あらすじ
エリートという記号を見ている限り、女の恋心は決して冷めない。学歴、美貌、はたまた裸? バブル弾けた日本の男女にドラマティックはあるのか――。90年代を人妻として眺めるマリコの筆は、さらに鋭く冴えわたる! 雅子さまを迎える皇室の激動、松田聖子の離婚再婚、名作「最初で最後の出産記」収録のエッセイ傑作選第2弾!
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Posted by ブクログ
「イジメと自殺」にて、
家庭が安らぎの場所であればあるほど、そこを守りたいと子どもは願うはずだ。イジメの問題を家庭に持ち込むことは、そこご汚れることであり、現実と非現実とが灰色の嫌な感じに混ざってしまうことである。
この指摘になるほどと思う。
Posted by ブクログ
2014年11月第一刷の文庫オリジナル版。90年代のことが書かれていている。今から25年近くも前のことになる。皇太子妃に小和田雅子様が決まったこと、栗尾美恵子さんのこと、「マディソングンの橋」、松田聖子の離婚再婚等、どれも懐かしく、思わずおかしくて笑ってしまう箇所がいくつもあった。そして、「白蓮れんれん」はこの頃書かれたのだと知った。「最初で最後の出産記」は特によかった。
Posted by ブクログ
*名物エッセイ、30年分からよりすぐり!「アンアン」ヌード特集から美智子さま、雅子さまの考察、聖子の離婚に、自らの出産記まで、90年代を映す傑作エッセイセレクト! *
懐かしい話のオンパレードで、爆笑したりしみじみしたりの一気読み。この人は、何気ない一コマを膨らませるのが本当に上手だし、時々かなり鋭い真実を射抜くところもさすが。そして、「最初で最後の出産記」を読んで、この人が子供ネタを書かない理由がやっとわかって、なんだか感動。見直したよ、マリコ。