林真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代社会のヒエラルキーが如実に現れる老後の生活をテーマにしたお話なのだ。
老後の生活は、結構シリアスな問題なのだが、林女史の手にかかると、これがコメディータッチで描かれるのである。
奇想天外、笑いながらも、やはり大きな問題である老後の生活の深刻さは外してはいないのだ。
私も70歳となり、世間では立派な爺さんと呼ばれるのだろうが、「老後」と言う言葉の意味が釈然としない。
「老いた後」、即ち「老後」ではない筈だ。
その昔は人生50年と言われたようだが、現代では人生100年の輩は五万といる。
60歳代は「老初」、70歳代は「老中」、80歳代以降を「老後」と読んで欲しいなと、私は勝手に思っているのだ。 -
Posted by ブクログ
好き嫌いのわかれる作家さんだと思いますが、私はよく読みます。
ちょっと小難しく読み進めるのに時間が掛る本が続いたあと、テンポよく読みたい時です。
また、その時代の流行や時事を素早く取り入れていると思います。
そして作品の中に必ずひとつ、ぐさっと突き刺さる鋭い文章があります。
今回の「紫色の場所」では、『彼らは普通の人間よりも野心を持ってしまったのだ。そして野心というものは、ある程度の制裁あてを加えられるべきだと、この世界の人は思っているに違いない。』です。
若いアシスタントを薄給で使うファッション業界のことですが、どこの業界でもそういう空気が流れているように思います。
新興宗教を流行り -
Posted by ブクログ
やっぱり女心をわかってらっしゃる。女性は特に『私はみんなとは違う!』なんて思いがちではないだろうか。
いや、違わないよ。大なり小なり考えてることは同じ、『私は特別!』なんだから。
物語的には99%起こらない。これはないなと思う。
思考に物語を頑張って当てはめた感がする。
だから、思考は共感できる部分が多い。恋愛をゲームと考え、筋書き通り事を運べるよう誘導、誘惑。あとは臨機応変に。
構成も、半ば手前で次探し…上手いなぁと思う。
みんな一度はテレビドラマの主人公に憧れる事もあったのでは?あ、今私ヒロインかも…なんてそんな空想も楽しいのではないだろうか。
最後の「楽しいことなんかあんまりない -
Posted by ブクログ
数年ぶりに手に取る林真理子のエッセイ、夢中になって読んじゃった!やっぱり文春のエッセイが一番面白いかな。東京のお金持ちの生活ばかりフォーカスされてる気がして、そこには興味がなくて一時期は作品から離れたんだけど、また小説も読もう。
お金持ちはお金持ちでも「愉楽にて」を五百冊買ってくれる太っ腹な銀座のママのお話とか、気持ちの良いお金の使い方も読めて満足。
自分の作品について好き勝手感想書かれてても腹が立たないなんて、寛大だなぁ!でも確かに小説愛あってこそのハッシュタグ感想だものね。それにしても作家本人が小説ファンのオフ会に参加してくれるなんて、嬉しいだろうなぁ!
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