あらすじ
世界中の人が泣いた愛の再生の物語。
ホリーに突然おそいかかった夫ジェリーの死。泣き暮らす彼女の元に、ある日手紙が届く。中身は開封すべき月が指定された10通の手紙、そして文末にはいつも「P.S.アイラヴユー」の文字が……。それは絶望にくれる妻への思いがけない贈り物だった。家族と友人に見守られながら、徐々に生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛の喪失と再生を描いた感動作を林真理子が翻訳。著者の処女作ながら全世界で大ベストセラーを記録、数々の賞を受賞した本作を電子化。
ヒラリー・スワンク主演による映画は2008年10月より日本全国でロードショーが公開された。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
映画化されていますね。
まだ映画は見ていませんが。
泣けます。
鼻かまなくちゃ読めないときあった。笑
最愛の夫を無くして生きる意味なんて見つけたくもない主人公に届く夫からの手紙。
その辺は本の帯とか映画の番宣とかである通りなんだけど、
中身は、他の人の一日を知ることが出来ないのと同じように、読まなきゃ分からない。
実の詰まった、複雑で単純な、お話です。
こんな夫婦だったらいいなあ、と思う。
ほんとに。
Posted by ブクログ
若くして旦那を亡くした未亡人にまつわるストーリー。
映画を先に見てからこっちを読んだのですが、細かいところまで描かれておりますな。
素敵な旦那さんです。
翻訳者のコメントにあるように、確かに無理のあるシチュエーションやらはありますが、ラブストーリーの名作であることは間違いなし!
Posted by ブクログ
終わり方がちょっと拍子抜けだったけれど、主人公ホリーを取り巻く友人や家族等の人間関係が亡くなった夫ジェリーを通じて、とても読みやすいストーリーになっていて、個人的には良い内容だったと思う。
妹のキアラけっこう好き。ホリーとダニエルは……そうなったか〜という感じ。
Posted by ブクログ
ラブストーリーをどう語るのか、これは愛を自由に語ることができるようになった現代小説において、頻出のテーマといって良い。普通は生きている二人が障害を乗り越えながら結ばれる姿を描いていく。セシリア・アハーンなら、そんな安易な書き方はしない。
最愛の人を亡くしたホリーが、彼への愛を再確認しながら立ち直っていく物語。「手紙」がこの小説の重要な着想になっているのだが、筆者は、この10通の手紙に、愛を再確認するツールであり、加えて舞台を廻していく装置としての役割を担わせている。そして彼女を取り巻く家族や友人たち。静かに彼女をいたわりながらも、彼らなりの人生の渦に主人公を巻き込んでいく。そういうインタラクションを丁寧に、しかしぶしつけに描いていくところが、この作者の魅力でもある。そして、立ち直るほどに自覚される主人公の悲しみ。まだ20代だった人の作品とは思えないほどに、心の襞が丁寧に描かれる。
それにしても、林真理子の訳文の評判が悪い。私は原文で読んだ訳でも、映画を観た訳でもないので本来何とも言えないのだが、淡々としすぎて作者らしい情感やテンポが感じられないのが気になる。
まぁ、セシリア・アハーンと林真理子では世代が一回り違う。この本が出た時点ではデビューしたばかりのアイルランドの首相令嬢と日本の人気作家だけれども、10年経ってこのコメントを書いている時点では見え方が違って、訳者が自分の作風に合わせてしまったような感が残る。「訳者あとがき」では「悪ふざけ」と苦言を呈されたいくつかのシーンも、原作者が二本の映画化を成し遂げた現在にあっては、それが彼女の作品の魅力なのだとわかる。
Posted by ブクログ
ホリーは、ジェリーからの月ごとの手紙が終わったとき、ついに、自分の感情が思うとおりに生きていくことを決心した。
要は、手紙とか以上に、生身の人間(の繋がり)のパワーはすごいということ。
Posted by ブクログ
なんとなく、海外小説を読みたくなって、せっかくなら感動できるような恋愛物を…と思って買った一冊。
泣いた。
ところどころ、「ん??」となる部分がないではなかったけど、全体的には、うん、よかったかな。
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内容は泣けるし、一歩一歩前に進んで行くホリーを見ることで自分も元気になる。
しかし、文章が何度も繰り返されて説明のようになっていたり、最後の方は拍子抜けしてしまい、説得力がない。
Posted by ブクログ
恋愛ものが読みたくなって、衝動的に購入。
結末がお粗末すぎて笑っちゃったけど、ストーリーはとてもロマンティック。
夫を早くに亡くした女性の揺れ動く心情が細やかに描かれているから、
どんどんストーリーに惹きこまれる。特に、女同士の人間関係なんか、
どのシーンも、あるある!と思わずうなずいてしまうほどリアル。
元気がないときに読むと、主人公と一緒に
元気があった頃の自分より生き生きできる、
本当に素敵な物語だった。
Posted by ブクログ
前半部分読んですぐに涙。
映画を見てみたくて、小説があったので小説から読んでみたけど、やっぱり映画も見てみたい。
たまに翻訳がつまらない本があるけど、翻訳している人が小説家の方なので文章もおもしろい。
愛っていい!
Posted by ブクログ
この作品は、映画化されていたので知りました。夫の死を受け入れられない妻に、死んだはずの夫から突然手紙が届くというロマンチックな内容の話です。おすすめなのでぜひご覧ください。
Posted by ブクログ
ファンタジックであまあまのラブストーリーかと思ったら、ちゃんとしたお話で読みごたえありました。林真理子さんのあとがきには妙に共感。夫も含めた家族、家族ぐるみのつきあいの友人との愛情のお話は真実味もあり読んでいて途中何度か涙ぐみそうになりました。面白かったです。
Posted by ブクログ
時々バカみたいに恋愛小説が読みたくなります。
最近結婚したこともあって、「夫の死」というテーマに泣きました。
読んだら夫に優しくしなきゃと思いました。笑
Posted by ブクログ
途中、何度も涙が出そうになった。周りが理解してくれないと思ってしまうホリーの気持ちはよくわかる。
女友達との関係は結構リアルだと思った。本音をこれだけさらけ出せるのはうらやましいとも思った。
最後の方まで涙無しには読めないけれど、ラストで拍子抜け。
結局どうすすんでいくの?的な。
なので☆3つ。
Posted by ブクログ
誰かの愛をひしひしと感じる恋愛小説。
物語の設定やストーリーの展開は魅力的でページが進みます。
ひたすら甘酸っぱく切ない。
でも恋愛小説特有のだらだらとした長い会話トークも特に気にならずさらりと読み終えました。
物語の内容は夫を病気で無くしたばかりの妻ホリーに、夫ジェリーから10のメッセージが届く。
その10のメッセージを元に哀しみの中にいたホリーが、親友と家族に支えられて少しずつ立ち直るストーリー。
ジェリーのメッセージも素敵だが、私はホリーの兄リチャードも素敵だと思う。
彼のように不器用でも家族や兄弟に献身的に愛を捧げる。
彼氏や親友だけではない、
ささやかだけれどもいつも身近の愛や優しさに守られて私達は生きているのだと気付かせてくれる物語です。
Posted by ブクログ
亡き夫から届いた手紙。
毎月1通開封するようにとの指示があり、その1通1通には、遺された妻・ホリーがきちんと立ち直れるようにと、心を尽くした言葉が用意されていた。
最後の月の手紙を開封してしまえば、否応なしに自分で道を進んでいかなければならない。
なぜなら、最愛の夫がいなくてもホリーにはまだ人生が残っているから。
残された手紙は、亡き夫と心を通じ合わせられる唯一のアイテム。
私だったら最後の月の手紙をなかなか開封できないかもしれないなと思いつつも、やはり人は生きていかなければならないから、逃げることはできないんだろうな。
遺された人は、時間には逆らえないから前に進むしかない。
辛くても、悲しくても、いつかきっと素敵な思い出として語れる日々がきっとやってくるはず。
そうやって人は強くなっていくんだと思う。
幸せな日々は、いつ、突然に終わるかわからないもの。
そう考えると、もし先に逝ってしまった場合、遺すことになってしまった最愛の人がきちんと前に進んで生きていけるような何かを私は遺すことができるのかな、そう思いながら読んでいたので、いろいろと感じ入るところがあった。
ただ、終わり方がお粗末な感じがしたのがとても残念だった。
なんだか安易過ぎるような??
Posted by ブクログ
すごくラブラブな2人。夫の事が大好きだった妻。しかし夫が死んでしまう。そんの現実をうけいれられない妻。そんなある日夫から手紙が届く。涙が止まらない作品だったが最後の展開がいまいちだった。
Posted by ブクログ
映画で見て、ゆっくり見たいと思い本を読みました。
誰かが死んでしまう本は悲しんだり相手を思って
完結するのが多いと思っていたので、この本はとても印象に残りました。
いくつかの本でも書いていますが、「前向き」って
すごく素敵だな、とこの本を読んでも思いました。
そしてもしも私が男で将来、結婚とかしちゃったら
こんなに相手を思える夫になりたいと思いました。
人間は本当に1人では生きていけないと思います。
愛するひとは世界に1人。死んでも相手の幸せに願えるなんてカッコいい!!
Posted by ブクログ
この本を読んですごく泣きました。
30歳の誕生日に突然死んだ夫ジェリーから、妻ホリーが悲しんでいるんじゃないかとテープレコーダが届いた。
そこから悲しんでばかりいたホリーだったけど、ジェリーから毎月届く手紙通り行動することによって元気になっていった。
ジェリーは自分が死んだあとのホリーを心配してこんなサプライズをして、自分だったら逆に悲しみに耐えられないと思いました。
でもホリーはジェリーの手紙をきっかけに、若いころやりたかった仕事についたり、前向きに生きていけるようになり、ジェリーは
ほんとに最高の男性だなと思いました。
ホリーはジェリーだけでなく、友達にも家族にもたくさんの人に支えられて、やっぱ友達・家族っていうのは一生もんだなあと思いました。
でもホリーが友達たちが幸せになってくなんで私だけ・・・という場面がとても泣けました。
私もジェリーのような死んでも自分のことを思ってくれるような男性に出会いたいと思いました。
Posted by ブクログ
この本は、ホリーとジェリーの夫婦の話です。
結婚して10年経ったけど子供はいなくて、
それも含めて良く言い合いやケンカもするんだけど、それが今の私の彼との関係にてて読んですぐに感情移入ができました(笑)
でも、そんな中で突然夫が死んでしまい妻は部屋に引きこもりになってしまい
けどそんな中、死んだはずの夫からの手紙が届きそれの指示通りに生活するようになって、
それは二人の思い出をたどるものだったりするんだけど、とにかく泣けました。友人と母親の優しさも。
あと、手紙の最後に必ず書いてあるPS.ILOVEYOUという言葉も素敵だなと思いました。
Posted by ブクログ
09/02/18〜09/03/01
映画を見たかったけどいつの間にか終わってしまっていたので本を読んでみました。
うーん、たぶん映画で見た方が良さそう。
ところどころ切なくて感動するんだけど、いらない部分も多かったような?
映画ではそこをうまく編集してくれてそうな気がする。
DVDになったら見てみよー。
しかしダニエルにはがっかりだよ!
Posted by ブクログ
映画がすごくよかったから原作も読んでみたいとおもったのがきっかけ
訳が林真理子ってのは
買ってから気づいた
ざんねん
この原作からあの映画がよく作られたなーと思うほど
ガイドラインとなるものはいっしょだが映画とは別のもの まったく違う話だった
あたしは映画のp.s i love youのほうがすき