんて面白い試み。
    結末を知ってるのだけれど。
    ドキドキしながら読みました。
    スカーレット、若いときにすごい重荷を背負わされたんですね。
    今、読み返してシミジミと感じました。

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    2023年09月19日
  • 女の偏差値

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    林真理子節がきいてて、とても楽しい気分で読み終わりました。
    食と美とおしゃれへの探求心と本音トーク炸裂で、著者のお付き合いはとても華やかで素敵な方が多く、とても楽しいだろうなと想像しながら一気に読み終えました!
    タイトルに合わせたイラストも良かったです!

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    2023年09月18日
  • 男と女とのことは、何があっても不思議はない

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    頭のいい女とは、他人の気持ちを読み取るのが上手い女だと私は思う。
    相手が何を望み、何を願っているか、一瞬のうちに判断し、それに自分を合わせることができる技術が、知性というものだと私は断言する。

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    2023年09月14日
  • 不機嫌な果実

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    ネタバレ

    ここまで嫌な女性を描写し続ける力量に感服。
    読んでいて、気分が悪くなるのは久しぶりでした笑
    結局、自己承認というところに主眼を置く人間は一生増え続ける欲求を満たすためにあらゆる手段を尽くすのであろう。と考えさせられる作品でした。

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    2023年08月30日
  • 私はスカーレット 下

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    生き抜いてみせる。何があっても。
    強くたくましく、大黒柱なスカーレットなのに、だれもそうは思ってくれない。
    古い価値観をぶっこわそうとする事は、誰からも批判され、嫌われる。
    本当に自分の事を理解してくれている人の事は、信じられず、嫌っている。
    そうなりたい像から、程遠い。
    めっちゃ子ども
    良いところないけど、それでもスカーレットに惹かれる。病んでしまいそうな自分を律して
    『私はスカーレット』と言い切るその強さ。
    物語の終盤は、グレーの世界にいるように感じ。まだ28歳のスカーレット(!!)のその後が心配だけど、でも絶対生き抜いて行くんだろうなって思わせてもくれた。

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    2023年08月30日
  • 不機嫌な果実

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    ネタバレ

    不倫がテーマの物語。20年以上前の作品とは思えないリアルに感じた。麻也子の30歳を過ぎてから「自分は損をしてばかり」と感じで不倫をする気持ちも分からなくもないかなと。後半はやはり不倫の代償は大きい。結局望むものは手に入れたが同じことでまた悩み振り出しに戻る。しかし、年月だけはちゃんと進んでいるところがやるせなさを感じた。

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    2023年08月29日
  • マリコ、カンレキ!

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    男の人はご存知ないだろうが、女だけの外出というのは、とても現金がいるものだ。~お金、足りるだろうかとひやひやするのは、学生の時以来だ。~そして今日。エステに行くためにすっぴんである。タクシーで行きたい。が、お金がない。私はひき出しの中の子どものお年玉に手をつけることにした。

    最近、「お食事会、ハヤシさんの空いてる日を出して」と言う人が増えた。こうなると「断わる力」はなす術がない。日にちを言ってくれれば、「すみません、その日は忙しくて」と逃れられる。が、「来月中、何日か空いてる日を出してよ」は、よほど親しい人以外使っちゃいけない、「断わる力」を封じ込める離れ技。

    一週間のうちで、木曜日がいちばん疲れる。金曜日だと、「今日一日頑張れば、あとは週末」という気持ちがあるせいで、比較的元気に起きることが出来る。しかし、木曜日となると朝が本当につらい。

    ~その時私は知ったのである。忙しさと時間のたつ早さは正比例することを。年がら年中忙しがっている人には、一年はあっという間に通り過ぎてしまう。年々そのスピードは早くなっていく。まことに怖しいことではないか。~人の二倍忙しい人は、二倍の早さで寿命は過ぎていく。ヒマだけど、ゆったりした人生、充実はしているけど、めまぐるしく過ぎていく人生。そろそろどっちにするか決めなくては。

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    2023年08月27日
  • 星に願いを

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    私は林真理子世代ではない。
    名前は知っていたが、エッセイも小説も読んだことはなく、
    最近は日大の理事長として知った世代である。

    時代の寵児と呼ばれていたらしい。
    当時の登りつめていく彼女がこの作品からまざまざと伝わってきて、納得がいく。
    なにより、恥ずかしい。
    まるで自身をみているかのような、
    理由のない自信や自意識、
    昔の日記を読み返しているような感覚で
    読み入ってしまった。

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    2023年08月19日
  • 私はスカーレット 下

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    スカーレット目線で一人称で書かれた”風と共に去りぬ”
    しかも著者がスカーレットから多大な影響を受けたと自認する林真理子とくれば面白くないわけない。
    さくさく読める、けど、後半につれボニーは落馬して死ぬし、メラニーも死んじゃうしレットは去っていくし悲しいことばかりで読む進むのが辛かった。
    南北戦争やKKKの問題もさらりと触れてあった。
    二番目の夫や最初の夫チャールズとレットの子と28歳で3人の子どもを産んでたのね。
    アシュレや二番目のすエレンから奪ったフランクがKKKに入ってたといのも細部は忘れてたわ。
    スカーレットといえばヴィヴィアン・リーだし、レット・バトラーといえばクラーク・ゲーブルしか考えられない。
    ほんとにこの小説にためにこの映画の為に生まれてきたようなふたりだとつくづく思った。

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    2023年08月17日
  • 女はいつも四十雀(しじゅうから)

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    ファッション雑誌STORYに掲載されたエッセイとのことで、対象が特定されているので40代女子には読みやすい。自分と違う世界の女性たちを知ることも大事だ。

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    2023年08月14日
  • 下流の宴

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    「我らがパラダイス」読後、久々に手に取った林真理子さんの小説は期待どおりの内容でした。
    人それぞれに持つプライドについて、また、それを元にどう生きるか、考えさせる作品でした。

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    2023年08月12日
  • 我らがパラダイス

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    各々の事情や心情に共感できること多かったし、面白かったけど、寝たきりの老人を自分の親と入れ替えた時に、結局自分さえ良ければそれでいいのだろうか、それは違うだろう!と思った。。

    金が物を言うことは確かに沢山あると思うけど、例えばがんになった時、お金があるばかりにエビデンスの確立していない民間医療に頼って、それで治療が遅れ命を落としてしまったりすることもあるだろうなと思う。

    最低限のお金はないと困るけど、沢山あるからといって幸せな老後を迎えられるかは分からない。。

    物語は、面白かった!

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    2023年08月02日
  • 私はスカーレット 1

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    『風と共に去りぬ』原作を読み、映画は何度も見た。メイキングも役者選びやシナリオがどんどん変わるくだりは楽しくて繰り返し見た。たくさんのシーンが頭の中にある。
    あらためて、スカーレット16歳、レット35歳と聞くと笑ってしまった。現代より何倍も早く大人にならなくてはいけなくて、女性の権利が無に等しい時代。たくましい女性は異質だった時代。
    それにしてもスカーレット、自己中のかたまり、イヤな女です。

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    2023年07月31日
  • 私はスカーレット 下

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    え?、これで終わりなの?
    と戸惑う終わり方。原作を知らないので読み終えてアタフタしてしまった。
    スカーレットは、どうしてそこまでアシュレに執着したのだろうか。
    レッドバトラーの方が全然よかったのに。
    強く美しく強い女性だけど、下巻は周りを巻き込んで少なからず不幸にしていく様が強く、失望してしまったなぁ。
    一番悪いのは弱いアシュレだったかな。

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    2023年07月30日
  • 私はスカーレット 上

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    初めて読む「風と共に去りぬ」の林真理子バージョン。
    スカーレットの視点で描かれてる本作。
    いやぁスカーレットの傲慢さが凄い。
    なんて性格が悪いんだろうとびっくりした。いや、たんに自分に正直なだけなんだけど、にしても読むのが辛かったなぁ。けど、そー思ったのは途中までで、戦争が佳境に入りいよいよ南軍が厳しくなってからのスカーレットはカッコよかった。
    周りは無駄にプライドが高く現実逃避しかしてない人ばかりの中で、ひとり悪者になり孤軍奮闘してる姿は、なるほどこの物語が受け継がれている理由がわかった。
    下巻も楽しみ

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    2023年07月29日
  • 不機嫌な果実

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    希望は秘密と同義語だということを、この女は知らないのだろうか。
    楽しいことなんかあまりないんだもの。最初楽しくてもいつだってすぐにつまらなくなってしまう。いつもこんな繰り返しなの。
    人間は何かをいつも待っている。

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    2023年08月12日