林真理子のレビュー一覧

  • 野ばら

    Posted by ブクログ

    こういう「お金持ち」の世界を描写することにかけては筆者は他の方より一枚上手だとつくづく思う。これを記している2022年9月は、原田さんの「3,000円の使いかた」のような、より大衆向けの著作がもてはやされていることを考えるとなおさらその感が強い。
    まず、キャラクターがそれぞれ確立されている。そして、女と男の関係性が、やはりうまく描かれている。
    この作品を読み、男性の女性に対する扱いも「お金のある人」「女性との出会いに恵まれた人」は、私のような庶民とは異なるのだなあと痛感させられる。

    0
    2022年09月28日
  • 野心のすすめ

    Posted by ブクログ

    林真理子の軌跡   林真理子と見城徹の共著「過剰な二人」の中で言及されていた本書を購入。

     確かに10年近く前に本屋で見かけた。その時は、「へえ、新書を出したんだ。」とは思ったが、読みはしなかった。

     しかし、読んで深く後悔した。「なぜあの時買って読まなかったのか。もっと早く読んでいれば…。」45万部も売れたのは納得である。

     野心を持つことの大切さ。しかし、努力も必要。男社会での世渡りのコツ、結婚と子育てのことなど、様々綴られている。昭和生まれで、バブルからその後の日本の低迷期を生きた女性なら共感できる部分が多いのではないだろうか。

     多くの女性に読んでほしい。

    0
    2026年01月18日
  • 西郷どん! 前編

    Posted by ブクログ

    「坂上の雲」を挫折した身としては、歴史小説としてとても読みやすかったです。

    小説として多少史実と異なることもあると思いますが、西郷隆盛がどのように日本の政治に関わってきたのかがわかりました。以前大河ドラマをやっていたので、キャストや歴史の背景情報もネットにふんだんにあり、登場人物を深堀しながら読むのも楽しいと思います。

    0
    2022年09月22日
  • 正妻 慶喜と美賀子(下)

    Posted by ブクログ

    上巻に比べて政治関係の話が多かったです。そのため、歴史の教科書で「尊皇攘夷」と出てきて、江戸城を明け渡したという簡易的な記載ではなく、これがどういうものであって幕府と調停の板ばさみで苦しむ慶喜の姿もあり、慶喜の賢さ、強さ、そして弱さの部分も見れ、本当に最後の将軍だったんだということを感じました。

    慶喜の性格や仕事に対して美賀子は思うことは色々あったが、それでも最後まで慶喜の側で支えたと思うと、この女性は自分の立場、時代の流れをよく分かっている、我慢強さと冷静さを備え持った方だったのかと思いました。慶喜の影に非常に面白い人物がいたことが知れました。

    0
    2022年09月19日
  • 過剰な二人

    Posted by ブクログ

    Yes, この2人は過剰です。
    何が過剰かって…熱意、努力の量、野心の大きさ、自信、意志の強さ…と挙げればキリがない。

    とにかくパワフルすぎる2人。
    読めば、よし自分も頑張ろうと思える。

    ただ疲れすぎているときや、凹んでいるときに読むと圧倒されて、逆効果のような気もするので気をつけたい。

    わたしはこの2人、大好きです。

    0
    2022年09月09日
  • 夜明けのM

    Posted by ブクログ

    2019年1月からの1年間、週刊文春のエッセイをまとめたもの

    コロナ前で、天皇陛下即位、次の年号が令和に決定の年でありました 世の中の流行っていることを取り上げているため、令和4年に読むと、何だっけ?という話題もありましたが、振り返るのにちょうどよい本でした
    翌年には、「愉楽にて」「西郷どん」の執筆を抱えながら、週刊朝日の対談、文春のエッセイ、エンジン01の活動、趣味の観劇、とこの方は、どんな時間の使い方をしているのだろう 一般人の3倍くらい活動しているのではないかと、エッセイを読むたび思います 仕事にも遊びにも貪欲なマリコ先生です
    文春の連載で、最多掲載回数のギネス記録を達成 公職にも就き

    0
    2022年09月09日
  • 着物の悦び きもの七転び八起き

    Posted by ブクログ

    筆者が単衣の長襦袢の話をしていたが、お茶会では先生方から単衣の下は絽の襦袢で構わないと言われてかれこれ20年、わざわざ単衣用を誂えたことはない。麻を合わせても注意されたことはない。もしかするとお点前さんになれば何か言われたかもしれない。現代だと長襦袢は白ならお茶会でそこまで厳格な決まりはないと思う。
    時代によって着物の解釈も変わりうるというのは筆者の実感として語られていたが、そういうことなのだろう。
    越後上布のくだりの「これをまとうには、私にはまだ多くのものが不足していると思う」というのは自分にも当てはまる。とっておきの着物はTPOにもこだわりたくなる。結果、箪笥にしまわれることになるのだ。

    0
    2022年08月25日
  • コスメティック

    Posted by ブクログ

    キラキラな外資系化粧品業界と林真理子のいじわるな視点が相性良すぎて世界観が最高。
    私自身つい最近三十路の転職をしまして仕事が楽しくてしょうがない時期なのでほんとぶっ刺さりました。

    あと巻末の倉田真由美の解説がめちゃくちゃ面白い。解説ではないけど笑

    0
    2022年07月19日
  • 「中年」突入! ときめき90s

    Posted by ブクログ

    「イジメと自殺」にて、
    家庭が安らぎの場所であればあるほど、そこを守りたいと子どもは願うはずだ。イジメの問題を家庭に持ち込むことは、そこご汚れることであり、現実と非現実とが灰色の嫌な感じに混ざってしまうことである。
    この指摘になるほどと思う。

    0
    2022年07月13日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    現代社会のヒエラルキーが如実に現れる老後の生活をテーマにしたお話なのだ。
    老後の生活は、結構シリアスな問題なのだが、林女史の手にかかると、これがコメディータッチで描かれるのである。
    奇想天外、笑いながらも、やはり大きな問題である老後の生活の深刻さは外してはいないのだ。
    私も70歳となり、世間では立派な爺さんと呼ばれるのだろうが、「老後」と言う言葉の意味が釈然としない。
    「老いた後」、即ち「老後」ではない筈だ。
    その昔は人生50年と言われたようだが、現代では人生100年の輩は五万といる。
    60歳代は「老初」、70歳代は「老中」、80歳代以降を「老後」と読んで欲しいなと、私は勝手に思っているのだ。

    0
    2022年07月08日
  • 美女入門

    Posted by ブクログ

    林さんすごく共感できる。
    いいオンナって感じ。価値観似てる。
    オンナのことちょっと好きになった気がする。

    0
    2022年06月26日
  • 下衆の極み

    Posted by ブクログ

    やや大袈裟なことを言うと、マリコさんの文春エッセイで日本のお金持ちの風俗を追える。

    ベッキーの不倫に同情的な一方で、若いお金持ち達が一流の料理人を囲うことに憤るのが不思議!お妾さんという存在が身近だった昭和の時代を知っているから不倫に寛大…と対談でも話しているけれど。
    個人的にはベッキーの不倫は未成年の女子が「不倫したって大したことないじゃん!」と勘違いしてしまいそうだからゴールデンタイムの番組から追放は妥当かなと思っているけれど。一方、料理人を囲うのなんて本人同士がオッケーで契約してるんだから全然良いのでは?と。

    0
    2022年06月23日
  • コスメティック

    購入済み

    あの時代を思い出しました

    バブル崩壊前後の自分に重ねて一気に読みました。あの頃は海外出張がまだ珍しくてビジネスクラス使えたし、円高で色々買い物したり、若くて怖いもの無しで仕事楽しかったです。楽しくて楽しくて全力で仕事に生きてる沙美の気持ちが良く分かります。
    面白かったけど読後感がもうひとつなのは、日本や世界のその後の20年あまりを知っているからかな…。今の若い人の感想に興味あります。

    #カッコいい #アツい

    0
    2022年06月22日
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

    Posted by ブクログ

    林麻里子さん初めて読んだけどすごく共感できる。考え方や価値観が似てると思った。
    ちょうど今日大で話題だし読んでみよっかなって簡単な気持ちで手に取った本だったけど、興味持てて良かった!次は物語読みたい〜!

    0
    2022年06月19日
  • 紫色の場所

    Posted by ブクログ

    好き嫌いのわかれる作家さんだと思いますが、私はよく読みます。

    ちょっと小難しく読み進めるのに時間が掛る本が続いたあと、テンポよく読みたい時です。
    また、その時代の流行や時事を素早く取り入れていると思います。

    そして作品の中に必ずひとつ、ぐさっと突き刺さる鋭い文章があります。

    今回の「紫色の場所」では、『彼らは普通の人間よりも野心を持ってしまったのだ。そして野心というものは、ある程度の制裁あてを加えられるべきだと、この世界の人は思っているに違いない。』です。
    若いアシスタントを薄給で使うファッション業界のことですが、どこの業界でもそういう空気が流れているように思います。

    新興宗教を流行り

    0
    2022年06月08日
  • アッコちゃんの時代

    Posted by ブクログ

    一気読みしました。
    バブルの時代を作者自身の経験も交えて描かれているようです。
    実在の女性だそうですね。
    共感を持つことはありませんが、いるんですね、こういう人。
    作品としてはとても面白く読みました。

    0
    2022年06月08日
  • 夜明けのM

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。
    2018年はまだコロナ前、その頃のいろいろ会食にいったり、ネパールや香港、国内でも講演にいろいろ飛び回ってる世界が描かれていて、美しき過去の遺産。
    寂聴さんもまだ、存命だった。お聖さんはコロナを知らずに逝ったのね。
    ”美智子皇后の奇跡”は秀逸。
    まさに私も感じてることを作家とはこれほど的確に文章にできるのかと恐れ入ったわ。
    怒りっぽい夫とのエピソードも楽し。あまり書かないと誓ってる?お嬢さんの毒舌っぷり、そろそろ解禁してほしい今日このごろ。

    0
    2022年06月03日
  • 素晴らしい家族旅行 上

    Posted by ブクログ

    「渡る世間は鬼ばかり」みたい。
    お嫁さんがいてお義母さん、お祖母さん、叔母さん、小姑と大家族。家族間のいざこざを楽しませてもらってる。何が起きるか、何か起きてほしいと思ってしまう。

    0
    2022年05月21日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

    Posted by ブクログ

    林さんはなかなか、好きにはなれないけど
    壇蜜は面白かった

    お金持ちより中国語で数字を数える人が魅力的なのはすごくわかる
    死と向き合った人である壇蜜が魅力的に思える本だった

    この二人には関係はないけれど、本の中で秋元康が年に一回嫌いな人と会う機会を設けてなぜ自分がその人のことを嫌いなのか認識し、自分との共通点を探すという話があって、何かの参考になりそうだと思った

    0
    2022年05月06日
  • 不機嫌な果実

    Posted by ブクログ

    やっぱり女心をわかってらっしゃる。女性は特に『私はみんなとは違う!』なんて思いがちではないだろうか。
    いや、違わないよ。大なり小なり考えてることは同じ、『私は特別!』なんだから。

    物語的には99%起こらない。これはないなと思う。
    思考に物語を頑張って当てはめた感がする。
    だから、思考は共感できる部分が多い。恋愛をゲームと考え、筋書き通り事を運べるよう誘導、誘惑。あとは臨機応変に。

    構成も、半ば手前で次探し…上手いなぁと思う。

    みんな一度はテレビドラマの主人公に憧れる事もあったのでは?あ、今私ヒロインかも…なんてそんな空想も楽しいのではないだろうか。

    最後の「楽しいことなんかあんまりない

    0
    2022年04月22日