林真理子のレビュー一覧
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ネタバレ自分が上流であると思う主人公の母。決して努力をしないその息子。収入の高い相手との結婚のみを目指す娘。
主人公である母親は息子の彼女を叱責してしまう。「あんたのような下流の家の出の娘はうちの息子にはふさわしくない。ウチは代々医者の家系」
息子の彼女は努力の末医大への合格を果たす。しかし、息子は、「がんばった君に僕はふさわしくない」と別れを告げる。
外資系金融機関勤務の男と結婚を果たすが、その男はうつ病を患い、実家に帰ってしまう。乳児を連れて娘は母親のもとに戻る。そして医大合格した交際相手と別れた息子は、マンガ喫茶の店員の給与では自活できず、彼も母親の元に戻る。
下流から出ない若者。上昇志向のある若者。上流とは?下流とは?
「私は何を間違えたのでしょうか」と母親が祖母に書く手紙で終わる。 -
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林真理子さんと壇蜜さんの対談集
実に面白かった。
驚いたのはミステリアスな雰囲気を持つ壇蜜さんの頭の回転の良さと聡明さ、世情にもいたく通じている事
林さんが聞き役、対して壇蜜さんが答える形式になっていますが、林さんの質問に対して、それ以上の知識と回答と自身の考えがミックスされた言葉が発せられています。
壇蜜さんの元々持っていた性質の様な物に、エンバーミング(遺体衛生保全)の仕事、銀座ホステス、グラビアなどの経歴が加わり、壇蜜さんと言う魅力的な女性が確立したんだなと納得。
ドラマ「昼顔」は許せてもベッキーの不倫は許せないなど、興味深く読みました。
私が思うに、フィクションはあくまでフィクションとして楽しめるけれど(想像するだけなら問題ない)
ベッキー自体は不倫云々よりも会見で信じた気持ちがライン流出により、裏の顔が露見してしまい裏切られた感が強すぎたからだと思いました。
壇蜜さんの鋭い洞察力と明言も数々登場するキレの良い対談でした。 -
Posted by ブクログ
若者向けの人生の指南書。
大好きな二人の元気が出る対談。でも‥
心にズシンとくる言葉もあるが、この二人が若かった頃と今では時代が違う。日本が元気だった頃は努力も報われやすい。金のことは気にするな。やりたいことを仕事にしろ。と言われても、食べていくことがやっとの人が大半なのが実情。もちろん最初から諦めることはないが、運と努力と才能がないと成り立たないことの方が多いのだ。ましてや自分を痛めるほどの努力なんて、やろうと思ってできるものではないのだ。
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・誰でも、成長するときは、背伸びが必要だと思います。その時は、許容量を超えるぐらい頑張ることが必要ではないでしょうか。(林)
・人間は、負のエネルギーを溜めなければだめだ。それが熟成されて、何かを成し遂げ、人生を豊かにできるのである。(見城)
・自己顕示と自己嫌悪の間を揺れ動くから、風と熱が起きる。それがその人のエロスであり、オーラなのだ。デューク・エリントンに「スイングしなけりゃ意味ないね」という、ジャズの名曲がある。自己顕示と自己嫌悪の間をスイングするからこそ、人を惹きつけるオーラが生じるのだ。(見城)
★「可愛いヤツ」を演じることには、同性からの妬みがつきまといます。功を奏するほど、その声は大きくなるでしょう。そんな声は、無視すればいい。生きていくためには、一種の鈍感力というか、タフさは必要不可欠です。(林)→お気に入りフレーズ
・人がやりそうにないことをやる。(林)
・結局、人の心をつかむには、努力しかない。それもただの努力ではない。自分を痛めるほどのものでないと、意味はない。この痛みが人を動かすのだ。自分を痛めない表面的な努力では、決して人の心はつかめないのだ。(見城)
・売れるコンテンツには4つのポイントがある。オリジナリティ、明快、極端、そして癒着である。(見城)
・難しい道、普通の道、簡単な道があったら、僕は必ず難しい道を選ぶ。極上の喜びは、難しい道の先にしかないと思うからだ。(見城)
・お金のことはくよくよしない。せこいこともしない。入ってくるものは気をつけて、出ていくものは大らかに。(林)
・僕は、本当の意味で充実した人生を生きるためには、金儲けをしようという意識を持つべきではないと思う。仕事は人生にとって、大きな意味を持つ。仕事を選ぶさい、収入など、金銭を動機にしないほうがいい。結果が出れば、金は付いてくる。(見城)
・毛沢東は、革命成功の3原則は「無名であること」「貧しいこと」「若いこと」だと言った。僕はこれに「無知であること」を加え、「革命の4原則」と呼んでいる。(見城)
★私は、運命の正体を知っています。それは意志なのです。‥運はどこまでも意志なのです。その意志を持ち続け、何度もつかみに行こうとすれば、いつか手中にできます。‥運と意志は相乗効果を起こします。強い意志を持つ人のところに幸運はやってきます。するとその人は、ますます強い意志を持つことになるのです。(林)→お気に入りフレーズ
・いい結果に導くのは、どこまでも努力である。努力とは、意志の持続のことだ。多くの人は、簡単に諦めすぎだと僕は思う。‥運とは、単なる偶然ではない。圧倒的努力をした人しか、運はつかめない。運と努力は、複雑かつ密接に絡み合っているのだ。‥無駄な努力など一つとしてないのだ。(見城)
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林さんは、意志あるところに運は来る。と言い、見城さんは、努力あるところに運は来る。という。私としては林さんの言葉の方が受け入れやすい。痛みを伴う努力は、誰でもができることではないからね。
なので、2番目の★マークを付けた林さんのフレーズが、私は大好き❤︎
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ネタバレ20代はじめの奈央子は思った。「エイッて心を決めて、そのうちの誰かを好きになれるように努力すればいいんだから。結婚なんて適当に過ごしておけば、そんな好きじゃない男とでも、一緒に暮らすことなんかわけないんだから」
今、奈央子ははっきりわかる、結婚というのは、やはり好きな男としなくてはいけないものなのだ。たとえ別れるとしても、最初は好きな男としなくてはいけないのだ。
私、この頃思うんだけれども、競争に勝ち残っていくことだけが価値のあることじゃないような気がして。うまく言えないけど、人生なんか、トータルで見ていけばそれでいいんじゃないかって。
ああ、イヤだ、イヤだと奈央子は思った。どうして自分をここまで道化にして、若い子に気を遣わなくてはいけないのだろうか。
つらいことがあった時は、日常の持つ大きな力でうち負かそう、というのが奈央子のやり方である。
「そう、私は確かに頭が悪いのかもしれない。こうなれば幸せになれるとわかっていても、心がそっちの方に動いてくれない。そういうことをうまく出来る女はいくらでもいるのに、この男ならうまくいくと思った瞬間、その男を愛せる女。愛していると思い込める女。私はそういう才能がないのかもしれない」
「あの人はやり方は違っていたかもしれないけど、とにかく、心からご主人を愛してたわ。不器用な人だから、そんな風にしかできなかった。相手が自分を嫌うようにしか愛せないなんてつらいけど、彼女はそれしか出来なかったのよ」
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