林真理子のレビュー一覧

  • ミカドの淑女

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    ネタバレ

    林真理子さんの描く下田歌子に吸い込まれていった。いったいこの人はどういう人なんだとどんどん興味が湧いてくる。
    宮中に入り皇后に寵愛され歌人として名を上げていたが、一方では薄暗い宮中ではひそひそと噂の的、波風を起こしている。
    社会に戻れば華族女学校、学習院女学部では校長として奮闘していたが、伊藤博文、山縣有朋他、調べればすぐ出てくる男性と浮き名を流す。華やかな鹿鳴館、賑やかな声が聞こえてくる中で歌子への冷ややかな眼差し。
    平民新聞のあれは本当だろうか?指導者として、女としていろんな面をもつ下田歌子がそこにいた。

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    2024年03月24日
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室

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    痛快でした。次ハルコがどんな発言をするのかわくわくして読んでいました。自分の想像と違うことばかりの発言で、このくらい好きに自分のこと言ってたほうが、むしろ魅力的にみえるのかなとも思いました。真似はできないけど、心でハルコを思い出して、どう言い返すかなとか考えながら生活してみたいです。

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    2024年04月15日
  • 私はスカーレット 上

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    読みやすい、そして面白い、率直な感想。翻訳本の、風と共に去りぬは、挫折しましたが、これはこのまま下巻までいけそうです。詳しい感想はげかんで。

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    2024年03月03日
  • 我らがパラダイス

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    舞台は高級老人ホーム、そこで介護をする人々たちの生活はリッチでも何でもなく、認知症とか格差問題を前半思い切り共感して読んでいたら後半、ドタバタ!こんなことあり得ないだろ、でもあったらどうする?ハラハラドキドキして一気に読んじゃった。毎日新聞で掲載されていたそうで、映画化の話もあるそうだ。高齢化社会の日本、他人事ではない!
    老人の格差ほど酷いものはないとの思いが込められている。
    老人多いからそうなるのかも。こどもの格差のほうが根深いと個人的には思うんだけど、それは立場を変えて見ないとわからないのかもしれない。
    超高級老人ホームがどんなにゴージャスなのか、初めて知りました。林さんにしかこれは書けない。林真理子さん、お母さんが大好きなんだなと妬む気持ちは一切なく、そこは素直に伝わりました。
    後半はびっくりしたけど、一気に読めるのでいいと思います。誰にも読みやすいって大事です

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    2024年02月19日
  • 成熟スイッチ

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     林真理子さんの生き方や価値観を通して成熟について書かれてる。自分から見ると林さんが単にアクが強いだけなのか、人間の本性を包み隠さずに書いているだけなのか分からなくなる部分もあったが、歯に衣着せない物言いに林さんの生き方を感じられた。林さんについては著作を数冊読んだだけであまり深くは知らないが、人生の長い時間をかけて成熟してきたという思いが伝わり、所々心に刺さる言葉があって、人生を通しての成熟を考える上で大変参考になった。
     特に『本を沢山読めば立派な大人になっていい会社に入れるとは限らないけど、一人でいることを恐れない人間になれる』は特に心に刺さった。

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    2024年02月17日
  • 下流の宴

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    人間観察力に優れた林真理子さんの持ち味が活かされた本です。
    ルンルンを買って‥からそこは本当に変わらないなと感じました。
    一昔前の皆が中流だと思っていた時代も様変わりして多様性の時代となりました。昭和どっぷりの私には違和感多く感じるこの頃ですが、
    今の林真理子さんはどんな本を書くのかなぁ〜
    立場上、本心なんて書けないだろうなぁなど全く関係ない想像までして読み終えました。

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    2024年02月15日
  • 成熟スイッチ

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    母が林真理子さんが好きで、実家にたくさんあったので色々読んでました!
    葡萄が目にしみる、コスメティック、懐かしい!
    久しぶりの林真理子さん。
    人間らしい部分を隠さずに書いてくれるところが好き。
    また小説も読みたい。

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    2024年01月30日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

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    ネタバレ

    壇蜜さんは元々好きだけれど改めて好きです。色気は知性というのを体現してると思う。
    林真理子さんもさらりとかわされていた……村山由佳さんのエピソードは知っていても、改めて見せつけられるとすごいな。村山先生の本は戀愛の心理描写面白いのあるし、あんなに穏やかな声で笑顔も素敵で、猫も可愛いのに、確かに「夜叉」飼われている。
    女の人は自分の中に夜叉を飼っている。いつも出しっぱなしだと嫌われてしまうし、引っ込めてばかりいると夜叉は死んでしまう。「ここぞ」という時に出した夜叉がすごい夜叉だと、同性からの支持率が高くなる……同性からの支持率は、パンピーには身の回りだけでいいけど、これはなんかうん、わかる、となりました。同性が男に依存してるの、芸能人でも身近な人でも「あ〜そうなんだ〜」みたいにちょっと残念な気持ちになるので。
    壇蜜さんのあとがき、世間はほんとにこれなのでびっくり。
    「流行りは流行りだけど、自分は…」と立ち止まって自分を見つめ、「明日は我が身」「自分がおかしくならないとは限らない」という言葉を時々取り出してやっていこうと思いました。

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    2024年01月12日
  • anego

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    ドラマの印象が強いけど、小説はもう全く別物。主人公の奈央子のバブリーな商社OLっぷりが読んでるだけで楽しい前半と、まるでホラーな後半との落差がすごい。奈央子は、その時々で自分の心に正直な選択をしてきた結果、最後はあんな結末になってしまうという… 作品中にも、これはあんたの性分なんだよ(ニュアンス)と女友達に奈央子が指摘される場面があったけど、まさしく性分であり宿命めいたものを感じる結末に。めちゃくちゃおもしろかった。

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    2024年01月11日
  • ルンルンを買っておうちに帰ろう

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    潔い!でもそんな中にもねちっこさは全然残ってます。自分のことを卑下しておいて褒められたい気持ちもプンプンのいやらしさ、ただ、そう思われることもわかって書いているんだろうな〜

    自分と考えることがだいぶ重なっているな、多分みんな同じぐらい性格悪いと信じたい

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    2024年01月05日
  • 綴る女 評伝・宮尾登美子

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    面白かった。
    借金の話とか、保育士だったこととか、それら全てを血肉にして、小説を書いていたんだなあと感慨深かった。

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    2024年01月04日
  • 死ぬほど好き

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    20〜30代の女性主人公達の"ままならない"恋愛を描いた短編集。田舎の男同士の慣習に染まり、夜な夜な飲み歩いてはトラブルを起こすクズ男と婚約することになったり(果実)、過去の恋愛の失敗を踏まえて試し行動をしていたら振られたり(赤ずきんちゃん)、離婚後に生命保険の変更手続きの為に元旦那と会ったはずが、そのまま焼け木杭に火がついた挙句妊娠してしまったり……(お元気ですか)女としての普遍的な幸せを手に入れたいと願いながら、なぜか誤ったルートを選択していく主人公が多く「いや、そうはならんやろ!」と何度も声に出かかった。真似てはいけない恋愛の見本としての資料価値を感じる。

    個人的には表題作の「死ぬほど好き」の妙子のイカれ具合が良かった。「業務が立て込んでいて暫く連絡が取れないし会えないよ」という恋人の職場に数時間おきに電話をかける前段に続き、深夜に恋人のアパートの前で帰宅を待ち伏せ。そして「来ちゃった♡」とヤンデレ彼女の十八番を惜しみなく披露してくる。もちろんそこに悪気は一切なく、「いくら仕事で疲れていたとしても、彼氏くんがだ〜いすきなカワイイ私と一緒にご飯食べてセックスすれば元気になるでしょ?」と心の底から信じきっているのが凄い。そして、「最初に熱心に口説いてきたのはそっちなんだから、こいつは私のことが大大大好きに決まってる!」と、交際中に嫌われたり、冷められる可能性を1ミリも考えていない圧倒的な自信……。恋愛に病める女子はこの妙子の強気な姿勢と凄まじい行動力をある意味見習ってもいいのかもしれない。(……だけどやり過ぎは結局妙子のように破局ENDへの道が開くので、彼氏の性格等を考慮し、許される範囲を見極めて実行するのが大事。)

    あとごく短い話だったが、「花火」の主人公のミリちゃんはちょっと可愛かった。ざっくり言うと彼氏とのセックスが気持ちよくないので自由研究に励む話なのだが、もうこの設定がエロゲだか同人誌にありがちな感じで既におもしろい。ちなみにこの後の展開もお決まりのパターン通りで、自分の経験不足が問題なのでは?と結論づけたミリは、他の男を試そうと経験豊富な女友達にイケおじを紹介してもらって開発に勤しむものの、最終的には彼氏とのセックスが一番気持ちいいよね〜〜とおじを切り彼氏の元に戻る。
    ミリのしたことは浮気といえば浮気なのだが、他の主人公達と違って精神的な部分は一切揺れていない。何度抱かれようと「ワタシ、このおじのことを好きになりそう……どうしよう……♡」みたいなふざけたことを一切言い出さないのが良い。おじとの身体の相性は良いし行為も実際に気持ちがいいけど、それはあくまで彼氏との性生活を充実させるための実験台であり、経験値!と割り切っているのが潔く、一概に彼女をビッチとは言い切れない(言い切りたくない)自分がいる。
    なんでしょうね。他の話のスッキリしない関係性や煮え切らない態度だったり粘着質な感情の末に展開される行為と違い、ミリは純粋におじとの行為から自分達カップルに不足しているセックスのいろはを習得しようとしているのが、なんか自身の技術向上に熱心なアスリートのようでさっぱりしていて好感が持てたというか。上手く言えませんが、エロはエロでもスポーツに近しいエロというか、健康的な雰囲気を感じました。以上です。

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    2023年12月27日
  • 美女は飽きない

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    とっても読みやすく面白かったです。
    著者の交遊関係、旅行、食事、ダイエット、買い物等、とっても素敵で読んでいるだけでとても楽しい気分になりました!

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    2023年12月26日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

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    「女の人は、自分の中に「夜叉」を飼ってる。すごい合理主義の女性にも、それがある。・・・男の人には分からないかもしれないけど。野心みたいな単純なものでなく、ある目的のためには男なんかポイッと捨てちゃう。」というやり取りには薄らと思うところがあり、ヒヤリとした。また、合理主義ばかり追求するのではなく、1年に1度はハイリスク・ノーリターンのことをして、自分の器を大きくするという観点を得た。

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    2023年12月02日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

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    林真理子さんと壇蜜さんの対談集です。
    おふたりとも自分の芯をお持ちというか、考えがしっかりしていて読んでいて非常にためになりました。学ぶことが多かったです。

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    2023年11月23日
  • 素晴らしい家族旅行 下

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    林真理子さんの本は殆ど読んでるつもりでしたがこれは抜けてました。
    2013年から14年の新聞小説なんですね。
    20年前の著書とは思えない内容。介護と相続と嫁姑のお話。
    ありがちな題材だけど 林真理子さんの文章はやっぱり面白い。
    続編 読みたいです

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    2023年11月19日
  • いいんだか悪いんだか

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    いつも読み通すのが楽しみで、次は何が起こるのだろうとワクワクドキドキする。ペットショップで犬を買い取ったり、竜馬の芝居に出たり、すごい行動力だなあと思った。なかなか真似できないけど、エッセイを読むのはすごく楽しい。

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    2023年11月13日
  • 下流の宴

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    今話題の日大理事長の作品を初めて読んだ。面白かった!
    医者を目指す珠緒を応援したくなる。金持ちの男を探す姉の可奈の話しも面白かった。

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    2023年11月03日
  • 野心と美貌 中年心得帳

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     とっても好きな林真理子さん。この頃は日大のお仕事でだいぶ弱っているように見えてワタシもとっても悲しいです。この作品のような美しいおばちゃん力のお話を次はいつ聴くことができるのでしょうか。OGだからって大学の自縛に巻き込まれることはありません。あんな大学のお仕事なんてほったらかして早く小説家に復帰してください。
     ワタシたちの読書のおなかをいっぱいにさせてください。

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    2023年11月03日
  • 私はスカーレット 上

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    映画も舞台も見たことのある「風と共に去りぬ」、ビビアン・リーの美しさにひたすら圧倒された。
    林真理子氏が一人称で、書くとこうなるかと期待どおりだったが、エンターテインメントに仕上げているのは、凄い。わがままなスカーレット、現代なら炎上間違いなしだが、心の声を憎めない。メラニーのほうがなんだか不気味である。
    南北戦争の頃の時代背景、タラという土地の歴史、壮大なテーマにちょっとミーハーな要素も盛り込まれた楽しい物語だった。

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    2023年10月25日